透き通るような世界で俺がやるべき唯一のこと   作:THE TOWER XVI

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唸れ百合エンジン

 閉じ込められた現状について生塩がセミナーに連絡すると、数秒も経たずに端末が鳴る。

 

 俺に配慮したのか、スピーカーフォンに切り替えると、早瀬の声が響く。

 

「ちょっと、ノア! 開かないって本当? というかヒイロはちゃんとそっちに居る?!」

「ヒイロさんはいますよ。でも二人で閉じ込められてしまいました」

「嘘でしょ! ノアの指紋でも開かないの?!」

「……一応、やろうと思えば脱出できるけど、やった方が良い?」

「その声はヒイロよねって、それはどういう意味……?」

「必要なら防壁を切り倒して出れるぞ」

 

 予想外の回答だったのか沈黙が降りる。

 

 あの居合術は魔力線を通し、存在が非存在へと裏返る刹那を確定させる技。そこに存在していれば、どんなに硬くても関係ない。

 

「防壁はチタン合金製の……いえ、でも戦車の砲身を切断していたから……。そうね、仮に出来るとしても、最終手段にしてもらえると助かるわ。流石に隔壁を壊したら修理代がバカにならないから」

「でも困りましたね〜。指紋以外にこの場で開ける方法はありませんし。どうしましょうか……?」

「あーもう! データはちゃんと移したはずなのに……まさか!? こっちで何とかするから、そこに居て」

 

 慌ただしく切断されて。

 

「あらら、ユウカちゃんは大変そうですね。切られてしまいました」

「……結構緩い感じだけど、本当に強行突破しなくてよさげ?」

 

 ニコニコと、言葉と裏腹に欠片も困っていなさそうな生塩に尋ねる。

 

「ユウカちゃんに任せておいて大丈夫だと思いますよ。それにしても、防壁を切れるなんて、初めて聞きました。その刀、良く見ると色々機構があるみたいですが、ミレニアム生としても好奇心を刺激されますね」

「切断できる話はこの魔導触媒器(マジックデバイス)の機能じゃなくて、魔術によるものだけどな」

「それはそれで面白そうな話です。丁度時間がありますし、是非後で聞かせて貰いますね。さて落ち着くまで、続きに戻りましょう」

 

 彼女は机の上の作業に戻って、俺も日誌の読書に戻った。

 

 そうして、結局俺たちは二人で各々のタスクの傍ら、駄弁りながら過ごし、解放されたときには事態は収束していた。

 

 『鏡』は奪われたものの、夕方には例のヴェリタスの部長から返却され、残されたのは生徒会室で疲労困憊で愚痴る早瀬だけだった。

 

 三人で椅子を並べて、今回の襲撃事件で発生した報告書等を軽く処理する。

 

「まさか先生まで協力しているなんて……」

「ふふ、大変でしたね」

「仕方なかったとはいえ、二人は気楽でよかったわね」

 

 話す二人を見ながら、俺は布教空間(パーソナルスペース)から前回使った茶器を取り出し、保温瓶からお茶を注ぐ。

 

「ま、お疲れ様」

「あ、ありがとう」

 

 それを彼女たちにサーブして、俺は作業に戻った。

 

 そこに、生塩が話しかけてきて、先程のように会話が始まる。

 

「ほんとに不思議ですねそれ。結局今日の話ではその刀も良く分かりませんでしたし」

「正直俺も詳細な原理は知らないしな。そもそも俺が元居た世界の技術(魔術)がここでも機能している理由すら謎だし」

「ふふ、でもここにもそういったオーパーツは在りますし、もっと詳しく調べれば、再現も可能かもしれませんよ」

魔導触媒器(マジックデバイス)の作成か……ん?」

 

 ふと、早瀬が俺と生塩を怪訝そうに見ていることに気付く。

 

「いつの間にか距離が近くなってない……?」

「……そうでしょうか? ただ、一人で閉じ込められていたらと思うと、ヒイロさんが居て暇せずに済んでよかったです」

 

 そ、そうか、ついさっきまで生塩と話しながら作業していた影響が残っていたのか……襲撃の非日常感に惑わされていたが、よくよく考えなくても、これは挟まっているのでは……?

 

 言い知れぬ悪寒を覚え、俺は話を逸らす。

 

「それで、奪われた『鏡』の奪還はしなかったのか?」

「しなかったわ。ゲーム開発部が持って行ったあと、結局生徒会長がC&Cに任務の撤回を言い渡したみたいだから。その後ヒマリ先輩経由で『鏡』も戻ってきたわけだし、最初から最後まで振り回された感覚ね……」

「ふーん、なるほどねぇ」

 

 ヴェリタスの部長本人の手で『鏡』が戻ってくるなら、そもそも襲撃を止めずにヴェリタスに回収させて、今回のように部長経由で返却させれば、無駄に防御コストを掛けずに済むはずだ。

 

 面子(メンツ)の問題だとしても、表沙汰にならないようこっそり忍び込むように誘導すればいいだけだ。爆音を鳴らされて襲撃が第三者に知られるリスクもない。

 

 これを全知とかいう、天才なら思いつかない訳が無く、にも拘らず、わざわざ襲撃の話だけ伝えるのも、非合理寄りだ。

 

 なおさらヴェリタスが『鏡』を取り戻したいという動機が疑わしい上に、襲撃に対する防御行動の誘発が目的のようにも取れる。

 

 そして何より、生徒会長によるC&Cへの、取り返すでもなく任務の撤回というのも、一度守った割に、『鏡』には大して興味がなさそうなちぐはぐな行動だ。

 

 別に相手が手の届かない場所に逃げたわけでもないなら、諦める理由にはならないし、かといって諦める程度の価値なら、最初からC&Cを動かしてまで守る必要はあったのだろうか。

 

 ここで、最初に推測したように『鏡』が餌としての価値を持っていたのなら、ゲーム開発部が襲撃する際には価値があり、彼女たちの手元に落ちた時点で役目を終えて価値を失う、という意味で整合性が取れるが。……この妄想が正しければ、彼女たちの襲撃に、C&Cをぶつけるのが目的、となる。

 

「どうしたのよ、真剣な顔をして」

「いや、今日の夕飯どうしようかと思って。騒動で昼飯は食べ損ねたし」

 

 まぁ、仮にこの推測が合っていたとしても、結局ゲーム開発部とC&Cをぶつけて、何がしたかったのかが謎だ。

 

 ただ、一つ、あるとすれば……先生の能力を測りたかったのか? それはそれで、ゲーム開発部を狙い撃ちする理由がなさそうだが。

 

 ゲーム開発部については、自分の目で直接視た方が良いな。先生に聞くのも手か。当事者だからこそ、色々知っているだろうし。教えてくれるかはわからないが……。

 

「……ねぇ、夕飯なら、これが終わったら近くのカフェに行かない? 前の埋め合わせ、してくれるんでしょ?」

「ミレニアムの話で聞きたいことがあったし、いいけど……そんなことでいいのか、埋め合わせって」

「いいのいいの、まあ、これを機に習慣化するのも手ね」

「あら、ユウカちゃんは私をおいて二人で食事の約束ですか?」

「二人でって、ノアもよ。いつも一緒に帰ってたけど、今日はヒイロを連れて行くって話」

「それは良かったです。私のことを忘れて浮気したのかと……」

「私がノアのこと忘れるわけないでしょ」

 

 ん? これは、百合の気配では……?

 

 呆れるように言う早瀬に、思わず、心の中の百合エンジンのスターターロープを握りしめる。

 

 そういえば、小鳥遊に初対面でしたあの質問……彼女たちにこそ聞くべきなのでは? いや、だが、それを聞いたとして、果たして俺は耐えられるのか……?!

 

「そ、その、実は前々から気になってたんだけど……」

「どうしたの?」

 

 い、いや、やはり止めておこう!! それを今聞いて俺はどうするんだ……! 最悪死ぬぞ! ココで! ココで死ぬわけにはいかない!! とどまれ……!! 俺は自殺志願者じゃないんだぞ……?!

 

「ユウカはノアのこと……」

 

 止めるんだ──!!

 

「その……す、好きなの?(自殺)」

 

 突然の質問に早瀬は固まって、別の方向から答えが返ってくる。

 

「私はユウカちゃんのこと好きですよ~。ユウカちゃんはどうなんですか?」

「まぁ、私も、否定はしないけど……ってこれに何の意味があるのよ?! えっ、泣いてるの?!」

「とても大きな!! 俺にとっては、とても大きな意味がある……!!」

 

 頬を染めて恥ずかしそうに憤ったり驚いたり忙しい早瀬を前に、俺は感涙の涙を流して、荒ぶる。

 

 百合エンジン、一瞬で最高回転数に到達!! 全力でふかしていくぜ!! ブルン、ブルゥン!!

 

 ああ素晴らしきかなこの世界。セミナーに入ってよかったって思うわけ。

 

 ゲーム開発部を偵察するのは明日でいいだろう。先生についていくのも手だ。

 

 今は目の前の百合を盛り上げるのに全力を尽くす……! 俺のあらゆる百合ゲーで主人公を百合ハーレムへ導いてきたテクで、完璧な百合ウォッチを完遂してみせる……!

 

「よし、さっさと終わらせて俺は百合源郷へ登るぞ! ううぉおおおおおおお!!」

「そ、そんなに楽しみなの? 前はいきなり逃げ出したから誘えなかったけど、そんなに嬉しいなら、もっと早く言っておけばよかったわ」

「ふふ、やっぱり賑やかでいいですね」

 

 魔人(アルスハリヤ)の妨害も入ることなく、俺は恙なく夕飯から帰宅へ駆け抜けていって──

 

 

 

 翌日。

 

 俺はセミナーには午後行くと連絡だけして、先生のシャーレの事務作業を手伝っていた。

 

「いやぁ、助かるよ。色々寄せられる要請とか、連邦生徒会から回される仕事も多くてねぇ」

「この量をもしかして、毎日一人で処理していたんですか……?」

「今日は特に多いかな。最近はミレニアムで暫く空けていたから、そのせいで溜まっていてね」

 

 今まで空けていたが戻ってきた、ということは、向こうの用件はひと段落したということか、そんなことを考えながら、ミレニアムという単語から探りを入れる。

 

「ゲーム開発部でしたっけ? あのセミナーを襲撃したとかいう」

「あれ、ヒイロは知っているんだっけ……ってセミナーか。あの時は見かけなかったから忘れていたよ」

「隔壁で閉じ込められていましたから」

「あはは、当然ではあるけど、迷惑かけてるね……」

「俺たちの方は特に困ってはいなかったので、そこまで気負わなくても大丈夫ですよ。……ユウカの方は、まあまあ心労がかかっていたみたいですけど。襲撃者側に先生がいたこと、何度も愚痴ってましたし」

「そうだろうね……。後で改めて謝りたいけど、ちょっと次会うのが怖くなってきた」

 

 身震いする先生に、さらに踏み込んで尋ねる。

 

「それで、今ゲーム開発部はG.Bibleを使ってゲーム制作中ですか?」

「あー、ヒイロ達は知ってるか。でも、あのG.Bibleは結局抽象的な言葉だけで、あの子たちの力で作ることになったからね。今頃みんなで頑張っているところだと思うよ。

 ……ヒイロだから大丈夫だと思うけど、見に行くならミレニアムプライズの提出期間が終わってからにしてあげてね」

 

 軽く確認するように釘を刺す先生に、両手を挙げて降参のポーズをとる。

 

「バレちゃいましたか」

「あれだけ話の流れをゲーム開発部の方に持っていかれたらね。逆にヒイロはどうしてゲーム開発部が気になるか聞いて良い?」

 

 真っ直ぐな瞳に俺は少し考えて……口を開く。

 

「ゲーム開発部それ自体をどうこうしたい、というよりも推理に必要な情報集めのためです。今回の襲撃事件、裏に何かあるような気がして。別に杞憂ならそれで良いんですが、俺は、大切なものを守るためならどんな小さな可能性も見逃さないと決めているんです。つい昨日、守るべきものを再確認しましたし」

 

 じっと見つめ合ったまま俺は考えを吐露する。

 

「とにかく今は、知ろうと思います。知って、そして判断します。俺の求める景色を観る為に」

 

 言葉に出して、改めて覚悟を決める俺から先生は視線を外すと、肩から力を抜くように零す。

 

「そっかぁ、なんだか流されてばかりの私よりも立派だね」

 

 ペンを机の上に置いて、背を反らして天井を仰ぐ彼女に俺は笑う。

 

「襲撃事件でもゲーム開発部のために動いていたんでしょ、それこそ戦火の中に生身で」

「でも全部考えて実行したのはあの子達だからね」

「危なくなったら助けてくれる存在がついているだけでも、安心感はだいぶ違うと思いますよ」

「だと良いけどね……。あ、なんかごめんね、先生なのに相談に乗ってもらう感じになって」

「別に構いませんよ。外から来た人同士のよしみで、助け合いってやつです」

 

 何気なく言った言葉に、先生は動きを止めた。

 

「そういえばそうだよね。ヒイロはここじゃない世界から来たんだよね……戻りたいとか思わないの?」

 

 尋ねられて、自分ながら不思議とそういう気持ちはなかったことに気づく。

 

 もちろん、向こうの世界(エスコ)に残してきた月檻達が気にならないかと言われれば、気になるが……。

 

「まぁ、俺の思う、最高の終わり方だったので。百合に男を挟む屑(アルスハリヤ)百合に挟まる男(三条燈色)を爆殺して、個人的には、上出来も上出来な終わり。まぁ、その処分したはずの屑が何の因果か俺に纏わりついた状態で、そして俺自身も今ここにいるわけですが」

 

 ここに来てあの砂漠の蛇をぶちのめして、百合を守れた、という意味ではアルスハリヤが俺を復活させたことには、一応感謝したほうがいいのか……? いや、あいつが仕掛けてきた悪質な行為の数々を思えば、やはり生かしては置けない。落ち着いたら、糞悪霊を祓う方法を考えねば……。

 

 あのクズがこの世界で仕出かした所業に、改めて怒りの炎を燃やしていると、先生が微笑んでこちらを見ていた。

 

「そっかそっか、実は辛い思いをしているわけじゃないなら良かったよ」

「……先生も外から来たんですよね。もしかして──」

「ああ、それは大丈夫だよ。別に私がそうだから聞いたわけじゃないから。むしろ、外から来たってことになっているけど……ここに来る前の記憶がないんだよね。

 いつの間にか連邦生徒会にいて、連邦生徒会長が呼んだ先生ってことになっていて……でも、無理してやっているわけじゃないよ。不思議としっくりくるし」

 

 話を聞きながら、思考を回す。

 

 それにしても、連邦生徒会長か。

 

 生塩の日誌に書いてあった情報を思い出して繋ぎ合わせる。

 

 俺が先生や早瀬と初めて会ったあの日、失踪したという人物。別名超人。シャーレの先生には多くの超法規的な権限が与えられているが、そのシャーレ自体を用意したのも彼女だ。

 

 それにしても、ミレニアムに限らず、思惑が重なりすぎだろ……ただ、先生のフラットな出自も含め、実に主人公らしい話であり、やはりこの世界はゲームか何かの世界であるという確信が強まる。

 

 ……俺の願望も含め、人間型の男を見ないあたり、影が薄いだけで一応男がいた前世(エスコ)以上に、厳格な百合ゲーであると思うが。

 

 惜しむらくは、漏らさず遊んできた筈の俺の百合ゲーレパートリーに、キヴォトスなんて世界はなかったことである。

 

「いつか、いつか明らかになる日が来るんじゃないですかね」

「そう、かな。……うん、そうだね。今日は色々ヒイロから聞こうと思っていたけど、逆に聞いてもらっちゃったね」

「さっきも言いましたが、今のところ唯一の外から来た仲間なわけですから。いくらでも聞きますよ」

「ヒイロもね。あまり一人で抱え込まずに頼ってね?」

「既に部屋とかお世話になっているので」

 

 有耶無耶にした俺に先生も無理には踏み込まず、話はキヴォトスでの食事や日常の話に移っていった。

 

 そうして、あとは一人で大丈夫、と先生に追い出された俺は、予定通りその足でミレニアムへと向かった。

 

 

 

 

 

「さてヒイロ君。僕としては先ほどの話は実に有意義だったよ。僕が結局人を愛したのも、前の世界は流石に永く生き過ぎて、興味を持てる対象が人しか残っていなかったのかもしれないな。今は純粋なこの世界への『興味』がある」

「はいはい、楽しそうでよかったでちゅね」

「おっと、すまない、もちろん君が一番だからそう拗ねるな」

「ツンデレ的な罵倒じゃねぇよクソが。好感度がマントル突き抜けているが故に、反射的に飛び出した純度100%の罵倒だよクソが」

「それで、また君の大好きな百合とやらを見に行くのか?」

 

 ミレニアムの部室棟の廊下。

 

 光学迷彩(ディストーション・フィールド)を発動し、壁をずりずりと移動している俺に魔人が問いかける。

 

 今、俺は透明人間となっていた。

 

「とりあえず、ゲーム開発部を探して覗こうと思っていたが……折角なら、同時並行で幽霊ごっこでもしようと思って」

「そのごっこ遊び、独りでやるつもりかい?」

「いや、飛び入り参加OKのウェルカム企画。ワンチャン来てくれたら嬉しいなって。

 例えば、俺が初めてミレニアムに来た時に流れた、幽霊の噂に興味を持つようなオカルト好きで、そして、魔術による仕掛けを見破れる人物が……」

 

 ぶんぶんと、俺の眼前で滞空するドローンに目を向けて、立ち止まる。

 

 ポケットの中の端末が震えて、画面を確認もせず俺は耳元に運んだ。

 

「反応があったので追跡していましたが、どうやら、この私、天才清楚系病弱美少女ハッカーに用があったようですね、幽霊さん。

 ……いえ、三条ヒイロさん?」

 

 ビンゴ。

 

 俺はニヤリと笑みを浮かべて、光学迷彩(ディストーション・フィールド)を解除した。

 

 

 

 

 

 

 




 タイムラインを整理すると、先生が着任した初日から花のパヴァーヌ編始まっているので、先生が全く落ち着けていない現実。大変そう(小並)

 ちなみに、元の世界(エスコ)は大丈夫か問題は、ここのキヴォトスユリゴロシが、何の因果か転写されたエスコユリゴロシのコピー体であるとして解釈します。魔力励起爆発と神秘パワーと偶然の掛け算です(ご都合主義)
 つまり、エスコの方はオリジナルのエスコユリゴロシが原作通り救済しながら百合を荒らすので安心してください。
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