ヤクを吸って、忘れ草をふかす 作:Cross Alcanna
ここまでこの作品の投稿が遅れてしまい、申し訳ありません。
理由は色々ありますが、主にブルアカ熱が冷めてきている事と健康的な問題です。
健康問題については、今は問題ないのですが、ブルアカ熱が冷めつつあるのは、今も尚です。
ただ、この小説の最後までは頭の中で作り切れているので、何とか完結まで書ききりたいです。時間はかなりかかるかもしれませんが、この小説はしっかり完結させたいと思っています。
以前の投稿頻度に戻せる自信はありませんが、努めてまいります。
温かい目で、どうか見守っていただけると幸いです。
「なァ、外に蔓延ってるアレってよォ。何なんだ?」
アノ話し合いから数日が経っタ、とある日。それなりに気にナッてた事に対して、ゼアロに質問を投げ飛ばす。
件の、「そろそろ始める」発言からシて、その影響でまず間違いないだろうと踏んだ事にヨル、帰結。
その発想は間違っていなカッタ事を、ゼアロ本人カラ聞く事となる。
「ここら一帯の神秘を、無理やり増幅させている事に対する、副作用のようなモノでございます」
「……フゥん」
その辺をほっツキ歩いテル人型のナニカは、ただ徘徊シテるだけで、俺やゼアロを襲う事は無い。今んとこ無害なら良いんダが、後から寝首を掻カレてもウザったいシナ。
曰く、オレラに対して敵対行動はしないンだとか。……どういう原理ナンだかな。
おそらく、アレをのさばらせといて、後々吸収するとかそういう魂胆ナンだろう。後ハ、
……たダ、多少の不安ハある。
ここイラの神秘が増幅した暁には、違和感を覚エル輩が現れてもオカシくない。ココに調査が来ル事は、時間の問題なのダロう。誰モ気付かないナンて事、最早マヤカシの類いダロウ。
「勘づくヤツが現れるハズだが、そこはドウする気だ?」
「致し方ない犠牲、というものです。労力や戦力を削いでもらうという形で、多少ポジティブに思う事に致しましょう」
そんなニ得こそないガ、やむを得ナいという訳カ。分からなくもない。
……そもそも、
「時間は、ドンくらいかカる予定だ?」
「十分な程にまでという事であれば、
程、と言うのならば、具体的な断定は出来なイんだロう。だか、万全になルマで大しテカからないな。嬉しい誤算ッテヤツだな。
……問題は、アレだ。
正直なトコロ、アレが関与してくルンだどシテ、緻密に練っタ作戦が、どうやって潰レルか。そこが不安としテ残る。
アレ程までに、敵に回しタクないヤツはいねぇ。どれだけ完璧に作り上ゲラれた作戦でアッたとしても、アレが介入スるだけで、完璧の言葉は、音を立てテ崩レていく。
不服でハあるが、それが摂理ナノだ。アレは、ただの道具と言ウには、あまりにもおかしスギる話。この世界ノ出来事を、ただノ物語と嘲笑うカノ如し。
甚だしく腹立たシイが、覆しヨうがナい。
「やれるノカ?相手ハアレだぞ?」
「やるしかない。陳腐ですが、それが最適解でしょうな」
どうヤラ、重々承知の模様。知ってハいるみてェだナ。
……油断できネェ。警戒するに、越した事はネェな。
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「ミカさん、何か分かりそうですか?」
「ぜ〜んぜん!皆目見当もつかないよ!」
ある日。私達は、とある地区の調査に来ていた。
トラピスト聖学園地区。あるところないところで、”トリニティの姉妹学園”等と噂されている場所。トリニティと似通った、教会であったり組織の在り方を採っている学園。
その実、中身はガラリと異なっていた事については、最早知る人ぞ知るモノになってしまっている。
トリニティが古き体制を良しとしているのに対し、トラピストは革新上等な体制で、様々な特技や特色、在り方が混ざっている学色。多様性という面では、トラピスト聖学園には手も足も出ないだろう。
そんな特色もあってか、トラピスト聖学園の地盤はトリニティ以上に磐石なものだった、と記憶している。トリニティでは絶えない派閥間闘争があるのに対し、トラピストにはそんな要素はあってないものとなりつつある。
多様な在り方を認め、互いに尊重しているという前提があるからこそ、あのような醜い闘争は起こらない。
多様を良しとする価値観と、それを守り続けようとするトラピスト聖学園の生徒達の暗黙の善意によって、トラピストは在り続けたのだ。
「ねぇナギちゃん!本当にここに何かあるって言うの〜?」
「それは間違いないかと。現に、見覚えのない敵が出てきている訳ですから」
「それは……そうだけどさぁ〜!」
そろそろ飽きた、とでも言いたげなその表情から放たれる言葉は、私の耳を劈いて仕方ない。……耳が痛い、とも言うでしょうが。
未知の敵との戦闘になると思われる事から、ミカさんに頼んだ今回の探索だったが、その予感は無事(と表すのは明らかに不謹慎だとは思うが)に的中してしまった訳で。
私達の目の前に現れ続ける、
……分かる事というか、個人の感想というか。そんな曖昧な表現でしか、あの存在をはかる事しかできない。
…曲がりなりにも長を務めていた私も、
「……ねぇ、ナギちゃん」
「?どうかしましたか、ミカさん」
ふと、蹂躙片手に問いかけてくるミカさん。…我が友人ながら、中々刺激的な光景である事については、今更な話。
「コレ、
「感触……ですか?」
「うん」
曰く、人を攻撃する際は、手ごたえや感触を感じるのだそう。"やったか?"だとか、"手ごたえを感じるぞ"だとか。相手が生身の人間であれば……
いや、
……だとすれば。
人造兵器、或いは概念生命体。アレは、
「……戻りましょう、ミカさん。ミネさんやサクラコさん、それに加えて先生に頼るべき案件かもしれません」
「はーい」
私の言葉を皮切りに、ミカさんは辺りのソレを
…こういう時に覚える違和感程、当たって欲しくないものはないのですが。
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「……して、気になる事があるんだが」
「はて?いかがいたしましたか?」
ふと、気がかりな事をコイツに聞く。
「デカグラマトンだ。俺らノ事を気に留めテモいない…………とも言エナイと思うんだが」
そう、あの謎ノ勢力共。アレの動向が気ガかりデ仕方ない。
アレは基本的ニ受動的だっタガ、それはあくマデ
「ふむ……分かりません。何せ、アレはかなり気まぐれなタチなので」
……ヤッパリか。結局、期待した答えが返ッテくる事はなかった。分かってハいたモノノ、動向分からぬ勢力を泳ガセっぱなシになるのも、些か腑に落ちないが。
「…ゼアロ。デカグラマトンにつイテ、どう見ていル?」
「放っておくには、些か危険。現状は、そうとしか言えませんね」
同じか。
俺が現時点で下シタ判断とコイツの所感は、大体一致しテイた。
目に見えて判断が付きづライ脅威は、時ニ大いなる脅威以上に未知ノ変数をもたらす。そレハ何としても避けタイ所。
「…計画を早メタのは、ソレもあッテか?」
「副次的なものではありますが。脅威たりうるには十分だと、貴方様も感じていますでしょう?」
それが答えです、ト。とって付けたように言い放ツ。その言葉ハ、本当に僅かナガらの焦燥を帯ビテいる。
……そうイエバ、アッチのゲマトリアも、デカグラマトンの正確な情報を持ち合わセテいナい様にも感ジル節が、あったようナ。
いんヤ、断片的に分かッテる事はあるんダロウ。だが、あくまでそれダけ。核心的な事は、まるで言及されテイナかった。
……ン?
何で、
…………アァ、頭が痛イ。
「……一服、なされては?」
「…………アぁ、そうさせてモラう」
タバコをふかす。
……あぁ、良い。
頭が、考えていた事が、まるで消えていくようだ。