とんでも異能で真剣恋放浪   作:色々残念

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早めに思い付いたので更新します
今回はかなり短いです



NARUTO編、六道仙人の友

新たに作っていた屋台が完成したところで、突然景色が入れ替わり、見たこともない場所に屋台と一緒に移動していた俺の前に立っていたのは、まだ若い大筒木ハゴロモらしき相手。

 

どうやら今度はNARUTOの世界に来てしまったようだが、大筒木ハゴロモが若いことから、かなり昔の世界であるのは間違いない。

 

とりあえず大筒木ハゴロモに詳しい話を聞いてみると、時空間関係の術を試して使ってみたところで、何故か俺が屋台と一緒に呼び出されてしまったみたいだ。

 

俺を元の世界に返す術を大筒木ハゴロモが作り出すまで、しばらく世話になることになったが、何もせずに待っているだけではなく、屋台でおでんを提供してみたりもした。

 

ハゴロモは、おでんの玉子を特に気に入っており、玉子ばかり食べていたな。

 

「おでん以外の食べものは無いのか?」

 

ある日、そんなことを聞いてきたハゴロモは、おでん以外のものも食べてみたいと思ったのかもしれない。

 

「あるけど、どんなのが良いんだ?」と逆に此方からも聞いてみると「玉子を使ったものがいいな」と答えたハゴロモは、やはり玉子が好きみたいだ。

 

甘い物でも構わないと言われたので、さっそく「ネットスーパー」のカタログから、お高い瓶のプリンを選び、気を対価に作り出す。

 

提供してみたプリンを食べたハゴロモは「柔らかくて甘くて、口の中が幸せになる」と凄まじく喜んでおり、夢中になってスプーンを動かしていた。

 

「プリンのおかわりはいるか?」と聞くと「もらおう!」と喰い気味に答えたハゴロモが、玉子を使ったプリンも気に入っていたのは間違いない。

 

俺が用意するものをハゴロモが食べて、感想を言うという生活が続いていた最中、俺が日々の鍛練を行っていると「オレと戦ってみてくれないか瀬流彦」と言ってきたハゴロモ。

 

どうやらハゴロモは、俺がどの程度強いのかが気になったみたいだ。

 

最初は単純な近接戦闘から始まり、打撃勝負では此方に勝てないと判断したハゴロモは距離を取ると、近場の川の水を操り、水遁水龍弾の術に似た技を繰り出す。

 

水を相手に放つには適した技ではないが、気を炎に変換した今の自分がどれだけの火力を出せるか試す為に俺が使う技は、炎を扱うヒーローの技。

 

「赫灼熱拳!ジェットバーン!」

 

熱線の如き炎を腕から放つ赫灼熱拳ジェットバーンにより、完全に蒸発した水の龍。

 

「とんでもない火力だな」

 

「まだまだ火力は上げられそうだが、続けるかハゴロモ」

 

「そうだな、もう少し続けよう」

 

そう言ったハゴロモは川の水を集めて、八つの首を持つ大蛇を作り出すと、此方に突撃させてきた。

 

接近する八首の大蛇へ向けて、再び俺は炎を扱うヒーローの技を放つ。

 

「赫灼熱拳!ヘルスパイダー!」

 

10本の指先から出た糸のような炎で、対象を微塵に焼き斬る技こそ赫灼熱拳ヘルスパイダーであり、糸のような炎で八首の大蛇は細かく分割されていく。

 

今度は水遁だけではなく、木遁まで用いてきたハゴロモが作り出した巨大な木の千手観音が繰り出すのは、背の手による拳。

 

拳が迫る中、気により形成された大きな出刃包丁のような刀剣を握った俺は、刀剣を構えて技を繰り出す。

 

それは死神代行が使う技であり、その技の名を。

 

「月牙天衝!」

 

斬撃を巨大化して放つ月牙天衝により、脳天から真っ二つとなって割れた巨大な木の千手観音。

 

すると次は木龍のような木が幾つも此方に近付いてきたが、慌てることなく刀剣を消し去って拳を握った俺は、別の技を放つ。

 

それは霊界探偵の繰り出す技。

 

「ショットガン!」

 

放たれた散弾のような気の弾丸により、破壊された木龍達。

 

その後もしばらく戦いは続いたが、軽い手合わせのようなものなので、どちらも大きな怪我はしていない。

 

軽く手合わせして更に打ち解けることができた日から、忍具の開発も行っているハゴロモの手伝いもするようになり、様々な忍具を一緒に開発したりもした。

 

クナイや手裏剣などの基本的な忍具から、起爆札などの爆発する札、チャクラや気などを通しやすいチャクラ刀。

 

食べるだけでチャクラや気を回復し、非常食にもなる兵糧丸なども作成。

 

それ以外にも特殊な能力を持つ忍具も作成したが、これが未来で六道仙人の忍具と言われるものになるのだろう。

 

たまに軽い手合わせを行う程度で、基本的には穏やかな日々は過ぎ去っていき、俺がこの世界に飛ばされてきてから1年と数ヵ月ほどの時間をかけて、ようやく俺を元の世界に戻す術をハゴロモが完成させた。

 

明日でハゴロモと会話するのも最後になると判断し、この日は酒を酌み交わしながら様々な話をしたが、2年にも満たない程度の付き合いでも、ハゴロモと俺は友人になれたのかもしれない。

 

翌日、握手をした俺とハゴロモは互いに贈り物をして、別れを告げる。

 

ハゴロモの手で発動された時空間を越えて、世界すらも越える術により、一瞬で俺は屋台と一緒に元の世界に戻ってきた。

 

「ネットスーパー」のカタログを確認すれば、クナイや手裏剣だけではなく、起爆札やチャクラ刀に兵糧丸なども増えていたので、俺がNARUTOの世界に行ってきたことは間違いなさそうだ。

 

まさか過去のNARUTOの世界に行ってしまうとは思ってもいなかったが、ハゴロモという友人ができたことは悪いことではない。




ちなみに瀬流彦とハゴロモが協力して作成した兵糧丸は、味がかなり美味しくなっていて、ナルト世代でもレシピはあまり変わっていないそうです
そして瀬流彦とハゴロモは、互いに贈り物として気とチャクラを渡しました
瀬流彦の気によってハゴロモは寿命が延び、ハゴロモのチャクラによって瀬流彦は部位欠損も治療が可能になっています
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