黒いスーツの転生者   作:実力と発想が見合わない人

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あたーらしーいーあーさが来た。



先生

 

 

◇???

 

 

「私のミスでした。」

 

 

「私の選択、そしてそれによって招かれたこのすべての状況。」

 

 

「結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて・・・」

 

 

「今更図々しいですが、お願いします。」

 

 

??先生」

 

 

「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。」

 

 

「何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから。」

 

 

「ですから、大事なのは経験では無く選択。」

 

 

「あなたにしかできない選択の数々。」

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

「責任を負う者について話したことがありましたね。」

 

 

「あの時の私には理解できませんでしたが・・・今なら理解できます。」

 

 

「大人としての責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。」

 

 

「それが意味する心延えも。」

 

 

「ですから、先生。」

 

 

「私が信じられる大人である、あなたになら・・・」

 

 

「この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を・・・」

 

 

「そこへ繋がる選択肢は・・・きっと見つかるはずです。」

 

 

「だから先生、どうか・・・」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

◇連邦生徒会・レセプションルーム

 

 

『・・・暇だ。』

 

 

連邦生徒会長が失踪してから数週間たったある日。突然にヨハネは行政官である七神リンにレセプションルームで待機するように言われ、暇を持て余していた。

 

 

『こんなことなら本の一冊でも持ってくればよかったな・・・』

 

 

武器の手入れはすべて終わらせてしまった上に、誰が来るかもわからない場所で手袋(深紅の戦禍)を使う訳にもいかない。もちろん、いつ降りてくるかも分からない行政官を置いてどこかに行くなんてできるはずがない。

つまりはリンが来るまではずっと暇なのである。

 

 

『いや、どうせこの後クソほど忙しくなるしな・・・そら来た。』

 

 

もし、ヨハネの予想が正しければ、今はリンが先生を連れてきている頃だろう。

それを証明するように、扉の向こうから騒がしい数名の人物が姿を現した。

 

 

「応接室に通されましたが・・・一体どれほど待たされるのでしょうね。」

 

「まあ、気長に待ちましょうよ。」

 

「まったく、今日こそは納得のいく説明を・・・あーっ!」

 

「あれは・・・噂の情報室長でしょうか?」

 

 

入ってきたのは、トリニティ生徒2名にゲヘナ生徒1名、そしてミレニアム生徒1名だ。

まぁ、ブルアカユーザーなら知っているチュートリアルの生徒たちだ。

 

 

トリニティからは羽川ハスミと守月スズミ。

ゲヘナからは火宮チナツ。

ミレニアムからは早瀬ユウカ。

 

 

誰もがお世話になる初期キャラ4名。だが、ここはゲームでは無く現実・・・しかも、この世界の連邦生徒会にはヨハネと言う強力な戦力があるため、この4人はお役御免かもしれないな。

 

 

「ちょっと!情報室長でしょ!?」

 

『・・・めんどくさ。』

 

「情報室長、キヴォトス全体のあらゆる出来事を把握しているあなたなら、今起こっていることも何か知っているのではないのでしょうか?」

 

『こちらも現在調査中だ。』

 

「連邦生徒会でも把握しきれていないのですか?」

 

『その通りだ。こちらも色々と忙しいので、早急にお帰り願いたい。それが無理なら行政官が来るまで静かにしててくれ。』

 

 

4人からの質問攻めに合い、一気に面倒くさくなってきた。早めに行政官と先生には登場願いたいものだ。

そう考えていると、レセプションルームのエレベーターから到着音が鳴り、扉が開いた。

全員の視線がそこから出てきた二人に向けられる。

 

 

「ヨハネさん、大変お待たせしました。」

 

『ああ、おかげで暇すぎて発狂しそうだったよ・・・で、その大人は?』

 

 

エレベーターから降りてきたのは、ヨハネがずっと待っていた人物・・・七神リンだった。

そしてそのリンの後ろには小柄な女性が一人いた。

腰まである長い白髪に澄んだ水色っぽい瞳、そしてどこか弱々しく儚げな印象を感じる。

流れ的にも、恐らくこの人が先生だろう。

 

 

「この方は―――「ちょっと待って!」―――・・・はぁ、面倒ですね。

 

 

リンがヨハネに説明をしようとした時だった。

こちらに気が付いたユウカが声を上げながらやってきたのだ。

とりあえず、状況が落ち着くまでは先生の様子でも見ておこうと思う。

 

 

”・・・?”

 

 

いまいち状況が把握しきれていないのか、小首を傾げながらその場で話を聞いている先生(仮)

 

見た目での判断にはなるが、少なくともハラスメントクソ野郎や癖強教師などでは無いだろう。

それに立ち方や振る舞いからは戦闘に関しては素人だと思われる。もちろん、意図して隠している可能性もあるが、今のところは(前の世界基準の)ただの一般人だろう。

 

 

『・・・一応、ボスへの報告はしておくとして。あとは―――”ねぇねぇ”・・・うん?』

 

 

暇人4人の対処をしている行政官を放置して色々と考え事をしていると、先生から声を掛けられる。

初対面なのに割と距離が近いと思うが・・・まぁ、気にしないでおこう。

 

 

『はい、なんでしょうか?』

 

 

ちょうどいい。コミュニケーションを取る事は、人を良く知る一番いい方法だ。

この先生がどのような人物かを確かめようじゃあないか。

 

 

わぁ、本当に男の子だ。・・・えっとね、私は今日からここで先生として働くことになったの。・・・よろしくね!”

 

『・・・えぇ、よろしくお願いします。先生。』

 

”えっと、君は・・・”

 

『あぁ、自己紹介がまだでしたね。私は連邦生徒会・情報室長の四騎ヨハネだ。何か知りたいことがあったら私の所に来てください。可能な限り協力しますよ。』

 

”うん!よろしくね。”

 

「コホン・・・先生、情報室長、よろしいでしょうか?」

 

 

ようやく「お話」が終わったようで、リンがこちらに話しかけてきた。

手に持った端末を握り締め、青筋を立てながら・・・だ。

 

 

「ヨハネさん。外界地区のシャーレの部室にその先生をお連れしないといけません。護衛をお願いできますか?」

 

『戦闘地域の中を俺一人で、か?少々リスクがあるんじゃないか?』

 

「聞いていたのですね。」

 

『当たり前だ。情報室長は伊達じゃねぇ。』

 

”・・・何も聞いてなかった。”

 

『あとで説明しますよ。』

 

”・・・・うん、お願いね。”(あんな小さな声も聞こえるんだ。)

 

「あなたなら可能ではないですか?」

 

『買い被り過ぎだ。それにキヴォトスの外から来た先生だろう?銃弾一発でも致命傷なら、念には念を入れた方が良いに決まってる。それに・・・』

 

 

視線を初期メンバー4人組(暇な人たち)に向ける。

 

 

『ちょうど、暇人たち(使える)が居る事だしな♪』

 

「「「「・・・・え?」」」」

 

 

 




今回はここまでです。


ヨハネ『・・・もしかして俺と言うイレギュラーが存在するこのブルアカ世界って、誰かが書いた二次創作なんじゃ・・・』全身から血を吹き出す。


あとさ、最近考え付いたんだけどさ、ある程度このシリーズが進んだらアークナイツの世界にヨハネ君を飛ばそうか考えててな。もちろんこのシリーズとは別で書くつもりだけど、みんなはどう思うかなーって思ってね。
何かアドバイスあればよろぴくり。


それではまた次回・・・
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