ハイスクールD×D 桜物語   作:孤高の桜

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カテゴリー4の魔法使いの実力

リッカと静流が駆け出した後、そこには愛紗、ゼノヴィア、星の3人が残された。

 

 

「ハァァ!!」

 

 

ゼノヴィアがデュランダルに魔力を溜め、灯花に放つ。

 

 

それを灯花はすぐにかわした。

 

 

「あらあら、不意打ちなんてひどいわねぇ」

 

 

「デリャァァァァ!!」

 

 

瞬時に愛紗が青龍偃月刀を構えて灯花に接近し、振り下ろす。

 

 

しかし、それも灯花はナイフをクロスさせそれを受け止める。

 

 

「あなたたち程度に負けはしないわ!」

 

 

「グフッ!?」

 

 

灯花は蹴りで愛紗を吹き飛ばす。

 

 

そして、持っていたナイフに光を纏わせ、愛紗に向けて投げる。

 

 

蹴られた反動で愛紗は動けなかった。

 

 

「しゃがめ!愛紗!」

 

 

星の声に愛紗はすかさず青龍偃月刀を杖がわりに立とうとしていたがすぐにそれをやめ、自然に尻餅を付いた。

 

 

そして、愛紗の上を星が飛び越える。

 

 

星は龍牙を構え、迫り来るナイフ目掛けて走る。

 

 

「龍閃槍!」

 

 

星は龍牙に魔力を溜め、全てのナイフを地面に落とす。

 

 

その瞬間、灯花は後退し、3人と距離を開ける。

 

 

「大丈夫か、愛紗!」

 

 

倒れている愛紗にゼノヴィアが近づく。

 

 

「あぁ、すまない」

 

 

愛紗はそう返し、灯花の方を見る。

 

 

「あれがカテゴリー4の魔法使いか」

 

 

星の言葉2人は頷く。

 

 

3人は感じていた。

 

 

自分たち3人がかかっても勝てるのかと。

 

 

「あなたたちはリッカ達といるのに静流ちゃんの薬品がなんで聞いてないのかしら?リッカといるということは風見鶏の加護をもらっているはずなのだけど」

 

 

灯花は3人に質問した。

 

 

「それは私たちがまだ入って間もないからだな」

 

 

「「おい!!」」

 

 

ゼノヴィアがバカ正直に答えたので愛紗と星の二人がすぐさまツッコンだ。

 

 

「ん?別にバレたところでそこまで問題ないだろ?」

 

 

ゼノヴィアはこいつら何言ってるんだ?とでも言いたいような顔でそう言う。

 

 

「そういうことなのね。じゃぁ、あなたたちは魔法使いのこと全然知らないんだ。なら、風見鶏をやめて、ガーディアンにこないかしら?今のあなたたちなら十分こっちでもやっていけると思うわよ?それにこっちの方があなたたちには合ってるかもよ?」

 

 

「ふざけるな!私の青龍偃月刀はご主人様のためにある!」

 

 

「愛紗の言うとおりだ。この槍は主に捧げてあるのでな!」

 

 

「清隆には恩がある。だからお前らのところにはいかない!」

 

 

3人は灯花に突撃をかける。

 

 

「はぁ、ほんと厄介よね。風見鶏の連中は。ならここで、くたばってもらうわ!ここからは手加減無しよ。見せてあげるわ。カテゴリー4の魔法使いの真の実力ってやつをね!」

 

 

「「「なっ!?」」」

 

 

3人は驚いた。

 

 

突然、灯花の姿が3人の前から姿を消したからだ。

 

 

「……まず一人目」

 

 

「え?」

 

 

灯花の声が聞こえたかと思うと愛紗が遠くに吹き飛ばされていた。

 

 

「「愛紗!!」」

 

 

何が起こったのか3人とも分からなかったが、星とゼノヴィアは直ぐに止まり、迎撃態勢をとった。

 

 

しかし、そんなものは灯花にとって意味はなかった。

 

 

「……二人目」

 

 

そう声が聞こえたかと思うと次は星が吹き飛ばされる。

 

 

「星!!」

 

 

ゼノヴィアは咄嗟に星の方向に走り出そうとする。

 

 

しかし、

 

 

「……戦いの最中によそ見をするのはいただけないかしら。最後ね」

 

 

「しまった!?」

 

 

気づいたときには既に灯花の顔が目の前に来ていた。

 

 

鋭い一撃かゼノヴィアを襲い、ゼノヴィアは吹き飛ばされる。

 

 

意識はあったが重い一撃を受け、3人は立ち上がれなかった。3人が見上げるとそこには自分たちを見下ろしている灯花の姿が見えた。

 

 

灯花の体は先程のナイフのように光っているのが見えた。

 

 

「西九条……」

 

 

愛紗は、なんとか立ち上がる。しかし、青龍偃月刀を杖がわりになんとか立ち上がれた感じだ。

 

 

「今のを食らってまだ立ち上がるんだ。すごいタフさね。惚れ惚れしちゃうわでもね―――――」

 

 

灯花は瞬時に愛紗の前に現れる。

 

 

「この世界はね、ただの英雄の子孫程度が戦えるような世界じゃないのよ?」

 

 

「まだだぁぁぁ!」

 

 

灯花が愛紗に止めを入れようとするとゼノヴィアのデュランダルの一撃が灯花を襲った。

 

 

瞬時に反応し、その場からすぐに離れた。巻き込まれ吹き飛んだ愛紗はすぐさま星が抱える。

 

 

「ほんとに何なのよ!もう勝負は見えてるでしょ!あなたたち程度じゃ今の私には勝てない!そんなの分かりきってるんじゃないの!なんで立ち上がるのよ!」

 

 

「……約束しました」

 

 

愛紗がつぶやく。

 

 

「ご主人様と約束したんです。必ず生きて帰ると。あの人こそが私の求めていた人だと感じました!だから負けられない!ここで私が死ねばご主人様はきっと悲しむから!」

 

 

「愛紗の言うとおりだ。主と共に我らは生きなければならない!」

 

 

「清隆に救われて、清隆の戦う理由を聞いて私も立ち上がろうと思った。皆と共に笑う日常のために!」

 

 

 

「「「立ち上がる!」」」

 

 

3人の声が同時に上がる。

 

 

「もう、ほんと最悪ね。これで決めてあげるわ……」

 

 

さらに灯花の体が光り出す。

 

 

そして、右手に魔力を溜める。それは徐々に大きくなっていく。

 

 

そして、灯花の姿が消える。攻撃のモーションに入ったのだ。

 

 

しかし、ちょうど中央あたりで魔法のぶつかり合いが起こる。何かとぶつかるようだった。

 

 

灯花は元居た場所に吹き飛ばされた。

 

 

「なんで、あなたがこの状況下で動けるのよ。風見鶏所属公式新聞部のカテゴリー3の魔法使い―――――」

 

 

「ふぅ、なんとかギリギリといったところかな?」

 

 

そこには緑色の魔力を身を纏った巴の姿があった。

 

 

 

 




3人のピンチに駆けつけたのはカテゴリー3の魔法使い五条院巴……


巴は語る……


昔の自分を……


決して受け入れられることのなかった自分を……


少女の望んだものは認められること……


次回「才能」


「私は風見鶏の為に―――――!」


「私はガーディアンの為に―――――!」


「お前を―――――!」


「あなたを―――――!」


「「倒す―――――!!」」
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