ハイスクールD×D 桜物語   作:孤高の桜

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前回も言ったとおり、今回から別作品のヒロインたちを出していく予定です。


運命の和平会談 魔法使いVS魔法使い
動き始める歯車


ゼノヴィアが仲間に加わった瞬間、リアスが清隆を問い詰めようとしたとき、サーゼクスがやってきて悪魔、天使、堕天使が和平会談を行うという話を聞いた。

 

 

そして、リアスが去ったあと、さらに驚くことがあった。その中に風見鶏の名前もあったのだ。後に、エリザベスにサーゼクスは伝えいに行くと言い、その場は何もなしに終わった。

 

 

余談だがルーツはリアス・グレモリーの眷属になり、『騎士』の駒をもらっていた。

 

 

そして、それから数日の間、清隆は療養のため学校を休んだ。その時、リッカはこれから風見鶏のために働かなければならないゼノヴィアをエリザベスのところに連れていった。

 

 

その間も、杉並からの情報がいくつか入ってきた。

 

 

その中で、最近『禍の団』と呼ばれているテログループが動きを活発にしているという情報もあった。

 

 

そしてその情報の中でも最も皆が注目したのが『禍の団』に塔城小猫の姉である黒歌が所属しているかもしれないという情報だった。

 

 

それは、多かれ少なかれ清隆たちに驚きを与えた。

 

 

それが事実かどうかはまだわからないため、小猫にこの情報は教えない方向になった。

 

 

そして、数日後、エリザベスから和平会談に出席をすることが告げられた。その席には、清隆たちも全員出席するように伝えられた。

 

 

しかし、その報告を受けた次の日にエリザベスにこちらに来て欲しいというお願いがリッカと清隆にのみ告げられた。

 

 

で、今清隆は風見鶏の校門前に来ていた。

 

 

「ふぅ、着いた着いた。でも、一体何なんだろうな。和平会談のことならメールとかでも十分できるし。ん?向こうで誰かの声が聞こえる?まだ時間もあるし誰かいるのかな?」

 

 

校舎の裏に出来た森の中から人の声が聞こえたので、気配を消して近づく。

 

 

そこには、オレンジ色の髪をした学生と青髪の学生がコンビネーションの練習をしていた。

 

 

(あれは……なるほど。そういえば、本科の2年生はもう卒業試験が終わって、どこに行くかとか決める時期なんだよな。それに、どこに行くかは、直接エリザベスさんとの対談によって決まるしな。それにしても、二人ともなかなかのコンビネーションだな。少し、危険な行為だし荒削りだけど十分魔法使いならやっていけそうだな)

 

 

風見鶏では、日本でいう8月にこれからの進路を決めていくのだ。

 

 

そして、清隆が立ち去ろうとすると、うっかりと小枝を踏んでしまい音が鳴り響いた。

 

 

「誰!」

 

 

「え?」

 

 

オレンジ色の髪の学生の声に青髪の学生は驚いた。

 

 

ここで逃げたら完璧な不審者なので清隆はゆっくり前に出た。

 

 

「ごめん、ごめん。別に脅かしたりするつもりじゃなかったんだ。少し、声が聞こえてね。あ、俺はここの卒業生でね。用事があって此処まできたんだ。……って、聞いてる?」

 

 

二人は清隆の姿を見るなり驚いている。

 

 

「つかぬことをお聞きしますが、もしかして、カテゴリー5の魔法使い、葛木清隆さんですか?」

 

 

オレンジ色の髪の学生が突如敬語になって聞いてくる。

 

 

「あぁー。まぁ、そうだけど。そんな敬語なんて使わなくてm「ほ、本物だよー!ティア!」おぅ!?」

 

 

さらに、清隆の名前を出したら、青髪の学生が大きな声で喜んでいた。

 

 

「わ、わかってるわよ!スバル、あんたはいいから少し黙りなさい!す、すみません!見苦しいところをお見せして!」

 

 

オレンジ色の髪をした学生が頭を下げてきた。

 

 

「い、いやいや、今回の件は俺が悪いんだからさ。それと、少しだけいいかな?」

 

 

清隆は、オレンジ色の髪の学生の方を向いて言った。

 

 

「何でしょう?」

 

 

「君はさ、少し欲張りすぎかな。さっきの動きを見ていたけど、正確さと威力を求めすぎてる。君の戦い方を見てると、大方、遠距離専門ではないみたいだしね。それにまだまだこれから先は長いんだし、全部を一気にだけじゃなくて何か一つを極めるってのもいいもんだぞ?」

 

 

そして、清隆は青髪の学生の方を向いた。

 

 

「君はもう少し自分で考えながら動くべきだ。いつだって指示や支援がいるわけじゃないだろう?そう考えると自分で少しは考えなきゃな。それと、君はもともとから魔法のパワーはありそうなんだから少しは精密さを意識して練習をしてみるともっと良くなるかもね」

 

 

二人に清隆が言うと清隆は腕時計を見る。

 

 

「あっ!俺そろそろいかなくちゃいけないんだ。もう少し、アドバイスできたらいいんだけどごめんね。じゃぁ、練習頑張って!」

 

 

そう言って、二人の学生だけとなってしまう。

 

 

「行っちゃったんね、ティア。って、ティア?」

 

 

「え?あ、そ、そうね」

 

 

「でも、かっこよかったねぇ」

 

 

「そうね。それに、あの人は初めて学園生活でカテゴリー5になった人だしね」

 

 

二人は、清隆が行った方角を見続けた。

 

 

「私も、いつかなれるかな?」

 

 

スバルがティアに聞く。

 

 

「なれるかなじゃないでしょ?それに、私じゃなくて、私”達”でしょ?」

 

 

ティアの言葉に少し不安になっていたスバルの顔に笑顔が灯る。

 

 

「うん!私頑張るよ!葛木さんが言ってたとおり、魔法の精密さを少し意識しながらやってみるよ!」

 

 

「私も、どっちかにしてみるわ」

 

 

この時、二人とも声には出さなかったが何となく思っていたことがあった。

 

 

再び出会うかもしれないという思いが。

 

 

 




学園長室にやって来た清隆を待っていたのは二人の女性だった……


二人ともある有名な英雄達の子孫だった……


そして、徐々に明かされていく禍の団……


次回「二人の英雄」


あなたたちにこれを授けます。本当に後戻りはできませんよ?
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