近所のクールお姉さんポジの英雄が俺の前だけ甘えてくるんだが? 作:だけたけ
わかる、蛍いねぇしナギの性格が最初のおふざけキャラからツッコミ転職しちゃってんだもん。
でもさ、....
あれじゃん、皆の望んでない変化ってやっぱり何かあるんだよ。
今言えるのはここまで。あとは本編で。それでは〜
意識が浮上する。
長いこと眠っていたような気がした。周りは静かで自然の音と右と頭の後ろに感じる柔らかい感覚。
うん、もうわかってんだ。俺。この展開。
いや、ごめん、半分はわからんまま。いや、頭の裏の柔らかい感覚は九分九厘膝枕である。うん。それは分かってんだ。
じゃあ右半身に感じる柔らかさは?
蛍が覆いかぶさっている?それとも頭の後ろのやつはクッションかなんか?
色々な発送が頭を駆け巡るけど全部が納得のいかない出来だった。
「....ッ....」
目をそろっと開けるが顔自体が上に向いているので蛍の膝枕であることは確定したが右のこれは謎のまま。
というか蛍ってほんとに丁度いいよな。何がとは言わないけど、もうなんか、体型と容姿と性格、全てが男のロマンの詰め合わせみたいな?....なんでこんな完璧女の子と付き合えてんだろ、俺。
そんな....そん....な....
寝ぼけていた頭がようやく覚醒してきた。
それに伴って蛍の胸が矢に打ち抜かれたこと。胡桃を攻撃してしまったことが脳内で再生され始める。
「ッ....蛍ッ!胡ねぇッ!!!!」
ガバッと起き上が....れなかった。
「....何やってんだこいつ....」
「おはよう、眠れた?」
もうなんかツッコミどころ満載の展開。俺の罪悪感はまだ残っているものの、すぅすぅと寝息を立てながら俺の腕にしがみつく胡桃を見てぶっちゃけ安心より呆れが勝った。
「....蛍、大丈夫か....?その、ここ」
「ひゃっ....だ、大丈夫....」
「そう、か....」
射抜かれたであろう胸の上あたりを触る。小さく悲鳴をあげたがそれが拒絶では無いとわかっているため、理性を総動員して動揺するのを阻止する。
「....」
「....」
「すぅ、すぅ....」
なんだよこの状況ッ!エモい!いやエモくねぇよ!当事者からしてみたら困惑も甚だしいからな?!だいたい俺に抱きつく胡桃に怒ってもいいじゃんさ!蛍!!俺、あなたの彼氏!こいつ、姉弟みたいな間柄だけど一応血のつながってない女!わかる?!分かります?!嫉妬プリーズ!はい、蛍の嫉妬を見てみたァい!
「.....その、この状況、なんとも思わないの?」
「なに....が、ってあぁ。まぁ思うところがないって言うのは嘘になるけど、ナギって私の事大好きだから。大丈夫だと思って....ぇ....」
なんなん?!この人?!俺の事もだえさせる気ですか?
って感じでもう感情がうわあああってなったので無理やり胡桃を引き剥がして蛍に抱きつく。
まぁテンションで誤魔化してたけど、割と精神に来てたし、もう限界なんだ、俺。胡桃はなんかもうどうでも良くなったけど蛍は....
「生きててよかった....」
「うん..」
蛍の手が優しく俺の背中に伸びてキュッと俺を包む。その手つきがなんかくすぐったくて、ちょっと身動ぎをすると蛍が動くなとばかりに力を強めてくる。
ああ、蛍が吐く吐息が肩に当たってくすぐったい。生きてる。蛍が生きてる。
もうそれだけで満足だった。
「あの、私も生きてま〜す....」
「空気読め、クソ姉貴」
「酷くない?!」
いや、ちょうどいい罵倒だと思う。無理やり引き剥がしたのもそもそも無抵抗の俺に勝手に抱きついてきた胡桃が悪いし。
「なぁ、これで少しは余裕出来たよな?」
「博士は後回しでいいとして....ジンの救出....のつもりだったけどアンバーも....」
そう、蛍を攻撃したあのアンバーもどき。モンドでどれほどの人が居なくなっているか分からない今、アンバーもさらわれていると見て間違いないだろう。
「とりあえずジンもどきに会いに行こう。多分、そいつが博士だから....」
「このボロボロの状態で?ちょっと落ち着きなよナギナギ。」
一刻も争うこの状況で呑気に休息なんぞとってられるか。
と思ったのだが蛍が頭にチョップを入れて来たため考えを改める。俺の意思は蛍には弱いのだ。
「私は七天神像のお陰で全快だけどナギは何故か効かなかったんだよね....」
「ぁあ....」
心当たりはある。というかあれしかない。
「俺が神の子供だからだろ。多分。」
「「は?」」
え?言ってなかったっけ?え?言ってた気がするんだけど、、
「「はぁぁああああああ?!?!?!」」
__________________________
2人の驚きが落ち着いた頃、俺は胡桃に詰められ、蛍は納得したような顔で何かを考えている。
「どういう事?!なんでそんな面白そうなこと隠してたの?!」
「面白そうって....んな大層な事じゃないからなぁ....実は女の子です!とかの方がよっぽどだろ?」
「どっちも同じだと思うなぁ〜....まぁいいや。」
いいんかい。さっきの突っかかり様から変わりすぎだろ。
「まぁ、母さんに捨てられたから今ここにいるわけで....」
「どこの国?」
「稲妻だけど....」
「よし。次の行先、そこにしよう。」
いや、そんな理由で決めていいのかよ。まぁ当てが無いならその理由もありだとは思うけど....
「はぁ、気が乗らねぇなぁ....」
「挨拶したいしさ?」
「尚のこと嫌なんだけど....」
まぁ今はもうトラウマとは言えないほどに小さいしこりになっているとはいえ、捨てられたことは事実で、それで苦しんでいた。そんなこともあり、ぶっちゃけ会いたくないっちゃ会いたくないのだ。
というか母と呼んではいるが気持ち的には赤の他人と同じくらいなものである。
「そろそろモンドに行くk....戦闘準備ッ!!!」
「ッ?!」
目の前、約500m先に1人、ファデュイの姿が見える。
「....氷の....蛍術師?なんでこんなところにいんだよ....ここは雷の管轄だぞ....」
「....なんか、様子が変だよ?」
よく見ればフラフラと歩いている。千鳥足とまでは行かないが足元がおぼつかない様子だ。
「....」
なにかブツブツ言いながら、近づいて来る。残り20m
とっくに相手の射程圏内なのにも関わらずこちらを攻撃してこない。異常だ。
「....て....」
「なんだってんだ....」
「近づかないで」
胡桃は槍を構え、蛍は剣を突き出す。
聞き覚えがある。
モンドで見かけた気がしたが....いや、気のせいだ。絶対に、気のせいだ。
だって....だってッ!
蛍術師が叫んだ。
「凪、逃げてッ!!!」
「ッ2人とも避けろッ!!!」
2人が左右に飛んだのを確認した瞬間自分は目の前の蛍術師に飛びかかる。
回復していない体が悲鳴をあげる。それでもそれを無視して動いた。
フードの奥に見えたのだ。水色の髪が。
蛍術師の奥の小さい丘の上にピカっと閃光が走る。
『
目の前に数百本の剣が出現して壁となる。
足りない。消耗した今ではこれが限界だが、勘がこれでは足りないと叫んでいる。
「ッ蛍!岩元素よこせッ!!!」
『やぁッ!!!!!』
目の前に岩が出現する。その裏に蛍術師を引っ張り入れて氷元素を結晶化。シールドを作り出した瞬間、
轟音と光で何も知覚できなくなった。
耐えることしか出来ない。次々に剣が割れる音が聞こえる。死が近づいて来る。
剣が消滅した。耐えれた時間、わずか3秒。
結果から言うと、何とか耐えれた。蛍の設置した岩が大きかったと思う。あれが無ければ一瞬で命など吹き飛んでいた。
「ッ....」
「ぁ....」
蛍術師のフードをひったくるようにめくる。
そこには....
「フィルタ....?」
「あ、あはは....逃げてきちゃった」
失ったはずの家族がそこに居た。
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居なくなったと思っていた家族との再会。涙ぐましいアニメ的な展開だと皆思うだろう。そう、俺もそう思っていた。
「私が姉!凪は私の弟!わかる?!」
「私が姉ですぅ!ナギナギは私の妹ですぅー!」
「いつから俺、女になった?!?!」
感動する暇もなく、胡桃とフィルタが喧嘩を始めた。そして蛍はと言うと「また新しい女....」とかなんとか。いや、違うんだって!!ってか今それどころじゃないでしょ?!
「おい、敵はどうすんだよ!」
「あ、それなら大丈夫。あれ、1回打てば終わりの使い捨て兵器だから。」
「ああ....そう。」
「ナギはたらし....ナギはたらし....」
いや、だからいいって訳でも無いんだけどね?!あとたらしじゃないぞ?!蛍さんや!!俺は、清いお付き合いをしているつもりです!!
「こいつらなんて恋愛対象になんねぇ!」
「は?何言ってんの?会わないうちに凪、キモくなった?有り得るはずないじゃん」
「それはそれで酷くない?!?!助けて、蛍....もう俺....どうしていいかわかんない....」
こうなった俺はもう蛍に泣きつくしかないわけで....というか俺がどれだけ蛍が好きなのか行動で示すしかないわけで....ってな訳で本日二回目の抱きつき入りましたぁ!!
「あだッ!....ぇ?」
「人前で抱きつかない。決めたでしょ。」
「....取り付く島がない?!?!」
はい。この中で一番不憫な自信あります!修羅場にならないのは良かったけど、カオスにはなったぞ!やったね!
ああ、殴られた頭がジンジンと痛む。何より心が痛い....
さっき、抱きつかせてくれたじゃん....胡桃の前ではやらせてくれたじゃん....
「....んじゃあ、戦力増えました。終わり。」
「....蛍術師って強いイメージないんだけど」
おおう、蛍さん、私怨か何かわからないけど言葉にトゲがある。痛いッ、痛いよ蛍さんッ!でもね....
「こいつは俺の元部下だ。実力は保証する....弱いけど」
「酷くない?!」
「お前の方がひでぇよ!さっきからなんだァ?!俺の事からかいまくりやがって!!」
「それ私じゃないじゃん!!」
「そりゃそうだ!すまんッ!!!」
「なにこれ....」
ごめん、俺も分からない。でも割とスッキリした。
「ところでなんでフィルタは氷の制服着てんだ?」
「あ〜....魔人討伐の後、博士の直属になって....相手を騙すためとか何とか....」
「うわ....その安直さ、絶対捨て駒扱いだろ....」
「うん。あと協力は出来ない。」
「うんうん....へ?」
「邪眼、取り上げられちゃった。てへ?」
「なぁにやってんだこのクソアマッ?!?!」
悲報、足でまといが増えました。ジト目で2人ともこちらを見ないでください。ほんとに、俺が悪かったです。戦力に数えられるとか言った俺が。ちっとも数えられません。むしろマイナスです。ほんと帰れお前ッ!
「登場タイミング的にお助けキャラじゃないの?!お前!」
「むしろ保護を求む」
「....」
もう突っ込むの疲れた。助けてくれ。カオスにも程があるだろこれ....
「....仲良いね。」
「まぁ....2代目家族だし。3代目家族が胡ねぇだな。ちなみに蛍は唯一無二の恋人!過去にもこの先にも他にいるはずがないッ!」
「....」
「....」
....無視は辛いです。家族がヒロインになるとかラノベじみた展開は絶対ありません。これはマジで。
だから安心して欲しいなぁ、なんて.....無理ですよね。分かります。俺も蛍が仲良さそうに男と喋ってたら普通に不安になるもん。
「よし。家族解散ということで。蛍だけ俺の傍に寄れ。後のふたりは3m離れろ。」
「はい?!」
「当たり前だろ!蛍を不安にさせたくねぇんだよ!わかるか?!」
「その人にゾッコン過ぎない?!」
いや、当たり前の行動だろ。むしろ蛍は心広いからこの状況許してくれてるだけで、普通の女の子なら殴られてるからな?俺。
「話進めよ?」
「蛍が淡白ッ!!」
もうどうすりゃいいんだああああああああぁぁぁ!!!!
っとまぁこんなコントを繰り広げている間もあっちはこちらを見ているかもしれないわけで....
「正直、こんなことやってる暇では無いんだけど....」
「ナギが言う?それ....」
おおう、辛辣....でも俺ちゃん負けないもん!!....おぇっ....
あまりの気持ち悪さに吐きそうになったわ。
「真面目に考えると....まずはフィルタ、その服脱げ。」
「いやんっ....裸に剥い「違ぇのわかってんだろ、早くしろ」ちぇっ」
これ、コントやってるのは俺も同じだけど原因は絶対俺じゃない。
まぁどこかに預けるとしてもだ。ファデュイの服を着ていると何かと都合が悪い。世間様からしてみればファデュイはまぁヤクザみたいなものだからな。好かれては居ない。
「凪の家とかでいいよ?そんなに手をわずらわせたくないし....」
「却下だ....って言いたいけれどそれを決めるのは俺じゃない」
「別にいいよ?」
「だってよ、良かったな。」
何かを察したような顔になるフィルタ。おい、ニヤニヤ顔やめろ胡桃。大体あってるよ、その認識で....
「なるほどねぇ....あんな粗暴だった凪が....人は変わるものだねえ....」
「....まぁ、な。」
まぁとりあえずだ。この場から早く離脱しないと....
「蛍、転移ってまた使えるのか?」
「うん。行ったことあるところだけ。」
「わかった....とりあえずフィルタ、立たないとどこにも行けないぞ。」
「ちょっとまっ....てねッ....」
そういうと重そうな腰を体全部を使って起こそうとする。そして、崩れ落ち、倒れそうになる。それを蛍が支えて何とか立たせ....
「....まさか、フィルタ、足見せろ。」
「えぇ〜、乙女にそ「んなもんいいから早くしろ。」....見せないとダメ?」
俺が頷いたのを見て少し下唇を噛むのが見えた。視線を落としてうなだれながらスリット部分を少し横にずらした。
傷だらけだった。
正確に言うと古傷だが、抉れていたり切り傷だったり、はたまた紫色のアザやもう思いつく限りの怪我が残ってしまっている。
「もしかして、これ、全身か?」
「....足だけならまだ良かったんだけどね....回復せずに自然治癒で治しちゃったから....」
場の空気が凍ったかのように止まる。女とは言えど戦闘をしていれば傷の一つや二つはつく。それでもこの世界の女性が可愛かったり綺麗であり続けられるのは各自、それを回復して治しているからだ。
「....だからふらついてたのか....」
「まぁ、気にしないでよ。そんな重く受け止めるものじゃないからさ?」
「....魔神討伐の時のやつか?」
苦笑いで返してくるだけ。もうそれが返答だった。
「蛍、」
「いいよ、これ終わったら....だね?」
「ああ。」
「私も私もー!」
ただの純粋な怒り。ただそれだけ。
「まぁこんなだから私、蛍ちゃんみたいな可愛い妹が出来て嬉しいわけですよ。」
「....は?」
「え?結婚してるんじゃないの?」
「....けっ、けけっけけけけっけっこん?!?!、?」
さっきから雰囲気全部ぶっ壊すのやめてくれませんかね?!俺が怒って魔神倒しに行く流れでしょ?!?!
「あっ、髪サラサラ過ぎない?!いい匂いするし....すぅはぁすぅはぁ....」
「ひゃぅっ....ち、ちょ、やめっ」
な、なんだこれ....どうなってんだこの状況....
「うぉっとっと....いやぁ、蛍ちゃんにちょっかいかけたら私が転ぶの忘れてた。失敬失敬」
たははと笑うこいつに誰もが呆れ顔を隠せない。
「お前なんて空にやられてしまえ()」
そう言葉に出した瞬間、後悔した。
俺が空を知ってることは隠してはいない。だけれど蛍の中でその名前はひとつの大きい問題であり、それを聞いた蛍は肩を少し跳ねさせた。
「....俺もうかれてんな。ほんとにごめん。この事件、終わったら全部話すよ。必ず。」
「....うん。」
「湿っぽいのはなし!ここ離れるんでしょ?どこ行くの?」
こういう時、胡桃はほんとに頼りになる。空気壊して欲しくない時まで壊しに来るけど。
「一旦、璃月に戻ろう。岩王帝君を頼る。」
風神バルバトスは現れない。モンドの危機だと言うのにも関わらずだ。だから岩王帝君に呼び出してもらう。
「問題は俺が会ったことないって事だけか。どこにいるかも検討もつかないからなぁ....」
「....」
何故か蛍がこちらをジト目で見てくる。その後に何故か納得したような顔つきになって大丈夫と言わんばかりに微笑みかけてくる。
え?何?え?なんかした?俺。
「それは私がわかるから大丈夫。」
「そうか。ならいいや....」
なんか視線があたたかいんだけど?いたたまれないんだけど?!肩ポンポンじゃないんだよ蛍?!誰か答え合わせしてくれ!!!なんなんだよ一体!!
「じゃぁ、行くよ?転移」
視界が真っ白に染まった。
__________________________
「....え?あんたが岩王帝君?」
目の前に立っている鍾離先生。これは前世の記憶になかった....いや、単に思い出せてないだけか?まぁいいか。
「全然隠せてないのに気付かないって、ナギってそんなに鈍感だったっけ?」
「いや、確かに昔お世話になったけど割とあの時は他のことでいっぱいいっぱいだったから....」
と少し言い訳をしておく。ほら、胡桃も驚いて....ねぇな。というか恐ろしい程に普段通りだなこれ。
「もう璃月は俺の手を離れている。そんなだいそれたものでは無い」
「今までの御無礼、お許し下さい、岩王帝君。」
おい、なんだよ。お前らその顔。俺だってかしこまったりできるっての。
「なんか、気持ち悪い」
「胡桃、言い過ぎ」
おうおう!文句あるならその喧嘩買うぞ?!てめぇら覚えとけよ?!
「バアルの息子なんだろう?そこまでかしこまる必要は無い。」
「神の子とは言えど私は拾われの身。身分が違い過ぎます。」
血は繋がっていない。いや、雷神の成り立ちから言ったら血と言っていいかも分からないが....大体あんなやつと一緒にされるだけでこっちとしては不快だ。
「はぁ...お前は変わらないな。何言ってもそれを辞めない。」
「....今日はお願いがあり参った次第です。璃月は手から離れたと仰いましたが....少々、この案件は人の手に余るかと。」
「普段通り話していいのに....」
「蛍、さすがに時と場合は選ぶぞ?俺。」
確かにふざけたりしても許してくれるであろう神だが、ぶっちゃけ、昔、多分鍾離になる前にもう、それはそれはお世話になったのだ。頭なんて上がるわけが無い。
「ああ、もう焦れったい!岩神!私たちと一緒に来て!」
「フィルタてめぇッ!!!」
「ファデュイになんで協力しないといけないのだ?」
ほらああああ!はい、ややこしい事になった。コート脱げって言っても脱がねぇからそうなんだよアホなのかこいつ!!!
「アホなのか?!」
あ、声に出ちゃった()
「出会ったばっかりのナギの方がバカだったと思うけど....」
「蛍?!?!」
「私はあのナギも好きなんだけどなぁ....最近、余裕ないのかふざけるの久しく見てないし、なんならツッコミに回ってるじゃん」
「うぐっ....」
まぁそれは思っていた。思っていただけにダメージもでかいのであって、ぶっちゃけ....効いた。
蛍のそういうオネダリを無視するはずもなく、結果....
「ってな訳だ!岩王帝君!力貸してくれ!!!」
「その、大変なんだな」
やっちまったあぁぁぁぁ!!生意気言ったああああ!!!心の中で叫んで謝り倒す。
若干涙目になってヤケクソだ。救いは察して哀れな人を見る目でこちらを見てくる岩王帝君くらい....
「ふむ...バルバトスは、風神はどうしたんだ?」
「どこにいるかわかりゃしないし、大体、モンドの危機だって言うのに来やしないんですよ。」
「そりゃそうだろう....だって....」
そう言いかけた瞬間、奥からドタッドタッと少し怒り気味な足音が聞こえてくる。もしかして....と奥の方を覗き込めば....
「モラクスぅ!この酒、もう無いのぉ〜?」
「居たあぁぁぁぁ?!?!?!」
頭を抱える蛍。胡桃は相変わらずどうでもいいとでも言うようなニコニコ笑顔、フィルタは....あ、隅っこでしぼんでらぁ....
「あ、みんなご苦労〜!」
「てめぇええッ!!!!」
俺は怒りのままに目の前の男につかみかかった。
最近、イチャイチャが足らない....まぁストーリー進行中だからある程度しょうがないとしても....誰も彼も死にかけすぎ....
まぁそれはそれとして....ナギ、もっと頑張れ!頑張ってふざけろ!俺らを楽しませろ!最近、ひねりがないぞ!作者ああああ!って声が聞こえてきそう。なんでそんな被害妄想かって?だって作者自体が余裕なくて割とすんなり原稿上がるからな!!!ふざけんなよ?!俺の脳みそもっと働け!!!
ってことで猪狩の兄貴さん、感想ありがとうございます!!!
神2人が揃いました。残るは蹂躙劇。乞うご期待....
稲妻編の先、見たい?
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見たい!
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最近飽きてきたからいい
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とりあえず空救済まではやれ