デザ神となった者は次のデザイアグランプリの参加資格がある
英寿は知らない
彼が助けた少女が茨の道へ踏み出すとも知らずに
説明の後、特にジャマトはすぐ現れず
俺はいつもの生活をしていた
だがそこに
四葉「あの!」
「っ?あの時の。確か」
四葉「四葉です。まさかまた会えるなんて思ってなかったです」
「あんたもライダーになったんだろ。なら、競争相手って事だな」
四葉「競争相手だなんて」
「デザグラは自分の願いを叶える為の戦い。気抜いてると脱落する」
四葉「脱落?脱落するとどうなるんですか?」
「それは自分で確かめるのが早い。まあその内分かる」
そう言い俺はその場を後にしようとした
だが四葉は再び引き止める
四葉「待ってください!」
「まだ何か?」
四葉「あ…あのう。良ければ来ませんか?」
「……はあ。そういうのはあまり良くない。家族が心配するんじゃないのか?」
四葉「えっ?…………////そ…そういう意味じゃないです!!!」
「っ?」
英寿は四葉について行った
四葉曰く助けたお礼に家にお招きしたいという意味だ
英寿が考えていた事では無かったらしい
まあ純粋なんだなと英寿は四葉にそう思った
目的に着くとかなり高いマンションがそこにあった
階は最上階と来た
金持ちか?
そう英寿は思った
そこに
??「あっ!四葉!何処行ってたんですか?」
四葉「あっ!【五月】。用事は終わったの?」
五月「用事?皆で買い物に行くって言ってたじゃないですか」
四葉「えっ?……あっ…ごめん!忘れてたよ。急に用事が入っちゃって。急ぎだったから…伝えなくてごめんね」
五月「いえ…それは別に。っ?その方は?」
話は英寿に変わった
顔立ちは似ている
姉妹なのか?
「知り合いか?」
四葉「はい。私の妹で」
五月「五月です。貴方は?」
「上世英寿……最近四葉さんに助けられてね。そのお礼したんだけど家に招くって言ってね。それで案内されて」
五月「そうでしたか。四葉大丈夫だったの?」
四葉「私は大丈夫だったよ。ここじゃなんですし入りませんか?五月良いかな?」
五月「私はいいよ。でも」
四葉「そうか。じゃあ上世さんどうぞ上がってください」
「お言葉に甘えて」
俺は四葉のご好意に甘え上がらせてもらった
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「(以外に広いんだな。かなり高いだろここ)」
四葉「お好きな所に座ってください」
五月「四葉。私は先に部屋に行くね。他の子も後から戻ってくるから。ゆっくりしてくださいね上世さん」
「良い奴だな。五月だったか……仲良いんだな」
四葉「皆良い人ですよ。上世さんもそう思ってくれると思います」
すると
ガチャッ
??「思った以上買ったね」
??「そう?あんま買ってないと思うけど」
??「【二乃】は買い過ぎ。こんなにあっても使わない」
二乃「用途用途で使うの」
四葉「おかえり皆」
ピンク髪の子がこっちを見た
??「っ?彼は誰?まさか四葉の彼氏!?」
四葉「ち…違うよ!上世さんは私を助けてくれて」
??「上世さんって言うんだ」
「この3人も姉妹なのか?」
四葉「そうなんです。なかなかいないですよね…五つ子って」
「双子とか3つ子とかは見かけるがな」
二乃「なんか名前があいつに似てる」
「あいつ?ああ風太郎の事か」
??「知り合いなの?」
「まあ家に行くぐらいはな」
??「でもなんでここに?」
「お礼として招いたと言ってたけど(まあ単に同じ参加者だから仲良くなりたいって事だろうが。まあ他のやつに言ってしまえばリタイアする。言う事はしないだろうが)」
デザイアグランプリでのルールで参加者はデザイアグランプリに関しての情報を一般人に話してはいけない
もし話してしまったらその者はリタイアする
そういうルールになっている
「家族が戻ったらしいし俺は出た方がいいんじゃないのか?」
??「ええ?もう帰るの?」
四葉「待ってください!時間も時間ですしご飯一緒に食べませんか?二乃が作るので」
二乃「なんで私なのよ。そこは四葉が作る流れでしょ」
そう言いつつも二乃は着替え材料を見て考える
家族が戻ったのに俺がいても大丈夫なのか
すると
ピンポンッ!
四葉「私が出ます」
「(これがあいつの当たり前か。明るいな)」
??「四葉とはどう知り合ったの?」
「君は?」
一花「私は【一花】。五つ子の長女でね」
「一花か。まあそうだな、美味しい店を聞いたのがきっかけか。親切に教えてくれたから助かってる。それだけなんだけど、ああしてくれてな」
一花「そうなんだ」
「不思議か?」
一花「違う違う。そういう優しい人で良かったなって」
「心配なんだな」
一花「まあね。長女だから」
そんな事を話していると
二乃「はい。これでいい?」
持ってきたのはカツ丼だった
まあ話してはいたがそれなりに時間が経っていた
「いただきます」
一口カツ丼を口にする
「美味いな」
いい感じな揚げ具合
米もいい感じだ
「良い腕してるんだな」
二乃「それはどうも。食べたら早く帰って」
「こいつこんな感じなのか?」
一花「良い子なんだけどね(風太郎君よりはマシかも)」
カツ丼を食べた後俺は出る為玄関へ向かった
すると
四葉「上世さん」
「なんだ?」
四葉「下まで送らせてください」
「…………わかった」
四葉は俺を見送る為1階のロビーまで一緒に着いてきた
「それで、俺に話があるんだろ?」
四葉「気づいてましたか」
「デザグラ関係の話をすれば、ライダーの資格を失う。それをしなかったという事は、お前にも叶えたい願いがある。そうだろ」
四葉「はい。私は家族が幸せになってくれれば良いと」
「それがお前の願いか。良いんじゃないか?まあこのデザグラのルールだからな」
四葉「上世さんはなんでデザイアグランプリに?」
「俺にも叶えたい願いがある。それは誰にもあるだろ」
四葉「……上世さんにも叶えたい事が」
「時間ももう遅い。俺はこれで失礼する。デザグラでの通知は配られたその端末から知らされる」
四葉「教えてくれてありがとうございます。お休みなさい」
「ああ。おやすみ」
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翌日
俺は空いた時にトレーニングをしていた
どんな奴が来ても倒せる様に
「………母さん」
トレーニングを終え、シャワー室で流す
その後朝食を食べ控え室にいた
「早起きだな、バッファ」
道長「ギーツか。相変わらずだなお前は」
「お前も早起きしてどうしたんだ?」
道長「お前に言う義理はない」
「まあ、そうだな。今回のデザグラ参加者、結構面白い奴が参加したな」
道長「やる事は変わらない。全てのライダーをぶっ潰す。それだけだ」
「相変わらずだなバッファは」
道長「ギーツ。お前は必ず俺がぶっ潰すからな」
「出来るならやってみろ。願いを叶えるならな」
そんな口論(会話)をした所で、1人入ってきた
四葉「あっ上世さん」
「四葉か。ああ、今日は休みか」
四葉「はい。なのでランニングしてシャワー浴びて来ました」
「運動部に入ってるのか?」
四葉「いえ、そういう訳じゃないんです。ただ困ってる人がいると放っておけなくて」
「放っておけない……ねぇ」
四葉という少女は自分の幸せを顧みず、他人の幸せに焦点を置いている
実際他人の為に願いを叶えるという参加者はいた
だがそれが最後に訪れるのは
ツムリ「上世英寿様、吾妻道長様、中野四葉様。いらっしゃったのですね」
「ツムリか。ジャマトが現れたのか?」
ツムリ「いえ、まだ現れてません。今回は少し遅い様で」
四葉「(遅い?そんな事までわかるんだ。ツムリさん凄い!)」
道長「(俺は1人でトレーニングにでも行って基礎を強くでもしに行くか)」
ツムリの話に対して、四葉は称賛
道長はトレーニングに
英寿は
「なら丁度いい。バッファ、四葉。トレーニング室にいくぞ」
道長「はっ?なんで俺まで」
四葉「良いんですかっ?」
「四葉はなんのライダーの姿かもまだ分からない訳だし。戦うんだ、ある程度は覚えとかないとやられるからな」
そう言い英寿は四葉と道長を引っ張っていきトレーニング室に行く事
四葉にとって初めてのライダーとしての戦いをする
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トレーニング室
「ここがデザグラのトレーニング室。色々設備も揃ってる。好きな様に使っていいそうだ」
四葉「こ……これ全部ですか!?」
かなり器具が多いのだ
後はそれ専用の部屋だったりと色々出来る
デザグラ参加者に対しての特典というものだろう
それらを通り過ぎ着いたのは
四葉「ここは?」
「シュミレーションルーム。要は模擬戦が出来る部屋だ」
そこに入ると真っ白い部屋が広がっていた
「じゃあ四葉、ライダーになれ」
四葉「ラ……ライダーに?どうやって?」
「貰ったドライバーにIDコアをセットして腰に巻けば変身できる」
四葉「えっ!?それだけで出来るんですか!?確か何かセットしてた様な」
「バックルか。あれがあれば確かに出来るがそれだけでも出来る。やってみろ」
四葉「はい」
言われた通りに四葉は行った
すると
【ENTRY】
音声が鳴った後ライダーに変わった
頭は狸だった
四葉「で……出来ましたか?」
「大丈夫だ。名前はどうする?」
四葉「名前ですか?」
「俺はギーツ。あいつはバッファってライダー名がある」
タイクーン「名前……なら【タイクーン】で」
「タイクーンか」
俺もギーツに変身した
タイクーン「改めて見ると狐なんですね」
「まあな、バッファは変身しないのか?」
道長「なんでギーツと一緒にやらないといけない。俺は俺で一人でやる」
道長は別室でトレーニングする事になった
「一緒にやればいいのにな。まあいいか」
タイクーン「これから何を?」
「自分なりにやってみろ。実際やらないと身につかない事が多いからな」
タイクーン「自分なりに……分かりました!」
タイクーンは走ってきて殴りに来た
それを受け流した
すると
タイクーン「あれっ……うわぁ!?」
コケた
「……大丈夫か?」
タイクーン「だ……大丈夫です(いつも通りな感じで攻撃したけど、感覚が全然違う……上世さんはこうなる事が分かってたのかな)」
怪我は無い様だった
直ぐに立ち上がり、構えを取った
タイクーン「まだまだ行きますよ」
「ああ来い」
時間がある中、トレーニングした
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タイクーン「ま……まだまだ」
「まだやるのか?」
あれからずっとやっていた
かなりの体力があるらしい
だがぶっ通し2時間もやるか?
ライダーの力があるとはいえ俺でもそんな継続して戦えない
「タイクーン……今回はこれで終わりだ。張り切りすぎだ」
タイクーン「あっ!?そんなに長く!?」
各々変身を解除した
「(戦闘センスは悪くないな。もしかしたら化けるかもな)」
英寿は中野四葉=仮面ライダータイクーンにデザイアグランプリのルールやライダーとしての戦い方を教えた
だが英寿は驚く
彼女の体力や戦闘センスの高さを
内心面白いと思いながら英寿はこの世界でデザイアグランプリを勝ち抜く