ハイスクールD×D 桜物語   作:孤高の桜

5 / 93
レーティング・ゲーム

「大丈夫!?清隆!」

 

 

「ハハッ、すみません。俺リッカさんとカテゴリー5なのにこんな恥さらしのような姿で」

 

 

「そんなの構わないわ。清隆が生きていてくれたら!」

 

 

俺がそういうとリッカさんが涙を流しながら答えてくれた。

 

 

その言葉に俺はとても嬉しかった。

 

 

「でも、何で……?」

 

 

「清隆に用事があってね。それで、こっちに来たのはいいけど心配になってこっちにきてたらあなたの魔力に変化があることに気がついたのよ」

 

 

そう言って、俺が風見鶏時代に付けておいたティンカーベルをとりだした。

 

 

「この指輪と連動しているんですか?」

 

 

「ごめんね。一応これも義務みたいなものだから」

 

 

「もう慣れましたよ。ハハッ」

 

 

そう誤って、リッカさんは立ち上がってグレモリーさんたちの方に振り返った。

 

 

そしてもう一度こっちに振り向いて、

 

 

「もう大丈夫だから。私が来たからにはもう清隆に無茶はさせないし、傷つけさせないから。そこでみてて。私の戦いを」

 

 

「暴走は……」

 

 

「いつまでも昔の私じゃないわ。私だっていつまでも子供じゃないからもう大丈夫よ」

 

 

そう言って、リッカさんはグレモリーさんたちの方をむいた。

 

 

しかし、少し見えてしまった。

 

 

リッカさんの本気の顔を。かつて、友人を馬鹿にされたリッカさんの顔だ。

 

 

「さて、グレモリー。覚悟は出来ているんでしょうね?」

 

 

「あなたこそ、何者?」

 

 

「私達はあなた達と違ってただの”人間”よ」

 

 

『!?』

 

 

その言葉にグレモリーさん達がとても驚いているように見える。

 

 

どういう意味だろう。人間って言葉に反応したように見えたけど。

 

 

「たとえ誰の妹だろうと関係ないわ。私は、誰にも縛られない!」

 

 

リッカさんが手のひらに風が集中し始める。しかもかなりの密度だ。見た目じゃ全然判断できないほどの魔力が集まっている。

 

 

「あなたたちに見せてあげるわ。人間の力を」

 

 

そう言いながら近づいていく。

 

 

そしてそれをグレモリーさん達に放とうとする瞬間に突如グレモリーさんたちの目の前に魔方陣が浮かび上がった。

 

 

あれはサラの転移魔方陣に似ているような気がするな。

 

 

そして、目の前から現れたのは銀髪のメイド?さんだった。

 

 

「グレイフィア、何の用?今私はすっごく機嫌が悪いの。あなたが相手でも全然余裕なくらいにね」

 

 

「待ってください。リッカ」

 

 

リッカさんの知り合いのようだ。

 

 

「たとえあなたの頼みでも、今回は聞けないわよ。そっちから手をだしたのだから」

 

 

「なっ!?たしかにこっちから手をだしたのは認めるけど、それを言うならあなたたちだって十分危険でなにものかわからないじゃない!」

 

 

「私たちはただの”人間”よ」

 

 

リッカさんの言葉にグレモリーさんが食ってかかった。それにさっきから人間って言うのを強調してるように聞こえるのだけれど。まさか、グレモリーさんたちは

 

 

「早くどいてくれないかしら?たとえ冥界最強の女王であるあなたと対峙してでもけじめは大事だと思うのよ」

 

 

冥界?なんのことだろう。

 

 

「ここはレーティングゲームで決着をつけるというのはどうでしょう。あなた自身の問題ならまだしも、あなたひとりのせいで風見鶏と冥界を戦争させるわけにはいかないので」

 

 

「グレイフィア!!」

 

 

その言葉に怒ったのはリッカさんではなく、グレモリーさんの方だった。

 

 

「リアス様。これはほぼ決定事項です。リッカが出てきたことにより、おそらくこのような形でしか解決はできません。それでリッカはどうでしょう?」

 

 

グレイフィアさんの質問にリッカさんは少し考えている。

 

 

それにしてもレーティングゲームってなんだろう。

 

 

「こっちは構わないわ。でも、こっちだってプライドがあるの。そっちが負けたらどうするのかしら?」

 

 

「あなた!悪魔と人間がレーティングゲームなんてできるわけないでしょう!」

 

 

「無論公式ではまだ難しいですが、非公式という形では可能です」

 

 

少し、グレイフィアさんのさっきが強まった気がした。

 

 

「それで、こちらが負けた場合ですがそちらが望むある程度の願いを聞くというのはどうでしょうか?」

 

 

「ある程度ねぇ。まぁいいわ。それで、ルールの方だけどそっちはコマ全部使い切ってないようだけど、こっちはフルで出場させてもらっても構わないわよね?」

 

 

「えぇ。それは構いません。では、日程ですが」

 

 

「4日あれば全員揃うわ」

 

 

「では、4日後ここで。では失礼します」

 

 

そう言いながら、グレイフィアさんはグレモリーさんたちを旧校舎に連れて入っていった。

 

 

「ふぅ~、なんかおかしくなったようだけど。あっ!清隆傷は大丈夫?」

 

 

「はい、なんとか。それと冥界とかレーティングゲームとかグレモリーさんたちのことを教えてもらえませんか?」

 

 

「えぇ、構わないわ。でもそれはみんなが揃ってからでいいかしら?」

 

 

「みんな?」

 

 

「えぇそうよ。明日、あなたが学校から帰って来るまでにみんなを揃えておくから。って清隆聴いてる?」

 

 

「す、すみません。体が……」

 

 

そこからの記憶はない。しかし、リッカさんの背中が途中で見えた気がした。

 

 




4日後に行われるレーティングゲームのためにリッカはかつての仲間を呼び寄せる……


そう、かつて最強のチーム女王陛下直属『公式新聞部』の仲間を……


次回『集う仲間』


みんな!久しぶりだな!




アンケートの件ですがほかの作品からもいけそうな?気がしますので意見が欲しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。