今回も短めなのでよろしくお願いします
ハゴロモから贈られたチャクラを使いこなす為に修行を行い、仙術も身に付けた頃、突如として目の前に現れた機械的な扉。
扉が開いた向こう側には、ドラゴンボールのブルマらしき女性の姿があり、切羽詰まった様子で此方に助けを求めてくる。
扉を越えて向こう側に移動してみた俺は、ブルマが助けを求めている理由を聞いてみたが、どうやら助けてほしいのはブルマではなく、友人の息子である孫悟飯のことらしい。
とりあえず探知した気で、戦闘中らしき場所に向かってみると未来悟飯が人造人間17号と18号に攻撃されているところだった。
明らかに孫悟飯をなぶり殺しにしようとしていた人造人間17号と18号に、使う技は決まっている。
それは孫悟空の息子である孫悟飯の師匠であり、孫悟飯にとって頼れる相手の技。
「魔貫光殺法!」
人差し指と中指の2本の指先に集中した気を、貫通力を高めた状態で放つ技こそ魔貫光殺法。
それを俺は両手で繰り出し、ドリルのように回転しながら放たれた2つの魔貫光殺法により頭部を貫かれた17号と18号が倒れた。
倒れている17号と18号を「吸収」で丸ごと吸収しておくと、俺の気の総量が更に増える。
まるでセルみたいだな、と思わなくもないが、とりあえず今は悟飯の治療をしたほうが良さそうだ。
「助けに来たぞ」
負傷している悟飯の治療を気で行っていると「貴方は、いったい」と、見知らぬ俺に戸惑っている様子の悟飯。
そんな悟飯が万全な状態になるまで治療をしておき、ブルマが居る場所まで戻る途中で、少年トランクスが現れた。
悟飯とトランクスには「俺は助けてほしいと頼まれたから来ただけで、あまり状況がわかっていないから、詳しい説明はブルマに話を聞いた方がいいと思うぞ」とだけ伝え、全員で移動を開始。
到着した目的の場所で、ブルマに詳しい話を聞くと、どうやらタイムマシン開発の途中の息抜きで行った発明で、世界を越えて繋がる扉を発明したらしい。
その発明を使って、善の気を持つ戦闘力の高い相手にだけ限定して開いた扉。
そこで扉の先に居た俺にブルマが助けを求め、扉を越えて世界も越えた俺が悟飯を助けたというのが、今回のブルマの発明で起こった出来事だろう。
独力でタイムマシンを発明して開発できるブルマなら、単なる技術で世界を越える扉を発明することも不可能ではなさそうなのが凄いところだ。
とはいえ世界を越える扉は試作品で、何度も直ぐに使えるようなものではないらしく、完成させるにはそれなりに時間がかかるみたいだな。
詳しく説明してもらったが、間違いなく天才のブルマでも、望んだ世界に繋がる扉を完全に完成させるには、2年ほどかかるようではある。
2年間も何もしないでいるのも暇で仕方がないので、17号や18号が荒らしていた世界の復興に協力しておくことにした俺は、とりあえず「ネットスーパー」で出せる品々を提供してみた。
それを元にブルマが発明した機械を用いて世界の復興を進めていき、ついでに空いている時間で修行を行っていると「俺とトランクスを鍛えてくれませんか」と頼んできた未来悟飯。
悟飯とトランクスを徹底的に鍛えることにした俺は、ブルマに重力室を作成してもらって、その部屋で悟飯やトランクスと組み手をしたり、ひたすら一緒に鍛練を行っていく。
悟飯とトランクスに限界が来たら、俺の気を2人に流して回復させて、また組み手と鍛練を行う日々。
それをひたすら続けた2年間で、俺と悟飯にトランクスは確実に強くなった。
今の悟飯なら完全体のセルが相手でも勝てるだろう。
トランクス少年の方は、セル第2形態までなら勝てる程度だが、まだまだ少年なので伸び代はありそうだ。
俺は俺で17号と18号を「吸収」してから最高に調子が良く、凄まじく強くなることができたのは間違いない。
日課の鍛練を終えて、重力室から外に出た俺は「ちょっと散歩に行ってくる」と悟飯とトランクスに伝えて、その場から離れた。
ある程度離れたところで「出てこいよ、俺が目当てなんだろ?」と俺が言った瞬間、隠れて此方の様子を観察していた相手が姿を現す。
現れたのは、緑色の身体に黒い縞模様があり、注射器のように尖った先端を持つ尾を生やした怪物。
「強い気を感じて宇宙から地球に戻ってみたが、貴様を吸収すれば、私は更に強くなれそうだ」
そう言ってきた怪物、セル第1形態は、今の未来悟飯よりも強力な気を放っている。
どうやらこのセルは宇宙を荒らし回って様々なものを吸収して、強くなっていたみたいだ。
今の悟飯やトランクスでは荷が重い相手は、俺が倒しておく必要があるだろう。
間合いを詰めた俺とセルの拳が幾度もぶつかり合い、響き渡る激しい打撃音。
「ほう、クウラやボージャックを吸収した私と互角とは素晴らしいぞ」
近接戦闘で打撃戦を繰り広げている間に、此方を褒めてくる程度には余裕があるようで、まだ本気ではないセル。
しかしそれは此方も同じことであり、今まで俺は本気で戦ったことがない。
特に殺す必要がない相手には手加減してきたし、殺してきた相手は本気を出すまでもない相手ばかりだった。
だが、今目の前に居るこの相手には手加減する必要もない為、全力を出しても良さそうだ。
少しずつ気を解放して全身に巡らせて、身体の調子を慣らしていきながら打撃の威力を強化。
徐々に威力が上がる此方の拳打を受けきれなくなってきたセルの余裕も剥がれていく。
「私が負ける筈がない!」
そう言いながらセルも全力で気を解放したが、俺の気と拮抗したのは僅かな時間だけで、完全に解放された俺の気には及ばなかった。
全力の俺が繰り出す技は、孫悟空の技である龍拳。
黄金の龍を纏う拳で相手を貫く一撃を繰り出した俺により、決着となった戦い。
そしてそのままセルを「吸収」で全て吸収した俺は、更に強くなる。
その後、ブルマが完成させた様々な世界を繋げる扉を譲り受けて、元の世界に戻った俺は「ネットスーパー」のカタログを確認してみたが、ホイポイカプセルなども確かに加わっていた。
世界を繋げる扉も「ネットスーパー」に追加されているので、これで俺は様々な世界に向かうことが出来る筈だ。
様々な世界に繋がる扉にはタイムマシンの技術も使われている為、時間軸の指定も可能であるらしい。
かつて訪れた世界の未来も見ることが出来るのは、嬉しい機能かもしれないな。
まあ、また別の世界で旅をするのも悪くはないだろう。
新たな出会いも再会も、旅をすればあるものだ。
瀬流彦が元の世界に戻った数年後、ブルマはタイムマシンを完成させました
未来悟飯によって更に強くなった未来トランクスは過去に行き、孫悟空に薬を渡しにいったようです
ちなみにドラゴンボールの世界で修行し、17号と18号にセルを吸収した今の瀬流彦は、セルマックス並みに強くなりました
セルマックス完全体に届くまではもう少しですね