とんでも異能で真剣恋放浪   作:色々残念

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なんとか思い付いたので更新します
今回は戦いは無しなので他作品の技は出ません
かなり短いですがそれでもよろしければどうぞ
とりあえず次回のクロスオーバー編で、一応完結となります


トリコ編、おでんの屋台

ドラゴンボールの世界でブルマから譲ってもらった世界を繋げる扉。

 

扉を使って美味い飯が食える世界を探してみた結果、繋がった世界は、トリコの世界。

 

さっそくベシタブルスカイに向かってみた俺は、ベシタブルスカイの野菜各種を「吸収」で吸収しておく。

 

「ネットスーパー」のカタログにベシタブルスカイの野菜達が掲載されたことを確認してから、実際にベシタブルスカイの野菜を食べてみた。

 

「これは美味いな」

 

さっぱりとシャキシャキとした大根は、調理していない生のままでもおでんの大根のように深い味わいがあるようだ。

 

新鮮な赤いトマトは甘く、まるでフルーツのような糖度を持つ。

 

今まで食べてきた野菜とは比べ物にならないほど美味い野菜達は種類も豊富で食べ飽きない。

 

ベシタブルスカイでオゾン草以外の野菜を「吸収」して「ネットスーパー」に加えてから食べていき、次に向かった場所は鍋池。

 

わかめ蛇とコンブスネークにより、天然のだし汁となっている鍋池には、栄養満点な水を好む魚が泳いでいる。

 

鍋池の天然だし汁も器やホイポイカプセルに詰めてから「吸収」しておき、幾らでも「ネットスーパー」で鍋池の天然だし汁を出せるようになっておいた。

 

鍋池で様々な魚を捕獲してから捌いて、切り身を「吸収」すると「ネットスーパー」に新たに加わる品々。

 

次は醤油バッタが居る場所に移動し、倒した醤油バッタの背から熟成された醤油をゲットして「吸収」を行うと、醤油バッタの熟成醤油も「ネットスーパー」に追加されたみたいだ。

 

酒豪諸島を巡って手にいれた天然の酒の数々に、エメラルドドラゴンの背から涌き出るエメラルドワインもゲット。

 

それから金の延べ棒を換金して、手にいれたトリコ世界のお金を用いて集められる食材や調味料達を「吸収」しておく。

 

「ネットスーパー」にある程度トリコ世界の食材や調味料が増えたところで、トリコ世界でも屋台をはじめてみることにした。

 

醤油バッタの熟成された醤油と鍋池の天然だし汁をベースに、トリコ世界の各種調味料を加えて作成したおでんの汁。

 

それを用いて、白毛シンデレラ牛の牛すじ、鍋池の魚を使って作った練り物に、十黄卵やベシタブルスカイの大根など、様々な具材を煮込んで完成させたおでん。

 

さて、どんな客が来るかな、と考えながらのんびり屋台を開いていると最初に現れた客は「うんまそーな匂いだ」と言って今にもよだれを垂らしそうな青い髪をした大男。

 

どっからどう見てもトリコじゃねぇか、とは思ったが、客なら客として扱っておくとしよう。

 

「いらっしゃい。何にしますか?」

 

「屋台のおでん全部くれ!」

 

そんなことを言ってきた美食四天王1の食いしん坊は、食欲がかなり旺盛らしい。

 

大皿に盛ったおでんを提供していくと瞬く間に、おでんがトリコの腹の中に消えていく。

 

「うんめぇ!うんめぇ!」

 

箸を動かす手が止まらないトリコは、驚異的なスピードでおでんを食べ続けていた。

 

おでんに合う酒豪諸島の清酒や酒海の焼酎も出してみたが「かー!美味い!」と一気に飲み干すトリコ。

 

様々なおでんを食べて酒を飲み、食事を楽しんでいたトリコは、大きな屋台のおでんを僅か十分で食べ終えてしまう。

 

「美味かった。ごちそうさまでした」

 

「ちなみにうちはカード払いはやってないが、金はあるのか?」

 

「ああ、じゃあツケ払いにしてくれねぇか。今はカードしか持ってねぇ」

 

「まあ、美味そうに食べてくれたからツケでも構わないが、次は払ってくれよ」

 

「近いうちにまた来るさ」

 

そう言って笑顔で去っていったトリコは、おでんの味に満足していたようだった。

 

それから3日後、同じ場所で屋台を開いているとトリコだけではなく、特徴的な鼻を持つ男性も一緒に屋台までやってくる。

 

今度は小松も一緒か、と思いながら「いらっしゃい」と迎え入れたお客さん2名。

 

「凄くいい匂いがします」と喜んでいた小松は「いいところに連れてってやるって、此処のことだったんですねトリコさん」と言って笑っていたな。

 

「穴場の屋台だ。美味いおでんが食えるぞ小松」

 

「今回は猛獣居ないし、危険が無いし、猛獣居ないし、猛獣居ないし、良かったです」

 

「どんだけ猛獣嫌なんだよお前」

 

そんなやり取りをしながら屋台の席に座ったトリコと小松。

 

「で、何にしますか?」

 

「じゃあ、俺はとりあえず全種類3個ずつで酒も付けてくれ、小松はどうするよ」

 

「では大根と牛すじに卵をお願いします」

 

2人が注文してきたおでんの具を提供し、トリコには酒も出しておく。

 

「やっぱりうんめぇな、このおでん」

 

美味しそうにおでんを食べ始めたトリコの隣で、ベシタブルスカイの大根を煮込んだものを口にした小松が「うんまーい」と笑顔になっていた。

 

その後もトリコと小松の2人は「美味い美味い」と言いながらおでんを食べ続け、屋台のおでんを残さず完食。

 

「「ごちそうさまでした」」と両手を合わせて言うトリコと小松の2人。

 

「美味そうに食べてくれたのは嬉しいが、前回のツケも合わせて払ってくれねえかな」

 

「あっ」

 

「あっ、て何ですかトリコさん!現金持ってないのに食事したとかシャレにならないですよ!」

 

なんてやり取りがあったが、一応今回は現金を持っていた小松が全て支払ったので、前回の分と合わせて支払われたおでんの代金。

 

おでんの代金の安さに「こんなに安くて大丈夫なんですか」と心配していた小松には「まあ、趣味でやってる屋台だから大丈夫だ」と答えておく。

 

それからもトリコや小松が屋台にやってきたり、おでんの原ちゃんという店をやっている原ちゃんが屋台に来て、俺のおでんを食べてから「原ちゃんの後継者にならんか?」と提案してきたりもした。

 

流石にトリコ世界に永住するつもりはないので原ちゃんの提案は丁重に断ったが、後日、小松にその話をすると凄まじく驚いていたことは確かだ。

 

やはり料理人ランキングでも上位の原ちゃんに後継者にならないかと提案されたことは小松にとってはとんでもないことなのだろう。

 

その後、しばらく休業することをトリコと小松に伝えて戻ってきた元の世界。

 

かつて訪れた世界に、また向かってみるのも悪くはないかもしれないな。




「ネットスーパー」を使えば食材や調味料を幾らでも仕入れることが可能なので、トリコ世界でのおでんの屋台は、料金設定がかなり安いです
ちなみに瀬流彦は原ちゃんの店は引き継ぎませんでしたが、煮込みや様々な技術を原ちゃんに教わったので、おでんや煮込み料理の腕前が更に上がりました
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