とんでも異能で真剣恋放浪   作:色々残念

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なんとか書けたので更新します
今回は5000文字くらいになりました
一応今回の話で完結となりますので、よろしくお願いします


クロスオーバー編、世界を繋ぐ旅人

何度かトリコの世界に行き、様々な食材を手に入れて「吸収」すると、トリコの世界の食材が更に「ネットスーパー」のカタログに追加される。

 

トリコの世界で手に入れた美味な食材を、他の世界で出会った仲間や友人にも食わしてやりたいと思った俺は、世界を越えて会いに行ってみることにした。

 

ドラゴンボールの世界でブルマから貰った世界を繋ぐ扉を用いて、まず最初に移動するのは、ルイズと平賀少年が居る世界。

 

扉を開くと、そこには見覚えのあるピンク髪の少女と、黒髪でパーカーを着た少年の姿がある。

 

「よっ、久しぶりだな。2人とも」

 

世界を繋ぐ扉を越えて、ルイズと平賀少年の2人に話しかけてみたが、突然現れた此方に驚きを隠せていない2人。

 

「ムコーダ!帰ったんじゃなかったの!?」

 

「何で此処に居るんだ向田さん!?」

 

「いや元の世界に帰った後に、何度か異世界に行くことになって、その異世界の1つで世界を繋ぐ扉を貰ったんだ」

 

「何なのよ、その魔道具は!?」

 

「いや魔法じゃなくて、科学の技術で作られた扉だぞ。ちなみに作成者はタイムマシンも作れるみたいだったな」

 

「タイムマシン!凄いなその人!」

 

タイムマシンという言葉に驚きながらも目を輝かせていた平賀少年は、少年の心を忘れていない。

 

「久しぶりに会ったんだから、美味い飯でも食べながら話そう」

 

そう言って、用意していたおでんを2人に食べさせてみると、トリコの世界の食材を使用したおでんの美味さにルイズと平賀少年は再び驚いていたな。

 

デザートにクッキーアルパカのクッキーや、わたがしの木の天然わたがしを提供してみると、それも「美味しい美味しい」と言いながら平らげたルイズと平賀少年。

 

美味い食事を食べて笑顔になっていた2人に「んじゃ、俺は他にも行くところがあるから」と別れを告げ、他の世界に移動しようとした俺に「他の世界には興味があるわね、わたし達も着いていっていいかしら?」と聞いてきたルイズ。

 

「構わないが、危険な世界もあるから気をつけてくれよ」

 

着いてくるつもりのルイズと平賀少年に、一応忠告をしておき、世界を繋ぐ扉を操作して、繋ぐ世界を選んだ。

 

次に向かう世界は呂布の真名が恋で、三国が生まれなかった世界。

 

世界を繋ぐ扉を開いた先に居た恋に軽く手を振りながら、話しかけてみる。

 

「元気だったか?」

 

「せるひこがいなかったから、あまりげんきじゃなかった」

 

「そいつは悪かったな。お詫びにタダでおでん食わしてやるよ」

 

「それはうれしい」

 

無表情ながら嬉しそうな顔をした恋に、おでんを提供していきながら、ルイズと平賀少年に恋のことを紹介してみると「こんな美少女が呂布で強いのかよ!」と、びっくりしていたが「でも個人的には有りだ!」と言っていた平賀少年。

 

意外と平賀少年は愉快な性格をしていたのかもしれない。

 

ついでにルイズと平賀少年には、この世界の真名という風習も教えてみた。

 

「許可なく呼んだら殺されても文句言えないって、ヤバいな」とドン引きしていた平賀少年。

 

「ちゃんと相手に名前を聞いてから呼ぶようにしましょう」と決めていたルイズ。

 

恋の凄まじい食欲は変わっていなかったが、沢山食べてもらっても問題ないので、腹一杯になるまで恋には食べてもらったおでん。

 

トリコの世界で再生屋の鉄平から提供してもらったもちのような石であるもち石を使ったもち巾着を食べた恋は「ものすごくおいしくなってる」と喜んでいた。

 

おでんを大量に食べていく恋の凄まじい食欲に「どれだけ食べるのこの人」とルイズと平賀少年は驚いていたな。

 

屋台のおでんが何度も空になって、ようやく満腹になった恋。

 

「おなかいっぱい」

 

満足気な恋が、お腹を擦りながら「せるひこは、もういなくならない?」と聞いてきたが「いや、ちょっと顔を出しただけだから、この世界には留まらないよ」と俺が伝えると「恋も一緒に行く」と言い出した恋。

 

新たに恋を一行に加えて、世界を繋ぐ扉を用いて繋げる別の世界。

 

ザルドとアルフィアが居る場所に繋げた扉を開いてみると、扉の先に居たのはザルドとアルフィアに白髪に赤目な少年の3人。

 

村のような場所に居たザルドとアルフィアは突然現れた扉に警戒していたようだが、扉を開いたのが俺だと気付いて警戒を解いてくれた。

 

「久しぶり、ザルドとアルフィアは元気そうだな。その子は?」

 

「待て待て、自分の世界に帰ったんじゃなかったのかムコーダ」

 

「いや、あの後も別の世界に行くことになったんだが、色々あって世界を繋げる扉を貰ったからザルドとアルフィアの様子が、気になって見に来た」

 

「やはりムコーダはムコーダか」

 

「ムコーダのやることを気にするだけ無駄か」

 

頭を片手で押さえて溜め息を吐くザルドとアルフィア。

 

そんな2人の背後に隠れていた白髪に赤目な少年が「あの、貴方は、ザルドおじさんとアルフィアお義母さんの知り合いなんですか?」と聞いてくる。

 

「ああ、一緒に旅をした知り合いではあるな。俺は向田瀬流彦、呼びにくいならムコーダでいいぞ」

 

「ムコーダさんですね、僕はベル・クラネルです」

 

「よろしくな、ベルくん」

 

俺とベルくんが自己紹介と挨拶をしていると、ザルドとアルフィアが「それで、ムコーダの背後にいる奴等は何だ?」と問いかけてきたので、ルイズと平賀少年に恋のことも紹介してみた。

 

それぞれ別の世界の人間であることを教え、他の世界に興味があるルイズと平賀少年が着いてきたことと、俺と一緒に居たいと思った恋が着いてきたことを説明していく。

 

恋に対して「異世界の英雄か」と興味を示していたザルドとアルフィアの2人。

 

「呂布と軽く手合わせでもしてみるか?」

 

そう聞いてみると、やる気になっていたザルドとアルフィア。

 

恋もザルドとアルフィアには興味を持っていたようで、手合わせには乗り気だ。

 

完全に気を扱う技術を身に付けて強くなった恋と、Lv8になっていたザルドとアルフィアが始めた手合わせは、凄まじいものとなり、村から離れた場所でやっていなければ村が更地になっていてもおかしくはない。

 

3人の戦いを見て「呂布ヤバイ、異世界人もヤバイ」と怯えていた平賀少年と「あんなの人間技じゃないわよ」と震えていたルイズ。

 

満足するまで戦えたのか戻ってきた3人を出迎えた俺は「腹減ったろ?飯にしようぜ」と作っていたおでんを全員に提供してみた。

 

「前よりも更に美味くなってるな。具材の質が段違いだ」

 

俺が用意したおでんを食べて、具材の質が良くなっていることに気付いたザルド。

 

「ふむ、この大根は中々のものだな。美味だと認めよう」

 

ベジタブルスカイの大根を煮込んだおでんは流石のアルフィアでも、美味だと認めるほどに美味しかったらしい。

 

「これ、すっごく美味しいです!」

 

満面の笑みを浮かべながらおでんを食べているベルくんは、おでんを気に入ったみたいだった。

 

「おかわり!」

 

おかわりを求めてくる恋に、追加でおでんを食べさせていく。

 

「この白米もめちゃくちゃ美味いよ向田さん」

 

おでんをおかずに極楽米を炊いた白飯を美味しそうに食べるのは、俺と同じく日本人の平賀少年。

 

「エメラルド色のワインは珍しいけど、これも凄く美味しいわね。それにこのお肉も美味しいわ」

 

エメラルドドラゴンの背から湧き出るエメラルドワインを飲みながら、つまみに白毛シンデレラ牛の牛すじを食べるルイズ。

 

それから皆が満腹になったところで、その日は俺がホイポイカプセルで用意した家に泊まった全員。

 

翌朝、朝食を俺が作り、ニワトラの卵とベーコンの葉を使ったベーコンエッグと、ベジタブルスカイの野菜を使ったサラダに、トリコの世界のパン職人が作った食パンをスライスして焼いたトーストを出してみたが、全員がおかわりを頼んできた。

 

恋には追加で大盛りにしておいたが、やはりペロリと平らげてしまっていたな。

 

朝食も終わり、次の世界に向かうことをザルドとアルフィアにベルくんにも伝えると「ちゃんと帰ってこれるなら他の世界にも行ってみたいです」と言ってきたベルくん。

 

ザルドとアルフィアは、普段あまりわがままを言わないベルくんの願いを叶えてあげたいと思ったようで、世界の移動に同行することを頼んできた。

 

ザルドとアルフィアにベルくんも加えて、次に移動するのはNARUTOの過去の世界。

 

大筒木ハゴロモが居る場所に繋げた扉を開いた先に、ハゴロモの姿があるが、ちょうどプリンを食べているところだったらしい。

 

「おお、瀬流彦か!久しぶりだな!世界を繋ぐ術でも身に付けたのか?」

 

「まあ、そんなところだ。というか一応レシピは残しといたがプリン作れるようになったんだなハゴロモ」

 

「ああ、砂糖と鶏には手こずったが、美味いプリンは食べれるようになったぞ」

 

「そいつは凄いな。流石ハゴロモだ」

 

「ふふ、凄いだろ。それで今回は瀬流彦だけではないようだが、何の用だ?」

 

「異世界に行ってみたいって連中が着いてきたんだが、ちょっと観光させてもらえないか?無理ならこのまま帰るが」

 

「うむ、観光程度なら問題ないぞ」

 

「助かる、お礼に美味い飯とプリンをご馳走するよ」

 

「ふっ、プリンにはうるさいぞオレは」

 

「知ってるよ」

 

互いに笑みを浮かべて会話をするハゴロモと俺。

 

友人のハゴロモを同行者達に紹介し、ハゴロモに案内されながら里を観光していくと、プリンだけではなくおでんも再現していたハゴロモにより、里に広まっていたおでん。

 

里に不足していた物資を、俺が「ネットスーパー」を用いて大量に作り出してハゴロモに提供した礼として、ちょっとした宴が開かれたが、俺も腕を振るって料理を沢山作った。

 

トリコの世界で手に入れたシャクレノドンを用いたラーメンが、かなり人気だったな。

 

新たな食べ物に目を輝かせていたハゴロモに、ラーメンの基本となるレシピを渡しておいたが、ハゴロモならいずれラーメンも再現しそうな気がする。

 

ついでにハゴロモにはキノコプリンやプリン山の一部も提供してみたが「美味過ぎる!」と大興奮して喜んでいたので、満足していた筈だ。

 

宴も観光も終わり、NARUTOの過去世界から別の世界へと移動すると決めた俺がハゴロモに別れの言葉を言おうとすると「オレも一緒に行くぞ」と言ってきたハゴロモ。

 

「いや里はどうすんだよ」

 

「その扉は繋げる世界の時間軸まで選べるのだろう?ちょっと時間を弄って、直ぐに戻ってきたことにすれば問題はない」

 

「確かにそれは不可能じゃないが」

 

「それにオレは、瀬流彦という友の故郷を見てみたい」

 

「ハゴロモがそこまで言うなら、断るのも悪いか。まだ俺の世界には戻らないが、それでもいいなら着いてこい」

 

「ああ、着いていこう」

 

ハゴロモも新たな同行者として加わり、次に向かう世界はドラゴンボールの分岐した未来の世界。

 

未来悟飯が居る場所に繋げた扉を開くと、ちょうどトランクスと修行している最中だった2人。

 

「瀬流彦さんじゃないですか!?」

 

修行を中断して、驚いた様子で話しかけてきた未来悟飯は、以前よりも強くなっているのは間違いない。

 

「いや、異なる世界を巡る旅をしていたんだが、悟飯とトランクスが居るこの世界がどうなったか気になってな」

 

「そうだったんですか。今回は瀬流彦さん以外も居るみたいですが、その人達は?」

 

「旅の同行者かな」

 

未来悟飯とトランクスに、この世界に連れてきた面々を紹介していき、未来悟飯とトランクスを同行者達にも紹介していく。

 

紹介が終わった後、ハゴロモの木遁を使えば、荒廃したこの世界に緑を増やせるのではないかと考えた俺は、ハゴロモと協力して未来のドラゴンボール世界で緑化活動を行ってみた。

 

結構頑張った結果、自然がかなり増えたりもしたドラゴンボールの未来世界。

 

とりあえず昼食にしようとなったので、ブルマも呼んできてから、大量に用意した食事。

 

極楽米で握った沢山のおむすびの中には、フルーツ梅干しや、ストライプサーモンの焼き鮭などが入っており、巻いてある海苔はエコ海苔。

 

大量に作成した豚汁には蟹豚が使われていて、一緒に入っている具材にはベジタブルスカイの野菜が含まれている。

 

トリコの世界の食材を使って用意した食事をお腹一杯食べた全員。

 

美味い物を沢山食べれて笑顔になっていた皆は嬉しそうだ。

 

「こんな美味い食材が溢れてる世界に、皆で行ってみないか?」

 

そんな俺の問いかけに、その場に居た全員が頷いたので、俺は世界を繋ぐ扉を取り出すと、次に向かう世界を決めた。

 

勿論、繋げる世界は、トリコの世界である。

 

その後、到着したトリコの世界で、様々な食材を入手した俺達が宴会を開いていると、いつの間にかトリコと小松も参加していたりもした宴会。

 

仲間や友人と共に、飲んで食べて騒いでと、楽しんだ宴会では皆が笑顔になっていたな。

 

宴会が終わってから、異世界を巡る同行者達にお土産を渡して、それぞれの世界に送り返していくと、最後に残ったのはハゴロモ。

 

ハゴロモには変化の術で角を隠して貰い、俺が生まれた故郷の世界を見たいと思っているハゴロモを連れて、巡る元の世界。

 

様々なところを見て歩き、腹が減れば俺の料理を食べて、2人で旅をした。

 

山で空を見上げて星空を見ながら会話をしたりもして、日々を過ごす。

 

そんな日々も過ぎ去り、ついにハゴロモが帰る時が来て、扉で繋げた世界。

 

扉の向こう側に去っていったハゴロモは振り返って「瀬流彦、お前にまた会えて良かった」と笑っていたな。

 

「俺もハゴロモに会えて、嬉しかったよ」

 

「元気でな、瀬流彦」

 

「ああ、お前もな、ハゴロモ」

 

最後に友人として拳を会わせた俺とハゴロモは笑顔で別れを告げ、世界を繋ぐ扉を閉じた。

 

さて、これからも俺は異なる世界を巡る旅を続けていくが、次は、どんな世界に向かうか考えておくとしよう。

 

思い浮かぶ数多の世界。

 

きっとどんな世界でも、新たな出会いがある筈だ。

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