お久しブリーフ
学校も仗助君達と遊ぶ時間も終わり、空が星空を描きはじめたころ。先の見えない暗闇を街灯と住宅の灯りを頼りに駆け足で帰っていたとき、ポケットの携帯電話が小刻みに振動する。予想よりも解散が遅くなって、イラつきながら着信を見てみると、電話の主は仗助君だった。ついに承太郎さんが来日したらしい。
承太郎さんは見滝原ではなく、杜王グランドホテルで滞在するとのこと。僕らが杜王町から離れてる間、悪いスタンド使いが好き勝手しないよう目を光らせておくためだという。
「それで、用はそれだけ?」
「まあそう焦るな。ただ明日挨拶にでも行こうぜって話だ。例の話は明後日だろ?その前に俺達から分かってることを少しでも伝えてやろう」
明後日という言葉で鼓動が少し早くなった気がした。
『スタンド使いでない能力者』の話を聞いてから、はや一週間。億泰君が言った約束の日は間近にせまっていた。
一週間まえ、『能力者』の話が億泰君にうち明けられた日。承太郎さんに連絡したあと、僕はそのまま解散といくと思っていたが、仗助君の考えは違った。
「俺達だけで調べるぞ、その『巴マミ』と『暁美ほむら』とかいう奴らの正体を」
そんなことを彼は言い出した。やはりこの東方仗助という男、どこまでも勝手なやつだ。僕は内心、承太郎さんが来てからでいいのにと思ったが真剣な顔つきで誤魔化す。
僕が辞めた方がイイと言っても聞かないだろう。やると決めたら何が何でもやりきる。この男はどこまでも主人公なのだ。
血気盛んなのは億泰君も同じで、僕の意見(発言してないけど)は取り入れられず、その日のうちから情報を集めることになった。
承太郎さんという保険がない状況で踏み込むのは恐ろしかったが、僕もその話に乗った。べつにクラスで委員会を決めるときに嫌な委員会だけど友達が多いからその委員会に決めた、みたいな“ちゃっちい理由”じゃあなく、僕らなら大丈夫という絶対の自信があるからである。
そしてその自信の根底は、もし自分がヘマしても仗助君達が助けて何とかしてくれるという確信からきている。僕の意志をその先へ連れていってくれると分かっている。こういった点でも、彼はやはり主人公だと思った。
僕らは手始めに聞き込みを行った。その人間の身辺で奇妙なことがなかったか、不思議な現象を見たことがないか、あらゆる方面で。だがしかし、成果はさっぱり。大した情報は得られなかった。
『巴マミ』は人柄としては責任感と正義感が強く、真面目で基本温厚。オシャレは人並み。一人暮らしで両親はは彼女が幼いとき交通事故で死亡。
誰にでも優しく裏表ない性格だが、彼女の正義感に大きく外れた者に対しては一転し凜とした雰囲気に変わるが、真面目ゆえクラスでは敬遠され気味である。
大きな問題を起こした風聞はない。能力のことを余程巧妙に隠しているらしい。ただし一点だけ、彼女の両親が事故死したとき巴マミだけが無傷だった、なんて噂が見られた。単なる奇跡なのか、能力によるものなのか。
『暁美ほむら』にいたっては欲しい情報が何一つなかった。
中学校までは東京のミッション系の学校に通学。見滝原高校に通うには遠い距離だとは思ったが、色々あって引っ越しまでして入学。
入試の成績はトップクラスだったが、惜しくも首席を逃したらしい。引っ越してきたということで人間関係の委細は不明。もちろん能力についても知ることはできなかった。
あまりの無収穫ぶりに、僕らはほと疲れていた。聞き込みでは深く踏み込むと探っていることがバレると思い、別の方法としてスタンドを使って入学時の資料を漁ったが何も不自然な点もなく。
聞き込みを始めて三日後の夕方ごろ、僕らは見滝原の住宅地を越えた工場の資材おきになっている空き地で調査結果もとい愚痴を言い合っていた。
「名前が割れてる以上、謎の殺人鬼を探しあてるよりよっぽど簡単だと思ったんだがな」
「そろそろ潮時だぜ。今日クラスで巴のやろうに睨まれたしよお、向こうも勘づいてきてる」
億泰君がそう言ったのを聞いた仗助君は、乱雑に置かれた鉄パイプを彼のスタンドでぶん殴りへし折った。彼の中で、自分の無力感とプライドがねじ曲がってとうとうイラつきが限界を迎えたらしい。
パイプがぐにゃぐにゃになって五メートルほど飛んでいくと、正気に戻ったのか、舌打ちをしながら地面に座った。しかし、彼の髪をよく見ると数本の乱れを見つけた。彼は暇があれば常にその流線型を維持しようと髪をイジっているが、それを忘れるほどとは相当ムカついているようだ。一週間はこの調子だなと僕は思った。
「仗助君には悪いけど、僕は億泰君の言うとおりだと思う。少なくとも二日は、待った方がいい」
「そーかよ」
「仗助よお~~~っ、意地張るのはいいが無駄なことはきっぱり無駄なんだ。なにも諦めんじゃねーのっ、情報を得るために『待つ』んだぜ」
「そんなことは分かってんだ」
ずっと厭わしげな態度をとる仗助君に、億泰君がとってかかる。親友が駄々をこねているような姿が堪えられなかったのだろう。互いに睨みあい、一触即発的な空気だ。
億泰君が青筋を浮かべているのをよそに、僕は二人の顔、表情をを交互に見合わせる。何というか、仗助君の態度に違和感があった。こんな優柔不断な彼を僕は初めて見たからだ。
億泰君は見るからにイラついているが、仗助君の顔は機嫌が悪いようには見えない。むしろ穏やかで落ち着いている。でも、リラックスしている顔ではない。目だけは、一段と鋭かった。まるで茂みに隠れているドブネズミを探してるような、そんな目つきだった。
「そんなに承太郎さんにいいとこ見せたいならよォ、一人で勝手に調べてろ。俺達は付き合いきれねえ。帰るぞ、康一」
億泰君が舌打ちをしながら背を向ける。彼を引き留めようと声をかけるが、無視されてしまった。仗助君は遠ざかっていく彼の背中を一瞥したあと、また何かを探すような目になる。
カサッ、という音が、その時聞こえた。
僕のエコーズは耳が良い。ほんの小さな音も聞き取ることができる。それがどこからやってきた音かすらも簡単に。
───また虫が動いたほどの小さな音が、しかし風に揺れた音ではないものをエコーズが拾ってきた。
それは、仗助君が見つめている背の高い草むらの方からだった。
「…………動いた。その高い草の中」
彼がそういうと、億泰君も振り返って足を止める。北風が軽くそよぎ、草むらも揺れる。が、やはりさっき聞こえた音とは違う音がした。
『何か』が、いる。今の音は何かが動いた音だ。僕らが気付けず、仗助君だけが気付いていた何かが。
「……探してたのって、これのことかい?」
「康一、聞こえたか」
僕は小さく頷いた。二人して草むらのほうを睨む。潜んでいる『なにか』を逃がさないためにも。
僕はより正確に音を聞くためエコーズの
そいつは僕らが存在に気付いてから沈黙を貫いているが、逆に言えばそいつはここから移動していないということ。
仗助君と僕は草むらの元へゆっくりゆっくり歩み寄る。そいつの動きはない。なにかしらの能力を準備しているかもしれない。先に僕が身を乗り出して近付く。それなら僕に何かあっても仗助君が何とかしてくれる。
「おいッ!さっきから話しかけてるのによお、返事ひとつくらいよこせや」
億泰君の声で僕は足を止めた。集中しきってすっかり彼のことを忘れていた。ずっと僕らに声をかけていたみたいだ。
彼は振り返って、僕らの目線の先を追った。数秒ほど凝視して、もう一度僕らの顔を見合わせると、ピンときた表情を浮かべた。彼は首をポキリと鳴らし、まるで今からケンカを始めるような威圧的な仕草でスタスタ歩いてくる。
躊躇なく僕の隣までくると、彼の背中の奥がぼんやりと歪み、屈強な人型が現れる。ブリキ玩具のような出で立ちをしたソレは、右手をわきわきと動かして、無機質な目をギラつかせていた。
それと同時に、草むらに動きがあった。聞こえたのは限りなく草同士が擦れ合う音と似たりよっていたが、微かに別のものと擦れた音がした。
『何か』が動いた。億泰君がスタンドを出した意味を、奴は理解している。つまり彼の、虹村億泰の『ザ・ハンド』の能力を知っているということ。彼がスタンドを出したのも、僕らの目線を察し、草むらに潜む何かをザ・ハンドの削りとる能力で磁石のように引き寄せようとしたのが理由だ。
それを察知し、逃げ出した。何かは
ここで取り逃すとマズい。ここで逃げるということは正面きって戦うやつではなく搦め手で攻めてくる気だろう。僕らの能力が知られている可能性が高い中、草むらの中の奴を逃すのはヤバい。
とっさに僕が仗助君に目線を合わせると、仗助君は叫んだ。
「億泰ッ!奴はおまえの能力を知っている!もう一歩踏み込め!」
「しゃらくせぇッ、ちょこまかと逃げ回ってんじゃあねーぞこらっ!」
コンピュータの起動音のような重低音がした。屈強な人型が右手を振り下ろした。草むらが不自然に倒れる。風の流れも一瞬不自然に変わった。
ソレはただ右手を振り下ろしただけだ。それだけで、その手のひらの軌道上で、誰も説明のできないゾッとするようなことが起こった。が、しかし。
億泰君は一歩どころか、四歩も五歩も踏み込んで彼のスタンドの能力を発動させた。かの重低音がしたということは、確実に能力は発動した。僕らと奴との間にあった空間が消滅し、奴がこっちに引き寄せられてくるはずだ。
「に、逃がしたのか……?」
あたりを見渡してもそれらしい影は見えない。逃げ去るような音も聞こえない。あるのは沈黙だった。あるいは北風か、春風の音しかなかった。
僕は見逃しはしなかったはずだ。視界を遮られてはいないし、まばたきもしていない。億泰君の能力はきちんと発動して、その影響を受けないところまで逃げさせてはない。もしやこれが奴の能力なのか。
だとしても、だ。
「エコーズ!まだ遠くには行っていないはずだ……探せ、50mまでなら見つけられる!」
僕はスタンドを天にへと駆けさせた。上から俯瞰すれば、逃げている途中の奴を見つけられるかもしれない。
幸いここは開けていて建物も近隣の建物も入り組んでいない。逃げるのには不利な土地だ。
「その必要はないぜ、康一。億泰は充分な仕事をした。『奴』はもう捕まえた」
「えっ」
エコーズが高度20メートルほど飛び上がると、仗助君がそう言って僕を止めた。彼に言われるがまま、僕はスタンドを引っ込める。しかし、彼が捕まえたという奴はどこにも見当たらない。
僕はどういう事かと問いただす。どこを探したって草むらに隠れていたであろう『奴』が見えなかったからだ。彼がこの状況で冗談を言うとは思えなかったから、余計に混乱した。
「……どこにもよお、いねーじゃあねえか」
「ほ、本当に捕まえたの?その草むらに隠れていた奴を」
「お、おいおいおいおい、ちょっと待て。お前ら、もしかしてこいつが見えていねえのか?さっきから変だとは思っていたが………今、俺の右手で掴んでる奴のことだぜ?」
不審げな表情で、彼は右手を僕らに突き出す。だが、そこには彼が言う『奴』どころか、何も視認することは出来なかった。僕らの目には右手で何かを握っているパントマイムをしているようにしか見えなかった。
仗助君は必死に主張するが、僕らは二人で首をかしげるしかなかった。どう凝視したって、そこには空気があるだけだ。
不自然に空間が歪んでいるのならまだしも、本当になにも見えない。まばたきをしても空気、目をかっぴらいても空気、目を擦ったって
あれ……?
「「なっ!?なんだァ~~~こいつッ!!」」
唐突に、首根っこを仗助君にがっちりと掴まれた、動物のような何かがくっきりと現れた。存在すら感じなかった。まるで漫画の次のコマを見たときのような、コマとコマの間で何が起こったのか読者は全く分からない、そんな状態だ。
僕と億泰君がマメ鉄砲を喰らった鳩のような間抜け面を晒していると、首をわしづかみにされたソレは特に抵抗せず冷静に話し始めた。
「………まさか、見つかるとはね。君らに僕が見えるはずなかったのに。君のせいだよ、東方仗助。どうして僕が見えたんだい?」
「黙れ。質問をするのはてめえじゃあねーッ」
珍妙な光景だった。ソレは僕の予想や見た目と反して、流暢な日本語を話した。顔?のようなところについている口?は全く動かさず、でも不思議と響く声で。でもそれに表情などない。淡々と、文字の羅列を機械が音声として出力するかのような声だった。
動物のような、人形のようなソレが人とまともな受け答えをするのは、現実味がなくて僕が夢の中にいるのかと錯覚させる。
それに、ソレは仗助君の名前をさらりと言った。億泰君のスタンドのことといい、僕らの事情は筒抜けのようだ。そこも含めて、奇妙だった。
「やれやれ。急いては事を仕損じるよ」
「高説垂れやがってムカつくぜ。いいか、てめーに許されているのは二つ。一つ、俺たちが求める情報を全て答えること。一つ、今ココでくたばること。それだけだ」
仗助君と目があった。偶然ではない。億泰君にも同じように彼は彼と目を合わせる。ソレは未だ妙な動きを見せてはいないが、いつ何をするか分からない。ソレの余裕を崩せ。彼はそう言いたいんだろう。
エコーズとザ・ハンドが勢いよく出てくる。いつでもやれるぞ、僕らはやるときはやる……ソレに対して生温い状況じゃないことを教えてやる。問題なのはソレが全く動揺を見せないことだ。まだ隠し球があるとでもいうのか、ブラフをかけて隙を作るつもりか。
「僕の名前はキュゥべえ。若しくは……いや、それはもどーだっていい。用件を伝えてくれよ、東方仗助」
「いちいち癪に障る喋り方だぜ。いいか?てめーはどうやってもここから逃げることは出来ない。だが俺たちが欲しいのはてめーをいたぶることじゃあなく、てめーの口から出てくる『生きた情報』だ。それ次第じゃ生かしてやってもいい」
「たしかに、君らが何かしらを探っていることを巴マミに告げ口したのは僕だ。でも、それって当人からしたら嫌だろう?知らないあいだに知らないやつに自分のことを知り尽くされてるなんてさ。
だから僕が逆に君らの情報を伝えて釣り合いをとってる……これは公正な行いだ。それが嫌なら身を引けばいい」
「聞こえの良いことを言う……ようは僕達に『もう関わるな』と言ってるだけだろ!」
「広瀬康一、本音を理解できるのならわざわざ口に出さないほうがずっと利口に見えるよ」
ぐくっ、と声が絞り出る。ソレはいつ誰の逆鱗に触れてもおかしくない嫌みったらしさ満載の喋り方だが、核心を突くような発現が多く僕はあっさりと押し黙らせられた。
仗助君も下手に何か言うとヤバいと思ったか、口数を減らした。億泰君は話についていけてない様子だった。そうこうしているうちにソレは畳みかけてくる。ペースを持っていかれた。
「君たちはそこまでして知りたいのかい?『魔法少女』と『魔女』のことを」
「ッ!それは……」
「おっと、口を滑らせてしまったかな」
弄ばれている。有利な状況にあるのに、逆に手玉にとられ続けている。手の届きそうなところにあるものに手をかけた瞬間、それをさらに遠ざけられるような……なかなか屈辱的だ。
「もういいじゃないか。僕という存在が知れたことは君たちにとってかなりの情報だろう?満足したらどうだい?僕としてはべつに拷問されたって構わないよ。意味ないことだけれどね」
ソレの最期の言葉は、それになった。
仗助君がやった。これ以上何かを聞いても無駄だと判断したのだろう。一瞬彼の腕に重なって何かが現れたかと思えば、ソレの丸々とした顔は潰れ、コテリと体が地面に落ちた。血が吹き出ることはなかったが、ソレが地面に落ちたとき全身が痙攣していた。生き物かどうかよくわからんやつだ。
「なっ!?仗助ェ、何も殺すことは」
「ゴキブリは一匹見たら百匹いると思え。よくそう言うよなあ~~~、それと同じだぜ」
仗助君が親指で彼の背後を指す。さっき彼がむちゃくちゃにした鉄パイプの山であるが、僅かに尾っぽのような物が見えた。それは、地面に横たわっているソレの死体の尾っぽと酷似していた。
「いまの……こいつと同じやつだ」
「仲間だろうぜ。コレのさっきまでの余裕はそれだ。自分が駒ということを理解して、駒を全うする。自分の命は関係ない。ただの歯車と言うべきかもな」
仗助君は奴が逃げていったであろう方を向きながらそういった。それから少しの間を置いて億泰君が疑問に満ちた顔で話し始める。
「………なあ、俺はバカだからよくわかんねえんだがよ、今のは何だったんだ?俺が見た化け物じゃないのは分かるんだ。動物か?俺は生まれてこのかた、あんなの見たことねー。人形か?あんなにハキハキ喋る人形なんていねー。
ひ、ひょっとして宇宙人ってか!?宇宙人ってのはもっとタコみてーなやつだと思ってたんだがな」
「バカなこと言ってんじゃあねーよっ、もし宇宙人ならミキタカに聞いてみるか?きっと知らねーって言うぜ」(ミキタカ自身が宇宙人とは限らんが)
謎が謎を呼ぶ。能力者については何も分からなかったが、代わりに新たな謎が僕らの前に躍り出た。
奴の名は『キュゥべえ』体の大きさはタヌキほど。仗助君いわく体は軽く雲のようであると。人語を理解し、流暢に発して会話も可能。性格は激情でなく人間味のない岸辺露伴のよう。
スタンドの有無は不明。ただしスタンドを視認することはできるらしい。それに僕らが追っている『能力者』『化け物』について詳しく知っている様子。
あのあと僕らは、流石に調査を沈静化させようということに決まった。踏み込んだからにはもっと良い情報を探りたかったが、キュゥべえとやらの存在を確認できたのは僥倖だった。
承太郎さんが来るまでは、大人しくしておこう……
◇
めんどうくさいな。もう気付かれるなんて思ってもいなかった。あの個体は出来損ないだ。どうして東方仗助は気付けた?広瀬康一が気付けたのは奴が僕らの気配を感じとったからだ。
────“ジョースター”どこまでも邪魔をする。きっと『アレ』を保管している個体との同期が原因だろう。
まあいい。どうせいつかはバラすつもりだった。僕らの計画は順調そのものだ。君ら人類も、もう少しの辛抱だ。あと少し堪えれば、楽園を見せてあげるよ。いくらでもね………
to be contenued
忙しいよね、最近。
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