ポケットモンスターSV~電子生命体との出会い   作:ガチャガチャクツワムシ

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勧誘2

「ハルトさん、どんな存在にも勝てる力は欲しくないですか?」

 そうクラハシから問われたハルトは戸惑ってしまった。

「えっと……?」

「私の実験に協力して頂ければ、貴方の友人であるショウという学生にも必ず勝てるようになりますよ」

 そう話を聞いているとどういうわけか続きが気になり始めていた。それでもクラハシという名を何処かで聞いたような気がして思い出そうとしても頭の中に靄が掛かったように考えが纏まらなかった。

「そういうことで協力していただけませんか?」

 そう手を差し出されハルトはその手を掴もうとした瞬間に

「【ナイトメア】!」

 爆発が起こりハルトは我にかえると直ぐ様距離をとった。

「洗脳が解けたようだな」

 そこに現れたのはBセラフィモンであった。

「ふむ……どうやらボディーガードがついていたようですね」

「何で僕は……」

 戸惑っているハルトに

「どうやら洗脳魔法である【デーモンシャウト】を使われたようだ。そのせいで思考誘導されたのだ」

「そんな……」

 Bセラフィモンがそう説明するとハルトは、愕然とした。

「こうなると邪魔物が増えそうですので急ぎますか」

 そう言うとクラハシはデジタルゲートを作ると3体のデジモンがゲートから出てきた。1体はアリサやネモが戦ったオファニモン、もう1体は、ピンクの体色をした獣のデジモン、最後の1体は、Bセラフィモンと似た姿をしたデジモンであった。

「オファニモン、ケルビモン善、セラフィモン、三大天使共か……」

 Bセラフィモンは、3体のデジモンの見抜き忌々しそうに吐き捨てると

「此処は……もしや」「堕天せし同族か……」

「ストップ! セラフィモン! 此処は以前報告を受けた世界かも知れないから抑えて」

 セラフィモンがBセラフィモンの存在を確認すると戦闘態勢に移ろうとしケルビモンに止められた。

 ハルトを庇うように前に立ったBセラフィモンは

「聖なる者共よ! 忌々しいが此方は戦う気はない! 速やかにこの地から去れ!」

 直ぐに立ち去るように言うとケルビモンは顔をしかめながら

「悪しきものに命令されるのは癪だけど、言い分には一利あるから去りたいんだけど、あのゲートを作った者の命令をきくプログラムがインストールされていて僕達の意思とは関係なく動くみたいなんだ」

 済まなさそうにそう言うと3体は戦闘態勢になった。Bセラフィモンは舌打ちをするとハルトの方を向き

「済まないがショウが戻るまで指示を出してくれないか」

 そう頼んできた。ハルトは驚くと

「いいの?」

 そう聞き返した。それに対しBセラフィモンは頷きながら

「我の主であるショウが友と認めた者だ。問題ない」

 そう返すとハルトも覚悟を決め

「じゃあ宜しくね」

「承知!」

 こうして即席タッグでの戦闘が開始された。




【デーモンシャウト】は漫画デジモンドリーマーズを参照しています。
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