近所のクールお姉さんポジの英雄が俺の前だけ甘えてくるんだが? 作:だけたけ
「ん?ここは.......」
「あ、ナギさん!お目覚めですか?栄誉騎士さんがここに運んでくれたんですよ?」
あ〜、あのまま酔って眠っちまったのか。
ってかあの子可愛かったなぁ。金髪ってチャラいイメージあったけどあの娘、清楚感とかクールさ。どれをとっても絶妙にマッチしててぶっちゃけマジで好みでした。
白と金のアクセントの効いた服も良かった.....オシャレなんだなぁ.......
「.......ぁ.......」
「?」
小首を傾げるのは可愛いんだけどさ、それどころじゃないんだわ。今大問題が発覚したんですよ。俺の心が破壊されるほどの大事件が
「俺、昨日、会議出席したっけ.......」
「あ、あはは....ジン団長が怒ってたのってそれかぁ....」
「うっわ、この調子だと色々やらかしてるぞ俺.....馬鹿なフリしてれば行けるか?」
「やめといた方がいいと思うよ?」
だよなぁ....と一言だけ返して片方の手を顎に持ってくる。
「ん.......」
「あの、やめて?」
「え?」
「あ.......いや.......なんでもない」
俺も男なんだけどなぁ.......こちとら19歳。17歳の女の子は十分対象なんですよ。なんのことかは言わないけどさ。だからそんな声出されたらさ.......は?!
「ッ!ごめん........」
原因がわかりました。現場のナギさん!中継お願いします!
はい。現場のナギです。気づいたらもう片方の手でバーバラの頭を撫でていま「えへへ.......」
「やめろぉぉおおお!!!!いや、まじでやめて?いや、あの、その.......とにかくやめろおおお!!!」
「ど、どうしたの?」
「襲うぞ?!お前、襲うぞ?!?!」
「聞き捨てならないな.......?誰の妹を襲うって?」
あ、終わった。完璧に終わりました。振り向かなくてもわかるよ。ジンだろこれ。妹って言っちゃってるし。っていうかツッコミにしてももうちょっと言い方あっただろ。俺しっかりしろ。
はい。みんな一緒に叫ぼう☆
せーの!
「なにやってんだおおおれええ?!?!いだいいだいいだいだいいい!助けてッ!お助けキャラのバーバラあ!!!」
「えっと、ジ、ジン団長?その辺で.......」
ここに
「....はぁ.......ほら、ナギ行くぞ。お前が居ないせいで会議が延期で今日になったんだ。」
「えっと、これから俺、バーバラとデー....トなんてないですごめんなさいすぐ行きます。」
こっわ?!美人の睨みこっわ?!?!人がしていい顔じゃねえって。そのツノ、どこに普段仕舞ってんの?え?幻覚?知らねぇよそんなん。俺の恐怖のデカさに恐れおののけ。
ほら、見ろ。俺の事を引きずってるんだぜ?男の重さをものともせず、腕1本だけ持って。どんな筋力してんだよ。すげぇなおい.......」
「ナギ....声に出てる.......」
え?バーバラが発した言葉は地獄への切符だったでしたってか?心做しか上の方からシューシューと息遣いの音がする。やばい、ガチギレだ。どうしよ。
「マジでごめんなさい。ほんとに、いや、真面目に。心からごめんなさい。」
文法が少しおかしくなっても構うものか。もう若干泣きそうだもん俺。どうすればいいか分からなくて。自業自得といえばそれまでだけどそれでもやっぱり本心だけど本意ではないんです。マジで信じてください。バルバトス様、風神様。ってか七神全部の神に祈ります。ほんとにマジで助けて
「はぁ....お前を助けた栄誉騎士もいるん「行きます。行かせてください」お、おう.......早いな。」
自分の力で立って出口に向かって歩き出す。やる気が違うぜ。今日の俺は。
「バーバラ、ありがとな。また頼むわ。」
「飲みすぎには注意だよ〜!」
「あいよぉ」
我が妹分は今日もアイドルアイドルしてるねぇ。ファンが増えるのも納得ですわ。
「後で説教部屋だからな。」
「うそん.......」
俺の現実逃避を返して.......
__________________________
「変態騎士ただ今戻りましたァ」
「誰が変態だ!誰が!そんな肩書きを与えた覚えはないぞ?!」
いい突っ込み。え?足が子鹿のようにプルプルしてるって?失敬な。ジンの本気の説教を道中ずっと聞いてたんだぞ。何度腰の力が抜けそうになったか。足だけじゃなく全身がバイブレーション起こしてるから。もうなんにもできないくらいにメッタメタにやられたから。
「え?俺のこと」
「ッ.......否定できないだけに注意しずらい.......」
見たか!俺のやり返し!ちょっとは気が晴れ.....待って、なんで俺が貶されてんの?
「こういうのって言われてる本人が言うものじゃなかったかしら。」
「あ、リサパイセンじゃないっすかぁ、今日も美人っすねぇ、肩とか凝ってませんか?揉みましょうか?」
「あら、ふふっ.......」
よっ!ツッコミ名人!もう貴方なしではボケられないね!☆
「ところで返しそびれた本の事なんですけ....あばばばばッ!」
それを言った瞬間全身が痺れて硬直した。何が起きたか分からないけどひとつ言えるのは....
「あ、子鹿状態が治った.......」
「馬鹿やってないで早くやるぞ。」
「はーい。」
一旦ツノは無くなったな。よしよし。俺助かったわ。
....
........
............
待ってね。今さ、金色の何かが見えた気がするんだけどさ。気のせいだよね?よし。もう1回見てみよう。
チラッ.......
あ〜うん。えっとね。
「おいナギ。」
「はい。」
「なんでこっち見ない?」
いや、隣にいる俺の好みをど真ん中行くような美少女があなたの隣にいるからですが?ジンと目を合わせるとその方を見ることになるわけで顔真っ赤の血圧爆上がり案件で話を聞くことも出来ないんですが?
「おい、返事しろ。」
「はい。」
「こっちを見ろ。」
「....」
あ、やばい圧がどんどん膨れ上がっていってる。やばいやばい。けどそっちも見れない。かくなる上は.......
「この体勢で話を聞かせてください。お願いします。」
「....いいだろう。」
俺がした体勢は土下座!稲妻に伝わる秘伝の体勢だ。謝ることと視線を逸らすことふたつを同時にできる一石二鳥な.......
「だが、頭を上げて視線はこっちに向けろ。」
「うそん.......」
だが効果はなかった。
もうね、なんなんだと言いたい。だいたいなんでいるの?あなたの名前も知らないのに緊張しまくってこんなにも体が熱いんですが?バイブレーション始まっちゃうよ?誰か助けろ。切実に。
あ、今絶対体温最高記録更新した。今絶対熱めの風呂位の温度ある。絶対ある。何故か冷たい汗が背中をつたってるけど。無理ですね。ごめんなさい。ほんとに挑戦してみたけど無理でした。
ジンさんの足を見ていていいですか?とか言いたいけど隣のニーハイ?ロングブーツ?が見えるんだもん。割とふくらはぎと密着してるタイプなの反則じゃないですか?見れるわけないじゃん。本心から言うとめちゃくちゃ見たいけどキモイやつ扱いされたくない。だいたいなんなの?ロングスカート履いてよ!なんでそんな短いん?!なんで後ろと前の丈を比べたら前の方が短いんだよ。
ふざけんなよ?!俺得かよ?!ほんとにありがとうございまふざけんな!
「あ、あああっ、あのっ!」
「ん、んん?」
あれ圧消えた。困惑になったな。多分だけど。そっち見てないからわからんのよ。察するしかないんだよ。頼むよ。俺の気持ち伝わって?
「どうかこのままで.......ほんとに、頼みます。マジで。」
「はぁ....」
た、助かった.....見逃されたか。
「頭あげないと反省室の時間2倍だ。」
「恨むぞおおお!!!!このクソ団長!!!」
「あ"?」
「ごめんなさい。」
「ほんとにお前がいると会議が進まないな。」
クソがああああ!!!!助けて?誤解です。ジンさんのズボンもなんかピチピチだけど!足のラインがもろに出る格好してるけども!微塵も興味無いんです!美人の皮を被ったこの鬼!
「鬼ぃ!!!!」
「....」
「あっ.......」
隣のガイアから死んだな。とか聞こえる。否定できない。辛いです。
「....」
あ、プルプル震えてらっしゃる。
「ガイア助けて。」
「おいおい、素直に怒られた方が身のためだぜ?」
「そなた、死ねと申すか?」
そんなコントを繰り広げていた時、俺の大好きな澄んだ声が部屋に響いた。あとガイアうるさい。(逆ギレ)
「えっと.......」
「はい。天使ぃ〜.......」
「コイツキモイぞ.......」
やっべ.......終わった。嫌われた。完全アウトです。終わりました。クソ人生でした。死にます。穴に埋まります。誰か掘ってください。深さ問わずで求人出すから
「ああ.......成程。とりあえず立ってこっち見ろ。」
「勘弁してく「お前の秘密をバラすぞ。」.......秘密?」
「酒癖悪くて酔った時にナンパばかりするお前が本気で恋をし「ちょっとおお?!?!!」よし。」
あ、勢い余って言う通りにしちまった。つまりだな。目の前にあの可憐な栄誉騎士がいるわけで.......
「おっ.......グッ.......耐えたあああ!!!」
よ、よし。顔真っ赤だし震えてるし背筋は今までにないくらい伸びてて痛いくらいだけど何とか意識を保ってる。
「ゾッコンじゃないか」
「ゾッコンね。」
「ゾッコンだね」
「そこうるさい!!!だ、だだ、だれがゾッコンだ?!誰が?!誰に?!はい!答えいらないです!顔上げたんだから早く会議進めろよォ!!!」
雲の上のレベルで可愛い彼女に惚れずにいられる男がいるか?いや居ない!でもそれは嫌だ!おれだけが好きでいたいッ!何言ってんだ俺?!?!
「....」
ああ、ほら困惑の表情....あ、待って無言で小さく手を振らないで、あ、ほら、意識が、とおの.......い、て.......
「おい!ナギが鼻血吹きながら倒れたぞ?!」
「な、なんか顔が幸せそうだぞ?もうほっとけばいいんじゃねぇか?」
そんな声が聞こえたが幻聴だろう。だってなんか困っか顔でこっちに来る彼女の顔が見えるんだもの。
ああ、どちゃクソ可愛いなおい....
はい。2話です。残念ながらキャラが勝手に動いて好きな相手にどもる雑魚くんになっちゃいました。ウザ絡みまで行かなかったです。
どうする?
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ストーリー重視
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日常回多め