キヴォトス召喚〜捻れて歪んだ先の分岐点〜 作:熱核戦争先生
この作品書くのやめて旧作更新しろって事ぉ?(ヤーヤーナノ)
指摘厨の次は原作厨って何で毎回変なのが来るんだろう
旧作の方は内容に納得行かなかったから非公開にして封印したけど公開にして復活させるべきか
それは置いとこう。
日本帝国の標準的なミサイル巡洋艦と駆逐艦について。
ミサイル巡洋艦は海上自衛隊のミサイル護衛艦を大型化した見た目をしているため護衛艦まや型を基準にすると満載排水量は1.6倍、全長は1.2倍となっているゾ。
対して駆逐艦は海上自衛隊のミサイル護衛艦の要であるイージスシステムを搭載していないミサイル護衛艦と表現したら良いだろうか。いやどちらかと言えば汎用護衛艦を大型化した見た目と言って良いかな?まぁそんな感じ
大艦重武装主義こそ正義
あぁ大艦重武装主義の波がキヴォトスに押し寄せてきたぞぉ
ハッチャァ...
キヴォトス沖
合流地点
日本帝国海軍とヴァルキューレ警察学校海警局が接触するために指定された合流地点に、灰色の艦体色を基調とする帝国海軍欧州大陸派遣艦隊の10隻と濃い紺色を基調とする海警局のワタツミ率いる第203警備分隊、ユウナギ率いる第204警備分隊、シュガー率いる第207警備分隊の合同任務部隊11隻が相対していた。
その中でも帝国海軍の戦艦信濃は圧倒的存在感を放っており、ワダツミなどの中型警備艦や高速警備艦が小舟に見えてしまう程の巨大さで、合同任務部隊のヴァルキューレの生徒達の開いた口が塞がらないでいた。
ワタツミ航海艦橋
航海艦橋には学級委員長のテツヨを除く艦橋組の生徒が映像や艦橋ウィングから帝国海軍第2艦隊を観察していた。
「...あの戦艦あまりにも大きすぎない?」
レーダー担当のアイカは信濃の大きさに少し呆れていた反応を見せた。
「たしかに、大きすぎますね。300mは超えてるじゃないでしょうか」
アイカの感想に学級副委員長のコウキも頷く。
「鐘崎港に停泊していた
大英学園こと大エイギル学園はキヴォトス極東に位置する学園で東部主要学園の一校である。
この学園はオデュッセイア海洋高等学校同様、海にまつわる学園で尚且つ大艦巨砲主義を掲げ戦艦などの大口径砲艦を多く保有している。
「お二人さん、驚くのは大きさだけじゃないよ。あの戦艦の主砲はエイギルのアルデバラン型より大口径だよ」
火器担当のムツミは双眼鏡で信濃の51cm3連装砲塔をマジマジと観察していた。
「そ、そんなに大きいのですか?」
エイギルが保有するアルデバラン型戦艦はキヴォトス屈指の巨大戦艦である。
排水量74000トン、全長263m、主砲に47口径460mm3連装砲を3基搭載し、副砲に203mm3連装砲4基や大型艦対艦ミサイル連想発射機8基などを搭載しているのに対し、戦艦信濃は排水量220000トン、全長350m、主砲に44口径51cm3連装砲4基を搭載している。
これだけでも信濃の大きさは常軌を逸していた。
ちなみに鐘崎港に停泊していたエイギルのアンドロメダとアポロノームはアルデバラン型である。
閑話休題。
「主砲口径は確実に460mmを超えてるし砲塔自体もデカイ。500mm以上はあるかもね」
その数値に航海担当のジュンリが驚いていた。
「ご、500!?大艦巨砲主義の究極形じゃん!エイギルの連中達が聞いたら喜ぶよ」
ちなみにエイギルでは510mm砲を搭載したアルデバラン型の強化発展型となる超大型戦艦が建造中である。
排水量100000トン、全長300m、47口径510mm連装砲4基を搭載する予定で完成すればキヴォトス最大最強の戦艦となるだろう。
閑話休題。
「副砲らしき砲塔もあるけど砲身が長方形のやつはなんだろう?」
ムツミは信濃に搭載されている20.3cm対弾道弾電磁投射砲の異様な形状に疑問を浮かべていた。
「あ、あの、ムツミちゃんが言ってるあれ、初期のレールガンと形状が似てると思う」
通信担当のヒトミの言葉にムツミは目を丸くした。
「レールガン!?あれが?」
「うん。前にミレニアムの学園祭に参加したことあるけど、エンジニア部が開発したレールガンの展示会があって、初期型のレールガンと似てたの思い出したの」
ヒトミはスマホを出し写真フォルダから“ミレニアム学園祭”のアルバムを開き皆に見せる。
下半期予算の70%とロマンで作り上げたスーパー・ノヴァ(光の剣)や配線が剥き出しで砲身が四角形のミレニアム製試作艦載型電磁投射砲“ミレニアム・ノヴァ”などの写真があった。
「これが昔のレールガンか。確かに似てるな」
「うん。この時のレールガンって発射機構だけでも大型で撃つだけでも船1隻分の電力を必要としてたらしいよ。今のレールガンはトラック1台分の電力で連射が可能な物があったり、携帯可能なまでに小型化した物もあるんだって」
「へー。これが技術の進化ってやつか」
ムツミはミレニアムの技術力に関心していた。
「ふーん。って事は日本帝国ってウチらより技術格差がある感じ?」
ヒトミの説明を聞いていた航海担当のジュンリは日本はキヴォトスより技術力が劣ってるのではと感じていた。
彼女の言う通り、キヴォトス全体の科学技術力は一部を除き日本帝国より進んでいる。
レールガンは勿論のことホログラム、反重力技術、高性能な人工知能、高威力な光学兵器など現在の日本帝国で同じ物を開発するには不可能に近い技術が多数ある。
「ウミネコ飛行隊と接触した同艦隊所属の艦上戦闘機の性能から見て、航空分野に関してはキヴォトスと同等ぐらいだって言ってましたし、一概に劣ってるとは言えないかと」
コウキは帝国海軍とファーストコンタクトした航空科のウミネコ飛行隊からもたらされた情報を思い出す。
接触した帝国海軍第27戦闘攻撃飛行隊のF−3B艦上戦闘機はステルス技術を除けばキヴォトスの航空技術と同等ではないかと言われている。
何ら遜色がないのではと言われている。
その証拠に帝国海軍の軽空母冲鷹の飛行甲板に駐機しているF−2C/D戦闘攻撃機がラーズグリーズ航戦高等学校の制空戦闘機“イーグル”、カイザーインダストリーの量産型戦闘機“ファイティングファルコン”、トリニティ自治区発祥の企業TAEシステムズの多用途戦闘機“テンペスト”などキヴォトス内で普及している戦闘機と設計思想が似通っている点が挙げられる。
「何はともあれ侮ってはいけない相手だと思った方が良いですね。侮って痛い目を見るかもしれませんし」
「それもそうだね。日本帝国を知るためにテツヨ委員長が動いてし。結果を待とう」
コウキの結論にアイカは同意した。
信濃CIC
CIC要員が艦外カメラから送られてくる複数あるスクリーンに映るヴァルキューレ海警局の警備艦を観察していた。
「まるで海保の巡視艦のようですね」
電測員がスクリーンに映る警備艦を見て感想を漏らしていた。
海保は海上保安隊の略で日本帝国が保有する準軍事組織の一つだ。
巡視艦は海上保安隊が保有する艦艇群の事を指し、車両人員輸送巡視艦の“さつま型”、ヘリコプター搭載型巡視艦の“ひゅうが型”、VLSを搭載したミサイル巡視艦の“くろひめ型”など多種多様な艦艇を保有している。
ちなみにミサイル巡視艦は日本帝国がこの世界に転移してから出来た艦種であり、それまでは速射砲とRAM発射機を搭載した大型巡視艦、中型巡視艦、高速巡視艦のみであった。
閑話休題
「本当ね。警察組織としては相応の規模ね」
CIC室長の西条も同様の感想を漏らす。
信濃に驚くヴァルキューレの生徒とは違い警備艦の見た目が海上保安隊の巡視艦と似通っていたためまだ比較的冷静でいた。
「ただ一点を除けば」
西条は複数あるスクリーンの内一つのスクリーンに視線を向ける。
そのスクリーンには警備艦の甲板からこちらの様子を伺うヴァルキューレ生徒達が映し出されていた。
西条達CIC要員はヴァルキューレ海警局に強烈な違和感を覚えていた。
何せ日本ではあり得ないヴァルキューレ海警局の構成員が未成年の女子である事。
その上彼女らの頭上には
最初こそ警察学校と聞いて各都道府県に設置されている警察学校のような組織で、学生が練習艦や練習機に乗って実習していると思っていた。
いざ蓋を開けてみれば練習艦隊にしては数が多すぎる上に正規部隊並に統率が取れており、学生を指導する教官らしき人物が見当たらなかった。
「...儂の記憶の中じゃ地球にあんな面妖な警察組織は存在しなかったな」
そう言うのは転移前の地球の情勢をよく知る初老の目黒家清砲術長だ。
砲術長は信濃の51cm3連装砲を運用統括する役職で砲観測も担当している。
「練習艦隊にしては統率が取れてるし学生にしては手慣れた雰囲気もある。警察学校と言う名の“正規の警察”って事でしょうか」
西条の表現に一堂は「それだ」と言う顔をした。
「となると何故彼女らは警察学校と名乗ってるのかしら?正規部隊なら堂々とヴァルキューレ警察庁とかで名乗れば良いのに」
謎が深まるばかりである。
「...ま、その謎を明かすべく上で蕪木の奴と外交官の嬢ちゃん達が連中と会うんだけどな」
目黒は天井に指を指すジェスチャーをする。
蕪木達がヴァルキューレからの使者を迎え入れるため準備している頃である。