目の前の化物ジャマトを蹴散らしていく
彼の正体は一体……
そしてジャマトとはどんな存在なのか
彼女はまだ知らない
「…………………」
これで本当にジャマトは倒し切れた
その証拠に
ゴォォォォン ゴォォォォン ゴォォォォン ゴォォォォン
四葉「っ?何この音」
「これから世界が変わる」
四葉「世界が変わる?どういう事ですか?」
「気にするな。こういうのは、忘れるに限る」
そう言い、世界は白くなっていく
四葉「それってどういう───」
世界が変わる
それが
デザイアグランプリだ
「さて、世界が変わったか。……行くか」
新たな世界
俺の世界だ
何を願ったのか
【俺が世界スターになる世界】
そして俺は何処に向かっているのか
とある病院へと向かっていた
別に身体が悪いという訳では無い
そこに知り合いがいるからだ
病院
コンコン!
「どうも。久しぶりです」
??「やあ。まさか君が来るとはね」
「まあ色々と立て込んでて、中々来れなかったですけど(まあデザイアグランプリに参加しているから来れてないからな)」
??「いつ以来かな。君と最後に会ったのは」
「10年程前ですかね」
??「そんなにだったかな」
「【中野】さんは相変わらずですね。もっと感情出した方が良いですよ」
【中野マルオ】
この病院の医者だ
昔にある程度の付き合いがあった
だがデザグラに参加して以来中々会えずに居た
ちなみに中野さんは一般人、デザグラ関係者でも参加者でもない
でも本当に相変わらずあまり表情が固いな
マルオ「そうかな?これでも出てるとは思うが」
「全然ですよ。俺からしてみれば」
マルオ「………善処するよ。それで上世君は何故ここに?」
「色々時間が空いたので、挨拶をと思って。でもいつもの中野さんで安心しました」
建前上では
本心としてはデザグラの被害に会っていないか、その確認をしに来たのだ
ずっとデザグラにも出ている俺は相手と話したりしてればどういう奴か、相手の内を知れる
たまに見かけるメンタリストって奴みたいな事が少し出来る
だが相手も人間、騙す事もある
まあこの人に関しては騙してもメリットがない
この人からの会話等はあまり嘘は無い
稀にあったりするけど
マルオ「そうか。あっ…すまない上世君。この後診断しなきゃいけない人がいるから」
「そうですか。それじゃあ俺はこれで」
マルオ「ああ。気をつけて」
さて、中野さんの確認が取れたし、あいつの所に行ってみるか
そう言えば世界が変わる前に中野って苗字を言ってた奴がいたな
もしかして中野さんの子とかか?
まあいい、とにかくあいつの所に行くか
俺は病院を後にしある知り合いの家へと向かった
ガリ勉の友達0の奴の元へ
────────────────────────
さて着いたか
目的の場所へと着いた俺は玄関の前に立ちノックした
すると
??「はい」
ガチャ
??「あっ!?英寿さん」
「よっ。さっきぶりだな、【風太郎】」
上杉風太郎
さっきあった高校生だ
こいつはやたら勉強が出来るのに友人がいないと来た
まあそれもそのはず
そもそも人との付き合い方があまり分かっていない
勉強は出来るのにだ
風太郎「はい……でもなんで英寿さんがここに?」
「用事が終わったからここに来ようと思ってな」
ここに来る前に買い出しをしていた
要は晩飯を振る舞う為来たという事
というのも栄養のある食べ物をあまり食べれていないらしい
工夫して栄養を取っているらしいが、それでもかなりキツキツとの事
俺は家に上がらせてもらい早速キッチンを使わせてもらった
ちなみに作る料理は親子丼・ヘルシーサラダ・味噌汁
それを人数分……4人分作った
「ちゃんと食えよ」
??「っ!?美味しい!英寿さんありがとう」
「いいさ。毎日作ってるんだし…たまには羽を伸ばす事も大事だ」
??「上世くん…ここで家事とか諸々で居てくれないか?」
「流石にそこまで俺は入れないですよ。それにもういるでしょ?家事出来る人が」
そう言い俺は後片付けをした後その場を後にした
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四葉side
部活の助っ人の帰り道
今日も助けたなぁ
けど、流石に成績が……でもでも!困ってる人ほっておけないし…
すると
ドッ!
誰かとぶつかってしまった
「あっ!?すいません!」
??「っ?いや、俺は大丈夫。そっちは?」
「私は大丈夫です」
良かったぁ怪我してなくて
??「っ?あんた……」
っ!?なんか見られてる!?
えっ…まさか失礼な事を!?
「な…何でしょうか?」
??「ああいや、何でもない。気をつけろよ。夜は危ないからな」
そう言ってその男性は闇の中に消えていった
「良かった。でもあの人、なんか見た事があるような」
時間も時間
私は急いで家へ走って帰って行った
まだかなり距離があるのに走って
OUT side
翌日
俺はある場所にいた
【デザイア神殿】
デザグラ参加者が初めて訪れる場所……の、休憩室に俺はいる
デザ神になった俺は他の奴より先に入れる
今回からそう決まったらしい
一応バックルは新しい世界に変わった時所持しているバックルは回収される
デザイアドライバーはナビゲーターから貰うのだが俺は新しい世界に変わった直後に渡された
IDコアは白色の狐マーク
他の参加者にもそれぞれマークがある
全く同じものは無い
すると
??「っ!?ギーツ」
「よっ!【バッファ】か」
【吾妻道長】
【仮面ライダーバッファ】
紫色の牛のライダー
このデザグラに参加してからずっと俺に敵を向けている
理由は知っている
だがあえて言わない
言ってもあまり聞かないだろう───牛だけに
道長「おい!なんか変な事考えてねぇだろうな」
「考えてねぇよ。猪突猛進な所……闘牛だな」
道長「誰が牛だ!」
こんなやり取りがたまに起こる
こいつ飽きねぇな
すると
ツムリ「上世英寿様。吾妻道長様。参加者が集まりましたのでお呼びしました」
「そろそろか」
道長「ギーツ」
「なんだバッファ?」
道長「次は俺がデザ神になる!お前をぶっ潰してな」
「悪いがそれは叶わない。今度も俺がデザ神になるからな」
そうお互いの思いをぶつけて集まる広場へ向かった
────────────────────────
ツムリ「仮面ライダーになった皆さん初めまして。私はナビゲーターのツムリです」
始まった
この世界でのデザグラが
一通りツムリからデザグラの話が話される
簡単に言うと最後の一人になるまで行う
一人になった者はデザ神となり、願いを叶える事が出来る
願いを叶えるのはどうするのか
それは【デザイアカード】が今手元に渡されている
ここに自分の願いを書く
俺は横目に他の参加者を見ていた
「(面白い奴らが集まったな)」
人影に助けた少女がいるのを英寿は気づいていなかった
四葉side
うぅぅ、まさかこんな事になるなんて
私は帰りにあの男性と別れた後、今話している女性、ツムリさんに会った
「えっ!?だ、誰ですか?」
ツムリ「中野四葉様。おめでとうございます。今日から貴女は仮面ライダーです」
「えっ?仮面…ライダー?」
そういいツムリさんから緑の箱を見せられ開けられた
そこには緑の丸い物と黒い物があった
私は丸いそれに触れた
その時
「えっ!?」
記憶が呼び起こされていく
今日の昼に起きた出来事を
『さぁ、ここからが─ハイライトだ』
「っ!?白い……狐?あの時の」
デザイアグランプリっていうものに私は参加している
なんで私なのかは分からないけど、どんな願いでも叶うなら
私は
《家族が幸せになってほしい》
それが私の願い
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〈最後まで足掻かなきゃ、理想の世界は叶えられない〉
〈やっぱり私じゃ無理ぃぃぃぃ!!〉
〈た……助けて〉
〈全てのライダーをぶっ潰して、理想の世界を叶える!〉
世界が変わりデザ神となった英寿
世界が変わった後英寿の知り合いに会う
目的は無事かどうか
用事を済ませた英寿はデザイア神殿の休憩室で休んでいた
そこに前世界でも出ていた男
吾妻道長=仮面ライダーバッファ
道長は異様に英寿に敵意を見せる
だがそこまで気にしてない英寿は受け流していく
そんな事を話しているとツムリから集合をかけられた
そこには色々な参加者が集まっている
その中には英寿が助けた少女がいた