ポケットモンスターSV~電子生命体との出会い 作:ガチャガチャクツワムシ
調査
ここは、デジタルワールドのとある山岳地帯。その頂上付近に二人の人影がみられる。
「先輩、これが対象のゲートですか?」
と10代半ばの少年は、隣にいる青年に確認をする。
青年は、頷きながら
「間違いない。ただ人間界と繋がるゲートとは、少し違うな……」
と手に持つ機械をゲートに向けながらゲートを見ている。
ゲートに向けていた機械から甲高い音が鳴り、手元に戻し確認すると表情が険しくなる。
「次元のパターンが今まで確認されたパターンと違うな。初めてのパターンだ」
と少年の方に見せながら説明をする。
少年は驚きながら
「ウィッチルーニーやイリアスのような別のデジタルワールドではないんですか?」
と先輩と呼ばれた青年に質問するが、青年は首を降り否定する。
その時、
「おお~い! ショウ、アキヒコ~」
と声が聞こえたため、二人は声の方向を顔を向けると此方の方に向かってくる存在がいた。その姿は、ヒトのような姿で有るが全身が鎧に包まれており氷の結晶が生えている。声の主ヘクセブラウモンは、二人に近くと
「この辺に生息しているデシモンから聞き込みをしてみたけど、特に異常はなかったって」
と自分が調べた内容を話す。
二人‥チームライトファングに所属するテイマーショウと呼ばれた少年とアキヒコと呼ばれた青年は、ため息を付く。
「めだった情報がないか‥しょうがない。一度、リーダーに報告しよう。ショウとヘクセブラウモンは、そのまま様子を見ていてくれ」とアキヒコは手元に持つ機械‥デジヴァイスを操作し話し始める。
「こちら、アキヒコ。リーダーに繋いでくれ」
と数分すると
「やぁ。アキヒコ提示報告の時間ではないけど何かあったのかい?」
と男性の声が聞こえ始める。
「リーダー、例のゲート何ですが、特に異常もなく周囲のデジモン達も気にする様子がみられません。ただ今まで報告に有ったパターンとは、まるで違うパターンではあります」
と調査した内容を報告する。しばらく無言が続いた後、
「了解した。一度こちらに戻って来てくれ。他のチームと相談し対策を考えることにする」
と返事があった。
「分かりました」
と返事をし通話を終えるとショウ達の方に顔を向けて先ほどの会話の内容を伝える。
「了解しました。でもこのまま放置してもいいんでしょうか?」
「特に異常はないのだから大丈夫だろう。周辺のデジモン達には、近付かないに伝えて行こう」
肩を竦ませながら伝えるとショウは納得し頷きながらアキヒコの元に行こうとした。
その時、ゲートが輝き始めると周囲の空気を吸い込み始めた。
「えっ?」
とショウが気づいた時には、吸い込む力に巻き込まれていた。
「「ショウ!!」」
ヘクセブラウモンは、自分のテイマーを守ろうとその体を包み込み、アキヒコは自分のパートナーを出そうとデジヴァイスはを前に出したが間に合わず二人は、ゲートに吸い込まれてしまった。