決戦の日、
俺たちは皆、風見鶏の本科の制服を着てここ駒王学園にきた。
なんとこれは、エリザベスさん(皆は陛下と呼ぼうとするが、エリザベスさんがそれを頑なに拒否したのでエリザベスさんで妥協してもらった)が特注で作ってもらった対魔法の制服だ。なんと魔力などで破けにくいよう作られている。
俺たちはゆっくりと校門を開き、学園の中に入っていった。
俺たちが入った瞬間俺たちは駒王学園の生徒会室に飛ばされた。
「ここは……?」
「ここは生徒会室だ。それにここは……なるほど、ステージは駒王学園ってところか」
姫乃のつぶやきに俺が答えた。
今回のレーティングゲームのステージはここらしい。すると、
『両陣営の転移された場所が本陣でございます。リアスさまが旧校舎のオカルト研究部部室。清隆さまが新校舎の生徒会室になっております。『プロモーション』する際は、相手の本陣まで赴いてください』
プロモーションとは兵士にのみ許されている特殊ルールだ。相手の本陣まで兵士が行くと、それからは、王以外のどの駒にでもなれるルールだ。このルールがあるからこそリッカさんはシャルルさんを兵士にしたのかもしれない。
『では30分後ゲームをスタートします』
そう言って、グレイフィアさんの通信は途絶えた。
「サラ、例のものは作れた?」
「はい、なんとか作ることに成功しました」
リッカさんがさらに話しかけて、札?のようなものを受け取り、それを杉並先輩に渡した。
「じゃぁ、杉並。これの設置と相手の情報を任せるわ。必要なら、葵も付けるけど?」
「うむ。あの程度の相手には俺一人で十分だ」
そう言って、杉並先輩は姿を消した。
「リッカさん、杉並先輩に何を渡したんですか?」
「面白い道具よ。まぁ見てればわかるわ」
そう言い終わって、皆が沈黙して10分程度過ぎると、杉並先輩が帰ってきた。杉並先輩がリッカさんに耳打ちし終わると皆の前にここ駒王学園の地図をだした。
「今回の戦いの相手は、本物の悪魔。私たちよりも強い、かもしれない。それでも、私はあなたたちが負けないことを信じてるわ。では今から作戦を言うわ」
皆が一斉にリッカさんの声に耳を傾けた。
「まず、旧校舎もしくは生徒会室に行くルートは大きく分けて三つ。それは、ここ体育館とグラウンド、それに奇襲ポイントの裏の森よ。杉並からの情報によると、相手の数は、6人。それに比べて、こっちは9人それで、相手の非戦闘員、つまりこっちで言う葵やサラのような相手は一人に対し、こっちは3人。まぁ最悪戦闘に入ってもらうけどそんなことはめったにないわ。つまり、戦闘員の数では両方同じ人数と考えていいわ。では、皆には作戦を教えるわ―――――」
サラと杉並先輩とリッカさんをのぞく皆は、作戦内容を聞いて絶句してしまった。
皆は作戦内容を聞いたとき、同じよう思っただろう。
(この人、悪魔より悪魔らしいかも……)
『時間になりました。ではレーティングゲームスタートです』
グレイフィアさんの合図により、俺たちの戦いは始まった。
始まってしまったレーティングゲーム……
もう誰にも止められない……
先に序盤を支配するのはどっちなのか……
次回「奇襲」
勝負だ!グレモリーさん!
少しずつ、ヒロインが確定してます。