黒いスーツの転生者   作:実力と発想が見合わない人

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面接って緊張するよね。

◇D.U地区、カフェテラス

 

 

 

「それでね、その時のリンちゃんの驚いた顔が面白くて―――」

 

 

おかしい・・・おかしいぞ、この状況。

 

まず聞いてくれ。俺はカフェでコーヒーを飲みながらゆっくりと本を読んでいた。それは分かる、すげーわかる。だって街をずっと歩いていて疲れたから休憩してただけだもんな。

次に目の前に美少女がいる。それも分かる。美しい人はどこに居ても許されるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがなぁ!目の前にいるのが連邦生徒会長ってのはどういうことだぁ!?

俺が何したって言うんだ‼いきなり目の前の席に座りやがってよぉ・・・逃げ切れるわけねぇだろ!ってか断りくらい入れろよ!顔が良いからって何しても許されると思うなよ!しかもさっきからずっと一人でいろんな思い出話しやがって・・・こっちはアリウス帰りだぞ!?最近の流行なんて分からんわ!クソが‼

 

 

「あ、そうそう!君に渡したいものがあるんだ!」

 

 

「はい、これ。」と、こちらの事をフル無視して連邦生徒会長が目の前に一つの紙を出した。

そこに書いてあった内容は―――

 

 

『推薦状?』

 

 

連邦生徒会への推薦状であった。

俺が状況を理解できずに固まっていると、連邦生徒会長はさらに推してくる。

 

 

「連邦生徒会も優秀な人材が欲しくてさ・・・各学校からの推薦や志願もそうだけど、私もたまにこうやって町中でスカウトすることもあるんだ。それで、どうかな?悪い話じゃないと思うけど・・・」

 

 

こちらの様子を窺う様にのぞき込む連邦生徒会長。

しかし、俺としては色々とリスクもあった。

 

 

『・・・少し考えさせてくれ。』

 

「うん、いいよ。こっちも無理強いは出来ないし、そんな急ぎじゃないから考える時間も必要だしね。」

 

 

そう言うと、連邦生徒会長は席を立った。そしてこちらに一枚のメモを渡してきた。

 

 

「それが私の連絡先だよ。返事が決まったらいつでも連絡してね!」

 

 

そう言ってカフェを出ていく連邦生徒会長。しっかりと自分の分の代金を置いて帰っている。

連邦生徒会長・・・まるで嵐の様な人物だった。

これは早めに黒服に相談する必要があるだろう。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

◇黒服拠点

 

 

 

『・・・ってことがあったんだが。どう思う?』

 

 

久々の黒服のアジト。そこには優雅にコーヒーを淹れている黒服がいた。

黒服は怪訝そうな表情?でこちらを見てきた。

 

 

「・・・ヨハネ、ですよね?」

 

『ああ、そうだが。・・・どうかしたか?』

 

「いえ・・・大丈夫です、なんでもありません。あとで検査ですね。

 

『それで、どう思う?俺としては怪しさ満載だと思うが・・・』

 

「いえ、良い機会ですし・・・行って見てはいかがですか?連邦生徒会。」

 

『・・・マジで?』

 

「私も、あなたをどこかの学校に潜伏させて情報を集めようと思っていたところですし、それが連邦生徒会ならなおさら良い。あそこの情報が早く迅速に手に入るのは私にとって都合がいいですからね。」

 

『だが、俺の正体がバレてておびき出すための罠かもしれんぞ?』

 

「ありえませんね。子供に感づかれるほど私は甘くないですよ。安心してください。」

 

『・・・ならいいが。』

 

「では、早速連絡してはいかがですか?レディーを待たせるのは紳士のする事ではありませんよ。」

 

 

黒服に言われるままに連邦生徒会長へと連絡をする。

 

 

『あー、・・・連邦生徒会長殿、でしょうか?』

 

「あはは!そうかしこまらなくていいよ。カフェであった人だよね・・・そういえば名前を聞いてなかったね。」

 

『四騎ヨハネだ。』

 

「ヨハネ君かぁ・・・いい名前だね!」

 

『それで、この前の話の件ですが。』

 

「あ、そうだったね。・・・どうかな?決まった?」

 

『はい、慎んでお受けしたいと思います。』

 

「えっ!?本当!?やったぁ‼それじゃあ、明日のお昼ごろに連邦生徒会のサンクトゥムタワーのロビーに来てくれるかな?いろいろと準備しておくから!」

 

『分かりました。それでは明日・・・』

 

「うん!じゃーねー・・・」

 

 

通話を終了し、目の前で二ヤついている(様に見える)黒服の方を見る。

黒服は小さく「クック、クック」言っている・・・何が面白いんだ?

 

 

「決まったようですね。これであなたも連邦生徒会の一人ですか。」

 

『ああ、そうなるな・・・それと、一つ気になったんだが、俺の年齢って何歳くらいになるんだ?』

 

 

よくよく考えてみれば、俺の実際の年齢はまだ把握していなかった。

見た目的には高校生から大学生ぐらいと言ったところだが・・・

 

 

「肉体年齢で言えば、今は16~17歳と言ったところでしょうかね。」

 

『2年生か3年生ってことですかい。』

 

 

てっきり大人の一人かと思っていたが、まだ余裕で学生みたいだ。

 

 

「それと、あなたの事なんですが。」

 

『ん?どうかしたのか?』

 

「いえ、あなたから感じる呪いの力が前よりも圧倒的に強くなっています。この後でいいので正確な検査を受けてもらいますよ。」

 

『・・・まじか、気付かなかったな。』

 

「おそらくはあなた自身では感じられないほど少しづつ増幅したのでしょう・・・何が要因なのかもわかりませんし、まだわからないことが多いですね。」

 

 

黒服は心底楽しそうに一人で考察していた。

俺はどうせ理解できないと思い、さっさと部屋から出て行った。

 

しかし、明日から連邦生徒会の生徒になるのだ、忙しくなりそうだ。

 

 





今回はここまでです。

次回か、次々回あたりに先生を出しますわ。

以下、現在持っている名前付き武器

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・暗夜の重鎮
部類・ハンドガン
モデル・Mk23

ヨハネの持つ真っ黒なハンドガン。特殊なオーパーツの一つで使用者の姿や音を完全に消す事が出来るチートアイテム。姿と音が消えるだけなので気配やそのほかの要因で察知することはできるが、基本的には無理。


・その他の武器
部類・なんか色々

黒服からもらった大量の武器。状況に合わせて使い分ける。
基本的に名前は省くけど要望があれば名前も付けるかも。説明や解説は時による。

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それではまた次回・・・
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