ハイスクールD×D 桜物語   作:孤高の桜

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模擬戦開始 午後の部1

昼食を食べ、それぞれがグニルック場に集まる。

 

 

「じゃぁ午後の部を始めるわよ。もう一々皆の名前呼ぶのかったるいから全員言うわよ。巴・シャルルペアVSアスナ・シノンペア。2試合目が静流VS愛紗・星ペア。ラストが私VSスバル・ティアナペアよ」

 

 

その一言に皆が驚いた。

 

 

「はいはい、皆静かに。最後まで言わせなさい!まず、なんでタッグなのかと言うと、タッグではないと力を発揮出来ないと私が思ったから。巴とシャルルがペアなのは純粋に人数が足りないから。でも、シャルルの戦闘スタイル的に巴とタッグを組ませたほうが安定しそうだからよ。それで、私と静流は個人としての方が戦いやすいから。つまり残りは巴・シャルルペア、静流、私の内誰かと当たるのよ。で、対戦相手は私のなんとなくの気分!文句ある人いる?」

 

 

リッカの超自分主義に皆はもう黙る事しかできなかった。

 

 

「文句はないみたいだから、さっさと始めるわよ。まず、巴、シャルル、アスナ、シノン。フィールドに行きなさい!」

 

 

4人はリッカに言われるままにフィールドに向かった。

 

 

「はぁ、リッカの気分とはほんとに呆れるな」

 

 

「まぁまぁ、そんな事言わないの。それにアスナとシノンはやる気満々のようよ?」

 

 

アスナは自分の愛剣アロンダイトを素振りしており、シノンはスコープで遠くを見ているようだ。

 

 

「まぁ、やる気十分なのはいいんだがな。で、シャルルは私の援護ということでいいか?」

 

 

「構わないわよ。でも、油断しないでね。あの二人、かなり強いから」

 

 

シャルルのその言葉に巴は少し驚いた。

 

 

「シャルルにそこまで言わすのか。面白い。おい!二人ともそろそろ始めたいがいいか?」

 

 

巴は二人に聞こえるように呼びかけると、アスナのみ近づいてくる。シノンはかなり離れ、ヘカートを構えている。

 

 

それを理解したのか、シャルルもすぐに後方に下がり、巴とシャルルのみが中央に残された。

 

 

そして、巴はアスナをそばで見るとさらに驚きの声を上げる。

 

 

「なるほど。これは強そうだな」

 

 

「巴さんとシャルルさんには悪いですけど、勝たせてもらいます!」

 

 

アスナは巴が構える前に踏み出す。

 

 

「ふむ。それぐらい威勢がなければ面白くないか!」

 

 

アスナの踏み込みを読んでいたのか巴はアスナの一撃を上半身だけでよけ、アスナの腹部に一撃を叩き込むとすぐに離れる。

 

 

「なかなかの奇襲だったがッ!?」

 

 

巴はすぐにしゃがんだ。すると、上空に弾道が見えた。そう、シノンによる遠距離射撃だった。

 

 

「ハァァ!!」

 

 

その隙を逃さず、さらにアスナが追撃をかける。しかし、

 

 

「私だって負けてられないよね!トライアングル・シールド!」

 

 

アスナの一撃をシャルルのシールドが阻害する。

 

 

「シノンの一撃は厄介だね。飛燕!」

 

 

シャルルはすかさず魔力を溜め、シノンのいる方向に燕のような形をした魔力弾を飛ばす。

 

 

そして、シノンにぶつかる。

 

 

その瞬間、全てが撃ち抜かれた。

 

 

「……私にその程度の魔力弾は通用しない」

 

 

そして、巴とアスナの戦いが再び開始される。

 

 

シャルルは巴のサポートをするがすべてのシールドがシノンによって撃ち抜かれ、破壊される。

 

 

巴は一度アスナと距離を取り、シャルルのもとに向かう。

 

 

「ハァハァ、これは少し厄介だぞ」

 

 

「そうね。私のシールドが一撃で破壊されるのは予想外だわ。シノンを直接狙おうにもアスナに邪魔をされて、向かえないし!」

 

 

二人が話している途中でも、シノンの弾丸の嵐は降り止まなかった。

 

 

そしてアスナも向かってくる。

 

 

そして、巴は再びアスナと相対する。

 

 

「アスナ、君はすごいな!」

 

 

「巴さんこそ、シノンの攻撃をよけながら、私と戦うなんて規格外すぎます!」

 

 

「まぁ、そろそろこちらも本気を出していこうか!シャルル!」

 

 

「まぁ、先輩として負けられないし。そろそろ行こうかな!」

 

 

シャルルはシノンのいる方向に駆け出す。

 

 

「しまった!」

 

 

「行かせないさ!」

 

 

巴はアスナを止め、シノンのいる方向に行かせないようにする。

 

 

そして、シャルルがシノンに近づく。

 

 

シノンは撃つがシャルルは自分の両手にシールドを貼り付け、銃弾全てを流す。

 

 

「シノンの銃弾はまっすぐすぎるね。そこを直せばもっといい勝負になるかも!」

 

 

シノンは援護を止め、銃剣でシャルルを迎え撃つ。

 

 

「それに、今のシノンじゃ、私に勝てないかな。オラクルバインド!」

 

 

地面から無数のバインドがシノンにまとわりつく。

 

 

シノンは直ぐに動けなくなり、ヘカートを地面に落とす。

 

 

「……なんで、最初からこれを使わなかった?」

 

 

「オラクルバインドの決定的な弱点。対象に近づかないと使用する事が出来ないの。でも発動すれば、リッカですら逃げることは困難のバインドよ」

 

 

「……負け」

 

 

シノンはシャルルの言葉を聞くと自分では抜け出せないと判断し、アスナたちを見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おやおや、向こうは簡単に決着がついてしまったようだぞ?」

 

 

アスナを挑発するように巴が言う。

 

 

「それでも、私は負けません!アロンダイト!」

 

 

アスナの剣が輝きを増す。

 

 

「鳳凰・一閃!」

 

 

アロンダイトに乗せた魔力が炎に変わり、巴を襲う。

 

 

「これはまずい!」

 

 

巴もすぐに危険を察知し、後ろに退いた。

 

 

直ぐに巴に炎の一閃が襲う。

 

 

巴はあまりの威力にかなり飛ばされる。

 

 

「つぅぅぅ、なかなか味な技持ってるじゃないか、アスナ」

 

 

「私、負けるのあんまり好きじゃないんで!」

 

 

アスナは巴に追撃をかけるべく、巴のもとに駆け出す。

 

 

「奇遇だな、アスナ。私も負けるのは大嫌いなのだよ!」

 

 

巴も体に魔力を纏わせ、アスナのもとに駆け出す。

 

 

中央で巴の拳とアスナのアロンダイトがぶつかり合う。

 

 

二人はあまりの威力に吹き飛ばされた。

 

 

しかし、二人とも受身を取り、すぐに駆け出す。

 

 

そんなことを続け、とうとう限界を迎え始める。

 

 

「ハァハァ」

 

 

「ふぅぅ」

 

 

明らかにアスナはへばっていた。それに比べ、巴はまだまだ余裕という感じだった。

 

 

「なんで、そんなに余裕なんですか?」

 

 

アスナは巴を見上げるように言った。

 

 

「私は、肉体の筋肉や細胞を常に活性化させているからな。魔力はかなり削るが、肉体的な披露はほとんど感じられないんだ。まぁ、なんだ。相性が悪かったな」

 

 

足が止まっているアスナに向かい、腹部を殴りアスナは膝を付く。

 

 

「勝者、巴・シャルル。静流、星、愛紗は中央に向かいなさい」




2へ続きます。


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