近所のクールお姉さんポジの英雄が俺の前だけ甘えてくるんだが? 作:だけたけ
以下は謝罪になります。
更新遅れて申し訳ございませんでしたああああああああぁぁぁ!!!!!リアルが忙しいとか!そんな言い訳はする気はありません!ぶっちゃけモンハンワイルズの体験版やってただけです!マジで申し訳なさすぎる。
そんなどうしようもないクズな俺の書いた本編を、どぞ
「....ら.......ほら、起きて!」
頬に小さい衝撃を受けて意識が浮上する。どうやら意識を失っていたようだ。久しぶりの感覚だったためまだ戸惑いが強い。
「うぅ.......なんかすごい美しくて神々しいものを見たような....」
「ぶつよ?」
「なんでッ?!」
起き抜けに理不尽にも程がある。俺が何をしたというのか。全くもって記憶も自覚もないのにこうなる理由がわからない。
あーいや、1つ心当たりがあるかも。
いや、これについては確認のしようもないんだけど、確かそういう日って精神的に不安定になるって聞いたことが....
そういう日なのか....なるほど。合点がいった。
「....安心して。俺は蛍のこと嫌いにはならないから。」
「私が嫌いになるけど?」
「だからなんで?!?!」
そこはさ、付き合ってないまでも恥ずかしそうに「あ、ありがと....」とか言うべきところじゃないんですか?!もう何が原因なのかわからん!
お、お落ち着け。一旦落ち着け。そういう日なんだ。だから大丈夫。嫌われてなんかいない。きらわれ....
ん?なにか分かりそうな予感.....
「あっ....少し思い出した....湖で....」
「....」
「ち、ちょちょッ!拳振り上げないで?!何が気に触ったのかわからんけど俺もどうするべきかわからんからぁ!助けて?!?!」
顔を真っ赤にして片手で自分の体を抱きながら泣きそうな顔でこちらを攻撃しようとする尊い姿が1点。いつもの性格とのギャップがあるのに何故か自然なのが1点。合計2点でお釣りは俺の心になります。ありがとうございました。
「忘れてっ!///」
「忘れてる!忘れてるから!!!湖でなにかを見たところまでしか思い出せてないから!!!」
そう言った瞬間、やっと気づいた。
綺麗に張られたテント、その前で燃えている焚き火。テントの中には寝袋ひとつ。
「....あー、そうか....ごめんなさい。」
「あやまったっ....て....」
「俺の勝手な行動で帰る時間が遅くなったからなんだろ?怒ってるのって。」
こればっかりは本当に申し訳ない。なるほど、これに対して怒っていたのか。
確かに会話で雰囲気を悪くして、勝手に先を見てくると偵察を行い、迷子になってしまいには気絶している。
「何やってんだ俺は....」
「え、えっと、その.......」
「いや、フォローはいいよ。俺が悪かった。」
なにか複雑な表情をしている蛍さんの顔が目に入る。自身の体に回していた腕を解いて丸太に座った。焚き火を挟んで対面に。
「....」
「....」
沈黙が痛い。体との距離が離れて少し肌寒くなったように思う。心臓は痛いくらいに脈打っているのに心は、体は冷え込んでいた。
「....ふつうに....」
「....?」
ふと蛍が口を開いた。
「やっと、普通に話してくれたね。」
「やだなぁ、まだ心臓バックバクだよ!多少は慣れたけどまだま....」
まだ顔が赤い彼女の真剣な眼差しに圧され言葉が止まった。きっともうわかっているんだろう。いや、勘かもしれない。長くは隠し切れ無いと思っていたがこんなにも早いとは。
「模擬戦で、手を抜いてたよね?」
「.....抜いてたわけじゃないんだ。確かに蛍さんの方が強かった。」
その顔はやめてくれ。ただでさえ蛍さんには弱いのにそんな顔されたらもう隠し事なんてできなくなる。
「
「...」
「これも普段ふざけてることに関係があるの?」
「ッ....」
踏み込まれた。誰にも、俺の境遇を知っているやつにも入られたことの無い領域に、知り合ってまだ数日の彼女に侵入された。
「....ずるいな。こんな逃げれないような雰囲気の中、聞くのは。」
「....」
「手をニギニギし放題権をくれたら話せるかも?」
少し否定の意味も込めてそうおちゃらけてみる。
視線は下。蛍さんの顔なんて見れなくて、何故かバツが悪くて。だからこういう言い方をすれば引き下がってくれるんじゃないかとそう考えたが故の発言。だが嫌われたくもない。そんな中途半端な考えから次の言葉が出かかった。
「なーんt....ほた....るさん?」
なんてな?という前に手に柔らかい感触があって、ゆっくりと熱が拡がって行く。反射的に目を向けるとそこには今までに無いような近さで隣に座る蛍さんがいた。
「な、なんで手を....」
握ってくれてるんだ?そう言おうとして言葉は続かない。さっきまで俺がしていたであろう顔を今度は彼女がしていたからだ。
さっきから俺はまともに言葉を最後まで言えていない。そんな自分に少し苛立ちはあるが、何故か彼女の手が覆いかぶさっているという事実に頭の大半が支配されて上手くそっちの思考が回らない。
「ナギ.......あの、ね」
「お、おう?」
下唇を少し噛む蛍さん。ごめん真剣な話なのだろうがぶっちゃけ不埒な事と尊さの嵐で脳内いっぱいです。ほんとにごめんなさい!
「質問しておいてなんだけど....先に謝らないと行けないことがあるんだ。」
「あや、まる?」
頭の上に?が浮かんだ。
はて?なにかされたりしたっけ?いや、されてるっちゃされてるけど。いつもドキドキさせられて悶えさせられてる罪ならあるよ?
まぁ冗談は置いといて、本当に心当たりはない。1体どうしたというのだろう。
不意に重ねていた手を避けて立ち上がった。そして少し歩いて俺の目の前に来て....
深く頭を下げ出した。
「ちょっ?!」
「私は、兄を探すためにナギを利用してた。」
息を飲む。それ以外の行動はできなかった。
目の前で好きな人が、もうこの人以外考えられないとまで思っている女の子が頭を下げて悲痛そうな声を出しているのにもかかわらず何も出来ない。なぜならその件は俺にも後ろめたいことがあるからだ。
「....ナギが兄の噂を話してくれた時、まだナギは私の顔をみてくれてなかったと思うんだけど....こっちにも緊張が伝わってきてたし。」
「あ〜....うん。」
「そんな中でも偶にこっち見てた事には気づいてて、確信は無かったけど....」
ああ、なるほど。見破られてたわけだ。俺がまだ全部話してないということに。あの時はお互いを知らなくて、まだ俺が緊張しまくって挙動不審だった頃だったな.....まぁ今もだけど。それが原因で逆に勘づかれたということか。
「ままならないな....えっと、とりあえず座ってよ。さすがに立ったままは気まずい。」
そういうしか無かった。こちらには蛍さんを責めるつもりは1ミリもない。逆に隠し事をしていたこちらが謝るべきだとすら思っているくらいだ。
「....」
「....」
座ったのを見届けて何を言うべきか思考を回す。
「....隠してたのがバレたってのはわかった。」
「うん....」
暗い雰囲気がお互いを包む。
「俺は、さ。君に一目惚れした。」
「ッ.....いきなりそういうこと言う?....」
うん。俺もそう思う。情緒も数秒前の雰囲気さえもぶち壊してこんなことを言う俺は空気が読めない奴なんだろう。だけど蛍さんは言いずらいであろう事を言ってくれた。。ここで俺もしり込みしてたらフェアじゃない。まぁバレてはるんだけれども。ただ隠し事をしていたことに後ろめたさや後悔は微塵も感じていない。
「蛍さんは自分のこと、どう思ってる?」
「....目的のために非情になるのはしょうが無い。やるべき時はやる。」
「だよね。少ししか蛍さんと行動してないから分からない事ばかりだけど...間違ってたら申し訳ないけど言う。蛍さんってそういうのに向いてないよ。もちろん、俺も。」
我ながら酷いと思う。想いの人が決死の覚悟で打ち明けた事に対して傷に塩を塗るようなことをしている自覚はある。だけど....
「蛍さんって真面目だと思うから多分許すだけじゃ心は軽くならないよな。....身近にそういう人がいるからわかる。」
ビクッと蛍さんの体が震える。それを見て胸にナイフが突き刺さったような痛みに襲われるが務めてそれを無視する。周りを見るがパイモンは居ない。テントの中で寝ているのだろう。
「今から恥ずかしいこと言う。多分思い出したら俺、自殺するレベルで悶えて穴に埋まるから」
俯いたままの蛍さん。声を聞いてくれていることを願って前置きをして口を再び開いた。
「あんたに惚れてる相手だ。好きに使え。」
「ぇ....」
「俺があんたに惚れてる限り俺は蛍さん、あんたの好きに動かして、働かせて....パシらせて食わして笑わせて罵っていい。」
「....」
「俺を利用してることに罪悪感があるならそれごと俺本人が許容出来ればいいんだろ?隠し事が知りたいならそう言ってくれ。多分俺はそれを拒絶することは出来ない。」
クサイ言葉だと思う。思い上がりと言われてもいい。あくまで俺は蛍さんの下につくと今宣言した。その事実だけでいい。
この悩みの発端は俺が隠し事をしたからで、悪さでいえば俺の方が当然重いのだ。
「上から目線で言ってしまって申し訳ないと思うけど....多分、何されても....たとえ蛍さんが俺を殺したとしてもこの想いは変わらないと思う。」
「.......ひとついい?」
「....?」
俺が話し始めて初めて蛍さんがまともに口を開いた。その顔からはなんの感情も読み取れなくて、途端に不安になった。
なにか間違った?俺という余計な重荷を背負わせてしまったのではないかと考えてしまうのは仕方ないことだろう。
悩み事に正解はない。お互いの考え方が合わなければ拗れる。そう考えてみると俺は相当な博打を打ったのではなかろうか?
やばい、罪悪感とかの前に怖さが出てきた。
「それって、ほんとに
その言葉を聞いた瞬間、ストンと心の中の何かがハマった気がした。
ああ、この娘は強いな....
そう考えると同時に自然と隣にいる蛍さんの頭に手を伸ばしていた。
「頑張ってるんだな。」
一言。その一言で蛍さんの無表情が崩れた。顔をくしゃっとしてなにかを堪えるように体が震えている。
「そりゃ疲れるよな。英雄って呼ばれて、周りから頼られて。弱いところなんて見せられないわな。」
俺を利用したと言うことだけで正直に話して謝ろうとしてくる程の真面目さだ。
「すきかぁ....英雄は興味無い.......じゃだめか?」
かっこつけ。そろそろ限界と叫びをあげる理性をフル無視してそう宣った。
「....そ、っか.......」
「その英雄の仮面を取った今の方が....ああ、もうダメ。何言ってんだ俺ッ?!」
顔が真っ赤。周囲の灯りが目の前の焚き火しかないのが幸いだった。アホみたいに心臓がバクバク言ってるしアホみたいなセリフ吐きまくったしッ.......いや、でも想い人2くらいカッコつけたいじゃん......
....
........
............待って?引かれる可能性もあるのでは?
ってか引かれる可能性しかないのでは?!終わりました。はい。俺はもう終わりです。助けなんていらない。もうどうせ助からねぇからな!!!
「....ふふつ.......あはははっ」
「引かれた、終わった。もうダメだ。」
笑われた。これは確実だろう。これでファイナルアンサーです。打開策などありません。俺の事を好きになってもらうどころか嫌いにさせることを自分でアシストしてました。これをアホと言わずしてなんという。
そんな思考にトリップしていたら不意にまた蛍さん側の方の手に柔らかくて暖かい感触が広がった。
「へ.......?」
「.......」
間抜けな声が出た。空いた手で口を塞いで視線を向けた。その先に広がる光景に思わず疑問を投げかけた。
「な、にしてるんですか?」
「利用、していいんでしょ?」
蛍さんの両手が俺の手を包み込んで蛍さんの目線まで持ち上げられていた。
蛍さんの遠慮がちに呟かれた言葉はどこか熱を持っていて、今までのからかうものとは違う何かがそこにはある。それは一体どんな思いが込められているのかは分からないが何故か悪いものでは無いということはわかった。
「でも、何も無しで聞くのも納得いかないから.......」
「ま、真面目だなぁ....わかった。話をしよう。」
この場合の話は落とし所を探る話し合いの事だ。もう限界なんでちょっと離してもらいたいという言葉の外からの訴えでもあった。でもそれは他ならぬ蛍さんの言葉で却下される。
凄まじい衝撃と共に叩きつけられた言葉は.......
「手をニギニギ....し放題なんでしょ?」
「ふぁっ?!?!」
そ、それは.......それは反則です蛍さん.......
やっと、なんだろ。ナギと蛍の仲が縮みましたね。8話目をもってしてやっと。スローペースにも程があると俺は言いたい!!だって!8話も描いてて!まだドラスパにたどり着いてないッ!!!!!初めの旅の目的に手が届いてすらいない!
とまぁ....俺の叫びをここで記しておいて.......
いやぁ.......ここで宣言しようかな。特別番外編を今書いております。まぁボリュームとしてはイチャイチ....間違えた。1話にしようと思っているのですが題材が『ハロウィン』です。ええ、そうです。
すぎてるんですよッ!誰だこの作者!時期感覚どうした?!?!
とまぁ、そういうことなので11/5にはハロウィンifと本編同時上げしたいと思っているのでよろしゃす!
30名の方々!お気に入り登録ありがとうございます!!!ほんとになんだろ、感無量でふ。デュフフ.......じゅるり.......
ということでまた次話!
どうする?
-
ストーリー重視
-
日常回多め