西暦30××年、突如世界各国の首都に白玉が降り注いだ。
豆腐帝国率いるギャラッド軍による地球侵略の為の総攻撃である。
ギャラッド軍に対抗すべくところてんをロボに改造する事になったのだ
食べられる為に生まれ、戦う為に運命を捻じ曲げられたところてんロボは食うか食われるかの戦場にその身を投じた。
賞味期限が切れ腐り落ちるその日まで、戦い続けるのだ!
「はうぅう。素晴らしい作品でした」
「……マジで? 娯楽と無縁だったからって感性捻じ曲がってるだろ」
『ところてんウォーズ』、ここ数年動画投稿サイトにアップされた謎のSFアニメだ。
全て滑らかにプルプル動くCGで構成され、合成音声と製作者であるプロデューサーTが声優を演じる……ところてん販促アニメである。
ネット上の評価? 話題にさえならないのに続編ばかり次々に作られてるよ。
勿論制作者はウチの馬鹿こと天の助なんだが、料理を教える為に家に来たアルジェント先輩がDVDを発見して、オーブンの仕上がり待ち時間に観ようってなったんだ。
多分疲れて判断力が落ちてたんだよ、俺は。
グレモリー先輩も悪魔なんだし、恋愛系の依頼に洗脳だってするのが普通なんだから政略結婚なんざ受け入れろっての。
そもそも相手のゲームの映像とか情報を仕入れるのが……やめとこう、不毛だ。
「誰が正しかろうとなかろうと、それが俺に関係するのかって事だし、試合の助っ人で契約終わらせたって事で……」
あー、こうなったら今のが終わり次第、俺のおお気に入りのを観るとすっか。
炭酸飲料にスナック菓子を摘みながらの自宅映画は最高だからな。
「アルジェント先輩は今の生活が楽しいかい?」
「はい! 由良さんのお陰でとっても。……何度も言ってますがアーシアで良いですよ?」
「いやいや、先輩と呼ぶって形程度も敬称を使いたく無いパイセンでさえ苗字呼びなんで。お友達になったら考えとくよ」
まっ、本当に普通の幸せが欲しいならこっち側との関係性は最低限にすべきだけれどな。
治療系の神器さえ持ってなけりゃ何処ぞの田舎に引っ込んでのんびりとってなっただろうに同情するよ。
「分かりました。じゃあ、由良さんとお友達になれるように頑張りますね」
「そーかい。じゃあ、一応言っておくけれど悪魔の言葉は参考にしない様にした方が良いぜ? 元人間だろうが一般人が即闘いに適応可能な程度には生物としての精神構造が別物だからさ」
これで一般人の女の子ってんなら俺としてもある程度の関係性は別に良いんだ、美少女だし。
箱入り娘過ぎて口車に乗せやすいし、結構好みだから軽〜く遊ぶ相手なら良いんだけれど、色々と面倒な背景だからな。
「なぁ、もしも助けた悪魔が……いや、なんでもねぇ」
革命を受けて辺境の地に追いやられた連中と繋がってたとはいえ、上層部からすれば仕えていた魔王陛下の身内だ、先輩を騙したであろう奴も騒動を公にしない以上は大きな制約がある訳でも……。
「私が助けた方がどうかしましたか?」
「気にしないでくれ。ちょっと疑問に思っただけだからさ」
まっ、他人以上友人未満の相手の為にリスクを背負う必要も無いし適当に仲良くして研究に協力だけしてもらいますかねぇ。
「終わったら送るわ。神器狙いの奴が来たら困るから結界張ってる家から出ないようにな」
……取り敢えず帰らせた後でエロ契約担当の悪魔呼ぼう。あの聖女マニアじゃねぇが妙な背徳感って興奮するよな。
「イッセー、緊張しているのかしら?」
「は、はい。どうなるのか不安で……」
ライザーの野郎とのレーティング・ゲーム当日、深夜に部室まで集まった俺達は試合に向けて精神を集中していたんだけれど、俺はどうも集中出来ていなかったんだ。
「すいません。俺、まだ神器を使いこなせなくって……」
そう、俺は譲渡を使える兆しすらないし、全力での倍加の回数だってギリギリ片手じゃ足りない程度。
維持しながら戦える時間を考えたら参加できる戦闘回数は限られるんだけれど、問題はライザーの戦術だ。
駒の数がフルなのを利用して囮やら犠牲やら、それに今まで公式のゲームの映像を見る限りじゃ戦闘に参加していないライザーの妹、こっちも上級悪魔だから油断出来ない。
「ええ、分かっているわ。ライザーを倒す為には私と朱乃が消耗を抑えて当たる必要があるもの。でも、大丈夫よ。私達なら絶対に勝てると信じているもの!」
「は、はい!」
そうだ! やれるかどうかじゃなくってやるんだ!
「……あー、眠っ。仮眠取ろうが人間にはキッツイわ」
「俺も眠い。てか、魔法でどうにか出来るんじゃねぇの?」
「その辺を弄ったら戻すのに苦労するんだよ。脳が関わるからな」
こ、此奴等、緊張感ねぇっ! 由良は持ち込んだ枕に突っ伏してるし、天の助は冷蔵庫に頭突っ込んでるし!
「ちょっと貴方達っ!?」
「大丈夫大丈夫、天の助は俺の使い魔的な扱いで参加オッケーだし、始まったら俺がライザーと妹とお茶漬け星人以外は始末してやるさ」
「……お茶漬け星人は相手しないんですか?」
「良い質問だな、搭城さん。簡単な話だ、相手したくねぇ。馬鹿の相手は天の助だけで勘弁してくれや」
うっ! 正直俺も相手したくねぇけれど気持ち凄く分かる!
冷蔵庫に頭を突っ込んだ天の助がイビキを掻き出した頃、開始時間が迫る。
にしても朱乃さんって明らかにする由良と距離を置いてるっつーか、互いに視界に入れない様にしているっつーか。
部長からは二人について聞かない方が良いって言われたけれど……。
『只今からリアス・グレモリー様とライザー・フェニックス様のレーティング・ゲームを開始します』
そんな疑問は部室に響くアナウンスによって遮られる。全身を包む妙な感覚、それが収まると窓の外の景色は大きく変わっていた。
最初に気になったのは空の色、さっきまで夜だったのに今は昼間の様に明るい。
でも、時間がどうなったかどうかじゃないのは俺が知る空の色とは全く別の色だったのが分かったんだ。
「なんじゃこりゃぁあああっ!?」
それよりも大きな違いは窓の外の景色、校舎の中庭が見えた光景は全くの別物へと変わっている。
それを見た俺は叫ぶしかなかった。だって……。
『今回のゲームはトイレコロシアムとなっております』
明らかに便器だーーーーー!!!!
感想待ってます
本当は普通のゲームにする予定だったんだ でもアルプスの澄んだ水の妖精が俺の心で叫んだんだよ
感想待ってます
何も聞かずに
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疾風のゲハ
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宇治金TOKIO
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マコちゃん
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地獄のイルカの
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コンバットブルース