生まれ変わったら赤髪の幼馴染ができました   作:お米大好き

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 投稿復帰ついでに【寝て起きたら暗黒期!?ベルくんに会うまで死にたくねー!】のリメイク?としてpixivで上げていたものをさらにリメイク?して投稿です。

ほぼ別物。


1. 何処かで見覚えのある赤髪の子です。

 

 

 

 前世のお父様お母様達はいかがお過ごしでしょうか? 。僕は今異世界にいます。

 

 

全ての始まりは初詣でした。終わりも初詣でした。

 

 

『異世界行きたい』

 

 

 その年の平和に感謝しつつ、ついでになんて願った神社の帰り、階段で足を滑らせ気がつくとまぁ大変、『オ』と『ギ』と『ャ』しか話せない赤子になっているではありませんか。付け加えまだ幼い為なのか、少し考え事をしているだけですぐに眠ってしまいます。

 

 あ、それと住まいは少しぼろいですが第二の両親は優しく…は、あるのかな?どちらかと言うときついです…。

 

 

 文明は中世くらいでしょうか?まだまだ発展途上のようで父は毎朝剣を振い夜には腰を振るっています。

 

 

 精通どころか歩行すらままならない身ですが好奇心だけは旺盛で見るもの全てに興奮を隠せません。

 

 

 ただまだ若い故なのか美人とはいえ母には劣情を感じないのです。たまに父が夜の運動に誘っているのが羨ましいくらいです。あ、別に父に憧れているわけではありませんよ?あくまで性癖の話です。

 

 

 さて、何はともあれ将来どうするか?考えどころです。

 

 

 僕が考えるにこの村は、いえこの世界は……駄目ですね、眠くなってきました。

 

 

 まだまだ精神も体に引っ張られているようです。取り敢えず当面の目標は……んんっ…。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 天国のお父さんお母さん、あ、死んだのは僕ですけど。あれからなんやかんやあり6年が経ちました。

 

 歩けるって素晴らしいですね。お陰様でこの世界の事も大分理解する事が出来ました。

 

 

 先ずは世界観です、日本とは異なるようでやはりファンタジーな世界です。

 まずは父の話からしましょう。なんでも()()()()で『力こそパワー』と言って憚らない脳筋です。

 曰く『武器が無ければ拳で殴れ!鎧の上から殴れ!魔法なんぞ殴れ!』だそうです。 

 

 二歳児の僕に剣を握らせ殴り合いの真似事をさせるのは止めて欲しいものですね。剣の意味もありませんし。

 

 

 そして母ですが、美人です。とても美人で、そこはかとなく色気があります。ただ時折悲しそうな顔をしますが、いえ……これは成長して理由が分かりました。

 

 

簡単に言ってしまうと[嫉妬]です。

 

 

 父が僕に剣を振る?訓練をさせていると毎回と言っていいほど熱い視線が向けられて来ます、主に父へですが。

 

 

 子としての愛はある様ですが訓練中父を独り占めしている事に嫉妬もしている様です。父曰く『あれでも落ち着いた方だ、10年も前なら自らの子でさえその手に…いや、お前は何も知らない方がいいな。俺から言えることは一つだ、強くならなければ良いように使われるだけだぞ』だそうです。

 

 なるほど、父も苦労しているようですね。

 

 

 そして第二に僕にも友達が出来ました、と言っても

1人だけですが。

 

 

 名前はアリーゼ、赤い髪が目立つ可愛らしい同年代の女の子です。どこか見覚えがある様な気もしますが多分気のせいです。

 

 

 そして友達が出来たのは嬉しいのですが一つ困り事があります。

 

 

「タクト!遊びましょう!」

 

「……はい」

 

 

 アリーゼの言う【遊び】とは、冒険者ごっこです。主に木剣をぶつけ合うだけですが正直言って疲れるので彼女の事は少し苦手です。

 

 

 天真爛漫の化身とも言える彼女には他にも友達はいる様ですが今日の様に元気いっぱいな日は用事があると断られるそうです。僕もそうしたいですね。ただここで断れば家から引き摺り出されるか、母に交渉を持ちかける為どちらにしても地獄です。

 

 

 なら多少付き合ってしまえば良いとそれからは週に三回くらいはアリーゼの相手になっています、

 

 

 の、筈だったのですが……。

 

 

 

 

「今日こそ勝つわ!」

 

 

 今では週に七回、毎日来る始末です。

 

 殆ど毎日が冒険者ごっこ、正直言って心も体も休まる日がありません。しかも日が経つにつれ木剣を交わす時間が増えて来ています…、このままではそう遠くないうちに負けることでしょう、僕としては別に負けてもいいのですがそうなってしまった場合、うちの両親は黙ってません、確実にハードトレーニングの開始です…。それだけは受け入れられません、なので。

 

 

「今日は遊べないから他の子と遊んできたらどうですか」

 

 

 

 

「ダメ!今日こそタクトに勝つんだから!!」

 

 

 

「あんまりにしつこいと僕はもう一緒に遊びませんよ」

 

 

 そう言うとアリーゼはピタリと動きを止めて目線を下に下げました。ここ数日元気がない様に見えますが気のせいでしょうか?

 

 まあ、でもアリーゼには仕方ないのかもしれません、何せ彼女と()()()に打ち合える子供なんてこの村には僕を含めて居ないのだから。小細工有りとはいえ対等な存在は貴重なのでしょう。

 

 

「……ごめんなさい」

 

 

 ちょっと言い過ぎてしまったかもしれませんね。

 

 

「僕の方こそすみません。ですが毎日は体力的に辛いので。そこは分かって欲しいかな」

 

 

 僕の言葉にアリーゼは暫く考え込んでいましたが渋々頷いてくれました。

 

 

「じゃあ今日は他の子と遊んでくるわね!」

 

 

 ()()()?まぁ、兎も角と嵐は去って行きましたね。

 

 さて、今日は久しく1人になれます。では何をして過ごしましょうか? 一先ず…お昼寝ですね。

 

 

 父には『鍛錬は体を休める事も大切だ』と言われていますので。

 

 そうして一眠りすると起きる頃には日が暮れ初めていました。

 

 

 心地よい目覚まし(母による父の呻き声)の、お陰で今日は早く起きられました。…何かしでかしたのでしょうか?

 

 

「ふむ……」

 

 夕食までかなり時間が空きそうですね。痴話喧嘩に巻き込まれる前に散歩にでも行きましょうか。

 

 

 

 

 家を出て村を散策すること数十分。村は辺境にある為かかなり小さく、村人も五十人程度しか居ません。時々村の外から神と名乗る不審者がやってきますが毎日平和です。

 

 

「今日もいい天気ですね、もうすぐ日が暮れますけど……ん?」

 

 

 暫く村を歩いていると、アリーゼがいました。どうやらお友達もご一緒の様で女の子が2人男の子が3人、計6人…合コンでしょうか……いえ、我ながら面白くはありませんね。

 

 

 正直無視して通り過ぎようかと思いましたが、なにやら不穏な空気を感じます。

 

 女の子が1人泣いており、男の子2人の頬が少し赤みがかっています。殴られたのでしょうか?状況が見えませんね。アリーゼが責め立てられているようですが。

 

 こっそりと彼等の会話に聞き耳を立てるとしましょうか。

 

「────!」

 

 

「──!!───!」

 

 

 ふむふむ、どうやら女の子が男の子3人組にいじめられていた所をアリーゼが暴力を以てして解決した様ですね。

 

 ただ、その結果女の子には『男に勝てるヤバい奴』認定されてしまい、守ったはずの子達にも責め立てられている、と言った所でしょうか? ふむ、朝は言い過ぎましたし……仕方ないですね。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

──アリーゼside──

 

 

『暴力女!!』

 

 違う…私はただいじめられている子を助けたかっただけなのに……。

 

『うっせえ!俺らはちょっとしたふざけてただけだ!』

『そうだそうだ!お前が勘違いしただけだ!そうだよな!?○○○!』

 

『……う、うん』

 

 私が助けた子は私を見るとジリジリと後退りをする。

 

 ……どうしたらいいのか分からない、私はただこの子を庇いたかっただけで。

 

 

『やり過ぎだよアリーゼちゃん…』

 

 

 最近少しずつ皆んなと距離が離れている気はしてた。

 

 私は人一倍元気で、いつだって皆んなを遊びに誘っていた。

 

 最初は皆んなも喜んで誘いに乗ってくれたけど次第に皆んなは誘いに来なくなって…。

 

 

『おまえ(あなた)と遊ぶと疲れる』そんな言葉を何度か言われた事がある。

 

 

 私は私の中の正義に従った、ただいじめられてる子を助けようとしただけなのに……。

 

 

「私は、ただ……」

 

 

 気付けば頬に涙が伝っていた。

 

 

(……私が悪いの?)

 

 

 私が1人で泣いていると男の子達の声が聞こえなくなった。ううん、止まった。不思議に思い顔を上げるとそこには、タクトがいた。

 

 

「やぁやぁ、アリーゼ」

 

 

 タクトは最近良く遊ぶ男の子の一人だ。村で唯一同年代の子。

 

 

「今朝は少し言い過ぎました、今からでもよければ少し遊びませんか?」

 

 

 タクトは泣いている私と呆気にとられているみんなを交互に見て笑顔で言う。

 

 

 どうしていいか分からずに立ち尽くしていると男の子達が口を開く きっと私を非難する言葉が出てくるのだろう……そう思っていたのに彼等の口から吐き出された言葉は意外なものだった。

 

「おい、こいつあれだぜ?」

 

「あーはいはい、あれね」

 

「女子の前でカッコつけてむしろダサいよな」

 

……これはいったいどういう事?

 

 男の子達は私を非難するどころかなにやらタクトを小馬鹿にしたように笑っている。

 

 

 対するタクトは笑顔を崩さず彼等の言葉を聞いている。その表情からは何を考えているのか読み取れない、まるで心此処に在らずといった感じだ。

 

 

「そうそう、あれだよね…あれ?うん」

 

 

 多分タクトもわかってない…絶対に適当に返してるわ。

 

 

「で、何の話でしたっけ?」

 

 ほら、やっぱり……。

 

 

「何って、わかんねぇの?お前が女の前でカッコつけるクソダセェ奴って事だよ!」

 

 

「んー?あぁ!それか!」

 

 

 タクトは男の子に指差されながら言われてやっと思い出した様に手を叩く。

 

「いやぁ、そんな事はないですよ?」

 

 

 そして首を傾げながらさも当然のように答えた。その表情にはなんの悪意も感じられない。むしろ本心から言っているように見える。ただそんな様子が彼等の癪に障ったのだろう。更に語気を強め…。

 

 

「とぼけんな!現にお前はアリーゼの前でカッコつけてんじゃねえか!」

 

「別にそんな事はないですよ、ただ困ってる子を助けて自己満足に浸りたいだけです」

 

 

(タクトは何を言ってるの?)

 

 

「はぁ?意味わかんねぇ」

 

 私でもわからない…。ただ男の子達も私と同じ気持ちのようで皆んな首を傾げている。

 

「そうですねぇ、わかりやすく伝えるとアリーゼへの好感度稼ぎです」

 

 

(…え?)

 

 

 タクトは変わらず笑顔で言う。その言葉を聞いた男の子達は何故か笑い出し、タクトに詰め寄る。

 

 

「おまえほんとバカだな!」

 

 

「知ってる?モテない奴程よく吠えるんだぞ」

 

 弱い犬ほどよく吠える……そんな感じだろうか。

 

 

「困ってる子を助けただけでモテるんならみんなやってんだろ!」

 

 

 タクトはそれでも笑顔を崩さず言い返す。

 

 

「それはそう」

 

 そう言うとタクトは私の手を引いて去ろうとする。

 

「待て!」「まだ話は終わってねぇぞ!!」

 

 

「それじゃバイバイ、行こっかアリーゼ」

 

タクトは男の子達に頭を下げると私の手を引っ張り走りだした。

 

 

(凄い!)

 

 

 私は手を引かれながらそう思わずにはいられなかった。タクトはあの場の空気を完全に制していた、なによりさっきまで泣いてた子が去り際には微かだけど笑ってたわ!

 

 

(これが正義?)

 

 

 私にはまだわからない、でも彼ならその答えを知っている気がした。だからつい聞いてしまった。

 

 

「どうして私を助けてくれたの?いつもは少し冷たいのに…」

 

 

「自覚あったんですね…。強いていうなら美少女だから?」

 

 

 彼はなんでもない事のように、堂々と言い切った。

 

 

「……美少女?」

 

「うん、美少女だからね」

 

 

「……そっか」

(……あぁ…顔が熱いわ)

 

 それから暫くタクトと遊んだ後、私達は別れた。

 

 

 

 

 

 

「ぐぬぬっ…ついに負けてしまいました」

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 あの一件以来僕はアリーゼと毎日の様に遊ぶ様になりました。

 

  

 正確には拒否してもアリーゼが無理矢理引っ張ってくるのですが…。あれから更に二年、未だこの関係は続いています。

 

 

 ただ最近僕には少し悩みがあります。

 

 

「タクト!今日は釣りにでも行きましょう!」

 

 

 本やかくれんぼ、自作オセロに釣り、ごっこ遊びから逃れようと幅広い遊びを教えた結果、小さな村で娯楽に飢えた少女(アリーゼ)のブレーキは壊れ、休むという当たり前の事が出来なくなりました。

 

 

 

「ごめんね、今日はちょっと用事が──」

 

 

「用事がないって事は既にタクトのお母様に確認しているわ!」

 

 

 根回しはすでに済んでいるのですね、手早い。

 

 

「さぁ、早く行きましょう?」

 

 

 

 そう言って今日も僕はアリーゼに連行されていきます。最近ではこの様に用事があろうがなかろうが問答無用で連れ出される様になり、最初は嫌がっていた僕も二年も続くと少し諦めつつあります。

 

 

 

 あと以前より少しだけ距離が近いきもする。物理的に。

 

 天真爛漫系の幼馴染って最高ですね。

 

 

 

 それに今更ですが、アリーゼは結構顔が整っています。まぁ、僕の主観なので皆んながどう思うか知りませんが、僕は好みです…。

 

 前世の某作品のキャラクターを思い出させる容姿をしています。

 

 ふとした瞬間に見せる表情がとても愛らしく、無邪気さが加わって最強に見えます。

 

 そんなこんなアリーゼに連行されて僕らはいつもの川までやって来ました。

 

 

「今更ですけどアリーゼ、釣り竿は?」

 

 

「ないわよ?」

 

 

「え?釣りに来たのに無いの?」

 

 

「ないわ!」

 

 

「……そっか」

 

 

 なんで誇らしげに言うのですかアリーゼ…。これじゃあただ川で遊びに来ただけじゃないですか……。

 

 

「ごめんなさい、釣りって言うのは嘘なの!」

 

 

「何が目的?」

 

 

「少し気になる事があってね…」

 

 

 アリーゼは一呼吸おいてから口を開いた。 

 

 

「タクトの好みの女の子を教えて欲しいなぁ〜……なんて……」

 

「特にないよ」

 

 

 僕は即答する。そもそも好みとかそうゆうのがイマイチ分からないのです。ただストライクゾーンは広めです。

 

 

「そ、そうなのね……」

 

 

 アリーゼはショックを受けた様に項垂れてる。

 

 

「でも、そっか……タクトにはそういう子がいないのね」

 

 何やらぶつぶつと呟き始めた。

 

 

(なんだろう…なんか展開が読めてきた…ふむ)

 

 

 このままだと面白くはないね。反撃と行こう。

 

 

「アリーゼって好きな人いるの?」

 

 

「……っ!?」

 

 

 察しの悪い僕でも理解できる。周囲に人の気配はなく誰かに話を聞かれる心配はない。つまりアリーゼは僕に恋愛相談をしに来たに違いない。

 

 

「いるわよ……」

 

「可哀想に将来振り回されて苦労するだろうね…」

 

(アリーゼに好かれるなんて羨ましい人もいるんですねぇ)

 

「え……タ、タクトは私の事が嫌いなの?」

 

 

「うーん、どうでしょうか」

 

 

 ほんとアリーゼは難し事を聞きますね。今だって不安そうに僕を見ているけどそれが本心なのか演技なのか判断がつかない。ただ、あれです……嘘は良くない。なので少し正直に話そうか?

 

「嫌いではないです」

 

 

 アリーゼはその言葉にホッと胸をなで下ろしてる。なんと言うか感情の起伏が激しいようですが大丈夫でしょうか?

 

 

 そんなやり取りをしつつ暫くの間他愛もない話をしていると、アリーゼは意を決した様に言った。

 

 

「あの……タクトって今好きな人っている?」

 

 

「んー……甘やかしてくれる人が好きです」

 

 

「えっと、そういう意味じゃなくて…」

 

 

「アリーゼは?」

 

 

 少し反撃を、と聞き返してみると、アリーゼは少し考え込んでからぽつりぽつりと話し始めた。

 

 

「え、私?私はね、真っ直ぐな人が好きよ。どんな時でも諦めずに立ち向かう様なそんな人が好きなの」

 

 

「うん」

 

 

「その人はね、最初は私の事を怖がったわ。けどすぐに近寄って来てね、私に気兼ねなく接してくれるようになったの!それがとっても嬉しかったわ!」

 

 

「…うん?」

 

 

アリーゼは更に話しを続け…。

 

 

「けど、少し経つとまた私の事を避ける様になったの……」

 

 

「………うん」

 

 

 気のせいか思い当たる節がある…いや、気のせいという事にしておこうか…。

 

 

「とても悲しかったわ。嫌われたのかなって、けど最近はやっと私の事を怖がらなくなったわ!それに凄く気兼ねなく接してくれるようになったの!!私も心が踊り上がる程嬉しかった!!」

 

 

(多分気のせいですよ、それに怖がってなんかいません、疲れるから避けてただけです)

 

 

「でも最近また元通りになって来て、どうしてなんだろうって、また嫌われたのかなって色々考えてたらね……」

 

 

 そこでアリーゼは急に顔を赤くしました。

 

 

「実は……私の思い過ごしかもしれないんだけど、私と同じ気持ちなのかもって……」

 

 

「へぇ」

 

「ねぇタクト、貴方ならこの気持ちをどう表現するのかしら?」

 

 

(恋じゃないですか?なんて言えませんね)

 

 

 僕は僕でアリーゼの話を聞いて胸がドキドキしているんだけど…。なんでなんだろう?全然わかんないね、うん。

 

 

 僕が1人でうんうん唸っていると、アリーゼは意を決した様に僕の両手を握ってきた。

 

 

「最後に一つだけ聞きたいの」

 

 アリーゼは真っ直ぐに僕を見てくる。

僕はただ、頷く事しか出来なかった……。

 

 





アリーゼの幼少時設定を一部使用。あくまで一部。

次回でアリーゼは一旦離脱しますが。一応pixivでも改変前のものを置いています。

ぼちぼち怠惰な白兎の方も投稿を再開していきます。
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