魔槍の使い手【魔法少女リリカルなのは】   作:紅い外套

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初めましてこんにちは
紅い外套と申します
処女作なのでお手柔らかにお願いします
誤字脱字など気になる点がございましたらご指摘下さい

注:この作品は私の自己満足小説です
  ちょいちょい自己解釈が出てきます
  そういうのが許せない方は、回れ右でお願いします


第1話:形容しがたいプロローグ

 

目が覚める

・・・はて?俺は何をしていたんだっけか?

ああ、思い出した俺はスーパーに行く途中だったんだ

なのに何故か俺は壁・床・天井が白で染められた部屋にいる

そして俺の目の前で頭に輪っかを乗せた爺さんが俺に向って土下寝をしながら

 

 

「スンマッセンシタァァァァァァァァァ!!」

 

 

謝ってくるのである。

 

いや、訳が分からない

なぜ体育会系のノリなのだろうか

いくら土下寝が土下座の上位互換だとしてもいきなりやられたらかなり不快だ

って言うか俺は故あって急いでいるのであるこんな茶番に付き合ってる暇は無い

なので

 

「帰る」

 

「なんで?!」

 

と俺の言った事がよほど衝撃的だったのか爺さんが勢いで顔を上げる

正直、今まで声だけで判別していたから本当に爺さんか分らんかったが・・・うん、ジジイだ

 

「いやなんでって言われても。俺こう見えても忙しいので」

 

と言って振り返る

おぉ、ドアがある。あそこから外に出れるのかな?

と思いながら足をドアへと向けると

 

「・・・」

 

ジジイが俺のジーンズを土下寝しながら掴んでいる

若干裾が伸びてしまうかもしれない事を思案して

 

「まあ、いいか」

 

と諦めと共にジジイを引きずりながらドアへ向かって歩き出す

 

「いや、どんだけ無関心なの?!お願いだから話を聞いて!!」

 

「いやマジ無理っす。俺これからタイムセールという名の戦場に行かないといけないんですよ」

 

卵八個入り一パック50円が俺を待っている!!

 

「いやじゃから、お主は死んだとさっきから言っとろうに」

 

「まったくさっきからなんだよ俺が死んだ俺が死んだってさ。なに?新手の宗教かなんかか?」

 

「ああ、なるほど。お主死んだ時の記憶が無いんじゃな?ならばこれを見てみい」

 

「ポチッとな」などとイラッとする擬音を呟きながらリモコンらしものを押している。

すると部屋が突然薄暗くなり真っ白な壁に3と書かれたスクリーンが表示される。瞬く間に2,1となり

 

 

[ふぃ~、良い買い物したぜ~。にしても今日のセールは破格だったな~。卵八個入り五十円とか利益でんのかな?]

 

 

スーパーの袋を持った上機嫌な俺が映っていた。

 

「?!?!」

 

困惑している俺を尻目に映像は流れていく

 

[まあいっか得してるのはこっちだし。さてさて、買い忘れはないよな~っと]

 

映像の中の俺は横断歩道の前で止まり買い忘れがないか袋を漁っている。

 

[ん?あれ?]

 

映像の俺が若干焦っている

 

 

[しまったぁぁぁ!醤油k「キキィィィィィ!!バンッ!!グチャ!!」]

 

 

映像の俺が縁石に乗り上げながらも突っ込んでくるトラックに挽かれていた

因みに≪挽かれて≫は誤字にあらず。ミンチ的な意味で・・・

っていやいや。こんな漫談モドキやってる場合じゃ無ぇ!!

 

「おい!ジジイ!説明しろ!!」

 

「だからさっきから言っとろうが。お主は死んだんじゃよ」

 

なん・・・だと・・・・

 

「そっかぁ、死んじまったかぁ・・・まあ、どうでもいいや」

 

「軽っ!!え、そんな適当なの?死んだのに?」

 

「適当って言われても・・・俺過ぎたことは気にしない主義なんだよ」

 

「そうなのか。てっきり人間は、死んだとわかったら泣くやら怒るやらすると思ったんじゃがのう」

 

って言うかこのジジイさっきから土下寝しながら会話してるのに声を下じゃあなく前に出すとか何気に器用なことやってんな

・・・ん?人間は?

 

「じゃああんたは人間じゃあ無いのか?」

 

「いかにも、儂は一応お前のいた世界の神じゃ」

 

そうだったのかてっきり俺は死神かなんかだと思ったわ。っ言うか神(自称)ってwww

 

「そっか、で?その神様(笑)が俺になんの用だ?」

 

「さらっと貶された気がするんじゃがまぁ良い。実はの、」

 

ジジイが一度言葉を切る。早くしろよ

 

「お主が死んだの儂の過失なんjグエッ!!」

 

その言葉が語られる前に駄神は車に轢かれたカエルの様な声を上げた

何故かって?そりゃあ俺が駄神の頭を思いっきり踏んだからだよ

 

「過失ねぇ。なあ過失って事はさぁ俺が死ぬことになった原因があるって事だよな?」

 

「そうじゃな」

 

俺がジジイの頭をふみふみしながらの質問をジジイが答えた

 

「じゃあその原因見してくれよ」

 

「・・・・・・」

 

黙りやがった。

 

「見られると困るのか?」

 

「・・・・・怒らん?」

 

「勘違いするなよ。原因が分かればそれでいい、あとは知らん」

 

嘘だけどな

 

「・・・・・本当?」

 

「本当本当」

 

って言うかジジイが〈本当?〉なんて甘い声を出すな吐き気がする

 

「わかったのじゃ」パチン

 

ジジイが指を鳴らす

 

「おお!」

 

途端に真っ白な部屋から書斎の様な場所に変わる。ちょっとびびった

 

「ここは?」

 

「儂の仕事場じゃ」

 

なるほど

部屋を見て回る

 

「本棚に机にテレビ、至って普通の書斎だな」

 

机の上以外は

 

「で、これが例の原因か」

 

そこにはコーヒーで濡れてグチャグチャになった俺の写真が貼られている書類がある。

ようは書類が濡れてしまいその結果が生身の俺に反映されてしまったんだろう。でも・・・

 

「これ、コーヒーを零したというよりは・・・」

 

チラリと駄神を見る

駄神はいまだに土下寝をしながらプルプル震えている

 

「こりゃ他になんかあるな」

 

駄神に聞こえないように呟く

改めて部屋の散策をしようとした時ふと目に留まったテレビのリモコン

なぜか俺はそれがすごく気になった

ということで、テレビの電源をいれた

 

ピッ≪ででーーーん、全員アウt≫ブチッ

 

我ながらすごい早業だ

映像を見てすぐに、事の状況を理解し電源ボタンに指をそえていた

もはや反射の領域だった

その後俺はゆっくりと振り返り、それまたゆっくりと駄神の方へと歩いた

 

「おい、申し開きはあるか?」

 

「ありません!」

 

元気いいなコイツ

 

「良し、じゃあお説教タイムだ。っとその前に、なんかいい感じに長い棒ない?ひたすら頑丈で重いやつ」

 

「これなんて如何でしょう」

 

そう言ってジジイは懐から木刀よりちょっと短いくらいの蒼白い金属の棒を取り出し、差し出してきた

うん、ひんやり

重さは・・・結構重いな10キロぐらいかな

 

「いや、もっと長いのがいいんだが」

 

「イメージすれば長さが変えられます」

 

「上限は?」

 

「大体40センチ~2メートル、重さは長さに比例します。壊れる事はありません」

 

曲がりなりにも神が持ってる武器だな。壊れないとかどんな素材で出来てんだ?

っていうか重さの上限は50キロかスゲェな、伸びる点にもびっくりだが

とりあえず上限の2メートルにしてみる

おぉ、伸びたって重ぉ!!さすが成人女性並みだぜ

正直まともに振れそうに無いが上段に構えて振り下ろすぐらいは出来るだろう

 

「あの~」

 

だがみは、ようすを、うかがっている

 

「ああ、悪かったな。これでいいよ」

 

俺は棒を上段に構え振り下ろした

 

「さあ、O☆HA☆NA☆SIしようか」

 

ガンッとかすごい音したけど、まあ神らしいし大丈夫だろ

 

 

 

 

 

 

 

   ただ今映像が乱れています。しばらくお待ちください・・・

 

 

 

 

 

 

 

しばらく駄神と『お話』(肉体言語)をして、俺はスッキリしていた

 

「ふ~、いい仕事したぜ。おい駄神意識あるんだろ?起きろ。あと敬語やめろキモい」

 

さっきまでキレてたから気にも止めなかったが思い返してみるとキモかった

 

「まったく、さっきの打撃儂じゃあ無かったら死んでたぞい」

 

「どうせ死なないだろう腐っても神(自称)なんだから」

 

「それでもちゃんと痛覚はあるんじゃよ?」

 

どうでもいい、むしろざまぁみろ

 

「なんでガキ○か見ながら仕事してたんだ?」

 

「面白いんじゃもんガ○つか」

 

こいつ開き直りやがった!

 

「もんじゃあねぇよ、もんじゃ。そんな適当な仕事してっから俺みたいな奴を出すんだよ」

 

「ぐぅの音も出無いのう」

 

「で?結局あんたは俺に何をしたいんだ?」

 

そう、いくら人一人殺してしまったとはいえ神が人をこんな所に呼び出すのはおかしい

 

「しいて言うなら謝罪と口止めとお詫びじゃな」

 

「口止め?」

 

「そうじゃ、儂は神の中でも下っ端での上司にばれるとやばいんじゃ」

 

神って縦社会なのか知らんかった

 

「じゃあお詫びって言うのは・・・」

 

「そう、名ばかりの口止め料じゃよ」

 

なるほどな、ようは「欲しいものをくれてやるから黙ってろ」と

 

「それはあんたが提供してくれる物次第だな」

 

「そうじゃな、儂が提供するのは≪転生≫と≪三つの特典≫じゃ」

 

「転生?じゃあ元の世界へは帰れないのか?」

 

「そりゃあそうじゃろ、向こうではもうお主は死んでる事になっているからの。今更戻っても化け物扱いじゃよ」

 

「じゃあ今回、俺はどんな世界に行くんだ?」

 

「ちょっと待っとれ・・・っとこれじゃ」

 

駄神が何もない空間に手を入れたと思ったら、そこから<転生ボックス>と書かれている箱を取り出した

 

「これは?」

 

「この中にはさまざまな物語が書かれているクジが入っておる。その中からお主が引くのじゃ」

 

物語の世界かそれはそれで面白そうだな

 

「俺が決めるんじゃあ無いのか?」

 

「お主が知っている物語に行ってもおもしろく無かろう?それとも行ってみたい物語でもあるのかの?」

 

「いや特に無い。俺の知っている物語なんてたかが知れているからな」

 

小説なんて読まないし、漫画は読むが特に行きたい所はない

ゲームはやってるけどゾンビ撃ったり、選択肢間違えると死ぬゲームばかりだからな・・・

折角転生したのに速攻で死ぬのはごめんだ

 

「そうか、じゃあほれ」

 

ゴソゴソ

 

「ほい」

 

俺は引いたクジを駄神に渡す

 

「おぉ、当たりの物語じゃな」

 

当たりってことは即死系の物語じゃあ無いって事だな、よし!

俺は内心でガッツポーズをとる

 

「へぇ、どんな物語だ?」

 

「死んだら転生したい物語ベスト5に入る物語じゃよ、ほれ」

 

おお、それって大当たりの部類じゃあなぇか!

駄神が俺に紙を差し出す

 

「どれどれ?」

 

俺が紙の中身を見る。

そこには

 

 

≪魔法少女リリカルなのは≫

 

 

と書かれていた

 

「チェンz「因みにチェンジは出来んぞ?」・・・ちっ!」

 

チェンジと言おうとしたら先に封じられてしまった。クソッ

なんでこんなのがベスト5に入ってんだよ!!

もっと他に良い物語あっただろ!!

なに?転生者はロリコンばかりなのか?

 

「男の俺が魔法少女の世界に行って何すんだよ!」

 

「もしかしてお主、これ知らんのか?結構有名なアニメなんじゃが」

 

アニメは結構見てるけど基本アクションとギャグしか見ないからな。

 

「名前は知ってる。友達が見ろ見ろって煩かったから」

 

「うむ、それは好都合じゃ。もし知っとったら記憶を消すつもりじゃったからのう」

 

おい、さらっと怖いこと言うなや

にしても、これはもう諦めるしかないのか?

 

「諦めるしかないのう」

 

「おい、勝手に頭の中覗くんじゃねぇよ!」

 

「ほいじゃ次行くぞ~」

 

「聞けよおい」

 

こいつ実は反省して無いな

まあ、いいや後々苦しむのコイツだし

 

「って言うかその物語に関わらないのはありか?」

 

「別に構わんよ。これは謝罪のお詫びなんじゃから、お主はお主の第二の人生を楽しむとよい(どうせ無理やり関わらせるからの)」

 

「OK、わかった」

 

のらりくらりと暮らさせてもらおう

 

「と言うわけで次は特典じゃ」

 

「その特典って言うのは?」

 

「特典とは転生者に与えられる異能のことじゃ」

 

「ふーん、なんでもいいのか?」

 

「あぁ何でもよいぞ?」

 

「例えば?」

 

「例えば・・・そうじゃな、お主が今までで一番はまったゲームやアニメって何かの?」

 

「ガチではまったのはFateだな」

 

あれはおもしろかった。キャラもカッコいいし

Fateに限ってはアニメも見たしゲームもやった

 

「Fateで例えるなら≪王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)≫や≪無限の剣製(アンリミテッド・ブレイド・ワークス)≫とかじゃな」

 

「チート乙」

 

「そう言ってやるな、実際に多いそうじゃよ?」

 

マジかよそんなチート能力手に入れてどうすんだよ。俺Tueeeeeeでもすんのか?

 

「で?決まったかの?」

 

俺が余計な事を考えていると催促するように駄神が問いかけてきた

 

「知識とかあり?」

 

「お主が良いならそれでも良いぞ?」

 

「んじゃ、一つ目≪武術の知識≫できればグーグル仕様で」

 

「そりゃまたなんでじゃ?」

 

「いや実は中学の時にFateはまってさ。そん時某兄貴に憧れて槍術部に入っててな、知識が無いなりに今まで続けて来て良いところまで行ったんだ。だけどこうなっちまっただろ?だから、初心に帰って自分を見つめ直すのもありかな。って思ったのと俺に合う武術があったらそれも使いたいな~って考えたからだ」

 

「なるほどの、しかしグーグル仕様とはなんじゃ?」

 

「検索式にして欲しいんだよ。いきなり色んなもん入れられたら絶対ごちゃまぜになるからな」

 

「タンスに入ってる欲しい服がどこにあるか一瞬でわかるとかそんな感じかの。よし採用じゃ!にして二つ目は?」

 

なんか違う気がするが・・・まあ、いいや

 

「急かすなよ。二つ目はFate/EXTRAの岸波白野の≪観察眼≫だ」

 

「それも理由があるのかの?」

 

「ああ、そのとうりだ。俺、昔から人に物教えるのが大の苦手でな観察眼があれば間違っている所をすぐに指摘できるだろ?」

 

「了解じゃ。三つ目はどうじゃ?」

 

「それ結構迷ったんだよなぁ、まあ決まったけど」

 

「ほう?なんじゃ?」

 

「≪良い槍≫がほしい。もしかしたら貧しい家に産まれるかもしれないからな、一応保険だ」

 

「あいわかった、お主の願いしかと聞き届けた。・・・にしても随分と偏っとるの」

 

「言うな、俺も気づいてる。俺は、自衛が出来ればいいからいいんだよ」

 

最初で最後の転生なのに俺夢無さすぎるだろう!

 

「大体リリなのでの転生特典はテンプレ並に決まっとるんじゃが、かすりもしなかったのう」

 

「へぇ、そのテンプレ教えてくれよ。特典変えろなんて言わないから」

 

「そうじゃなぁ≪強大な魔力≫や≪魔法の杖≫、さっきも言った≪王の財宝≫や≪無限の剣製≫とかも一般的じゃな。あとは≪ニコポナデポ≫じゃ」

 

そんな一般はいらん

それより

 

「にこぽなでぽってなんぞ?」

 

「ニコポは微笑みかけられた女性を、ナデポは頭をなでられた女性を自分の虜にする特典じゃな」

 

「洗脳って奴か、聞かなきゃよかった」

 

「羨ましいかの?」

 

「いや、その逆だ正直虫唾がはしる」

 

女性にそんな卑劣な行為なんて許せるはずがない

 

「女の子がたくさん居る物語じゃからのう。年頃の男子はハーレムとか言うのに憧れるんじゃろ」

 

「少なくとも俺はそんなの要らないいし、憧れもない」

 

「うむ、いいことじゃ。正直儂もそう言うの嫌いじゃからの」

 

と言うことは少なくともこいつはニコポナデポとか言う能力を転生者に渡した事はないし、これからも無いって事か。安心した

 

「よし、話は終わりだな」

 

「最後に容姿と体格を決められるがどうする?」

 

「犬嫌いの某兄貴で」

 

なんだよ、いいだろ別に!俺は兄貴派なんだよ!!

 

「言うと思ったわい・・・よし入力完了じゃ。それと、今回の件本当にすまなかった」

 

「もういいよ。あんたも一応反省してるみたいだし。もうこれ以上俺みたいな奴出すなよ?」

 

してないだろうが俺も怒るの疲れたよ

あとはアンタの上司に任せるわ

 

「感謝する。それでは良き転生人生を」

 

「じゃあな」

 

そうして俺は部屋の外に出た。

さ~て今度はどんな人生になるのやら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後の駄神

 

 

「やっぱり偏ってるのう。こんなんじゃSTS入る前に死ぬんじゃなかろうか・・・。

お!そうじゃ良いこと思いついたぞい、まずは肉体スペックいじって・・・あと例の槍にアレをつけて~っと。うむ、これなら最後まで生き抜けるじゃろ。むふふ、楽しくなってきたぞい」

 

「なにが、楽しいんだ?」

 

「それはじゃな。ゲェッ!関羽!!」

 

「まったくお前は仕事もせずに何をしていたんだ。これはO☆HA☆NA☆SIの必要がありそうだな」

 

「え、ちょ!勘弁してください!!ちょ、まギャァァァァァアァァァァァ!!!!」

 

この後駄神が十数年かけて怒られるのはまったくの余談である

 

 




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