気楽に生きてりゃそれで良い(未完)   作:ケツアゴ

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魚雷ガールとアーシアの声優は……


マジでっ!?

 質問:布を使って隠れ身の術を使っていた沢庵を発見したら貴方はどうしますか?

 

 回答:沢庵は放置して布の方を調べます。だって関わりたくないからねぇ。

 

「こりゃ凄い。神器……いや、人工神器って所か。人間が作ったかは不明だがな」

 

 実際、あんなギャグ漫画みたいな方法で隠れていたんだ、それを行ってたのがギャグ漫画の登場人物みたいなのであっても布か本人に何かあんだろうさ。

 

 そんな訳でルーンに詳しい大学部の先輩や俺といった魔法関連に詳しい奴が調べた結果、沢庵が隠れるのに使っていた布は認識阻害の効果を持つ事が判明したんだよ。

 

「これ、俺が改めて調べても良いか? 研究畑の人間としちゃ興味深い」

 

「あの、由良さん。神器って主がお作りになった物ですよね? それ以外の方にも作れるのですか?」

 

「神器って呼び方は形式的なもんさ。人工芝だって植物性じゃないのに草冠の芝って文字を使ってるだろ?」

 

「え、えっと……」

 

「部首についちゃ早かったか……カニカマとカニみたいな関係だと思ってくれりゃあ良いさ」

 

 幾ら魔法である程度の知識や言葉はどうにかなったとして、記憶するのと理解して直ぐに思い出すのは別だからな。

 食いもんで説明したら分かったらしいアルジェント先輩だが、教会の質素な食事から一般的な食事に変わって色々と……うん。

 

「まあ、アルジェント先輩。明日から朝の散歩に行かねえか?」

 

「行きます!」

 

 先ずはウォーキングからで、一人暮らしで乱れてる食生活もどうにかしねぇとな。

 身元を預かったからにはちゃんとしねぇといけねぇよ。

 

 

「うわっ!?」

 

 俺に向かってパイセンと匙先輩(……こっちもパイセンで良いか)が吹っ飛ばされて来たのを障壁で防げば、激突してずり落ちる二人の隙間から逃げ出す沢庵の後ろ姿が見えた。

 

 

「逃すかっ!!」

 

「ひいっ!!」

 

 向かう先は窓、それをさせまいと宇治金TOKIOが氷の魔力で窓を凍らせるが、汚い悲鳴を上げる沢庵はそのまま鋼鉄よりも強度が高い氷の分厚い壁をぶち抜いて校舎の外へと飛び出して行った。

 

 

「あらら。こりゃ失態だな」

 

 あの沢庵は漬け物だが何処の何者か分からねえが、侵入した堕天使の手先でなくても悪魔との繋がりがある生徒が一同に揃った所を見られたんだ、危険の周知の為にそれを集めた土地の管理者としては責任が重い。

 

 例え沢庵が持ってた布が悪魔を欺くのに力の大半を注がれてる物だとしても、世の中ってのは頑張ったって過程は無視して失敗の結果だけを見るからな。

 

 空気が重くのしかかる中、口を開いたのは生徒会長だった。

 

「……皆様、此度は申し訳ございません。責任は私とリアスが必ず取らせていただきますが、安全を確保についてご提案させていただきます」

 

 さてさて、どうなる事やら……。

 

 

 

 

 

「まさかこうなるとはねぇ……」

 

「あっ、やべっ。足が溶けて来た」

 

「はぅぅ。足湯って気持ち良いんですね」

 

そして落ちたっ!? ぎゃあああああっ!?

 

 白い雲が流れる青い空、そんな見慣れた物とは全く違う空の下の森の中で俺とアルジェント先輩は足湯を堪能していた。

 妙に距離が近く、肩が触れ合う場所に座って来るが、この人って世間からズレ過ぎて普通の男女の距離が分かってねぇんだよな。

 

 俺とは友達になりたいんだろうに、こんなんじゃ変な奴に勘違いされたり騙されたりするんじゃないの?

 

「流石にちょっと心配だな……」

 

溶ける溶けるぅうううっ!? ボーッとしてないで助けてぇええ!!

 

「うるせえぞ、天の助。冥界に来てまでギャーギャー叫ぶな」

 

「はふぅぅ……」

 

 あーあ、アルジェント先輩ったら完全に気が抜けた顔しちまって。此処が悪魔の本拠地って分かってんのかね、元聖女が。

 悪魔のヤバい所は殆ど見てねぇし、意外と人間と変わらないって思ってるんだろうが……。

 

 なのに天の助への対応は慣れちまったよな、この人。ちょっと不味いか?

 

 

「ヘイ! ミーのお勧めスポットはお気に召しましたか?」

 

 箱入り娘の将来を心配していると聞こえたのは呑気そうな声、そして声の主はサンバの衣装を身に纏った変な生物。

 巨大な顔に直接手足が生えていて内臓とかどうなってんだって感じの珍獣の横にはフェニックス妹の姿があり、此奴が現状の理由だ。

 

 

 まあ、あの失態をどうするかっつーと、あの場にいた連中を冥界で一時保護、家から離れられない理由持ち以外は転移で行き来するって感じだ。

 

 それで大抵の奴はグレモリーかシトリーの方で世話を焼くんだが、俺の方にはフェニックス家から招待があった。

 あくまで失態の償いとしての一時保護、悪魔とズブズブになる訳でもないし、襲撃に備える必要もないから気は楽なんだけれどな。

 

「此処はフェニックス家自慢の足湯スポットですわ。お気に召した様で何よりです。では、私も失礼して……」

 

「ミーもゆっくりさせてもらうぜ!」

 

「貴方は駄目ですわ、サンバマン。領主としての書類の提出が遅れているでしょう」

 

「オー……」

 

 この令嬢、天の助の同類の扱いを心得てやがる。溶けてる天の助もスルーしながら俺の隣に座って足を温泉に浸けるフェニックス妹は平然とした様子だし、寧ろお茶漬け星人で胃を壊してるライザーの方がおかしい……いや、マトモなのか。

 

「まったく。お兄様達は眷属を甘やかし過ぎですわ。お茶漬け星人もそうですが、サンバマンも次期当主の騎士の自覚があるのかしら」

 

 トボトボと意気消沈した様子で来た道を戻って行くサンバマンに嘆息したフェニックス妹は一転して好奇心に満ちた顔を俺に向けて来る。

 おい、アルジェント先輩。同じクラスにも友達はいるんだし、俺に他の奴が接近したからって拗ねるのは止めなさいって。

 

 柔らかい物が腕に当たってるんだから頬を膨らませながら密着しない。

 

 

「失礼ながら碓氷家について……正確には伝承されて来た真拳について興味がありまして。ほら、レヴィアタン様に関するあれこれがあったでしょう?」

 

「あっ、うん。それで興味を持ったって訳ね」

 

 あの外交担当の魔王にして生徒会長の姉だが、真拳について少し興味を持ったとかで少しだけ話をしたんだ。

 隠していない範囲を少し話すだけで魔王クラスの血とか貴重な薬材を貰えるからボロ儲けだと思って、話の流れで真拳が婚姻による契約で使える様になる事と、適性を事前に調べられる事まで口が滑って……。

 

 

 

 「まさかラブリーマジカル真拳だなんて

 

うわっ、キッ……期待通りの内容ですわね」

 

 おい、絶対“うわっ、キッツ”って言い掛けただろ? 確かに同世代が子持ちなのに魔王少女とか名乗ってコスプレショーを放送してるし、魔女から無駄に恨み買ってるが……天の助とかお茶漬け星人の同類じゃね?

 

 そして今こうやって話に出すって事は……。

 

「自分にどんな適性があるか知りたいのかい?」

 

「ええ! ちょっと興味が湧きまして。 互いの立場からして婚姻はないでしょうけれど」

 

 好奇心旺盛っつーか、野心深そうだし向上心がそうさせてるのかねぇ?

 

 

 

「はいはい! 私は既に調べてもらってます。何故か教えてくれませんでしたけれど」

 

「本人の気質とか能力や希望と合致する訳じゃねぇからな。俺なんざスネ毛と偶に空間を支配する真拳だぜ? まっ、絵柄と材質が違うジグソーパズルのピースが合うみたいなもんさ」

 

 だから知らない方が良いだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 自分の適性が極悪斬血真拳だなんてよ。

 

 マジでっ!?

 

 

 

 

 




特に書くべき共通点を私は知らない

何も聞かずに

  • 疾風のゲハ
  • 宇治金TOKIO
  • マコちゃん
  • 地獄のイルカの
  • コンバットブルース
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