ハイスクールD×D 桜物語   作:孤高の桜

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集う仲間

俺が目覚めたとき、目の前に心配そうにこちらをのぞき込むリッカさんの姿が目に入った。

 

 

「リッカさん……?」

 

 

「き、清隆!?目が覚めたの?ケガとか大丈夫?」

 

 

俺はゆっくりと手を伸ばし握ったり開いたりしたあと、ゆっくりと魔力の循環を確かめた。

 

 

「大丈夫みたいです。それより、今の時間ってわかります?」

 

 

「えぇ、今は午前7時半ごろよ。早くいかないと学校遅刻しちゃうわよ?」

 

 

「分かりました。それと回復系の魔法ありがとうございます」

 

 

俺がお礼を言うとリッカさんは驚いた。

 

 

「分かってましたよ。あれだけの魔力ダメージを食らったのにこんな軽傷まで回復するはずないじゃないですか」

 

 

そう言いながら、俺は学校の準備をして家をでた。

 

 

制服もきちんと綺麗になってたし、リッカさんには本当に感謝しないとな。でも、朝飯は、コンビニかなんかでサンドイッチでも買うか。

 

 

 

 

 

 

学校に着いても、授業には全然集中できなかった。

 

 

それに、グレモリーさんにはずっと睨まれっぱなしだったし。

 

 

てか、明らかなさっきを出し続けるのはやめて欲しかった。

 

 

おかげで、俺の肩身がすごく狭かった。途中昨日の連中を見かけたが睨みつけてくるだけで何もしてこなかった。

 

 

俺は、帰宅途中に自分のアパート周辺が魔力結界に阻まれていることに気がついた。

 

 

なぜ、今まで気付かなかったのか?そんなことはどうでもよかった。

 

 

俺は不思議に思い、いそいで自分のアパートに走って向かった。

 

 

しかし、俺が自分のアパートのあった場所まで着くとそこには俺の住んでいたはずのアパートは存在していなく、かわりに大きな一軒家が出来ていた。

 

 

「……おぅ?」

 

 

俺は唖然として、その光景に驚き、変な声が出てしまった。

 

 

俺が、その大きな家の周りをウロウロしていると遠くから俺の知っている人間が近づいてくるのが見えた。

 

 

「あれ、おーい!耕助!姫乃!四季さん!」

 

 

俺がそう叫ぶと向こうも、大きく手を振りながら走ってきてくれる。姫乃と四季さんが。

 

 

耕助は大きな買い物袋を両手にもって一生懸命こっちに向かってきているが、やはり姫乃達より遅い。

 

 

「兄さーーーん!!」

 

 

「清隆さーん!」

 

 

二人がこっちに着いたので、俺は疑問を二人に聞いてみた。

 

 

「それにしても、なんで3人がここに?」

 

 

「何言ってるんですか?私たちはリッカさんに呼ばれたんですよ。それにみんなもう揃ってます。早く入りましょう」

 

 

「そうです、清隆さん。マスターはほっといて早く入りましょう」

 

 

「ちょっと待ってくれー。四季それはひどいぞ!」

 

 

耕助は叫びながらこっちにやっと着いた。

 

 

俺は手を引かれるまま付いていこうとするとさっきの大きな一軒家の扉を開けようとする。

 

 

「ま、待てって。勝手に他人の家を開けちゃだ、め、だ?」

 

 

「姫乃、案外早かったん、で、す、ね?って、清隆じゃないですか!もう帰ってきたんですか?」

 

 

なかからなんと出てきたのは今、実家で術式魔法研究しているはずのサラが出てきた。

 

 

「え、えーと?何がどうなってるんだ?」

 

 

「それは食事が終わったら私から説明するわ。それにグレモリーたちのこともね。みんなあなたに会いたがってたんだから早く顔を見せてあげなさい」

 

 

そう言いながら、リッカさんは俺の手を引っ張って広いリビングの方につく。

 

 

するとそこには、シャルルさん、巴さん、葵ちゃん、杉並先輩がいた。

 

 

「あー、清隆君おかえり~」

 

 

「久しぶりだな清隆」

 

 

「お久しぶりです~、清隆さん」

 

 

「うむ、修行の方もうまくいってるようだな」

 

 

「って、何でみんながここにいるんだ!?」

 

 

「それは後にしましょ。それよりも葵、姫乃の料理手伝ってきてくれる?」

 

 

「はーい、わかりましたー」

 

 

時間もだいぶ遅いので先に姫乃と葵ちゃんが作った夕食を先に食べた。外国育ちのリッカさん、シャルルさん、サラにとっては、味が全体的に薄いというのが感想だそうだ。

 

 

まぁ、それは仕方がないことだろう。

 

 

皆で食事を済ませたあと、俺たちはロビングに揃った。

 

 

そして、リッカさんの口から発せられたのは驚くべき真実だった。

 

 

この世界には俺たち人間の他に悪魔、堕天使、天使が存在し、神、魔王も存在するそうだ。

 

 

その真実を知ったとき皆は冗談みたいに言ったが昨日俺が襲われたことと関連付けることで本当の事実であることが証明された。(※詳しい話は原作もしくはwikiを見てください)

 

 

そのあと、リッカさん自身が魔王であるサーゼクス・ルシファーと面識がある話も聞いた。

 

 

俺たちがその話を聞いて皆同じことを思っただろう。

 

 

(この人の顔はどんだけ広いんだ!?)

 

 

と。

 

 

その後、レーティングゲームについても説明があった。それは、ひとりの上級悪魔を王として、チェスに見立ててそれぞれの下僕を駒として扱い戦う試合のようなものだ。

 

 

しかし、俺たちは悪魔じゃないということはリッカさんも知っているようで、悪魔では『悪魔の駒(イービル・ピース)』と呼ばれているようだが、リッカさんの用意したものはそれの応用版『魔法使いの駒( マジシャンズ・ピース)』と呼ぶらしい。

 

 

誰がどの駒になるかという問題もリッカさんは既に解決していた。

 

 

まず、応用力の一番効くシャルルさんは兵士とするようだ。

 

 

駒数は8。

 

 

でも皆はあまり驚きはしなかった。シャルルさんの力は皆が認めているからだ。自らの罪を理解し、乗り越えた彼女の力は、歴代の風見鶏の中でもトップクラスにまで上り詰めた。

 

 

次にサラは僧侶。

 

 

ひとつの駒だが悪くないだろう。彼女自身、自分の低さを理解しており、それを補うためにリッカさん並みの知識を身に付けた彼女に魔力を補う僧侶はうってつけだろう。

 

 

次に葵ちゃんも僧侶だ。

 

 

自らの死の予知夢を乗り越えた彼女の成長は俺たちの中で一番だった。彼女はその予知夢を利用した、近未来を見ることができる。しかしそれには1回につきほとんどの魔力を使うため、あまり効率的じゃないが、探知魔法が得意なため、様々な事件で活躍を果たした。

 

 

杉並先輩は騎士だ。

 

 

刀を使うわけではないが、隠密行動が得意であり、それに速さを兼ね備えた騎士は最高の相性のようだ。

 

 

次に姫乃も騎士だ。

 

 

姫乃は『お役目』である鬼の呪いを今も克服しようと頑張っており、姫乃のもつ『鬼姫(おにひめ)』という刀を使う。鬼姫を使うと姫野自身の魔力が増え様々なことに役に立つ。まぁ、燃費の悪さが今後の課題とされている。

 

 

耕助は戦車だ。

 

 

と言っても、戦うのは耕助ではなく四季さんがほとんどなのだが。耕助の力はおそらくこのメンツの中では最弱と思う。しかし、四季さんとコンビを組むととてつもない力を発揮する。四季さんが強いというわけではなく、四季さんと耕助のコンビだからこその力を発揮してくれる。

 

 

次に巴さんも戦車だ。

 

 

巴さんは魔法を使うのではなく、忍でいう体術で戦っていた。女性とは思えないほどの拳で。巴さん自体魔法の才能が高いわけではないが、肉体活性の魔法がとても得意なので回復や近接戦闘が得意だそうだ。

 

 

残りは俺とリッカさんなわけで、俺は不思議に思っていた。

 

 

そのことをリッカさんに聞いてみた。

 

 

「俺、男なのに女王っておかしいですね」

 

 

俺は笑いながら、そうつぶやいた。

 

 

「え?何言ってるの清隆?清隆が女王なわけないじゃない」

 

 

「へ?でも残ってる駒他にはないですよね?」

 

 

「私が女王。そして、あなたが王よ」

 

 

「……は?」

 

 

「あのねぇ。清隆自身が気づいていないっぽいから言うけど、ここにいる私を含めたみんなはあなたに引き寄せられてきたのよ。あなたがこのチームの中心人物なのよ?なのに、私が王なんてありえるわけないでしょ?」

 

 

そうリッカさんが言うと、ここにいるみんなは一斉にうなづいた。

 

 

みんなありがとな。

 

 

「分かりました。俺が王をやります。それで、3日後のレーティングゲームに勝ちましょう!」

 

 

そう言って一日を締めくくった。

 

 

その後のみんなはというと、『魔法使いの駒』は『王』の駒以外はワープできる機能が付いており、そして、リッカさんの作った魔法の装置でそれぞれの家と俺の家を数秒で行き来出来るようになったためそれぞれ自分の実家に帰った。

 

 

 

 

 

 

そして、3日が過ぎた。

 




メンバーが揃い、レーティングゲームの日を迎える……


清隆たちは集合場所へと向かう……


そして、悪魔VS魔法使いの戦いが始まる……


次回「ゲームスタート!」


みんな!行くわよ!




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