『結城友奈は勇者である』10周年おめでとう! 本当におめでとう!!!!!!!
こんにちは、こんばんは、せんと凪と申します。ゆゆゆが10周年で勢い余って書いてしまった作品です。とってもガバです。なので所々変だと思います。
ゆゆゆ10周年なのになんで、わすゆ編から入るねん、と突っ込まれると思いますが、どうしても書きたかったんです! ゆ、許してください!。
それでは、レッツ、エンジョイ!!!
本編開始です。
第一話 高嶋 結太
時は、止まることはない。
すべてを等しく、終わりへと向かわせる。
その限られた時の中で人は、大事なモノを見つけ、手にしていく。
未来の輝きを守らんとする者よ、己が選択に責任を持ち、往くがいい。
かけがいのない穏やかな日々も大切にし、触れ合い、絆を育み、その道をゆくのだ────
神世紀二百九十七年────
9月下旬。
神樹と言われる神様が世界で唯一残された四国をウィルスから守る世界…………。
事は今から一ヶ月前に遡る。神樹様を奉り崇める組織『大赦』。この国にいるのなら誰でも知っている大組織。そんな白装束、白い仮面を付けた大赦の使者である人間が大事な話があると家に来たのだ。
稲波橙華様あなたは勇者に選ばれました、と言いに。
大赦の説明を聞き、両親は驚愕していた、男の子であるはずの息子が何故勇者に選ばれたのかと。
勇者とは本来、無垢なる少女のみが成れる存在だからだ。
なのに息子は選ばれた。
大赦も詳しい理由はわからないと言っていたが巫女による神樹様の信託と、適正検査によって勇者の適性がとても高いとわかったらしい。大赦側も驚いていたと聞いた。
両親は僕を交え勇者の御役目がどういうものなのかを大赦から改めて聞いた。内容を聞いて両親は表にはださなったが心の底では猛反対していた。
神樹様を守る為に、命を落とすかもしれない戦いに息子を行かせるのだから。
でも断ることはできない選択だ。この四国は神樹様と言う絶対的な存在によって守られている。その神樹様が死ねば世界は終わってしまう。そんなことはあってはならない。それは橙華の母も父も理解している。
勇者のお役目はとても名誉なことだし、誇りなのだ。だから息子は勇者に成るしかない。これは仕方のない事なのだから。
仕方がない事…………なら、もしお役目に行かせて息子が死んだら? 息子を引き換えに世界が救われる? 橙華が居ない世界で生きる? 冗談じゃない。愛する息子が居ない世界で生きるなんて耐えられない。「私たちの大切な息子をわざわざ死なせに行かせるなんて絶対させない! いくら名誉なことでも関係ない、あなた達に橙華は渡さないから!」と遂に母は隣に座る僕を抱きかかえて大赦の人達に言い放っていた。いつになく真剣な母。それは父も同様だ。父さんも僕をお役に行かせるのは反対と言ってくれた。
けど僕は思った。勇者のお役目は確かに怖いもので、死ぬ危険だってある。だけどもし、僕が行かないで世界が終わったら? 世界を救える力を持てっるのに何もしないで、終わりが来るのを黙って待つなんて、なんだか嫌だと思ったんだ。それに、こんなに自分の事を思ってくれる両親を守れるのなら、神樹様の勇者になってこの世界を守りたいと思った。
だから勇者に成ることお決めた。
母さん、父さんは最初は反対してたけど最後は僕の事を尊重してくれた。
正式に勇者になるにあたって僕は養子となることが決まった。理由としては大赦は身内から勇者を出したいとの事。どうやらそれは古くからの伝統らしい。
大赦に属する地位の高い名家からそれぞれ候補が上がり、その相談の後、高嶋家に決まった。
手続きと引っ越しを終え、そして僕は高嶋家の養子になり、名前が稲波橙華から、
「これで良しと……………」
用の済んだダンボールを折りたたみ縛り終える。するとドアをノックする音が聞こえて来た。
「結太君どう、終わった?」
「あ、はい、一様」
「入ってもいい?」
「はい、構いませんけど……」
「おお、んーなかなかいい部屋だね!」
部屋に入ってきたこの人は、僕を養子として引き取った高嶋家の人、
「そうですか? ありがとうございます」
「ふむふむ、あっそうだ結太君もうすぐご夕飯できるんだ。一緒に食べよう!」
「わかりました」
一階のリビングで茜さんと夕飯を頂く。
「改めて結太君、よしくね」
「はい……こちらこそよろしくお願いします」
「さぁ食べて食べて自慢のカレーだから!」
「おいしいです。はい」
「ふふありがとう。後うどんも在るけど食べる?」
「いただきます」
夕食を食べ終えた後は茜さんと少し談笑して、お風呂に入り、歯を磨終えたら既に時刻は午後10時を回っていた。
自室の戻り、部屋の明かりを消しベッドに横になる。自分の部屋の天井を見つめながら。
「勇者のお役目…………ちゃんと果たせるかな……」
ぽつりとつぶやいた。不安はある。でもやると自分で決めたのだから最後までやるしかない。頑張ろう。
明日から御役目の訓練が始まるし、新しい学校にも行くことになる、早く寝よう。
結太はそっと目を閉じて深い眠りに入った。
……………
目を開くと、そこは真っ白なようでそうじゃなく、いろんな色が薄く滲んでは、ゆっくりと消える不思議な空間だった。結太はそこで椅子に座っていた。
「やぁ、よく来てくれたね、会えてうれしいよ」
その声の方に目を向けると、目の前に古びた本を持つ着物姿の少女が同じく椅子に座っていた。その右隣には巫女服姿の赤毛の女の子が立っている。
着物姿の子が本をそっと閉じ、僕と目を合わせた。
「人が来るなんてね久々だからね」
「あなた達は…………?」
ああごめん、まだ名乗っていなかったね。私は簡単に言うと、君たちが神様として崇めている神樹様…………に近いような存在みたいなものだよ。
「神樹様…………」
「でも、これと言った名前は無いから、好きに呼ぶといい。例えば神樹ちゃんとか、そうだ親しみを込めて神樹の恵みちゃんと呼んでもいいよ」
「…………え?」
「あっ…………嘘ウソ冗談だよ。神樹様ジョークだよ!」
じょ、ジョーク? え? 緊張をほぐす為に言ってくれたのかな、この人は? そもそも人なのかあやしいけど。
「そして、彼女はタカシマさん。私の付添人のお役目を担っている、同じくここの住人」
「タカシマ ユ、た、タカシマだよ、あっ、です。あはは、練習したのにミスちゃった…………よろしくね」
タカシマと名乗った巫女服の少女は、恥ずかしそうに微笑んでいた。タカシマ……茜さんと何か関係があるのかな?
「ここは夢と現実、精神と物質の狭間のにある空間。本来ここに人が来ることはできない。けれど、君はここに来たんた。運命……なのかもしれないね」
「運命…………?」
「うん。君に流れてる血は他者とは少し違うんだ。君のご先祖様に関係しているけど…………この話はとても長くなるから、時が来たら話そう」
「…………血」
「さて本題に入ろう、君にはこれから幾つかの困難が待ち受けている。私たちは、君がその困難にどう立ち向かい、どう乗り越えるかを見届ける御役目を担っているんだ。言わば、旅の同行者と言った感じだね」
「旅の………同行者…………そういえば、これは夢なんですか?」
「そうだよ…現実の君は、今は眠りの中にいる。今君は、夢としてここに来ているんだ。
だけどいつか君自身の足で、ここに来ることも在るかもしれない」
「……………そうなん…………ですか」
「ん、どうやら長く話してしまったね、そろそろ時間だ。これから君が歩む道がどう行ったものなのか楽しみだよ。それじゃあ、また会おう」
目を閉じ、そこから意識が遠のいていく。
……………
窓から差し込む朝日が目覚めを促す。
目が覚める。なんだか誰かと話す夢を見ていた気がする。会話の内容はほとんど思い出せないけど。
悪い夢ではなかった気がする。
さて今日から新しい生活が始まる、頑張っていこう。
決意を胸に少年の物語は始まり、進んでいく。
個人的に続けて行きたいと思ってます。
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