キヴォトス召喚〜捻れて歪んだ先の分岐点〜 作:熱核戦争先生
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相違点もあり、文章の雰囲気は今の作品の方が上だと思っています
是非とも本作と比べたりしながら見ていってください
学園都市キヴォトスと接触した事実は、小原達が会談した当日の夕方に、首相官邸での緊急記者会見で内閣総理大臣の伊野によって発表された。
その日の夕方のニュースで緊急速報として帝国本土各地にテレビやネットニュースで大々的に報じられた。
当初、帝国臣民の間では転移してきたの欧州大陸と知らされていたが、ここでようやく欧州大陸ではなくキヴォトスという学園都市が転移してきたことが知られた。
情報は簡素で現時点で知り得た内容と量ではあるが、キヴォトスは強力な自治権を持つ数千の学園が集まって出来た巨大学園都市であること。
民族構成が、成人男性以外のヒト種、獣人、アンドロイドで構成されてることなど。
それを知った多くの帝国臣民は興味を持ち、キヴォトスへの関心が高まっていた。
政府も、臣民の関心が高まったことを良いことに、日本・キヴォトス間の海底ケーブル敷設や衛星ネットワークの構築、官民連携でのキヴォトスの広報や特集をして友好な文化交流も早急に対応せねばと感じていた。
喫緊の問題であった、帝国の科学技術停滞や純正浮遊魔法などの供与問題も、キヴォトスの反重力技術や量子技術の技術供与を知った、八菱重工、
帝国翼賛経済連合会も、「国力衰退と言う国家存続の危機の回避、帝国のより良い未来のため、より良い結果が持って帰れるように尽力する」と声明を出した。
小原と連邦生徒会メンバーとの最初の会談によって、キヴォトスとの外交チャンネルが開かれた。
最初の接触者である日本帝国との間で、
キヴォトス史上初の外界勢力との関係成立だ。
日本帝国政府、連邦生徒会、連邦生徒議会、各学園生徒会の四者協議によって幾つかの取り決めがされた。
人工衛星関連の取り決めとして、日奇人工衛星供与協定と日奇宇宙開発協力協定はすぐに取り決められた。
日本側は主に国家宇宙開発省、国土開発省、交通運輸省、国防総省の4省が担当した。
日奇人工衛星供与協定は、キヴォトスの正常な経済活動と生活を優先するため、日本帝国が保有する気象・通信・GPS・偵察衛星の4種50基をキヴォトスの衛星網再構築が完了する日までを期限とした無期限の供与が決定。
供与される人工衛星は日本帝国が非常時用に用意していたバックアップ衛星だ。
日奇宇宙開発協力協定は、キヴォトス衛星網再構築支援のため、国家宇宙開発省、帝国軍空間作戦幕僚庁、宇宙開発企業が共同で液体燃料化学ロケットやSSTOにキヴォトス製の人工衛星を搭載しキヴォトスの衛星軌道に乗せる物となっている。
中でも目玉なのは、日奇技術協定だろう。
日本の異世界転移による技術停滞、空中艦隊構想などの国家プロジェクトを実現させるために、日本が強く推し進めてきたもので、科学技術省、国防総省、内閣情報省、帝国翼賛経済連合会が担当。
中でも、日本が優先的に供与を求めているものは、反重力技術と量子技術の2つ。
それ以外にも素材技術、自律思考歩行ロボット技術なども求めている。
対するキヴォトスは、日本のSSTO技術、飛行艇技術、艦載装甲技術、耐震技術などの技術供与を求めていた。
技術供与のは際は、日奇合同の技術供与審議会での審議を経て供与が許可される仕組みとなっている
次に防衛関連の取り決めは、日本帝国、連邦生徒会、連邦生徒議会、各学園の生徒会間で慎重な議論と妥協案が進み早期の締結には難航した。
各学園の生徒会は、平穏な日常生活を求めているため、攻撃寄りの集団安全保障型の防衛条約に反対していた。
一方、連邦生徒議会は、キヴォトスの国際的地位の確立や古の魔法帝国復活に対する備えとして、集団安全保障型の防衛条約の締結に賛成していた。
両者の意見や立場が二分したため、日本帝国と連邦生徒会の二者で妥協案を模索。
結果的に、基地建設費等をキヴォトス側が負担し、帝国軍が駐留してキヴォトスの防衛を一部担う“日奇安全保障条約”が締結。
また国際的な有事対応の際は、キヴォトスは弾薬や消耗品の供給、後方医療体制の構築、後方での兵站支援での協力する“日奇有事対応支援協定”が締結された。
その他にも、国防機密防護協定、兵器移転協定、軍事技術移転協定等多岐に渡る。
また、不足している食糧を提供する日奇食糧援助協定、企業誘致等の取り決めの日奇相互産業協定、関税免除等の取り決めの日奇経済連携協定、犯罪人引渡し条約なども取り決められた。
日本とキヴォトス。
交わることもなかった両者にもたらされたの“祝福”なのか。
それとも解くことのできない因果なのか。
それはまだ誰も知る由はなかった。