一ヶ月弱更新できていなかった理由としまして、ウマ娘の二次小説にハマリ、グラブルに時間を注いでいたからです。
すみませんでした...。
今日はセイアちゃんに呼ばれてお茶会に来ました。
普段ならミカちゃんやナギちゃんも居るのですが、ミカちゃんは最近何か忙しくしているようで、ナギちゃんは胃を痛めてしまって今は療養中で二人だけのお茶会になりました。
「来てくれてありがとうラン。それでは早速本題に入ろうか、"災厄の狐"の件についてだが君がミレニアムで手に入れてくれた情報とこちらで調べた内容に相違は無かったよ。」
「そうですか、ただ何やら含みがある言い方ですね...?」
「ああ、ここからは私の夢の話になるのだが近い未来だろうか、◯✕地区の辺りで"災厄の狐"が大規模テロを起こしていた。荒唐無稽な話だと思って聞き流してくれても構わないが、信じてくれるならその辺りに注意してほしい。」
「全く...何時からの付き合いだと思っているんですか?出会った当初ならともかく今の私さんがセイアちゃんの言うことを疑うことなんて無いですよ。いつもそうやって少しひねくれた言い方をしてるからミカちゃんと喧嘩が起こるんですよ?」
セイアちゃんはいつもこうやって難しい言い回しを使って誤魔化してはいますが、昔から"夢"の話で少し疎まれていたこともあって卑屈になることが有るんですよ...。それに関しては周りの環境が悪かっただけでセイアちゃん自身は何も悪くないのですが、その頃の心無い言葉のせいで「信じる」ということに少し敏感になってしまっているのです...。
「ふふっ、そうだね。......ランになら話しても良いかな。今年中に"災厄の狐"の件とは別で大きな事件が起こるだろう。君に防いでほしいという訳ではないんだ、ただそこで何が起ころうとも自分を責めないでほしいんだ。話しておいて詳しい事を伝えることが出来なくてすまない...。」
「...そうですか。はぁ、最近無かったと思っていた所にこれですか...。わかりました、セイアちゃんがそう言うのなら何か事情があるのでしょう。事件が起きると知っていてそれについて知ることが出来ないのはモヤモヤしますが一旦置いておきましょう。ただ後で全部話してもらいますからね?」
セイアちゃんが"夢"で何を見たのかはわかりません。それでも、これまでの彼女の選択は少なくとも間違ってはいませんでした。その事実があるからこそ私さんはセイアちゃんを信じることにしたのです。
お互いにそれなりの立場というものがあり、セイアちゃんに至っては権謀術数渦巻くトリニティの中枢にいるのです。常に腹を探り合い、打算に溢れた交渉が常のここだからこそ友達だけでも信じるべきだと思うのです。例えそれで予想だにしない結果になったとしてもきっと私さんがセイアちゃんを心から憎むことは無いでしょう。
「そうだ、あの終末の前には何も出来ない...。白洲アズサを人殺しにさせるわけにはいかない、それに私はもう疲れてしまった...。ラン、ごめん...。」
そんなことを考えていた私さんはセイアちゃんが僅かに漏らした言葉に気づきませんでした...。
■
ここ一月程トリニティは物々しい雰囲気に包まれていた。政治や治安維持に関わっているものなら"災厄の狐"が原因であるという噂を聞いたこともある。その中で目立った被害が無いのは正義実現委員会の功績が大きいだろう。
それでもいつまでこの状況を続けなければならないのか不安に思うものもいる。人間というものは気を張り続けられる生き物ではない。そのような雰囲気が漂い始めてきた時に百合園セイアから竜胆ランを介してもたらされたその情報は確かな価値を持っていた。
「────ということです。すみません、情報源は私さんからは言えないのですが確度は高いです。」
「なるほどね...正直鵜呑みにすることはできない。それでもあなたがそこまで言うのなら信じましょう。それに最近の士気の下がりようは委員長として中々堪えるものがあったから終結の可能性が提示されただけでありがたいのよ。」
「ありがとうございます!」
「そうね、○×地区に多めに配置するとしても他を疎かにすることはできない...。そうするとランの班と一、二年生主軸の班になるけれど良いかしら?」
「分かりました。それと委員長も少しは休んでくださいね、結構酷いお顔ですよ...。」
「ええ、ありがとう。」
無事にセイアちゃんから聞いたことを委員長に伝えることができて、更に対応までしていただいたので最悪は免れそうです。しかし十分な戦力を割くことが出来なかったのが少々気がかりですね...。
そうですね、ここからは情報共有と連携で補うしかなさそうですね。任されたからにはやれることを全てやるつもりですが、相手が相手なだけに少し不安になります。
ぶっちゃけ災厄の狐と単独交戦なんてした暁には一体どれだけの被害が出るか分からないので出来ることと言ったら早期発見からの通達、そして委員長の指揮の元で何とかするしかないんですよね。
せめてリオちゃんに頼んでいる装備が完成していればまだ時間稼ぎくらいは出来るかもしれませんが、無い物ねだりをしても仕方ないですね...。
prrr...prrr...
『ラン、頼まれていたものが完成したわ。なるべく早く受け取りにこちらに来て欲しいわ。』
......都合良く完成したみたいですね。何かそういう運命かって言うくらいにはタイミングが良すぎますが、使えるものは使いましょう。
災厄の狐も近い未来とのことなので少なくともここ数日は無いと信じています。明日にでも受け取って万全の状態で備えておきましょう。
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昨日の今日でミレニアムにやってきました。リオちゃんにはすっかり頼りきりになっていますがリオちゃんもこの状況を受け入れているようなのでこのままできっと大丈夫でしょう。
ユウカちゃんとノアちゃんに挨拶だけして、リオちゃんの所に着いたところで何やら気配を感じました。
これはミレニアムが誇るC&Cでしょうか?しかし以前聞いた話だとこんな日常的に隠密行動をするような組織では無かったと思いますが...。
「待たせたわね、ラン。早速本題に入るのだけれどこれが貴方に渡すものよ。」
「これが、私さんの装備ですか...。」
「ええ、簡単に説明をするわ。まずは頼まれていた三つの足場として使えるビット、そして脳波をリアルタイムで読み取ってドローンの制御を行う為のヘッドセットよ。」
リオちゃんが私さんに作ってくれた装備は私さんの機動力を底上げするためのものです。どうやって作ったのか分かりませんが、私さんがしっかり踏みしめても大丈夫なドローンとイヤホンのような形で付けるヘッドセットとは名ばかりのコンパクトな何かがありました。
「このビットはそのヘッドセットとセットになっていて、それからの命令以外では動かないようになっているわ。そしてここからが問題なのだけれど、これの性質上使っている間は並列思考、マルチタスクをすることになるわ。貴方が問題無いと言ったからそうしたけれど、正直に欠陥品とも呼べるほどデメリットが大きいからほとんど貴方しか使えないと思うわ。」
「なるほど...少し慣れは必要かもしれませんが何とか頑張ってみます。リオちゃんも忙しい中作ってくれてありがとうございます!!」
既にリオちゃんも二年生、受け持つ仕事も多い中私さんの無茶振りに応えてくれたのは本当に感謝しかありません。
「ランには普段から様々な物を貰っているから何かの形で返したいと考えていたから問題ないわ。」
これは珍しいものが見れましたね。滅多に無いリオちゃんの照れ顔ですよ!私さんもこんな表情を引き出せる程に仲良くなったんですね...。
そういえばさっきから感じている気配について聞いてみましょうか。
「そういえば先程から誰かに見られているような感覚があるのですが、リオちゃん何か知りませんか?」
「......出来れば隠しておきたかったのだけれど、気付かれているのなら仕方ないわね。トキ、出てきなさい。」
おっと、メイド服の子がどこからか出てきました。メイド服ということはC&Cの筈ですが...この子は今まで見たことありませんね。
「説明するわ、監視するような真似をして申し訳ないわね。この子は飛鳥馬トキ、所属はC&Cと言うことにしてあるけれど私専属という立場になっているわ。」
「トキです。竜胆ランさんよろしくお願いします。」
指摘するまで言い出さなかったことと言い、何やら訳があるようですが秘密のリオちゃんの護衛ということですね。何だかかっこいいですね!
きっと次期生徒会長候補として色々考えることがあるんでしょう。私さんにはそういう難しいことはあまり分かりませんがリオちゃんがこれが一番だと選んだのだったらこちらから言うことはありませんね。
「トキちゃんよろしくお願いしますね。私さんは今回みたいにリオちゃんとよくお話しているので今後も何かと会うかもしれませんね。」
「はい、こちらこそお願いします。」
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この後、C&Cの皆さんにメンバーを聞いてみたのですがトキちゃんの名前は出て来ませんでした。まあ、私さんが気にすることでは無いと思うので置いておきましょう。
それよりもこの装備にいち早く慣れる必要がありますね。今日はこれを使って帰ることにしましょう。
さて、ヘッドセットを着けて起動!っと...。
────これ予想以上に大変ですね!?
言うは易し行うは難しですが、並列思考と言うだけなら簡単ですが実際に行うのはとてつもなく辛いです...。
まず、私さんが足を踏み出す、その踏み出された場所に来るように先にそのことを考えて足場のビットを動かしておく。そして次の一歩を踏み出したらまた同じ様に、もう一つのビットを動かしておく...この繰り返しを行ってようやくただの移動が出来ます。
そしてゆっくり歩くだけでこれなので今はまだ戦闘への利用なんて考えられません...。
リオちゃんに本当に大丈夫か聞かれたときは大丈夫と答えましたが、これは前途多難ですね......。
お気にいりや評価が増えるととても嬉しい気持ちになります。してくれる方本当にありがとうございます!
先生赴任初日にハスミと一緒に連邦生徒会に突撃させる?
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突撃させる
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させずに後でシャーレ発足を知る