この世界にあの子はいない   作:ナハトムジーク

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我が名はトール!

 

……やあやあ!こんにちは!もしくはこんばんは、かな?

 

僕の名前は徹!

 

ただのゲーム好きの一般人、そして今の職業は魔法剣士だ!

 

何の因果か僕はダイの大冒険の世界に転生してしまったみたいなんだ!

 

気がついたらデルムリン島にいて、ブラスじいちゃんにお世話になっていたんだ!

 

ダイ大の世界に転生してしまったとわかった僕は必死に修行した!

 

おかげでかなり強くなった自信がある!

 

まずは僕の出来ることを教えよう!!

 

 

まずは魔法だ!

 

バギマ(真空呪文)イオラ(爆裂呪文)!」

 

放たれた呪文がモンスターを打ち倒す。

 

まずは各種中級呪文を唱えられる!

唱えられるのはベギラマ(閃熱呪文)ヒャダイン(氷系呪文)バギマ(真空呪文)イオラ(爆裂呪文)だね! あとは補助呪文も唱えられるよ!

 

残念ながらメラ系は才能がなかったみたいで覚えられなかったんだけど、ヒャド系は才能があったみたいでヒャダインまで使えるようになっている!

 

だけど……

 

ドルモーア(極大暗黒呪文)!」

 

メラの代わりにドルモーアが使えるのだ!

……まぁ、これが魔族にどれくらいダメージを与えられるかはわからんけどね!!

 

 

次に剣術!

 

「斬岩剣! 斬空剣!」

 

アバン先生のアバン流刀殺法の技を参考にした技があるんだ!

 

斬岩剣と斬空剣、そして斬魔剣が使えるよ!

斬魔剣は斬る相手が居ないし、もし効果的だったら相手が昇天しちゃうから本当に使えるかはわからないけどね!

 

……え?アバン流刀殺法使ってるならどうして名前変えたかだって?

 

だってアバン先生から教え受けてないのに、アバン流刀殺法名乗るのはちょっと失礼かなって……

本人に会って披露して全然違う太刀筋です。ってなったら恥ずかしいじゃん!なのでちょっと違う作品の技名で代用しているわけです!

 

……こほん。さらに僕は二刀流と大剣の練習もしている!

 

「二刀連撃斬岩剣!」

 

両手の剣を振るうとモンスターが倒れる。

 

うん!ロトの剣(その辺に落ちてた枝)天空の剣(島に流れ着いた流木)は今日も良い切れ味だな!

 

さらにドラクエといえばの(特技)も練習したんだ!

 

「はやぶさ斬り! 二刀はやぶさ斬り!!」

 

片手2連、両手で4連激が可能なのです!

……うん! ぶっちゃけFF5の二刀流みだれうちみたいな感じだね!

 

超はやぶさ斬りが使えれば夢の8連激が出来ると考えると夢が広がるなぁ!!

 

大剣は……まぁ見せなくても良いよね!同じ技を一本の剣で放つだけだし!

二刀流は動きが早い相手だったり、防御力が低い相手用で、両手で持つ時は防御力が高い相手用……って感じかな!

 

 

「ふぅ……」

 

モンスターを倒し終えて僕は流木に腰掛ける。

 

ま、こんな感じで僕の有能具合、わかってくれたかなぁ?

いやー、こんな強い味方が最初から仲間にいたら魔王とか余裕で討伐できちゃうんじゃないの!?

 

ザッ……ザッ……

 

「君がトール君ですね?」

 

2人分の人の足音に僕はそっちを向く。

 

「あなた達は……っ!」

 

「まずはモンスターの皆さんを鎮めましょう」

 

そう言うと僕に声をかけた眼鏡の人は剣で線を描き走り去ってしまった。

 

「あっ!」

 

正直、僕が知っている人物なら心配ないが、会ったことはないので少し心配して引き留めようとしてしまった。

 

「大丈夫ですよ!先生はすごいんですから……!」

 

もう一人の人の言う通りであっという間に島中を回って五芒星を書き上げた!

 

「邪悪なる威力よ、退け……マホカトール!」

 

呪文を発動すると五芒星が光り輝き、島を覆っていた暗雲が晴れ、光が降り注ぎ、モンスター達が戦うのをやめた。

 

「あなたは……」

 

「申し遅れました。私……こーゆー者でございます」

 

そういうと眼鏡の人は巻物を取り出し、開いて見せた。

 


勇者の育成なら

  おまかせ!!

 

この道15年のベテラン

アバン・デ・

ジニュアールⅢ世

 

魔法使い僧侶も

一流に育てあげます

私に連絡下さいドゾヨロシク


 

 

「アバン・デ・ジニュアールⅢ世勇者育成業……ま、ひらたくいえば家庭教師ですね」

 

「家庭教師……ですか」

 

「そう!正義を守り悪を砕く平和の使途! 勇者、賢者、魔法使い…! 彼らを育て上げ超一流の戦士へと導くのが私の仕事なのですっ!!」

 

アバン先生が巻物をしまいながら言った。

 

「いかがですか? トール君」

 

「……よろしくお願いします。僕は、強くならなきゃいけないんです」

 

アバン先生の眼鏡がキラリと光る。

 

 

 

 

そういえば、僕がいる代わり、と言っては何だけど……

 

 

 

 

 

 

「僕を勇者の代わりになる……最強の魔法剣士にしてください!!」

 

 

 

 

 

この世界に……ダイ(勇者)は居ない

 

 

 

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