よわ先とかも書きたいし・・・書きたいものが多すぎーる!
◇アビドス砂漠
ドシャ・・・
音を立てて砂の上に放り投げられるカイザーPMC理事。
その金属の体は、もはやピクリとも動かない。
『まったく、無駄に硬い装甲をお持ちだ。刃が欠けないようにするのも一苦労だ。』
放り投げた張本人であるウォーデンは、持っている銀の剣を撫でながら理事へと歩いている。
そして、剣を大きく振りかぶると、動かない理事の頭部へと突き刺した。
「・・・なっ!」
”うっ・・・”
「あれって・・・しんで?・・・え?」
驚く者、口を押さえる者、理解が追い付かない者、それらを無視して深く刃を突き立てる。
金属でできている理事の頭部を、完全に破壊するように、何度も何度も振り下ろす。
理事の頭部は完全にひしゃげ、もはや原形をとどめてはいない。
この鉄人形どもが復活するのかは知らんが・・・ここまで破壊すればデータも失われているだろう。殺した理由?ゲマトリアの事をべらべらしゃべられたり後から恨みを持たれても面倒だからな。それだけだ。
頭部のなくなった理事の体を蹴り飛ばし、先生たちの方を向く。
何故か全員が武器を構えて警戒態勢だ・・・そりゃそうか。
『ふむ・・・ゴミ掃除はよそでやるべきだったか?』
「君・・・どこかおかしいんじゃないかな?」
ホシノのショットガン、ノノミがガトリング、シロコのドローン、セリカの銃口がすべて俺に向けられる。先生に至っては何かを取り出そうとしている。おそらく「大人のカード」だろうな。
『おや、敵対するおつもりで?』
「目の前で人を殺す奴を、警戒するなって方が難しくない?」
「そ、そうよ!そいつらには散々苦しめられたけど・・・なにも殺す事なんて・・・」
『穏便に済ませたいところだが・・・あぁでも、先生との戦闘も、得難い知見というものだな。』
俺は腰にマウントした銃を手に取る。
古い見た目で銃身の長い、車輪の装飾のついた銃だ。
その銃の長く重い砲身は、速射性を犠牲に射程距離を高めるものである。*1
『クックックッ・・・戦いを望むのならば、存分に相手をしてやろう。』
”みんな、来るよ!”
砂が巻き上がるほどの踏み込みで距離を詰める。
”ノノミ!弾幕張って!”
「はい!お任せください~☆」
先生の指示と共にノノミが激しい弾幕を張り始める。
俺を近づけまいと放たれるそれは、薙ぎ払うようで的確に予測射撃をしてくる。
『なるほど・・・これは面倒だ。』
濃密な弾幕の中をステップを繰り返して回避する。
ローリングやサイドステップ、バックステップで弾丸を潜り抜ける
それによって相手と少し距離が離れてしまった。が、まだすぐに近づける距離だ。それに・・・
『動きは分かった。』
まっすぐ接近してはダメだ。十字砲火を食らう。
だから横から行く。
”シロコ、ノノミ、退路を塞いで!セリカ、隙があったら狙って!”
「「「了解!」」」
”ホシノ、敵が近づいてきたらみんなを守って!”
「もちろん、おじさんに任せなって。」
俺は対策委員会を中心に、円を描く様に走り出す。
銃弾やミサイルが飛来し、爆発と砂塵で視界が塞がる。
だが、問題はない。飛んでくる方向とその目的が分かる以上、ミサイルも銃弾も簡単に避けられる。当たる前に弾くことも可能だ。
だからこそ、接近するタイミングが重要だ。
『ほいっと。』
ドローンとガトリングの装填の隙を突き、一気に距離を詰める。
飛んでくるセリカの狙撃を弾き、勢いを載せて剣を振るう。
ガトリングの装填は終わっておらず、シロコはセリカが邪魔になり撃てない。セリカは少し反応が遅れている。
しかし、振り下ろした剣は彼女らに届かなかった。
「させないよ~?」
『やはりか。』
滑り込んできたホシノによって、鈍い音を立てて剣が弾かれる。
盾を構え、その後ろからショットガンを放つ。
ステップで回避し、反撃にこちらも銃を放つが、盾に防がれる。
そうこうしている内に他が準備を整え、射撃を再開する。
またもやこちらが防戦となってしまう。
装備やオーパーツによってごり押しは出来なくもないが、ここで使うのは出来れば避けたい。
それに今回は倒すことが目的ではない。あくまで情報収集だ。
『だが、少しくらいは強さをアピールしないとな。』
手に持った銃を腰にマウントし、剣を背中の大きな鞘に戻す。
別に戦いを諦めたわけではない。
すると、剣と鞘の間から火花が散り、カキンと軽い音が鳴る。
銀の剣は、仕掛けにより重い鞘を伴い、大剣となる。
鞘を止めていた背中の仕掛けを外し、大剣となったそれを肩に担ぐ。
微妙に重たいが、特に問題はない。
「少し・・・まずいかなぁ。」
”ホシノ・・・アレ、防げる?”
「全力で来られると難しいかも。」
俺はまたもや走る。それと同時に銃弾が飛んでくる。
武器が変形しても攻め方は変わらない。相手を中心に円を描く様に走る。
しかし、違う点があるとすれば・・・
『よっと。』
鞘により、大きくなった剣の側面で銃弾を防げることだろう。
”ホシノ!”
「わかってるよ~」
接近し、勢いを乗せた剣を横に薙ぎ払う。
ホシノが盾で受け止める。しかし、その衝撃は先ほどとは段違いだった。
「ぐうっ!?」
剣の上に鞘の重さが乗っかり、さらに遠心力の乗った一撃。
盾が弾かれ、大きく体制を崩すホシノ。俺はそこに向けて真正面から蹴りを叩き込む。
高速移動を可能とする脚力で放たれる一撃は、簡単にホシノを吹き飛ばす。
「ホシノ先輩!」
「まずい・・・」
”みんな離れて!”
『遅いなぁ・・・』
盾の無くなった対策委員会にターゲットを移す。
剣を地面に突き刺し、そのまま腰にマウントした銃を取り出し撃ち放つ。
散弾がセリカを襲い、意識を奪う。
『まずは一人。そして・・・』
「させない!」
そのまま銃口をノノミに向けようとするが、横からシロコに銃撃され止められる。
俺は銃を戻して、両手で剣を持つ。
地面を抉りながら剣を振るい、砂と石を飛ばす。
しかし、シロコはそれらを突っ切って接近してきた。
『いい動きだ。思い切りが良い。』
シロコはあえて格闘戦に持ち込んだ。
弾切れを起こした銃のストックで殴り掛かる。
しかし、俺はそれを身をかがんで避けると、すぐさま剣を切り上げる様に振る。
「んっ!」
『ほう・・・』
シロコは半身を引くことで剣撃をギリギリ回避し、そのまま回し蹴りを行う。
俺はバックステップで距離を取った。
『あえて格闘を選ぶとは・・・素晴らしいじゃないか。』
「ん、負けない。」
またもや格闘戦に持ち込むシロコ。
もはや銃の存在を忘れているのではないのか?
『まったく・・・』
俺は大剣を地面に突き刺し、それを軸にして蹴りを繰り出す。
吹き飛ばされたシロコは、すぐに体制を立て直すが、そこに追撃と言わんばかりに銃を撃ち込む。
射程の長い散弾が腹部を中心に全身に叩きつけられる。
セリカに続き、シロコも意識を失った。
『素晴らしいが、まだ足りない。』
残ったノノミと、復帰したホシノが銃口を向けてくる。
だが、状況は圧倒的に俺が有利だ。
これはマズイと思ったのか、先生が大人のカードを取り出そうとしたその時だった。
『さぁ、存分に・・・ん?』
俺の懐の携帯から呼び出し音が鳴り響く。
どうやら黒服のようだ。
対策委員会に注意しながら、俺は電話に出る事にした。
『・・・どうされました?ボス。』
「ヨハネですか?今すぐ戻っていただけないでしょうか?」
『おや、何か急用で。』
「はい、色彩の痕跡がわずかにですが出ました。」
『ッ!?了解、すぐに向かいます。』
通信を切り、改めて対策委員会を見る。
『申し訳ないが急用ができてしまった。この戦いは次に持ち越すとしよう。』
「あれ?私たちを見逃していいの?」
『あぁ、元々戦う予定では無かったからね。』
「あんなに攻撃してきたのに?」
『まぁ、良いじゃないか。細かいことは気にしない方が長く生きられるぞ。』
「・・・・・・」
『それでは、さようなら。』
剣を仕舞い、あらかじめ黒服から渡されていたポータルを起動する。
あらゆる場所からゲマトリアの拠点に帰れる優れものだ。
俺は、現れた黒いもやに飛び込み、アビドス砂漠を後にした。
今回はここまでです。
眠たい・・・それに忙しい・・・
戦闘シーンクッソむずいな・・・マジで思う様にかけん。
色彩の痕跡は少し先で回収します。多分番外編で書く。プレ先セリカに繋げようとおもう。(予定は未定)
あと、活動報告にちょっとしたおやつ書きましたわ。存分に楽しんでチョーダイ!
それではまた次回・・・
これからの方針
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メイン優先
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閑話あり
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曇らせを書きなさい