彰人「まあ確かに俺は前回、あの子の性格を改善してほしいと頼んだわけではないからな」
*保険でR-15タグ付けました。(今回下ネタがあるので…)
彰人「あのちょっといいですか、麗華さん」
麗華「あなたはえっと、………マンゴー仮面」
彰人「いや東雲 彰人です!頭見て言ったろ、絶対!」
さて、また彰人のやつがやって来た。今度は何の用だろうか。
彰人「前回(第6話)、弟がいるって言ったじゃないですか。正確に言うと年下の従兄弟なんですけど」
麗華「あー、歩夢ちゃんが付き合っている男の子ですよね」
彰人「で、そいつが麗華さんに会いたいと」
なに!?あいつが来るのか!?この俺、天馬 司のライバルである"西園寺 夕作"が!
麗華「その彰人さんの弟というのは、どんな男の子なんですか?」
彰人「ダンスが得意な中学生です」
麗華「あ、中学生が踊るようなやつなら"Bling-Bang-Bang-Born"とかでしょ」
彰人「いや、難易度かなり高いバジリスクタイムとか踊れるんすけど」
麗華「マジで!?」
そうなんだ。あいつはダンスの全国大会で優勝する実力を持っているんだ。普通の人間には踊れないような"ゲッダンダンス"ですら朝飯前と言わんばかりに踊れる。
彰人「…いやでも、会ったからといってもダンス対決するわけではないからそう緊張しなくてもいいと思いますよ」
数日後、彰人が夕作を連れてやってきた。
麗華「こんにちは、緋桜 麗華です。気軽にルカさまと呼んでください」
夕作「こんにちは、西園寺 夕作です。鏡音レンと呼んでください」
あ〜あ、ついに出会っちまったか。
夕作「いやぁ、ほんとにルカさまそっくりなんですね」
麗華「そちらはお兄さんに似てないんですね」
彰人「そりゃほんとの兄弟じゃないからな」
麗華「おまけに髪の毛も黒色だからレンくんにも似てないですし」
司「それじゃあ後はお若いみなさんで仲良く!」ダッ
彰人「え、先輩、どこ行くんすか!?てか先輩も若いでしょー!」
さて後は彰人に任せるか。…………そして俺は物陰からあいつらの様子を見ている。
彰人「で、これからどうするんだ?ただ会っただけでおしまいか?」
夕作「うん、それなんだけどどうしよう?」
いやただ会うことしか考えてなかったのかよ!?何か話せよ!?
麗華「夕作くんはお兄さんのどこを尊敬しているのですか?」
夕作「そうですね、あれは兄さんとお風呂に入ったときなんだけど…」
夕作「感動〜!兄さん、デカいのね!」
彰人「ちょっ、男子高校生なんだから当然だろ!?」
麗華「なにがデカかったんですか?」
彰人「いや聞くなよ………」(顔を赤くする)
麗華「へぇ、………………って尊敬するところその部分!?」
まったくだ!そんな下品なセリフで笑いとろうだなんて、ぼっち・ざ・ろっく!の喜多ちゃんでも言わないぞ!
麗華「夕作くんはダンスが得意だと聞いたのですが…」
夕作「はい、得意ですけど」
麗華「実はね、私もダンスの経験あるんですよ。ゲームで」
彰人「いやゲームかよ。でもちょっとダンスの腕前見てみたいな、そうだ麗華さん、コイツといっしょに踊ってくれませんか?」
お、彰人のやつナイスアイデアだな。ダンス対決するではなく、いっしょに踊るというなら実力差を気にする必要は無いからな。麗華さんも緊張することなく踊れるだろ。
というわけで、今回は簡単なアニメのエンディングダンスを踊ることとなった。
彰人「はいそれでは、ミュージックスタート」
♪〜
バッ シュバッ
シーン
ふたりの動きは対称的だった。キレキレの動きで踊る夕作と、微動だにしない麗華さん。
彰人「………あれ、どうして動かないんですか?」
麗華「あ〜、矢印が降ってこないと、どう動けばいいのか、わからないんです………」
彰人「ズコッ」
いくらダンスの経験があろうとも、やっぱり彼女はあくまでゲーマーなんだな。踊り方までゲームのルールに従ってしまう。
夕作「いつだったかな、ボクは姉さんの着替えも見たんだよ。テスト勉強でわからない部分があって姉さんの部屋に入ったときだったんだけど…」
夕作「感動〜!姉さん、デカいのね!」
絵名「ちょっと!お姉ちゃんの体ジロジロ見ないでよ!」
ガシッ(胸ぐらを掴む)
彰人「おい夕作!!おまえ絵名の何を見てデカいと言ったんだ!!」
夕作「ぐわぁ苦しい〜!オラオララッシュで裁きにくる勢いで怒らなくてもいいじゃないか、兄さん………」
麗華(お兄さん、家族同士なんだからそこまで激おこになる必要無いと思うけど……)