黒いスーツの転生者   作:実力と発想が見合わない人

29 / 36
月が変わっているだと・・・

遅れてしまって申し訳ない!


向こう側

 

 

ミレニアムの廃墟の最深部。

俺は先生と双子を連れて大量のドローンやオートマタが存在する中を突き進んでいた。

 

 

 

『ふむ、手ごたえがないな・・・』

 

 

先生たちに危険が無いように前からやってくる敵を片っ端から破壊しながら走り続ける。

 

オートマタを蹴り飛ばし、ドローンを地面に叩きつけ、盾持ちの敵を盾ごと粉砕する。

ショットガン、ライフル、ハンドガン、ありとあらゆる銃弾を見える敵に撃ちまくる。

もちろん後ろの全員が付いてこられるように走る速度を調節しながら。

 

オートマタやドローンは俺に向けてミサイルや銃弾をこれでもかと放ってくるが、どれも軌道が分かりやすい為、回避がとても楽でいい。

動きが鈍く、リロード時は棒立ちだから撃破も容易い。

俺なら銃無しでもここらを制圧できそうであるほどだ。

 

おまけに来るときにある程度撃破したおかげか分からないが、数が少ない。

来るときの方が大変だったまである。

 

先生や双子は俺の作った安全な道を走るだけだから後ろの敵は追い付けないだろう。

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・あ、あの人早すぎ・・・」

 

「お姉ちゃん早く!・・・先生も!」

 

”ごめん・・・ちょっと・・・きつ・・・”

 

 

・・・前言撤回、後ろから追ってきてる敵も倒した方が良いな。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

◇???

 

 

 

「・・・も、もうむり。」

 

”はぁ・・・はぁ・・・ふぅ。”

 

 

走り続ける事しばらく、俺たちは何とか目的地へとたどり着く事が出来た。

戦闘をしてないはずの先生たちが俺よりも息を切らしてるのはどうかと思うが・・・まぁ、良いでしょう。*1

 

 

『ふむ、奴らはここまで追ってこないようですね。』

 

 

先ほどまでいた敵はとある場所を境目に追ってこなくなった。

まるで何かを恐れているような・・・刺激してはいけない物があるかのような、そんな感じをしていた。

もちろん、俺としてはそんなの知った事では無いが。

 

 

『もう少し休憩したら先へ・・・ー接近を確認ー・・・おや。』

 

 

まだ息切れしている先生に水筒を渡していると、突如として部屋全体に機械音声が鳴り響いた。

恐らくはアリス・・・いや、AL-1Sに繋がるカギだろうか。

 

 

ー対象の身元を確認します・・・才羽モモイ、才羽ミドリ、資格なし。ー

 

 

こちらの事など知ったこっちゃないと、音声は淡々と読み上げられる。

どこかにカメラやセンサーの類でもあるのかと確認したが、それらしいものは見つからない。

 

 

ー対象の身元を確認・・・・身元不明、資格なし。ー

 

『ほう、なるほどなるほど。』

 

 

身元不明・・・データの出所は分からんがどうやら連邦生徒会ではないらしいな。

先生と双子は意味わからんって顔してるが・・・聞かれたら適当に流しておこう。

 

 

ー対象の身元を確認します・・・?・・・??先生。ー

 

 

”・・・・あれ?”

 

「こ、壊れた?」

 

『いや、読み込み中では・・・』

 

ー資格を確認しました。入室権限を付与します。ー

 

”へ!?”

 

「どう言う事!?」

 

『・・・先生、以前にもここに?』

 

”知らない知らない!こんな場所来たことも無いよ!”

 

『ですが現に機械に反応が・・・』

 

ー周辺の3名を先生の生徒と認定、同行者にも資格を与えます。ー

 

『・・・いったいこれは。』

 

ー下部の扉を開放します。ー

 

『あ、ヤベ。』

 

「うわわっ!」

 

「お、落ちる!」

 

 

無情にも音声が読み上げられ、部屋の床が素早く開かれる。

一瞬の浮遊感の後、俺たちはそのまま床の中に吸い込まれていった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

◇???

 

 

 

 

 

ドボーン!!

 

 

 

『!?』

 

 

何処までも続く闇の中を落ち続けてしばらく、着地しようとした俺を待ち受けていたのは大量の水だった。

5メートル以上はありそうな深さのため池の様な場所である。

 

先に落ちた先生と双子は・・・溺れかけてやがる。

 

 

『(仕方がない。)』

 

 

まずは素早く先生を捕まえて水中から放り出し、その次にもがく双子を掴みそのまま水上へと引っ張り上げた。

 

水を吸った服は想像以上に重たい。その上体に張り付いて行動を阻害してくるものだ。

だが、あれは溺れ過ぎではないのか?もしや水難事故を想定した訓練に参加してないのか?

まぁ、とりわけ頑丈なキヴォトスの住民が早々に死ぬわけないしな。

 

 

『それにしても・・・原作に水は無かったはずだが?』

 

 

おかげでびしょ濡れだ。黒服印のブラックスーツじゃないから乾きにくいし。

かといって連邦生徒会の制服を着ないわけにもいかん。

 

 

「ケホッ!・・・・うぇぇ、もういやぁ・・・」

 

「な、何でこんな・・・」

 

”ゲホッ!ゴホッ!”

 

 

先生死にそうなんだが・・・

 

 

『先生、大丈夫ですか?』

 

”うん・・・少し水を飲んじゃったけど・・・大丈夫・・・助けてくれてありがとう。”

 

 

若干ふらつきながらも、先生は立ち上がる。

 

 

”まさか水の中に落とされるなんてね・・・んしょ。”

 

『・・・・先生、危ないです。』

 

”なにが・・・あ。”

 

 

突然上着を脱ぎ始める先生。

いや、濡れた服を着続けるのも良くないが、濡れたシャツが透けてやがる。

 

とりあえず俺のコートを・・・って、持ってねぇわ。今ゲヘナにあるじゃねぇかよ。

 

 

『先生、これを。』

 

”あ、ありがとう。”

 

 

仕方がないのでジャケットを渡しておこう。

これで俺の服は・・・あとベストとシャツだけじゃねぇかよ、ちくしょう。

なんだ?今日は服を無くしやすい日か?予備の服は黒スーツだから安易に着る訳にもいかねぇし・・・早く帰りたい。

 

 

『・・・もうさっさと進みましょう。』

 

”そうだね。”

 

 

双子はゲーム機ぶっ壊れてしょげてるし、この先に珍しいオーパーツでもないと割に合わんぞ。

いや、そもそもそんなのがあるのか?

まさか・・・AL-1Sだけってことはねぇよな?

骨折り損なんて嫌だぞ?

 

 

 

*1
スネイル風




今回はここまでです。


骨折り損です。(ネタばれ)



アリウスストーリーだぜやっふぅぅぅぅぅっ!
こいつぁ良い!
暗くてジメジメして重くて憂鬱で救いのないお話の匂いがプンプンしやがるぜぇ!
ってことはこれから投稿も早くなるはず!(n回目発言)
さぁ・・・君も、君も、そこのお前も、みんなでブルアカを広げていこう。
ブルアカ最高!ブルアカ最高!
everybody say!!


曇らせ最高!!

・・・アッ、ヤベ



次回、王女とカギ探し


それではまた次回・・・

これからの方針

  • メイン優先
  • 閑話あり
  • 曇らせを書きなさい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。