卍荒罹崇卍のきゅーと&てくにかる配信ちゃんねる! 作:hikoyuki
すでに3回の【イグニッション】の重ね掛けを終えている。確殺圏内に持ち込むならあと1回は欲しいところだ。次の
【アクアショット】はなんとか塹壕で受け止められているけれど……そろそろ大技が来る。
「〈大いなる水の暴威をその身に受けよ〉【ダイダルウェイブ】!」
【ダイダルウェイブ】
[アクティブ][投射][水属性][攻撃][魔法]
消費MP:12 詠唱時間:20s 再詠唱時間:30s 効果時間:30s
効果:[敵][キャラクター]に[ダメージ]を[与える]。[味方][キャラクター]の[攻撃時]に[敵]に[水属性]の[ダメージ]を[与える]。
彼女が選択したスキルは水属性の上級魔法、【ダイダルウェイブ】。炎属性で言えば【メテオ】と同格に当たる大技だ。本来なら【高速詠唱】込みでも長い詠唱が必要だが、【ファストスペル】を切ってきたらしい。
【ファストスペル】
[アクティブ][自身][支援][奥義][魔法]
消費MP:0 詠唱時間:0s 再詠唱時間:6h
効果:[自身]が次に[発動]させる[詠唱時間][30s]以下の[魔法]の[詠唱時間]を[0s]にする。
あのレベルの攻撃は塹壕ごときでは防げない。«テレポート»ですり抜けることはできるが――そう考えた次の瞬間、恐るべき光景が目に飛び込んでくる。
「【ダイダルウェイブ】!【ダイダルウェイブ】!【ダイダルウェイブ】!」
一発逆転のはずの大魔法が、小技を連打するかのように次々と発動し、二重、三重の津波となって押し寄せたのだ。
これは間違いなく【アサシン】の基本スキルである【デュアルスキル】の効果だ。彼女は【ファストスペル】を複数取得し、瞬間的な戦闘力に特化している。どうあってもここで仕留めきる算段らしい。
【デュアルスキル】
[パッシブ][パーミッション]
効果:[アクティブ][スキル]を[重複]して[習得]できる。ただし[ジョーカー]は[習得]できない。
「«テレポート»!」
ボクは塹壕を捨てて«テレポート»で大きく後方へ転移する。試合会場を完全に離れ、場外にまで出たが、このゲームには場外負けなどという概念はない。
しかしボクと同じように彼女も«テレポート»を使える。瞬きする間に目の前へ現れた
「【グランドグラビトン】ッ!」
【グランドグラビトン】
[アクティブ][接触][土属性][攻撃][魔法]
消費MP:12 詠唱時間:40s 再詠唱時間:30s 効果時間:4m
効果:[キャラクター]に[ダメージ]を[与える]。この[効果]は[詠唱後][任意]の[タイミング]で[発動]できる。
すべての魔法の中で最大最強の火力を誇る土属性魔法だ。当たれば即死は確実だ。避けるしかない!
「《ガゼルフット》!」
回避の意思を言葉にして【モーションアシスト】の精度を引き上げ、〈トンネル避け〉を試みる。それでも今の環境では〈トンネル避け〉は無敵の回避術ではない。かすり当たりでも即死があり得る以上、この攻防で不利なのはボクのほうだ。
しかしそんな下馬評を覆し、繊細な量子操作で爪の一撃を透過させる。
「ちぃっ……!」
《イグニッション》で強化した《ガゼルフット》の回避技術はまさに神業だ。返す刀とばかりに放たれる連撃も軽やかな動きでことごとく回避する。
「それなら――【ミラクルファウンテン】!」
【ミラクルファウンテン】
[アクティブ][自身][エリア][水属性][攻撃][魔法]
消費MP:12 詠唱時間:20s 再詠唱時間:30s
効果:[自身]を[起点]として[エリア]を[形成]し、[範囲]の[敵][キャラクター]に[ダメージ]を[与える]。[範囲]の[味方][キャラクター]の[HP]を[回復]させる。
彼女がスキルを発動させると大地に魔法陣が描かれ、清らかな水が噴水のごとく噴き上がっていく。確かに『エリア』系のスキルは演出に関係なく必中で、〈トンネル避け〉では回避できない。だが――。
「攻撃と回復を両立?確かに便利ですけどね――だから水属性は雑魚なんですよ!」
奥歯の【タブレット】を噛み砕き、MNDを瞬間的に引き上げる。これで瀕死ギリギリでもそのダメージを受け止めきれる。
「【《イグニッション》】っ!」
そして満を持して4段階目の【イグニッション】が点火する。さぁ、ここからはボクのターンですよ!
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>卍さんの水属性アレルギーは異常
>「水属性は雑魚」で草
>卍さん負けろ!!!!
>カードゲームはどこに行ったの???
>盛 り 上 が っ て き ま し た
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