正義実現委員会の指揮者   作:くろゆみ

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本編より前のシナリオを考えるのが大変なんじゃ...。

今回少し短めです。


挑戦

 月日が経つのは早いですね...。気付いたらもう春になっていました。

 トリニティに入学してからこの一年間でたくさんの出来事がありました。楽しかったことや嬉しかったこと、悲しかったことや辛かったこと、どれも大切な思い出です。

 何故こんな話をしているかというとですね、先輩方が卒業されるから思い出に浸っていたというわけです。

 

 そうですか、もう先輩方とお別れになってしまうんですね...。もっと一緒に活動したいと思ってしまいます...。

 感傷に浸ってしまっていますが、正義実現委員会の方に集合をかけられているんでした、行きましょう。

 

 ■

 

 今日は珍しく全員が集められました。治安維持は大丈夫なのか聞いてみたら、ティーパーティーの方に今日だけ頼み込んで何とかしてもらったらしいです。

 そこまでやるなんて今日は何をするのでしょうか?

 

「さて、今日はここに正義実現委員会所属の生徒が全員集まっているわけだ。早速本題に入るが、そろそろ私たち三年生は卒業となる。そこで、普通にお別れ会のようなものをするのは面白くない!ということで、学年対抗で大規模模擬戦を行うことにした!ハンデなんてものはない!この模擬戦で三年生は最上級生としての威厳を、一、二年生はこれからの正義実現委員会として、全力を出して戦おう!それでは、作戦会議に移るように!」

 

「「「「「はぁ!?」」」」」

 

 え......?いやいやいや!?事前に何も伝えられずにこれですか!?委員長はこういう人だってのは何となく知ってましたがこんなことするなんて...。

 こうなったら仕方ありません!今まで怒られた分を仕返しするつもりで本気でやっちゃいますよー!

 

 一年生は正直一番不利です。経験も何もかもが先輩と比べて足りていません。それでも何とかして勝ちに行きます!

 

「その...指揮は第九班の三人に任せても良いかな?私たちの中で一番強いし、それにランちゃんなら信じられるから!」

 

 ────こんなことを言われたら余計に退くなんて選択肢は無くなりましたね。

 

 元よりそのつもりでしたが、一年生の全員で一致団結して先輩方に一矢報います!!

 

「ツルギちゃん、ハスミちゃん、そういうことなので頑張りましょう!」

 

「キヒヒ...。正面は私に任せろ...。」

 

「それでは私は後方支援の方を。」

 

「二人とも頼もしいですね!それじゃあ私さんは全体指揮をさせていただきます!」

 

 まず、人数的には基本的にあまり差異はないのでその点で有利不利はありませんね。

 

 次、戦闘力に関しては圧倒的にこちらが不利です。連携や戦法、戦略、戦術の面においても先輩方の方が様々なものを使って来るでしょう。

 

 次、エース級の単体戦力。こちらはツルギちゃんと私さん、あとはハスミちゃんですかね。対して先輩方の方はまぁわかってはいましたが委員長、副委員長を初めとしてたくさん居ますね。

 

 と、なるとこちら側の作戦は否が応でも絞られてきますね...。正面からのぶつかり合いでは到底勝ち目がないので何とかして奇襲を仕掛けるか、ツルギちゃんの突破力を利用して一点突破するか...。

 正直頭がパンクしそうです...。それでもどこかに勝つための穴はあるはずです。しかも、二年生の先輩方と戦ったあとに三年生の先輩方と戦うので、一度見せた策は通じないと考えた方が良いですね...。

 

 それならこうするしかないですね...。

 

 ────────────

 

 一年生VS二年生

 

 模擬戦の形式は両者拠点が築かれており、そこにあるフラッグを奪うことで勝利となる。という状況設定のもと行われます。

 

 二年生の先輩方との試合ではこちら側を全部で12の班に分けました。

 

 第一班はツルギちゃんを主軸とした正面の最前線です。そこに共に進みながら補助をするための第二班から第四班です。

 第五班から第七班はその右を、第八班から第十班はその左を、それぞれ守るように動いてできるだけ最前線の消耗を避けることが出来るように配置しました。

 そして残った二班はハスミちゃん指揮のもと、奇襲からのフラッグの防衛をお願いしました。

 

 そして私さんはツルギちゃんたちに混じって突撃しつつ状況に応じて陣形の転換などを指揮する役割となりました。

 

 どこまでこの作戦が通用するかはわかりません。なんなら一回の突撃に賭ける馬鹿な作戦です。それでも極僅かな勝算があるならやるだけです。

 

 

"試合、開始!!!"

 

 

「さあ、行きますよ!!速攻で決めに行きます!!!」

 

 私さんのその言葉で突撃が始まりました。試合開始と同時に間髪いれずに突撃したことで、相手の陣形を崩すことに成功しました。

 こちらの作戦通りツルギちゃんを起点として、どんどん進むことに成功しています。しかし、想定よりも左右の戦力が割かれていますね...。このままだとフラッグにたどり着くまでに止められてしまいますね...。

 

「正面突撃班に伝達!左右を囮に一気に突っ切ります!!」

 

 こうなったらもう捨て身で行くしかありません!一か八かに賭けて突破します!

 

 ......やられましたね。まさか、防衛に戦力の大部分を回していましたか。

 

 こちらの作戦が完全に読まれていましたか...。これはなかなか辛いですね、それでも最後まで何とか抗ってみますよ!

 

 ツルギちゃんが先輩方の中心で暴れまわっているなかをこっそりと抜けて行きます。

 フラッグは.....あそこですか。今なら取れるかもしれませんね。

 

 まだ...まだ......い、まだ......今です!!

 

 ダッ........バシッ!!!

 

 やりました、取りました!!

 

 

"そこまで!一年生の勝利!!"

 

 

 勝ちましたか......。とてつもなく博打でギリギリの勝利でした。

 

 最後全ての作戦を放棄してしまった瞬間は自分でも何をやっているんだと思いましたが何とかなって結果的には良かったです。

 

 勝ったんですね...。様々な要素が噛み合った結果の紙一重の勝利だったとしてもこの勝利はみんなの自信に繋がったと思います。

 

「みんなお疲れ様でした。勝ちましたよ...!この勢いで三年生の先輩方にも全力で挑みましょう!」

 

 ■

 

「さて、講評だが一年生が二年生に勝利した。これは素晴らしいことだ。一年生は自信が付いただろう、そして二年生は焦燥感を覚えたことだろう。それを忘れずに今後とも研鑽に励むように!そして、このまま私たちとの試合も行おうと思ったが消耗が激しそうだから明日にすることにした!!今日はゆっくり休んで明日に備えるように!!」

 

 委員長たちとの試合は明日ですか、みんな疲れてますしそうなるのはありがたいですね...。

 

 それにしてもどうやって三年生に勝ちに行きましょうか...。二年生の先輩にあれだけ苦戦したのです。これ以上更にリスキーな作戦を組んで何とかするしかなさそうですね...。

 

「あぁ、そうだラン良いか?」

 

「はい。委員長、何でしょうか?」

 

「一つ言っておきたくてな。私たちはそう甘くないからな、やるなら本気で来い。でないとすぐに終わってしまうからな?」

 

「......はい!」

 

 宣戦布告でしたか...。これは、委員長をあっと言わせるような奇想天外なものを用意してあげるとしましょう!

 

 明日が楽しみになってきました!!

 

 

 

 

 

 

 




UA5000感謝!!!

お気に入り、評価、感想を頂けるととても嬉しいです。また、もしかしたら更新速度が上がるかもしれないので是非!

これからの方針

  • さっさと原作にGO!!
  • 一年生、二年生時代もしっかり!!
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