「グベ……さてとここが転生先かな?…今のところは幻想体の汚染も被害もなさそうだね」
転移先が牢屋の中以外なら完璧なんだけどなー。まぁそんなことよりここから脱出しないと…………
「とりあえず鉄格子壊せるか試してみようかな~」
そう言って僕は鉄格子を掴みぐにゃりと粘土のように曲げた…あれ?曲げられたよ?鉄格子って逃走防止のために作られたんだよね?
「まあいいや、あれ使わなくて済むなら何の問題もないし」
さてと案外簡単に脱出できたわけだけどまずこの場所がどこかわからないしいったん人探しからk…
ギャアああああああ
「…………はい?」
◇◆◇◆
まずいよまずいよ!絶対こんなの幻想体じゃん!!まだⅬ社みたいなクソデカ建造物建てれてないって!クソ神様転生したら金ぐらい持たせといてよ!
「どこに行ってもブラックだよね本当!!」
にしてもなんか視点が少し低くなった気がするけど気のせいだよね?
◇◆◇◆
「うわーすんごい壁壊れてるよ……」
そう言っている少年の目の前には頭の後ろに金色の鈴が二つ付けた少女と虹色の6本の脚、多数の目、歯を剥き出しにした口を持つ蜘蛛のよ佇んでいた。
(マジが確かにあの子の友達が出てきたら叫びたくもなるか…………)
「は、ハローおチビ!君に会えて嬉しいよ」
少年はレティシアに向けてそう伝えてみる。
「あ~!ルイスさんだ!ルイスさんだ!」
レティシアが喜んでいると、微かだがお友達も喜んでいるように見える。
(ふぅ…好印象だね今は…)
「おチビ…どうしてお友達がでてきてるの?」
「えっとね!えっとね!」
レティシア笑顔で事の顛末を話はじめる。
「お兄ちゃん達が暗い顔をしてたからイタズラして笑顔にしようとしたらこうなちゃたの!」
「おぉ…多分そのお兄ちゃん達も笑顔になってるんじゃないかな!」(天国でね…)
少年は今すぐ地面に転がりたい欲求を抑えつつ答える。
「そうだよね!やっぱりお兄ちゃん達も笑顔になったんだよね!」
「そうそう…………僕は悪戯の種は知ってるからお友達はないないしてくれないかな?」
「え~もうおしまい…………?」
レティシアは心底不満そうな顔をしている。
「うぅ…そんな顔しないでくれよ……都市なら全然いいけどここはあそこに比べて治安がいいいから君のお友達を見るとビビっちゃからね…」
「そっか…ならないないするね!!」
レティシアが手をたたくとお友達はハート型の何かに戻る。
「じゃあいこっか!」
「うん!!」
レティシアと少年は二人で外に歩いて行った。