近所のクールお姉さんポジの英雄が俺の前だけ甘えてくるんだが? 作:だけたけ
今回、めちゃ短いっす。そして割と胸糞展開っすね。これを描写するために計画ではまるまる1話分取ろうと思ってたんですけど、思いのほか短くなっちゃって....最近では1話7000とか10000文字行くんですけど今回5000文字です。まじですんません。
ま、まぁ、それはそれとして....超短い1話、どうぞ。
「えっと....これ、どう見ても過剰戦力なんだけど....」
うん。ぶっちゃけ、それ俺も思う。神2人、英雄1人。
え?これなんてクソゲー?ゲームバランス終わってんのか?!ってかこんな戦力、ぶっちゃけ誰も戦い挑まねぇよ!アホじゃないの?!
「モラクスはついてこなくていいのにー」
「ん?行かなくていいのか?」
いや、こっち見ないでくださいよ、俺らが頼んどいて「他の神居たからあなた用済みです」とか言えるわけないじゃんッ!!!殺す気か?!目覚めてから蛍は冷たいし、残る姉共はバカしか居ねぇしッ!もう胃が痛いッ!!!
「鍾離先生は璃月にも被害が来るようなら守るくらいでいいと思う。」
ナイス蛍ッ!これで用済みじゃなくあなたも必要なんですよ、適材適所です!みたいな感じで何とかなるかも
「それだと戦力が減るだろう?別に風神が負けるとも思ってないがそれでもあればあるほどいいだろう?」
「天然すぎッ?!2人が力合わせたら地形変わるってッ!地図書き換えられるってッ!」
....
........
............
俺、今なんて言った?
え?俺、タメ口で何をどう言った?
顔面から熱が引いていく。むしろマイナス気温まで下がりそうだ。
ぎゃあああああ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさあああい!!!俺が悪いです、何も考えてない俺が!!!
あ、そうだ、部屋の床に正座しよう、そうしよう!!そして上に氷を生成して....
「って重ッ....や、やばッ....」
「なにやってんの?!?!」
「セルフ拷問、土下寝の上を行く謝罪の誠意!!とくと見よ!!!」
いや、重いし冷たいし、やりすぎた感あるけどでもこれは伝わっ....
「岩王帝君真顔だし....っておいそこの役立たずの神、爆笑される言われは無いぞッ!!!」
「あはははッ....面白い子だね....ひ、ひぃっ!」
「何がなんなのか分からないのだが....」
謝罪なんですけど?!?!あなたが分からなきゃ意味ないんですよ?!冗談やめてくださいよッ!え?ほんとに分からないの?え?なんでそんなに思案顔になるの?え?待って、ガチ?
いつまでやれば気付いてくれる?!え?これいつまでやればッ?!
「はぁ....なにやっ...ッ...てるのさ。」
そう言って蛍は俺の上に乗った氷をどかしてあろう事か膝の上に腰を下ろす。
「えっ、えっと、ホ、ホタルサンヤ?」
「ん〜?」
「人前でイチャつくのは無しなんじゃ?」
ああああ、なんか、ひときわ柔らかいものがああああッ!肩とか手のひらとかと比にならない極上の逸品が俺ごときの足に心地よく重みを伝えてくる....
「ま、まッ..!!!」
「.....」
ポジションが悪かったのか、モゾモゾと動いて、そして止まる。
「ふぅ....」
「な、なんでご満悦な顔?え?え?」
な、なになに?!え?何?!ほら、周り見ろ!蛍!!皆なんかすごい目でこちらを見てきてるからッ!!
「むぅ、なんかちょっと....」
「だからモゾモゾ動かないで!!もう色々限界だから、後生だからああああ!!」
柔らかい....もうはっきり言うと蛍のお尻がもう右往左往。あっち行ったりこっち行ったり。まぁシチュエーション的には男のロマンを満たすものがあるがそれと同時にぶっちゃけマジでまずい。何がとは言わんがもうなんか不味い。離れて欲しくないけど離れて欲しいッ!!
「あ、これだ。....それで続きは?」
待ってください。蛍さん。
横抱きの状態でさっきの話の続きをしろと?!?!
「鬼!!この彼女鬼!!!」
「いや?」
「嫌じゃないけども?!むしろ嬉しいし、ぶっちゃけ堪能しました!ありがとうございますご馳走様でした!!!いや、ご馳走させてもらってます!!でも離れてぇぇぇぇ!!!!」
もう俺何言ってんの?!?!アホなの?!埋まるのか?!埋まれよ!俺埋まれ!!!
「(ほかの女の子とばっかり。一応、嫉妬もするからね?)」
「....はい。」
もう耳元でそう言われると大人しくする他ない。
まぁでもわかった。人前でイチャつくとこんなにもいたたまれないんだな....蛍、今まですまん....ほんとにごめん....これは割と嫌いじゃない拷問です....変態になった気分だ....
ふぅ....
「話の続きするとしよう...」
イケボっぽい....やっぱりブサボな声でそう言う。
だけれどやっぱりこの愛しい人をこの膝上から逃がしたくも無いのでちゃんとお腹辺りに手を伸ばしてホールド。
「....ふふっ....」
「んだよ....」
「んーん?別に?」
嬉しそうに微笑んだ彼女は体を完全にこちらに倒して身を委ねてくる。まぁそれが嬉しいったら何やらで幸福度が上限突破。
「まぁ話を戻すとして、なんの話ししてたの?」
風神....もといウェンティがそう口を開く。ホントに把握していなかったみたいだ。大丈夫か?この神。
「ファデュイがモンドで好き勝手やってて、最悪、モンドが滅ぶって話だ。」
「....詳しく。」
顔が険しいものになる。でもそれも一瞬でまたいつものおどけたものに戻るが隠しきれてはいない。
蛍は事情を話し始める。
トリックフラワーのせいでモンドが乗っ取られかかっていること、そのトリックフラワーが大量に潜伏していて、それを俺らが始末したこと。捉えられた人たちがまだ見付かっていないこと。
「なるほど....僕が居ない間に色々とあったみたいだね。旅人達に感謝しなきゃだ。ありがとう」
「これ以上は俺らだけじゃ正直に言うときつい。俺と蛍の指揮能力じゃ自分含めて4人くらいしかカバー出来ない。フィルタは神の目を失って戦力には数えられないからあと一人、強力な助っ人が欲しい。」
「そこで僕だと....」
顎に手を置いて少し思案顔を見せたあと不思議そうな顔でこちらに質問を飛ばしてきた。
「人質がいる可能性のある場所は?」
「あと2箇所ほど。モンドにある拠点はそう多くない。」
「人知れず長距離人を運び出すなんてそう簡単じゃない。ある程度近い場所が可能性高いかな....」
なるほど、ということは1箇所に絞れる。
「....ドラゴンスパインか....」
「いや....遠い方だよ。」
「....フィルタ?」
目が座っている。なんだ、この違和感は。
「ごめん、凪....運び出したの....私なの。」
「ッ....説明しろッ!」
「ナギ、どうどう....」
椅子を投げ出して掴みかかろうとする。しかしその行動をする前に膝上の蛍に頭を撫でられながら優しく阻止された。
「誰だ....誰を連れ去ったッ!」
「....ジンさん、アンバーさん....」
2人だけか.....そう思った瞬間、泣きそうな顔でこちらに言った言葉で皆が武器を構えた。
「あと....胡桃さん。」
「ッ?!....」
待て、待て待て。じゃあ目の前のこの胡桃は?今まで違和感もなく一緒に戦って、偽胡桃を殲滅して....は?いつ、何処で?
おい、なんだよ、顔上げろよ胡桃。違うんだろ?違うって言えよ!!
やだぞ。
今まで敵が横にいた?ふざけるなよ?なんなんだ、
全部あいつの手の上じゃねぇかッ!
「ッまて....待てよ、こいつが偽物だって?いや、嘘だ、違和感なんて一切ッ」
胡桃の笑い声が変わった。何時もの女性の声から野太い男の声へと変わっていく。
嘘だ....信じたくない。
「....ふふっ、ふはははっ!いやぁ滑稽だったよ。楽しませてもらった。」
「てめぇッ!!!!!」
「酷いじゃないか、ナルバ・ギルゼくん。裏切るなんて....」
「どの口が言ってんだッ!!!」
ほんとに偽物なのか?ほんとにか....?いや、ほんとだ。表情も、所作も俺の知らないものばかりで....
「いつだ?と思っているね?....君が胡桃氏を殺しそうになった時だよ。あの後見事に彼女は生き残った!生き残った、が...体は満身創痍、入れ替わるのは容易だった。その後、君が旅人の元へ連れていき本物は放置。ほんとに可愛そうだ....」
ニヤニヤとこちらを見てくる。しゃべり方はこちらの罪悪感を増幅させるもの。
「モンドからは手を引こう。あのトリックフラワーの群れを殲滅したご褒美だ....人質も解放しよう。そもそも神2人が相手では勝ち目など無いからな。」
こちらは声を発せずにいた。それを見て意地汚く笑いをうかべたあと踵を返してドアから出ていく。
そして、ドアが締まる寸前に最後に一言....衝撃を残して去っていった
「フィルタとか言ったか....彼女は偽物だ。行くぞ」
....
........
............
は?
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私は何をしているのだろう。何もかも旅人たちに甘えて、保護してもらいながら解決を押し付けている。
「こんなんじゃ、ダメだよね....」
私はみんなを笑顔にする為に歌ったり、踊ったり。怪我をした人を治したり色々してきた。神の目を戦闘ではなく、人を癒すために使ってきたつもりだ。
「でも、こんな時に動けないんじゃ結局....ッ」
自身の不甲斐なさと無力感が板挟みで襲いかかってくる。
スカートを握る手に力が入る。
クシャっとなったその布地に1滴、水がこぼれ落ち、自身を呪った。
「大丈夫か?」
「あっ....うん!大丈夫!」
旅人の相棒がそう問うてくる。せめて今目の前にいるこの子だけは笑顔にさせないと。じゃないと私はほんとになんのための人生だったのか分からなくなってしまう。
「パイモンっていつ旅人と出会ったの?」
「へへん!最初は旅人に釣りあげられたんだぞ!海でな?こう、ズバーンって!」
ゼスチャーするパイモンを見てクスッと笑ってみせる。だが見せるだけだ。心は1ミリも動かない。自身を責める言葉だけが渦巻いて目の前の少女の言葉が入る隙間さえない。
「....パイモン、おいで?」
「?」
だからだろうか。人は温かみを求める。それは私も例外では無いみたいで、今目の前にいるこの可愛らしい少女を抱きしめる。
「わわっ?!バーバラ?ど、どうしたんだ?」
「んー....なんでもない。」
僅かに落ち着いた。どうやら正解だったみたいだ。
そのまま横に倒れてパイモンと一緒にベッドに倒れ込む。
「ねぇ、パイモン」
「も、もっが!モガモガッ」
「ああ、ごめんごめん」
どうやら思いのほか強く抱きしめすぎたみたいで苦しそうにもがいていた。それを見てふふっと少し本当の笑みが浮かんできた。
「....」
「パイモン?」
「えっ、あ、っ別になんでもないぞ!」
誤魔化しているのがバレバレだ。それを咎めるかのように少し腕に力を入れ始めると....
「わ、わかったわかった!言うから!!」
「よろしい。」
「....男にモテモテなのも頷けるなって思ったんだ。」
「え?」
「バーバラっていつもは綺麗な笑顔で笑うだろ?でも今は....なんかすごい....えっと....」
そう、か。笑えてたんだ。今。
多分考えても考えてもこの罪悪感に答えは出せないだろう。それでも笑えている。まだ、私は大丈夫なんだ。
「....よし!パイモン!旅人たちを追いかけよう!」
「え?ええ?!ま、待ってろって言われただろ?!なんでそんないきなり!」
いきなりでは無い。ずっと考えていたことだ。
廊下を進んでそして話し声がするところまで来た。
どうやら丁度よく旅人達がいるようだ。
駆け寄るような速さでその音の方向へと歩いていく。
「てめぇッ!!!!!!」
「ッ?!」
ナギの声が聞こえた。今まで聞いたことの無いような悲痛な叫びが。
喧嘩?いや、違う。彼は喧嘩などおちゃらけているだけで決して声を荒らげたりしない。ならなんだ?
駆け足のように早かった足がいつの間にか止まっている。
怖い。怖い怖い怖い....
ナギが怖い訳では無い。むしろ理解できないこの状況が怖いくらいだ。ならなんで足が動いてくれない?なんで真実を確かめに行かない?
「ッ....動いて、動いてよッ!!!」
足が震える。なんだこれは....
「うぁぁああああああああぁぁぁア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!!」
吠えるようなその声。
ああ、行ってはダメだ。そう察してしまった。
きっと彼は今悲痛の海に居る。それに溺れてどうしようも無くなっている。でも彼の隣には蛍という助け出せる人がいて....
じゃあ私は?人を助けられない私は?....
私に意味なんてあるの?笑顔にできない私の価値って?
ないでしょ?
うん。無いよ。
私は空っぽになってしまった。
ああ、
あああ....
どうして私は無能なのだろうか....
やばい、まじで普通に、どうしようwww
過去一短いのだがwwもう笑うしかねぇ!!!!....って思ったけど本編の雰囲気的に笑えん。
どうしよう....まぁ....うん。次の話に期待ですな。未来の俺頑張れ!
猪狩の兄貴さん、感想あざます!
皆さん、駄文失礼しました!それではまた次の話で....
稲妻編の先、見たい?
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見たい!
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最近飽きてきたからいい
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とりあえず空救済まではやれ