ノーザンブリア大公国 歴史研究所地下
歴史研究所にあるバイオ研究室、その地下深くにある隔離施設。普段は間違っても表に出してはいけない物を研究する為の物だが今回は別の目的で使用されていた
ギルムッド兄とシシー・コランダムは其処に続く煉瓦造りの階段を手元の明かりを手に下っていた
「ハァー、また此処に入る事になるとは」
「この先には何があるのですか?」
「お前の姉、いや、姉だった者を監禁してる。お前の姉がノーザンブリアでスパイ活動をしていて捕まった話は来るまでに聞いてるよな」
「はい」
「その姉にアルベリヒが乗り移った」
「え」
暗い階段を下りてゆき終点の扉に手を掛ける、重い扉を開けて地下室の明かりの先には
「黒の工房の場所と入る方法を教えろし」
「アッ、アッ、アッ、グレイボーン連峰、転移門、アッ、アッ」
頭皮マッサージに体をビクンビクン震わせながら情報を吐き出し続けるアルベリヒの姿があった
「見なかった事にすっか」
「お姉ちゃーん!!」
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
「コレが元アルベリヒの器?なんか姉の方がいじくり心地良さそ」
「なんだよいじくり心地って。それより姉の体大丈夫なのか?なんか一切動かないが」
尋問が終わり意識を失い機械に繋がれたデボラ・コランダムの肉体。呼吸すらも機械で補われて身一つ動かす事が無い
「さっきまでは薬で意識戻してただけ。普段はこんな感じで麻酔で眠らせてる。つーか、下手に意識戻されると中のアルベリヒが逃げるかもしれないじゃん」
「むしろ情報吸ったら逃がしてほしいんだが」
「やだねー、それよりもこっちの妹ちゃんちょっとチクっとしますよー」
そう言うや否や何処からか取り出した洗脳薬をシシーに打ち込み
「アヘェ」
「さてと、アイマスクと鼻栓と耳栓付けてと」
「手慣れてんな洗脳」
姉と同じ様に洗脳を開始した
1:ギルムッド兄弟の兄
つー訳で、突然変異型百合の花がまた咲きましたとさ
2:名無しのゼムリア民
相変わらず非道い、酷いじゃなくて非道い
3:名無しのゼムリア民
どっちが外道だかわかんねえなコレ
4:元木馬団
うっわひっどい、そんなエグイ洗脳してないって。ちょっと性癖と性欲弄って姉の肉体に欲情するようにしただけじゃん
5:名無しのゼムリア民
尚、姉の状態
6:名無しのゼムリア民
意識が無い姉の肉体に欲情ってだけで普通に犯罪なんだわ
7:名無しのゼムリア民
つーか欲求すら操れるのな
8:元木馬団
むしろ元々ある感情の方が操りやすいよ。無い感情を生やすのはシンプルにだるい
9:名無しのゼムリア民
本人が心からやりたくない事はさせることが出来ないって事か
10:元木馬団
いや?価値観を変えてあげれば大体の事は出来るけど
11:名無しのゼムリア民
おおう
12:名無しのゼムリア民
本能的に無理な事じゃないとダメか
13:元木馬団
やりようはありそうだけどねー
14:名無しのゼムリア民
やっぱ怖えよこの女
15:名無しのゼムリア民
何でゼムリア最低の外道に同情する事になるんだよ
16:名無しのゼムリア民
まあ、うん。味方だし
17:名無しのゼムリア民
味方にいる事が頼も恐ろしい
18:元木馬団
あ、黒の工房に侵入する方法聞き出したから今なら中の物100%OFF取り放題だよ
19:名無しのゼムリア民
グレイボーン連邦ならノーザンブリア国境から近いし今のうちに行っとく?
20:ギルムッド兄弟の兄
有りか無しかだと大有りだな、黒の工房の研究成果はマジでほしい
21:元木馬団
もし行くならアタシ付いてくよ。Ozシリーズの培養層欲しいし
22:名無しのゼムリア民
お前、作る気か?
23:名無しのゼムリア民
コイツならやりかねんのよ
24:名無しのゼムリア民
というか絶対やる
25:元木馬団
え?いや、流石に自分の子供は自分で産むって
26:名無しのゼムリア民
あ、うん
27:名無しのゼムリア民
そういや、コイツって夢自体は可愛かった
28:ギルムッド兄弟の兄
子供の幸せを願う優しい女性ですよ(大量の死体から目をそらしながら)
29:名無しのゼムリア民
まあ、研究で救われてる命もあるし
30:名無しのゼムリア民
マジで医者としても名医なんだよなぁ
31:名無しのゼムリア民
俺、この前骨折でコイツの治療受けたんだが、寝て目が覚めたら5日たってたけど完治してた
32:元木馬団
だって怪我してたら動きたく無いっしょ、だから薬で5日寝かせといた
33:名無しのゼムリア民
コレはQOL完璧っていいのか?
34:名無しのゼムリア民
わかんねえ、そもそも意識無いんだもん