俺の中に田楽マンが現れて天の助にしろと訴えた
追加予定だった酒呑童子も超田楽パンチで追い出されたんだ
俺の名は兵藤一誠、通称イッセーだ! 好きな物はおっぱい!
ある日、俺は見知らぬ美少女に告白され付き合う事に。楽しい楽しいデートも終わり、夕暮れの公園で彼女は言ったんだ。
「死んでくれないかな?」
次の瞬間に彼女は黒い翼を広げて飛び上がり……俺は一流のワカメ職人になるべく宇宙へと旅立った!
屋台を引いての旅は辛かったが、フライドおでんの店で知り合った宇宙パトロールのアッポロに助けられつつも何とか冥王星に到着、其処で俺はモアイとして就職する事に……。
「いや、なんでだよっ!?」
「……急に大きな声が出たわね。まあ、良いわ。教えてあげる。神が貴方に神器を宿したからよ」
頭の中に突如流れた謎のナレーションに思わず叫んだ俺に彼女の夕麻ちゃんは少し引きつつ答える。
いや、偶然会話が成立しただけで、俺が殺されるって事に対してじゃ……。
「って、えぇえええええええええっ!? 俺殺されるの!?」
「だから言ってるじゃない。面白味のないデートをありがとう。……さよなら」
俺を見下す彼女の手は冷たくて、投げられた光の槍はスローモーションで見えたけれど体は動かず避けられない。
これが死ぬ瞬間って奴なのかと思いつつ脳裏を過ったのは走馬灯、あれは俺が小学生の……。
『回想が長いっ!!』
「ええっ!?」
なんか知らない誰かに中断させられた回想だけれど、最後に小さい頃からの友達……向こうはそうは思ってなさそうな奴の言葉を思い出す。
偶に公園に来て遊びに加わるけれど直ぐに迎えが来てたから教育に厳しいのかと思いきや、急に普通に遊べる様になった奴。
……一度青い体のお化けに追い回されるって悪夢を見たのもあの頃なんだよな。
初めて食べたところてんが不味かったとか言ったら他の奴も嫌いだとか言って、その時に急に現れて……。
それから助けてくれたのが友達、碓氷由良、何時も眠そうにしてるのに妙に鋭い奴だ。
其奴が俺の日頃の行動を理由に夕麻ちゃんを疑っていたのを思い返した時、もう槍は目前に迫っていて、俺の前に悪夢で聞いた声と一緒に謎の物質が現れる。
「危ねぇ! プルプル真拳奥義
」
「えっ……」
「……っぽいだけ」
そして普通に貫通した槍は俺の腹に突き刺さった。
えぇええええええええええええええええええっ!?
「頼むっ! どうかアザゼル総督にこの願書を! ところてんを堕天使の主食にするってお願いを届けてくれっ!」
薄れ行く意識の中、俺が最後に見たのは悪夢に出て来たプルプルのお化けが夕麻ちゃんに何か頼んでるけれど無視されて置き去りになっている姿。
「ところてんが主食になる訳がねぇだろ……」
出る声は小さくて化け物に届かず、俺は願った。大声で言ってやりたいと。
て言うか、何しに来たんだよ、今この光景も悪夢なのか?
そんな願いと疑問が頭に浮かんだ時、待ち合わせ中に貰ったチラシに魔法陣が浮かび上がって……ナポレオンがピザ食いながら現れた。
「なんでっ!?」
……あれ? 見知った天井だ。
腹の底からの叫びに飛び起きてみれば自分のベッドの上、謎の化け物もナポレオンも当然居ない。
夢だったのか……夢だよな。
「初めての彼女に殺された上にプルプルした役立たずの化け物やナポレオンが出て来るってどんな悪夢だよ」
携帯の日付を見れば月曜の朝、夕麻ちゃんとのデートはどうなったんだと思ってたけれどメールも入ってないどころか連絡先や写真すら消えている。
「これ絶対に由良に馬鹿にされるパターンじゃんか。妄想が過ぎてリアルな夢見たけれど、夢の中でさえ本当の彼女じゃなかったな、とかよ」
あのまま彼女に殺されて、最後に見たのがおっぱいの大きな美少女とかなら混乱してただろう。
でも、ところてんの主食化を促進する化け物とかナポレオンが出て来たんだから話は別だった。
「寧ろ絶対に夢であってくれって願うよ。どうせ夢なら無責任にエロい事をしまくりたかったぜ……はぁ」
溜め息を吐き出していると一階から母さんの声が聞こえて来て寝坊だと気付かされる。
「やべぇっ!?」
あんな夢のせいか疲れを感じるけれど、流石に遅刻はしたくないもんな。
由良じゃねぇけれど学校が週休五日になんねぇかな……。
この時、俺は予想してなかったんだ。まさか松田のパイロットが婚期を逃した魔法少女さんじゅっさいだったなんて。
「違うよっ!?」
あー、本当に面倒な真似しやがって。殺してやる、絶対に殺してやるぞ、天の助!
「それで兵藤君について教えて欲しいのだけれど。友達なんでしょう?」
「友達って程じゃない。ちょっと付き合いの長い知り合いだよ、グレモリー先輩……ああ、今は悪魔として話しているから姫の方が良いかな?」
「姫じゃなくって先輩で良いわ。グレモリーの令嬢としか見られないのを嫌っているのは知っているでしょう?」
「聞いた事があるようなないような。お互い大して関わらないからねぇ」
放課後の旧校舎、オカルト研究部のソファーに座って向かい合うのは赤髪の悪魔、リアス・グレモリー。
少し不機嫌そうにしたので両手をあげて降参の構えをしつつ受け流す。
どうも苦手なタイプでね、彼女は。
革命政権の若きトップの身内なんて深く関わりたくない立場の話し相手をしているのは天の助が余計な真似をしてくれやがったから……それが無けりゃ適当に流せたんだが。
「まあ、眷属悪魔にしたから迎え入れる前にどんな奴かを知りたいって事なら簡単だ。根は悪くないが気に入った相手への贔屓目と良識よりも性欲が勝つ。まあ、他人の為に危険を冒してでも怒れる奴だろうね」
あんなんでも家に住まわせている以上は最低限の責任が伴う。そしてこうして質問に答えるのが縄張りで騒ぎを起こした事への最低限の責任って事さ。
俺は知人がどんな奴なのか所感を尋ねられたし、どうせ変態としては有名なんだからフォローした方だろう? 長い付き合いの義理は果たしたな、うん。
「相変わらずね、貴方」
「その相変わらずがどんな意味なのかは分からないけれど、俺は好きに生きている方なんだ。義務も義理も最低限果たせば良いだろう? それにしても……随分と新人に興味があるみたいで」
封印された半吸血鬼以外の眷属、搭白小猫に木場祐斗、貴族殺しの身内と元々は悪魔の敵となる訓練を受けていた奴、この姫さんに護衛や領地の結界が許可されない理由がよーく分かるラインナップだーな。
「まあ、僕は普段接点が無いし、事前にどんな人か知っておきたくってね」
「私はただの付き合いです」
「あっ、そう。まあ、欲望に忠実なのは悪魔社会では別に良い事だ。長い寿命の殆どをそっち側で過ごすのなら特にね」
ああ、ドラゴンを宿しているから騒動を呼ぶだろうってのまでは言わなくて良いか。
建前だけでも四民平等になって長い日本で暮らしてるんだ、貴族社会とはあんまし関わりたくないのさ。
「所で御宅の女王は気を遣って席を外してるんで? まあ、俺はあの人の親に感謝さえしているけれど、向こうは別だし気不味いからねぇ」
ぶっちゃけ社会的には敵対視されるタイプの面々を懐に入れる度量の持ち主だけれど、姫島朱乃を引き入れるのにはおったまげる。
兄君の政治的立場を揺るがす行為だぜ? 堕天使の幹部の娘だなんて。
「ええ、互いに居た堪れないだろうし、新しい子の話を聞きたがったけれど、貴方が来るから席を離れさせたわ」
「他の二人には許可したのに拗ねたりしなかったかい? 二人は良いわ。但し朱乃、テメーは駄目だ、とか言ったんで?」
いや、流石にそんな乱暴な言い方はしないか。
アンチばっかりになってるイッセー君 なので特に彼の行動に興味が無しにした上でイッセーにツッコミ役を任せました リアクション担当
へっくんポジは二人のうちのどっちにしよう
ツケモノ アケノ 後ろ二文字が同じだし
感想待ってます
何も聞かずに
-
疾風のゲハ
-
宇治金TOKIO
-
マコちゃん
-
地獄のイルカの
-
コンバットブルース