近所のクールお姉さんポジの英雄が俺の前だけ甘えてくるんだが?   作:だけたけ

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はい。0時に投稿のつもりが少し遅れました。はい。いや、頭ではわかっているんです。毎日投稿が1番見てくれるって。でもね、

釣りはしょうがないじゃん....休みだったから一日中釣りしてたよ。釣果はサバ1匹。なにやってんの俺.......

モンハンもしてました。

これらを含めて言いたいことは....めちゃんこ休日満喫した。めちゃ楽しかったっす。

んなわけでさ4話どうぞー

感想くれるとナギの鼻の下が長くなるよ。


4話 天使と話し合い

ある昼下がりのこと。

 

自身の胸に手を当てて俺はあることを考えていた。それはとても真剣で神聖な事。例えば....そう、親鳥が雛鳥に餌をあげる為に口移しをしている様子だったり、子を守るために怖いものの前に立つ母親だったり。

 

誰かの為に何かをする行為は尊い。それは分かる。だけど....

 

「人間って何すればいいんだ?!」

「いきなり何?!」

 

それが問題だ!だってあれだろ?!

 

「アンバー!!お前はわかってない!!恋人でも無いんだから俺が蛍さんに口移しする訳には行かないんだぞ?!」

「キモっ?!恋人でもやる人少ないよ?!」

「キモイとかいう娘に育てた覚えはありません!!」

「私も育てられた覚えないけど!!!」

 

ほんとにこいつはわかってない。なんなんだ。

 

ああ、背中から感じる草の匂いが心地いい....傷心の心を癒す自然。なんて尊いんだ....尊い.......ああ、蛍さんかわいか....

 

「だあああ!!忘れろ忘れろ!!!クッソが!!!!!」

 

そう、このアホな思考。それには理由があったのだ。前からそうだったって?シャラップ。

 

 

閑話休題。

 

 

「落ち着いた?」

「....ああ。」

 

こちらを若干面倒くささと後悔を浮かべた目で見てくる。ごめん、俺がこんなんで。

 

「それで、何があったのさ。」

「俺が着いてくって話したあと、すぐに騎士団に呼び出されて偵察任務。今日の朝、鹿狩りで会う予定あったけどすっぽかした形になった。」

「....」

 

あ、これあかんやつだ。めっちゃ冷たい目をしていらっしゃる。いや、違う、違うんだよ。だってまだ恋人じゃないし、出会ったばっかりだし、仕事だし!!

 

「最低〜.......」

「うぐっ.......」

 

効くその言葉は今の俺にすごい効く....

 

「さ、さぁ!ここからどうしたら挽回できるか女性の意見を聞こうじゃないか!!」

 

こういう時は秘技!優しさに漬け込んで誤魔化そうの術!!助けてアンえもーん!

 

「仲直りしたら旅人に迷惑だと思うな。じゃあね?」

「まてまてまてまて、待ってくれマジで。」

「待ちません。全部ナギ先輩が悪いんじゃん。ちゃんと謝った方がいいよ?」

 

その言葉を聞いた瞬間咄嗟にアンバーの足にしがみつく。

見よ!これが本当にプライドを捨てた男の覚悟だ!!!女の足に咽び泣きながらすがる男!!これぞ俺の最終奥義!!!

 

「....ナギ?」

「ぁ.......」

 

ねぇみんな、頭真っ白になるを通り越したら人間どうなると思う?3秒で答えてねー!3、2、

 

正解はー?

 

「ぎ、」

「ぎ?」

「ぎゃああああぁぁぁぁああああ!!!!」

「きゃああああぁぁあ!!!」

 

逃げるでした。

 

だずげでええええ!!!!なんで俺アンバー抱えてんの?!なんで蛍さんに背を向けて走ってんの?!なんでなん?!ほんとになんでなん?!?!

 

「蛍さんのバカあぁああああ!!!」

 

完全に責任転換だ。

 

「な、なな、なにやってるの?!なぎ先輩?!お、おろして!!下ろしてって!!!」

「俺だってお前の位置、蛍さんが良かったよ!!何が悲しくて同僚の女の人抱えにゃならんのだ!!!」

「.....おろせ。」

「はいっ.......」

 

不思議とがむしゃらに回していた足の回転はピタッと止まってゆっくりとアンバーを下ろした。ここまで無意識である。

 

そして自動操作された体の主導権が戻ることなく両手を頭の裏へ持っていく。

 

「先輩に興味は微塵もないよ。恋愛とか絶対無虫を食べてでも無理だし、」

「ひ、ひどくね?」

 

後輩の当たりが強い件について。やらかしたことはそう。自覚もしてる。でもさ、言葉の(やじり)がついた矢を人に向けるのはやめて欲しいかなぁなんて....はいごめんなさい。

 

「ね?ナギ先輩」

「ひぃっ....」

「今回私に落ち度あったの?」

「無いです。それはもう完璧に!滅相もない!謝ります。まじですんませんでした!!だからどうやったら蛍さんが許してくれるか教えて?!」

 

俺の無様な姿に少しは溜飲が下がったのか眉の力が抜けたアンバーを見てほっとため息を吐く。あとこんな時でも自分の要求を忘れない俺さすが!

 

「こんな時にまで要求に忠実とは....まぁ、先輩らしいけど。」

「ど、ども....?」

「....はぁ。普通に謝ればいいと思いますよ?ほら、旅人って優しいし!」

 

ため息を吐きながらそんなことを言うアンバーはおもむろに背筋を伸ばした。

 

「復唱してね?今回はすっぽかしてしまってごめんなさい!」

「え?あ....す、すっぽかしてしまってごめんなさい!!」

「全て私の落ち度です!!!」

「全て私の落ち度です!!」

「償いならなんでもします。煮るなり焼くなりなんでもして下さい!!」

「煮るなり焼くなり何でもしてください!!!」

 

やばい、なんか楽しくなってきた。

 

「おすすめはステーキです!!」

「おすすめはステー....おい待て。」

 

今なんて言った?なんか不穏な空気あったぞ?何を言わせようとした?なぁ、そのニコニコ笑顔、なんなんだよ。ほらもっと見せてみろ俺に。

 

「お腹の肉は筋があるので食べるなら肩ロー「おい待てって!!!」....ぷっ.......」

 

絶対後半楽しんでた。絶対楽しんでた。俺の事おもちゃにしてた。こいつ。

 

「た、旅ッ....人....ぷくくっ....こう言ってるけど....」

「ファッ?!」

 

なんてこったい。後ろになんでマイエンジェル蛍様が居るんだ?!なんてこと聞かれたんだ。違う!謝る気はあるんだ。ほんとだ!基本真顔だから何考えてるか分からないけど多分心の中では『なんだこいつ。』って思ってるに違いない。なんでこんなことに、全部俺が悪いんだけど誤解は納得が出来ない。

 

いや、プラスに考えよう。謝るチャンスだ。そうだよ。今謝んなきゃ、多分この後謝る勇気なんて起きない。アンバー教えてくれてありがとう。

 

「あ、あのっ.......蛍さん、い、言いたいことが.......」

「ステーキは食べないよ?」

「アンバーテメェ!!!嵌めたな?!?!」

「ッ、あっはは!な、なんでいけると思ったのっ....あははははッ!」

 

腹がよしれそうとばかり涙を流しながら腹を抱えて笑うアンバー。それを叱ろうと近づこうと足を踏み出した瞬間後ろから声がした。

 

「....ふふっ.......ふふふっ.......」

 

振り返ると蛍さんが手を口の前に持って行って曲げた指でその小さい口を隠して笑っていた。

 

それを見た瞬間怒りと焦燥なんてどっかに飛んでいってしまって、残ったのはやっぱり好きなんだなという再確認と少しの安堵だった。

 

ああ、やっぱり笑顔が似合う人だ。

 

 

__________________________

 

 

「んで今日になったわけだけど、昨日はほんとにごめん。」

「大丈夫。きにしてないよ?」

 

安心させる笑み。勘違いする男続出だなこりゃ。ライバル多そう。うっわぁ.......気が滅入る。けど今は頑張る時だ。

 

「今まで旅は2人で?」

「うん。私とパイモンでね。」

「兄の捜索、だったか....」

 

うん。と一言。笑みはそのままでその小さい口が開くのを待つ。ここで俺は何も言えない。話題を振っておいて情けない話だが、ここでなにか声をかけれるような言葉も関係も持ってはいない。だから俺は口を閉じる。

 

時は一瞬だっただろう。だが体感は何秒かあったと思うほどだった。

 

「何か、知らない?」

 

遠慮がちに発した声。

 

長い沈黙。理由はどう話したものか、もしくは話さないべきか。その悩みからだった。俺が答えないあたりでもう答えを言っているようなものだがそれでも俺は悩んだ。

 

そして出した答えは....

 

「....どこまで聞いて回った?」

「璃月まで。そこでもめぼしい情報はなかったけど....」

 

少し視線を下げたのがわかった。まだ旅は半分も終わっていないという事か。

 

「結論から言う。」

「....」

「どこに居るっていう情報はない。ただ....前にどこかで白い服の金髪の青年の話を聞いたことがある。蛍さんに似た意匠の服だ。」

「ッ.......詳しく教えてッ!」

 

部分的に真実を言ってその他を隠す。辻褄を合わせて残りの情報を蛍さん自身に補完させる。頭を使うものだ。

 

「財布を落としたり彼氏に振られたり仕事でミスをしたり、まぁ不幸な顔見知りが居てな。それを知らずに帰ってきた道中で見たらしい。」

 

なぜこうまでして真実を言わないのか。理由は3つある。

 

1つ目は蛍さんの食いつき方だ。この様子だとやっと手がかりを入れれたという事だろう。何ヶ月も旅をして、何も得られなかった。そこでひとつの光を見た。どういう行動をするかは明らかだ。

アビス教団は強大で1人で立ち向かうには無理難題な壁が多すぎる。トワリン撃退のことも含め戦闘力も高いのだろうが比ではない。良くも悪くも彼女は求心力に優れている。慕っている人は大勢居て、彼女に協力もするだろう。だが彼らは事情を知らない。第1、騎士である俺が民、同僚を死地へ送るなど到底看過できない。

 

2つ目は兄が騙されているかもという点だ。何せ情報が少なすぎる。この情報を蛍さんが手に入れれば冷静では居られないだろう。どれだけの猛者でも感情でミスを犯すことはある。情報を手に入れる過程で無茶をするかもしれない。情報不十分のまま挑んでしまうかもしれない。そうなっては遅い。

 

3つ目。パイモンを信用出来ない。ある意味これが一番大きいだろう。俺はこのような生き物を見た事がない。のにも関わらず周りの人々は疑問を持たず、普通に接している。何らかの力が働いているとしか思えない。

 

 

長くなったがこれが主な理由だ。まとめると教えたあとの結果と不安要素。どれをとっても得策とは思えない。

 

「俺が持ってる情報って言ったらそれくらいなもんだ。ごめんな」

「ううん、生きてるってわかっただけでも救われた。旅は無駄じゃないってわかったから。ありがとう」

 

後で騎士団の皆にも伝えとかなきゃな。

 

それにしても良心がじくじくと痛む。これが最善とわかっていても感情は納得していない。ただここは理性で動かないと痛いしっぺ返しがあるのもわかってる。やるせない。

 

「蛍さんはこのこと以外で何か質問とか無いのか?」

「....一緒に行動するのはモンドの中だけなんだよね?」

「その通りだけど....どうかした?ま、まさか?!俺について来て欲しいとか?!そうならそうと早めに言って「うん。そうだよ」....はい?」

 

ん?ワンモアプリーズ?願望強すぎてついに幻聴が聞こえてきたかもしんない。

 

「ナギには私の旅に着いてきて欲しい。」

「ファッ?!」

 

今何が起きた?これは夢か?そ、そうだな。夢だ。こういう時はベタだけどほっぺを抓って.......痛いッ?!え?これ現実?え?いや、えぇえ?!?!

 

「あなたがいれば情報収集とかも効率よくなるし、さっきの事も何か分かったら色々聞けるでしょ?」

「いや、そうだけどそうじゃないでしょ?!いいか?!女二人に男一人!何も起きないはずはなく.......ってナレーションはいるから!!倫理的にアウト!!ア!ウ!ト!」

 

腕を交差させてバッテンを作りながらまくし立てる。さすがにそんなことしたら心臓が持ちません。四六時中一緒とか悶え死ぬ一択じゃん。どんな幸せ拷問だよ。

 

何がなんでも断らなきゃ.......俺の健康がかかってる。

 

「なにかする人は宣言しないよ?」

「それはそうだけど.......」

 

お、押されるな俺、まだいける。

 

「嫌じゃないけど、冷静に考えた方が....」

「そう....わかった。なにか分かったら教え「行きます。行かせてください。」え?」

 

ダメでした。そんな顔ずるいって。

 

 

 




はい。4話どうでしたか。判明した時系列は璃月クリア直後ってとこですね。まだダインスレイヴとは会って居ない時です。

若干迷いがあるんですよねー、甘々な恋愛話にしたい俺がいつつ、でもしっかりと物語も進行させたい。

日常回を多めにとるかストーリー系を多めにとるか。

まぁぶっちゃけ、欲望は日常回。ただ、今まで俺が書いてきたものはストーリー重視のものばかりで手探りなのが難点.......まぁストーリーでもイチャイチャは欠かさないんですけど。

というわけで総投票数が1桁になるのはわかっているけどアンケート取りマース。日常回多めの場合は主人公が馬鹿で救いよう無くてぶっ飛びます。ストーリーの場合は馬鹿でアホだけどぶっ飛びます。どっちがいいですか?

イカダ様、またもや感想ありがとうございます!本当に励みになってます。というか自己肯定感高めるのに1番の薬ですよね....割と本気で。

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.......いや、多い手。しかも感謝を言った他にも非公開の方々も居るという事実.......43人が公開.......51人が総お気に入り数.......いや待って。8人も追加でいらっしゃる?!まじであざます。ほんとに.......ありがとう。次話もお楽しみに!

どうする?

  • ストーリー重視
  • 日常回多め
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