そして先日日間とルーキーのランキングに乗りました。いつも読んでくださっている皆様ありがとうございます。
これからも正義実現委員会の指揮者をよろしくお願いします。
「ラン先輩すっかり
「まだまだですよ、目指すはツルギちゃんとはまた違った形での特記戦力なので!!」
リオちゃんから
初日は見るも無惨と言った有り様でかろうじて周りの人に怪我はありませんでしたが、思うように動かせなかったり、空中を歩こうとして落っこちたり、と散々でした。その結果、救護騎士団のお世話になって怒られてしまいました...。
その後は一つずつ動かせるように慎重に練習していきました。今のところは二つまでなら実用可能な範囲で動かせますが、私さんが夢見ていた空中を変態機動することはまだ出来ません...。
それでも空中に浮くことは出来るので、今までより圧倒的に索敵や敵後方への回り込みがやりやすくなりました。まあ、日常生活ではティーパーティーから非常時を除いて使用禁止令が出てしまったので、登校などでズルをすることは許されませんでした...。
「今のままでも強いのに更に上を目指すだなんてさすがっすね。」
「イチカちゃんも強くなる素質はあると思うので頑張りましょうね!」
「あはは...そうっすね...。」
今はイチカちゃんと巡回中です。巡回とは言ってもあまり物々しい雰囲気でやっても一般の学生を不安にさせるだけなので気軽に喋りながら行っています。その話題になるのは最近嫌でも目に入る私さんの装備となるわけです。
イチカちゃんは私さんに今のままでも結構強いと言ってくれますが、やっぱり上を知ってしまうと研鑽を積まなければならないと思ってしまうものです。それに、後輩も頑張っているのに自分が今のまま停滞しているのは良くないですからね。
────運命の出会いとは唐突に訪れるものである。
その気配を感じたのは突然の出来事であった。この街並みに普通あるはずがない、あってはならない圧倒的な強者の気配である。
現時点でトリニティに所属している特筆すべき強者は聖園ミカ、剣先ツルギ、正義実現委員会の委員長、副委員長である。しかし、聖園ミカはティーパーティーにて公務を、剣先ツルギは別地区にて巡回中、正義実現委員会の両名は本部にて公務中である。
つまり、このような気配をこの場所で今感じるのはあり得ないことである。
一年生は経験がまだ上級生と比べて少ないため、この危機を感じ取れていないのも無理は無いだろう。だが、竜胆ランはこれまで様々な格上との戦闘を経験し、事前に百合園セイアから聞いていたこともあり軽薄な表面とは裏腹に警戒を張り巡らせていた。
その彼女の感覚が言っているのだ。これは他校の治安維持部隊などではない。悪意に満ちた、トリニティに害をもたらすであろう犯罪者、"災厄の狐"であると。
「...イチカちゃん、委員会本部に連絡を。内容は"災厄の狐"発見、直ちに各地の戦力をここに集めるようにと。他のみんなは周りの班と協力してこの辺りの生徒を避難をさせるように。」
私さんがここに居る今、後輩のみんなを危険に晒す訳にはいきません。今からは先輩としてやるべき事をやりに行きましょう。
「ラン先輩は、どうするんっすか...?」
「
「無茶っすよ...相手はあの災厄の狐なんですよ...?先輩方の到着を待ってからでも...。」
「それでは遅いんですよ、まぁきっと大丈夫です。それじゃ連絡お願いしますね?」
■
「すみません、ちょっとお話しいいですか?」
「あら?あらあら、もう見つかってしまいましたか。...仕方ありませんね。」
キィンッ!!
あぁもう!話をする暇すら貰えないなんて想像以上に頭がぶっ飛んでますね!?
こうなったらあまり建物が無い方に誘導するしかないですね。
大丈夫、私なら出来ます。あなたの自己中心的な行動でそう易々とトリニティを侵させはしません!
狐が嗤い正義の血が流れる。されど正義は倒れず、その使命を全うせんと立ち向かう。
しかし、力の差は明らかでじわりじわりと地が赤く染まりゆく。
「うふふふふ、思わぬ邪魔が入りましたがこの程度でしたら直ぐに片付くでしょう。」
「そんな簡単に私を倒せると思わないで下さいね!」
悔しいことに奴の発言は大言壮語という訳ではなく事実です。実際に本気で倒しに来たら何も出来ないでしょうが、私で遊んでいるのかまるで傷つけることを楽しんでいるようにも見えます。
対して私は全力でなんとか街への被害を軽くしようとあらゆる手段を使っていますが、その代償として防戦一方となっています。今は必死に耐えていますがこのままでは...。
現時点で竜胆ランから見た狐坂ワカモは破壊衝動に身を委ねた享楽的な人物としか思えなかった。だがここで一つ考えてほしい、今までの事件はどれも彼女に扇動された不良たちの行いであった。そして、それらを扇動したのが自身だと悟られないように秘密裏にる行動していた。
つまり狐坂ワカモは決して短絡的な人物ではなく、理知的で常に自分に有利になるように動いているのだ。
普段であればそこまで考えることが出来ていたかもしれない。しかし極限状態での戦闘、さらに自分が抱えた余りにも大きい責任がその思考を鈍らせ、ワカモを先のようにしか認識していなかった。
それがこの戦いの終止符を打つことに繋がった。
「これで終わりです。」
「まだっ!?」
足が動かなかった。この戦闘でどれだけアドレナリンが出て、痛覚が麻痺し精神で限界を超えようとも身体自体が物理的に動くことが出来なければ無意味だ。
彼女がここまで動けた理由。それは一時的なトランス状態とも呼べる境地に達し、ただ街を守り援軍が来るまで耐えるだけの機械のようになっていたからだ。もちろんそのような状態を見過ごすような敵ではなかった。その自分自身への被害を省みずひたすら動き続ける彼女を確認するや否や、自分の目的のための障害と認識しさりげなく足元を中心に狙ったのだ。
「あぁ、そろそろ他の方が来てしまいますね。それではさようなら。」
「ま......て.........!」
ここに一つの戦いが幕を降ろした。
狐は妨害されようともその目的の一部を果たし、逃げおおせた。
対して正義は大敗を喫し、地に付した。
■
「ラン!!」
イチカからの連絡を受けた委員長は即座に委員会全体に連絡し、最低限だけ残し出来るだけ数を集めて現場へと向かった。
しかしそこには災厄の狐は居らず、傷だらけで横たわっていたランの姿だけがあった。その姿を見てツルギ、ハスミを中心に激しく動揺し取り乱したのは言うまでもないだろう。
だが既に標的は逃走しておりここから追跡するのも容易ではない。一部の部員が捜索したが終ぞその姿を見つけることは出来なかった。
その後直ぐにランは救護騎士団の下に運ばれ、治療を受けることとなった。いくらキヴォトスの生徒が頑強であろうともこうも攻撃を受け続ければ決して軽いとは言えない傷になる。救護騎士団の適切な治療により大事には至らなかったが彼女の意識が戻ったのは事件から二日経ったときであった。
「ここは...狐坂ワカモは...。あぁ、私倒れたんですね...。」
意識が戻るとつい先程まで戦闘していたはずがベッドの上で横になっていまし。少し考えてようやく自分が役目を果たしきることが出来なかったのだと分かり、自身の無力感に打ちひしがれました。
一応意識が戻ったのでナースコールを押して待機することにしました。
「ランさん、意識が戻ったのですね!」
「あ、ミネちゃんですか。はいとりあえず目は覚めましたよ。」
大分慌てた様子でミネちゃんがやって来ました。ここまで焦った姿を見るのは初めてで一体何があったのだろうと思わずには居られませんでした。
「落ち着いて聞いて下さい、あなたはこの二日間目を覚まさず眠っていました。幸い傷はほとんど治すことが出来たので後遺症の心配などはありません。」
「二日間、そんなに...。」
そこまで自分が重症だったとは知りませんでした。そして、みんなが私のことを心配していたこと、被害は出たものの小規模で抑えられたこと、後輩や一般生徒は無事だったことなどを聞きました。
しかしどれも他人事のように聞こえ、自分に関係することとしてはっきりと理解することは出来ませんでした。
ミネちゃんが出ていった後はツルギちゃんとハスミちゃんが来て、無事で良かったけれど無茶をしたのは良くなかったと少し怒られてしまいました。委員長達もゆっくり休んで調子を戻していくようにと言ってくれました。
でもみんなのその優しさが今は少し辛かったです。結局何も出来なかった自分がこんなに優しくされてしまっている申し訳なさがこ身を苛んでいました。
数日経ってようやく退院することが出来ました。それでも授業では上の空になり、活動には身が入らずとどこか今までとズレたことになっていました。
みんなから心配され、少し休暇を取ると良いと委員長にも言われました。
これから私はどうすれば良いのでしょうか...。
最初期はワカモの影も無かったのに気付いたら主人公をボコボコにしていた...。
今回の新イベでC&Cについて新情報が出てこの作品の一部に齟齬が出てきたので近いうちに修正します。
先生赴任初日にハスミと一緒に連邦生徒会に突撃させる?
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突撃させる
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させずに後でシャーレ発足を知る