マケイン短編集_小鞠物   作:カカオ_

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年下のお姉ちゃんに撫でられてもいいですか

焼塩との部活をやめる事を賭けた勝負の後の事。

 

温水は最近の疲労がたまり部室のソファーにて横になって寝ていた。

 

小鞠が部室のドアを開けて入ってくると

「ぬあ!?ぬ、ぬくみずか?」

「ま、まったくこんなところで寝てしまうとは」

部室の中をきょろきょろと見渡して誰もいない事を確認した後に部室に入ると眠っている温水の隣に座った。

 

温水の頭を自分の腿の上にのせて、頭を優しくなでていた。

 

「い、いつも人に頼らずに無茶ばかりして」

 

温水が寝返りをうち、顔が小鞠のお腹に埋もれてしまった

 

「うな!?」

温水の息がお腹に当たりぞくぞくと感じていた。

その頭を両手で起こさないように抱き包み。

 

「お、おまえはわ、わたしのなんだからな」

 

優しい顔で温水の寝顔を見ているのであった

 

温水は甘い匂いを感じながら目を開けると柔らかい物に包まれていることに気づいた

 

「あれ・・・ここは・・・」

 

「お、起きたのか温水・・・」

 

「って小鞠、これはいったいどういう状態・・・」

 

「も、もう少しね、寝てろ・・」

 

「いやでも・・・」

「い、いいからもう少し寝てろ」

 

頭を抱きしめられながらも、温水の頭をやさしくなでていた。

 

(こ、これどういう状態なんだ・・・膝枕?)

温水は頭を柔らかい部位に包まれていることに気づいた。

(でも顔に当たってる部分はいったい・・・・小鞠のお腹なのかな。)

小鞠の腿やお腹の感触もよく、甘い匂いもするため温水はさらに小鞠の体に頭を当てるのであった。

 

「うな!?ぬ、温水。そんなに私の体気に入ったのか?」

「な、なんか落ち着く」

 

「そ、そうか。な、ならもっと落ち着け」

小鞠は顔を少し赤くしながらも頭をなでるのをやめなかった。

温水は少し溶けたような顔をしていた。

 

 

部室の扉を少し開けて中を覗いこんでいる人物がいた

(お兄さまと小鞠さんいい雰囲気です。はぁお兄さまの寝顔いいです)

佳樹がドアの影から覗いてたら

 

「あれ佳樹ちゃんじゃない。部室の前でどうしたの?」

 

八奈見と焼塩の二人が部室の前にきた

 

「あ、八奈見さん、焼塩さん」

佳樹がわたわたとしながら部室の前にいた

 

「ん?部室で何かあるの?」

 

八奈見が部室のドアを開けソファーにいる膝枕中の小鞠を見つけ

 

「小鞠ちゃん?」

膝枕をしているのが温水君だと気づいた八奈見の顔が真顔になるのであった。

 

「わー小鞠ちゃん大胆~」

 

3人に見られながらも小鞠は

「ぬ、温水寝てるから騒いだら起きちゃだろ」

と口に人差し指をたててしーっとしていた

 

(お、俺いつ起きたらいいんだ)

 

この後起きた時にひと騒動起こったのは言うまでもない事である




原作にでてきた『年上の妹に甘えちゃってもいいですか?』があったのでそれの反対版として「年下の姉に甘えちゃってもいいですか?」として書き出しましたが。
小鞠の誕生日が温水よりも後で、小鞠には弟妹がいるので「年下の姉」としました。
姉に甘えるシーンというのが書けなかったのでえんえんと撫でる事を題材としたものになりました。
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