ポケットモンスターSV~電子生命体との出会い 作:ガチャガチャクツワムシ
「……取引とは?」
「何、君にハルト君と同じ様に私の実験に協力して貰いたいのですよ」
「洗脳しておいて良く言えますね」
いけしゃあしゃあと言い放つクラハシにアリサは皮肉るもクラハシは意に介さず
「了承してくれるならば此方は彼らに害を与えずにこの場を去ろう」
その提案にアリサは少し考える素振りを見せるも直ぐに
「分かりました。取引に応じましょう」
受けいることにした。
「「「「「アリサ(さん)⁉」」」」」
そう驚愕の声をあげる面々に横目に見ながら
「取引を受け入れたので早く彼らを解放して下さい」
「流石に解除したとたんに攻撃をされては敵わないから私がいなくなると同時に解除するようにしている。【デーモンシャウト】は時間経過で自然に収まりますよ」
「なら、直ぐに行きましょう。すみません皆さん、ショウさんに説明をお願いします」
そうクラベル校長達に言うとアリサとクラハシは消えてしまった。それと同時に金縛りのような状態が解け動けるようになった。
「校長先生! 直ぐにショウに連絡をしましょう!」
「そうですね。今、連絡をしましょう!」
そうスマホロトムから連絡をしようとすると突如ショウが現れた。
「……とのことが先程まであったのです」
クラベル校長はそう説明を終えるとショウは怒りを抑える様に落ち着いたような声で話し始めた。
「すみません。俺のせいでご迷惑をお掛けして」
全員に深々と頭を下げると
「ショウは悪くないよ!」
「そうだぜ! 悪いのはクラハシって奴なんだろ!」
「そんなに自分を追い込まないで!」
ボタン、ペパー、ネモが強い口調で否定した。それに続くように
「ショウさん、貴方は我々の安全を第一に行動をしてくれているのを知っています。貴方だけの責任ではありませんよ」
「そうですぞ。どうやら聞く限り、相手は色々な策を練って行動をしていた様子。相手が上手だったと思いこれからのことを考えましょう!」
クラベル校長とハッサク先生も優しく諭した。ショウは心が温かくなり涙を浮かべながら
「ありがとうございます」
再度深々と頭を下げた。
落ち着いてからこれからのことを話し合おうとするとショウのスマホにメールが届いた。内容を読むと
「どうやらクラハシから連絡が来ました」
そう言ってメールの内容を見せるととある場所の位置情報と時間設定が添付されていた。
「どうやら此処に来いということなんでしょうね」
「十中八九罠でしょうな」
「それでも行かないとハルトとアリサが心配なので取り敢えず準備をして行きますので失礼します」
そう話すと準備をするために校長室を退室した