ハイスクールD×D 桜物語   作:孤高の桜

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3人の学生

清隆達3人が少し待っていると、直ぐに呼び出した3人はやってきた。

 

 

「御坂美琴です」

 

 

「スバル・ナカジマです」

 

 

「ティアナ・ランスターです」

 

 

扉の外でそんな言葉が聞こえた。

 

 

「はい、入って頂戴」

 

 

「「「失礼します!」」」

 

 

エリザベスの声にすぐに返事をし、3人が部屋に入ってきた。

 

 

入ってきた瞬間、ティアナとスバルの二人は直ぐに清隆と目があった。

 

 

「さっきはどうも」

 

 

「か、かかか葛木さん!?」

 

 

「え?えぇぇえ!?」

 

 

ティアナとスバルは清隆だと分かった瞬間、驚きを隠せずにいた。

 

 

「二人ともどうしたっていうのよ。葛木って誰よ」

 

 

美琴は清隆を見る。

 

 

「葛木?……かつらぎ?え?はぁ?……はぁぁぁぁ!?」

 

 

美琴の叫び声が学園長室中に響いた。

 

 

3人が落ち着くのを清隆たちは待った。

 

 

「「「取り乱して、誠に申し訳ありませんでした!」」」

 

 

落ち着きを取り戻した3人は直ぐに謝った。

 

 

「いやいや、別にそんなこといいって。それよりも、自己紹介しよっか。えっと、改めて、俺は葛木清隆。よろしくな。でこっちが」

 

 

「私はリッカ・グリーンウッドよ」

 

 

二人が挨拶をすると、まっさきに口を開いたのは美琴だった。

 

 

「は、はじめまして!私、御坂美琴って言います!二人のことずっと憧れてました」

 

 

ティアナ、スバルも美琴の後に続いた。

 

 

「えっと、先程は、アドバイスありがとうございました。私、ティアナ・ランスターって言います」

 

 

「わ、私はスバル・ナカジマです」

 

 

「よろしくな、御坂、ランスター、ナカジマ。それで、君たちを呼んだのは―――――」

 

 

そして、清隆は話した。悪魔、天使、堕天使の存在を。そして、これから自分たちも彼らと和平を結ぶことを。最初は3人とも信じられないという顔をしていたが、清隆の真剣な顔を見ると3人とも否定しなくなった。

 

 

そして、最後に自分たちと一緒に戦ってくれる仲間を探している事も伝えた。

 

 

「―――――てな感じなんだ。どうだろうか?」

 

 

そう、清隆が締めくくった。

 

 

3人は突然のことに頭の整理が追いついていないのだろう。

 

 

そこから沈黙が数分続いてまっ先に声を挙げたのは美琴だった。

 

 

「私は清隆さん(清隆がそう呼んで欲しいといったため、こう呼んでいる。ほかのみんなも同じようで、お互い下の名前で呼ぶようになった)に付いていきます!」

 

 

その言葉に驚いたのはティアナだった。

 

 

「ちょっ!?美琴あんたそんな簡単に決めちゃっていいの!?」

 

 

「だって、別に私はそういう危ない仕事専門になる予定だったし、悪魔とかにもあってみたいしね。それに断る理由もないしね。あんたの相方も目が輝いてるわよ?」

 

 

その言葉にティアナは隣のスバルを見た。

 

 

スバルも行きたいと訴えるような目をしていた。

 

 

ティアナが自分を見ていることに気づくとスバルも少しだけ慌てた。

 

 

「はぁ、私とスバルもついて行ってもよろしいですか?」

 

 

「え?いいの!?」

 

 

「あんた行きたいんでしょ?私も今より強くなりたいし」

 

 

スバルも少し驚いたが、3人とも付いていくという話になった。

 

 

「じゃぁ、3人とも右手出してくれる?」

 

 

清隆がそういうと3人は右手を差し出す。

 

 

そして、スバルとティアナには歩兵の駒を。美琴には桂馬の駒を与えた。

 

 

それぞれ右手の甲には『歩』と『桂』が刻まれた。

 

 

「これで、貴方たちも私達の仲間よ。それに今日から特訓を始めてもらうわ。清隆、あなたは先に日本に帰っていて頂戴」

 

 

「では、これで話は終わりにします。美琴さん、ティアナさん、スバルさん、忙しいところ悪かったわね。もう、行っても大丈夫よ。後日リッカさんから連絡があると思うからそのとき今後のことを説明するわね」

 

 

「「「はい!」」」

 

 

そう言って、美琴、ティアナ、スバルの3人は部屋から出ていき、すぐに清隆も出ていった。

 

 

部屋にはリッカとエリザベスの二人が残された。

 

 

「ふぅ、なんとか戦力になりそうな子がいたわね」

 

 

「そうね」

 

 

二人は椅子に座る。

 

 

「ねぇ、やっぱり考え直さない?会談にいく件」

 

 

「えぇ。私は風見鶏の責任者ですから」

 

 

「でも、私なら代理も務まるわ。あなたを危険なところに行かせるのはやっぱり反対よ」

 

 

「杉並君にも言われたわ。それでも、向こうはトップを連れてくるのだから私もいかなくちゃいけないわ」

 

 

エリザベスの顔を見てリッカはため息をついた。

 

 

「はぁ、そこまで言うなら、私たちが守るだけよ。それにしてもあの情報ほんとなの?」

 

 

「あの情報?」

 

 

「えぇ。ガーディアンが動いているっていう情報よ」

 

 

ガーディアンという単語にエリザベスは真剣な顔に戻る。

 

 

ガーディアンとは風見鶏と同等の力を持つ魔法使い集団のことである。風見鶏は学生の自由を尊重するが、ガーディアンでは上司の命令は絶対主義であり、手段を選ばないので有名だ。普通に考えれば、風見鶏のほうがいいのだが、戦闘狂などはガーディアンの方へ行く。

 

 

「えぇ。葵さんに予知夢を使ってもらって、すべての辻褄があったから間違いないわ。ガイアと禍の団は同盟関係にあるわ。しかも、ごく一部のみ」

 

 

「ていうことはやっぱり」

 

 

「えぇ、あの子もあちら側についたってことよ。それに、次の和平会談に乱入もしてくるでしょうね」

 

 

「そう。静流が動き出すのね。カテゴリー5の一角を担う『体内薬品製造機』が……」

 

 

リッカは立ち上がって部屋を出ていこうとする。

 

 

「もう行くの?」

 

 

「えぇ、ゼノヴィアの特訓もあるしね。それに静流が動き出すなら私も本気で戦わなくちゃいけないから力に慣れておかなくちゃ。向こうに連れていくメンバーも考えておいてね、リズ。私だって、いつまでも静流にとらわれるわけにはいかない。もう、ここがあるのだから……」

 

 

そう言って、リッカも部屋から出ていった。

 

 

「リッカさん……。お願いだから無茶はしないで」

 

 

エリザベスのつぶやきは誰にも届くことはなかった。




戦力増強に成功した風見鶏公式新聞部……


風見鶏から清隆が帰ってくるのを待っていた人物がいた……


そして、目的の人物がいるであろう駒王学園に向かう……


しかし、そこに居たのは白龍皇だった……


次回「白龍皇との出会い」


そう、いつの時代も二天龍と桜に関わる者は破滅に向かっていくのさ……
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