ポケットモンスターSV~電子生命体との出会い 作:ガチャガチャクツワムシ
2人はポケモンを戻すと
「決勝戦頑張ってね」「おう!」
そう言葉を交わしながら握手するとハルトの手は震えていたが、ショウは合えて気にしないようにしてバトルフィールドを後にした。
手持ちを回復して休憩室にて次の手持ちを選別していると
「ショウ、ハルトの所に行かなくていいの?」
そうデジヴァイスからヘクセブラウモンが聞いてきた。
「いらないだろ。ボタンが慰めに行ってるだろうし、俺が行くというのは、ハルトに失礼だろ?」
「そうなの?」
「そういうもんだ。それよりだが、多分だが次はお嬢が相手だろうな」
そういいながらスマホロトムに目を移すとアリサとネモの試合が既に行われていた。
「また、オーダイルに頑張って貰うしかないかな」
そういいながらモンスターボールを見ていると中からオーダイルが現れショウの頭を甘噛みした。
「くすぐったいぞ」「オーダ」
甘噛みを終えると頭を擦り付けた。
「すごい懐いているね」「そうだな」
ある程度じゃれつくとオーダイルはボールに戻っていった。
「そういえば、オーダイルはショウとって思い入れのあるポケモンだもんね」
「あぁ、俺が初めてポケモンのゲームという存在を知った切っ掛けだからな」
懐かしそうに話していると画面から盛大などよめきが聞こえてきた。
「どうやら終了が近いみたいだな」
「アリサが優勢みたいだね」
「そうだな。次も勝てるようにしないとな」
そう呟くと選出を考え始めた。
ハルトサイド
ハルトはショウとのバトル後、手持ちを回復しミライドンに誰もいないところに連れていって貰い黄昏ていると
「ハルト……」
そう声をかけられ振り向くとボタンがいた。そのまま無言で隣に座った。暫く無言で座っているとハルトはポツリポツリと話し始めた。
「僕さ……アカデミーが襲撃されたりブルーベリー学園の事件では何も出来なかったんだ」
「うん……」
「確かにデジモンとポケモンの力の差があり過ぎるのは実際に戦って分かっているんだ。でも何か出来ることはあるんじゃないかと思っていたんだ」
「うん……」
「だから今回の大会でショウに勝って僕だって戦力になるんだと証明したかったんだ。でも負けちゃった……僕じゃショウの力になれないのかな?」
段々と涙声となるハルトにボタンはそっと自分の方に抱き寄せ頭を撫で始めた。
「前にショウが言っていたけど……」
そう話し始めたのは以前にショウと話した内容であった。
『俺やデジモン達はこの世界にとって異物だ。任務が終わればこの世界から記憶や痕跡を消していなくなろうと思っていたんだが、お前らは異物である俺達を受け入れ友達と言ってくれた。受け入れられないと思っていたから驚いたし嬉しかった。此がアカデミーで言う宝物というものなんだなと思ったんだ。だから俺は宝物であるお前らを守りたいと思っているんだよ』
そう恥ずかしそうに話すショウの言葉をハルトに伝えると
「だから気にしないで、ウチらはショウの力になれているだよ」
そうボタンに慰められるとハルトは子供のように大声で泣き始めた。ハルトが泣き止むまでボタンは、ハルトを抱きしめ慰め続けた。
作者の文才で表現出来ているか分かりませんが、ハルト→プレイヤーであるため色々な事に巻き込まれ解決していきます。唯、この作品ではポケモンでは成熟期以上のデジモンとは戦闘が厳しいです。故にデジモン案件ではハルトに出来ることは殆どありません。その事を気にしていると設定でハルトの心情を描写しました。