ポケットモンスターSV~電子生命体との出会い 作:ガチャガチャクツワムシ
声を掛けてきた男性を見て
「この人だよ! 話に出ていた先生だよ!」
そうアカマツが言うととアリサは男性の顔を見てあることに気づいた。
「貴方は! Dr.クラハシ!」
そうアリサは名前を叫ぶとショウも気が付いたのか警戒するように全員の前に出た。
「クラハシって、先日のアカデミー襲撃事件の黒幕か!」
「おや? 私の事を知っているということは、彼らが目を覚ましたのかな。なら是非とも感想を聞いてみたいな! なんせ異世界の人間だとどのような反応があるのか知りたいからな!」
思い出したかのような仕草をしてから目を輝かせながらそうのたまうクラハシに
「資料通りにいかれているな……」
そう吐き捨てながらクラハシを睨み付けるショウに
「何をいっているのかね? 我々と似た姿をしているが彼らは、我々よりも頑丈であり
そう断言するクラハシにショウは不快感を感じながら
「そんな戯れ言は牢屋で言ってやがれ!」
瞬時にスピリットエヴォリューションしアグニモンとなり殴りかかるもクラハシは体を液体のように変化させると攻撃を避け先程、調査しようとした区画に移動した。
「激情かだねぇ。まぁ調べ物はある程度終えたから次は、実験を行おうではないか」
そう言うとクラハシは物が置かれている棚からあるものを掴んだ。
「前回は、この世界の人間で実験を行ったから今度は、ポケモンで試してみよう! 唯、此処では狭いから場所を代えよう」
そう言い終わらないうち今度は、ゴーストポケモンのように陰のなかに入っていってしまった。
「逃げた!」
「追いかけましょう!」
スグリが叫ぶとタロがそう言うと全員がクラハシを追いかける為に部屋から出ていった。ショウも元に戻るとクラハシを追いかけた途中で
「ショウ、さっきの人って⁉」
走りながらハルトが聞いてきたからショウは説明した。
「アイツは、俺やアリサの世界でデジモンの研究していた人物だ。唯……それなりに優秀だったそうだが研究内容がデジモンの能力を人間に移植し人類を進化させるという内容に傾向していったんだ」
「かなり違法な実験を行っていたそうで、重傷者が出始めた為にテイマーユニオンから研究の禁止を宣告されたそうですが、彼はそれを逆恨みをしてテロ行為を行い指名手配されているんです」
アリサが捕捉してくれると
「そして、先日のアカデミー襲撃事件の黒幕であると確定しており後日行方を探そうとオモダカさんと相談するところだったんです」
「なんか、話を聞いているとかなり危ない奴じゃん!」
「生徒達の安全のために避難をした方がいいみたいだね! 僕は教師達に伝えてくるよ! タロちゃん達は、テラリウムドームにいる生徒達をお願いするね」
「「「「「分かりました!」」」」」
シアノ校長はタロ達にそう指示すると職員室に向かって行った。
「取り敢えず俺たちも急ごう! なんかとてつもなく嫌な予感がする!」
ショウの発言に全員が頷くと速度を上げてテラリウムドームに向かった。