ポケットモンスターSV~電子生命体との出会い 作:ガチャガチャクツワムシ
倒れたハルトに近づき状態を確認したショウは、自身も限界に近かったがそのままハルトを背負いデジメモリを回収しようとデジヴァイスを見るとなんとデジメモリがひび割れ消滅し始めていた。
「どうやら一回しか使えないが、能力がかなり強化されているメモリのようだな」
そう分析するとアリサ達と合流した。
「ハルト!」
「大丈夫だ。デジソウルを放出し過ぎたんだろう。それにデジモンの知識を無理に頭に詰め込んだから脳がオーバーヒートしてるんだろうからゆっくり休ませれば良くなる」
心配するボタンを安心させるようにハルトを診ていたディルビットモンが伝えた。
「これは、よく新人テイマーが起こす事だからなぁ」
「ショウも良くぶっ倒れていたしねぇ⁉」
ショウが、懐かしそうにいうとヘクセブラウモンがからかい始めたため無言で腹パンをしているとデジヴァイスから着信音がなり確認したショウは
「今、テイマーユニオンから連絡があった。クラハシは逃げられたそうだ。捕縛するためのメンバーとこれから合流することになった」
そう伝えると
「お嬢は、歩けるか?」
「……無理です……」
アリサに確認するも足が痺れて動けそうにない様子をみて
「しょうがねぇな」
そのままハルトを片手で背負ったまま、アリサを片手で抱えると
「ちょっと⁉ショウさん⁉」
「さっさと合流したいからな、足を捻ったことにしておけ」
恥ずかしそうにするアリサに、そう言うと痛みで踞っているヘクセブラウモンを戻しアリサのデジヴァイスを掲げ
「お嬢のデジモンで俺達の護衛を頼む」
そう言うとガンドラモンと両足が銃になっているガンマンの姿をしたデジモン……マグナキッドモンを新たにリアライズした。
「応よ!」「姫を頼むぜ!」
話を聞いていたのか直ぐに了承しベルスターモンとディルビットモン合わせて4体で周囲を警戒し始めた。
「……ショウさん、ハルトさんは自分が背負いましょうか?」
「お気持ちは嬉しいのですが、コイツがゴリランダー並みの握力で服を掴んで離さないんですよ」
アオキの提案にショウがそう答えると
「なら、私が歩いていきます! もう大丈夫ですので!」
そう顔を赤らめながらアリサが降りると早足で歩いて行った。
「取り敢えず、行きましょうか」
そう苦笑しながら促すと歩きはじめた。その後ろをアオキ達は付いていった。
「……いいなぁ~……」
「どうしたんだ? 先生?」
「何でもないよ! 急がないと置いてかれるよ!」
そう羨ましそうに呟いたミモザ先生にペパーが、声をかけると慌て誤魔化しショウ達に着いていった。