ガンダムSEED 架空国家の憂鬱   作:zero3 ガイル

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IF2 もし原作世界と繋がったら2

 

『原作側』とのザフトは、『こちら側』で不当な扱いを受けているプラントのコーディネイターを救出する事を理由にクロスゲートから『こちら側』に侵攻を開始した。

 

『原作側』のザフトの侵攻を事前に察知していた『こちら側』の地球連合軍は、いつでも迎え討てる様に準備していた。なお『こちら側』で追撃する様にしたのは、イザという時のイレギュラーに備えて形勢が不利と判断した場合に予備艦隊を迅速に展開する為であるが、それ以上に下手に『原作側』の世界に深く介入したくなかった地球連合上層部の思惑が重なった事も理由であった。

 

ザフト艦隊にはザフトの新型MSであるニューミレニアムシリーズのザクウォーリアを配備していたが、割合としては前大戦時の新型で、現在は旧式化したゲイツの近代化改修機であるゲイツRの方が多い編成となっていた。

 

元々前大戦で色々とやらかしたザラ派が主隊の『原作側』の艦隊は、穏健派として知られているデュランダル政権のプラントをよく思っておらず、デュランダル派からもザラ派はプラントをいつ裏切られてもおかしくないと考えられてないため、他の部隊と比べてニューミレニアムシリーズのMSの配備は後回しにされていたからである。

 

今回『こちら側』に侵攻したザフト艦隊の兵士達は、ここで『こちら側』の地球連合に勝利して、自分達を冷遇している事が間違いであり、弱腰のクラインの基盤を受け継いだデュランダル政権は間違いであり、自分達の方が正しい事を証明させてやると自分達が負ける事を考えてないで意気揚々と侵攻したが、それは間違いである事を直ぐに身に染みる事になるのであった。

 

それは『原作側』のザフト艦隊は『こちら側』の地球連合の練度を『原作側』と同程度と認識していた事、MSもダガーシリーズを想定していた為にゲイツRが主力なら問題ないと判断していた為にザラ派のコーディネイター特有のナチュラル軽視もあって『こちら側』の地球連合を過小評価していた事であった。

 

そもそも『こちら側』の地球連合は『原作側』と違ってユニウス条約の様な軍備制限条約に縛られてはいない為に新型のMSを製造するのにも対した制約もなく、何よりプラントに勝利した為にプラントのMS技術を獲得する事に成功し、何より連合・プラント大戦が終結した後に極東連邦が量産MSに採用していた核融合炉の技術公開をした事もあって地球各国は、それに触発されて『原作側』の地球連合以上に技術力が向上した為に、今では地球連合のMSは基本性能なら連合・プラント大戦で猛威を奮ったフリーダムとジャスティスに匹敵するMSを普通に量産する事も可能となっていた。

 

そのため『こちら側』に侵攻してきた『原作側』のザフトは地獄を見る事になり、極東連邦からは量産型ゲシュペンストMK-IIと量産型ヒュッケバインMK-II、大西洋連邦からは核融合炉搭載型ウィンダム、ユーラシア連邦からはザフトの技術を流用して作られたハイザック、東アジア共和国からは前大戦のワンフーをより洗練したワンフー二型を運用していた為にゲイツRと少数しか配備されてないザクウォーリーが主力となっている『原作側』のザフト艦隊は一方的に蹂躙されて、『原作側』のザフト艦隊は敗退した。

 

こうして『第一次クロスゲート戦役』は『原作側』のザフト艦隊を一方的に返り討ちにして、『こちら側』の地球連合の勝利で終わった。

 

デュランダルを含めたプラント評議会の議員達は『第一次クロスゲート戦役』で一方的に敗北した事に驚愕した。

 

『こちら側』の地球連合はプラントに勝利した為に最大限警戒していたが、それでも一方的に敗北するとは思っておらず『こちら側』の地球連合の戦力は自分が想定した以上に強力であると痛感し、プラントは根本的に戦略の見直しを余儀なくされた。

 

『原作側』のプラント最高評議会は建前では並行世界の同胞を救出するという理由で侵攻したが、側から見れば難癖をつけて一方的に並行世界に侵攻した為に『こちら側』の地球連合が報復として自分達の世界に侵攻すると考え、タカ派も穏健派も関係なくこの時ばかりは白熱した議論をもって『こちら側』の地球連合に対して最大限警戒した。

 

しかし『こちら側』の地球連合は強引に侵攻してきた事を非難こそしたが『原作側』の世界に対しては不干渉を決め込んだ。

 

『こちら側』の地球連合が不干渉を決め込んだのにも理由はあった。

 

無論『原作側』のプラントが警戒した様に報復としてプラントに侵攻する事も考えたが『原作側』の世界のプラントの戦力があれで全てと考えておらず、何よりエースの象徴とも言えるGタイプ(ガンダムタイプ)がいない事に疑問に思い、『こちら側』に侵攻したザフト艦隊は威力偵察と考えていた。

 

何より『原作側』が思った以上に色々な意味で不安定でありプラントは無論、『原作側』の地球連合もブルーコスモス(過激派)の影響力が自分達の世界以上に強い事もあって下手に介入して『こちら側』の世界のブルーコスモスと合流でもされて、テロ活動が活発化されても困る為に出来るだけ不干渉を貫く事を決めたのだ。

 

しかし一部過激派の高級将校は、不干渉の決定に納得がいかず、上の決定に従わず無断で(大西洋連邦と東アジア)艦隊を率いて『原作側』のプラントに侵攻を開始した。

 

『原作側』のプラントは第一次クロスゲート戦役に敗北こそしたが、今度は『こちら側』の地球連合を過小評価する事なくデュランダルの虎の子でもあるミネルバ隊や前大戦を生き抜いたエース部隊も総動員し全力で防衛に当たった為に大きい被害を出しながらもプラント防衛に成功した。

 

『原作側』のプラントは防衛に成功したが、それでも第一次クロスゲート戦役の敗走とプラント防衛による被害は無視できない程に大きくプラントの戦力の低下を招いてしまった。

 

『原作側』のプラントが『こちら側』の地球連合との戦いで戦力が大幅に低下した事を理解した『原作側』の地球連合はコーディネイター撲滅に異常な執念を燃やす超過激派であるジブリールは今こそプラントに対して戦うべきと地球連合の首脳達に宣言(脅迫)した。

 

そして『こちら側』と同様に『原作側』でも世界経済を支配しているロゴスは前大戦の様に戦火が拡大すれば莫大な利益を上げるチャンスと考えジブリールに協力する事を決定する。何より今なら前大戦でプラントのコーディネイターが無断で奪ったプラントのコロニーを奪還して、自分達の手元に戻すチャンスと判断したからであった。

 

こうして『原作側』では地球連合とプラントによる戦争が再開するのであった。

 

ーーー。

 

セリフ集2

 

「うわぁぁぁあ!」

 

「何でナチュラルがこんな高性能なMSを!」

 

『こちら側』に侵攻した『原作側』のザフトのMSパイロット達の反応。

 

『こちら側』の地球連合のMSの性能に驚愕し、ザフトのMSより性能が高い事を認められない叫び。

 

「世界は違ってもザフトのコーディネイターのナチュラル軽視は変わらんな」

 

個人プレイに走り、ナチュラル軽視を隠そうともしない『原作側』のザフトMSパイロット達に呆れる極東連邦のMSパイロット。

 

「何で並行世界に報復しないのかだって?」

 

「『青い花』に染まってる世界に干渉したくないからさ」

 

マスコミの質問にその様なコメントを残した『こちら側』の地球連合の高官。マスコミや一般市民達は意味を理解し報復をしない事に納得し、コーディネイター撲滅を諦めない『こちら側』のブルーコスモスは大激怒した。

 

「化け物を優遇する政府を倒す為に並行世界の地球連合に協力してもらおうぜ」

 

「ああ、並行世界の政府はブルーコスモスを認めてるからな」

 

「化け物を滅ぼす援助をしてくれるはずだ!」

 

テロリスト認定された『こちら側』のブルーコスモスの会話。後に『原作側』のブルーコスモスを支持する地球連合に合流しようと動くが、厳重な警備を引かれた『こちら側』の地球連合の宇宙艦隊に捕縛、または撃破されて失敗に終わる。

 

「今こそ化け物を皆殺しにするチャンスだ!」

 

『こちら側』の地球連合との戦いで大幅に戦力を低下したプラントを見て、今ならプラントのコーディネイターを皆殺しに出来ると歓喜し、行動を移す『原作側』のジブリール。

 

「あ、あのミア離してくれませんか……(汗)」

 

「アァ、テメーが諸悪の根源テワカリやガッタデスーカラキルするデスーヨ」

 

「だからあれは違う世界の僕だから、この世界の僕は関係ありませんよ!」

 

「お、落ち着いて下さいミア様!」

 

『原作側』のアズラエルの所業を知って『こちら側』のムルタ・アズラエル殺すと決め込んで重武装した護衛を正面突破で撃破したミア。

 

ミアに殴り殺されそうになり焦る『こちら側』のムルタ・アズラエルと側近のサザーランド。

 

「キラ、ミアさんが『アノブルコス野郎ブッチキルするデスーヨ!』と言って出ていきましたわ」

 

「いやまずいよラクス、なんで止めないの!」

 

何やかんやあってラクスと、大西洋連邦軍を退職したミアと恋人関係となって一緒に暮らす事になったキラ。一時はキラを巡ってバチバチの関係となったが今は平和にヤマト夫妻と一緒に仲良く暮らしている。

 

なお、上記のセリフは『原作側』のムルタ・アズラエルの所業に怒り心頭のミアが『こちら側』のムルタ・アズラエルを制裁する為に殴り込みに行った事を知って驚愕したキラのツッコミ。





キラ・ヤマト

何やかんやあって『こちら側』でもラクス・クラインと恋人関係になるが、ミアも介入して修羅場になって本人は困惑した。今は何とか仲直りして平穏を保っている。原作の様にメンタルがやられてない為に原作世界と比べて幸せに暮らしている。

現在は極東連邦の理系の大学に通っている。オーブ時代の友人とは今も交流があり、後になってアスランとも再会した。アスランからは極東連邦政府が認めているとはいえ、二股したキラを説教した。

アスラン・ザラ

幼馴染と戦争で敵同士になるという悲劇を味わうが、最終的に戦前同様の関係に無事に戻る事になった。それでも二股を許しておらず、兄貴分としてしっかりとキラを説教した。現在は極東連邦政府の計らいで平穏に暮らしている。

ラクス・クライン

原作世界と同様にキラの恋人となった。本人曰くキラに対して母性本能が強く刺激されて一目惚れしたとの事。連合・プラント大戦後に、プラントの歌姫の肩書きを捨ててキラとゴールインしたが、ラクスと同様にキラに好意を寄せているミアと、キラを巡って一悶着起こしたが、現在はミアを受け入れて『こちら側』のキラを共に支えようと協力している。

将来はキラのお嫁さんになる事と同時に、音楽の先生になる事も目指して極東連邦の音楽学校に通っている。

ミア・アズラエル

『こちら側』のキラの頼れる上官であり、姉の様な人間。スーパーコーディネイターであるキラに匹敵、または上回る技量を兼ね備えたナチュラルのバグの様な人間。当初はキラを甘ったれたコーディネイターの子供としか認識してなかったが、後になって恋心を抱く様になり、連合・プラント大戦が終結してしばらくして大西洋連邦軍を突然退職した後にヤマト家に突撃してキラに対して恋人をすっ飛ばして妻になる事を宣言した。

上記の通りにラクスと一悶着あったが、今はキラを一緒に支える事に合意した。

軍人時代の貯金と退職金に加えて、アズラエル財閥の関係者と言う事もあって一生遊べるだけの資金を確保しているが、働かないと腐ると考えて軍隊時代の経験を活かして極東連邦の警備会社に就職している。

ヤマト夫妻

息子のキラが戦争に巻き込まれて悲しんだが、今は戦前同様の性格に戻ってホッとしている。キラと一緒に極東連邦に移住して幸せに暮らしている。ただ、キラが二股した事に関してはケジメとして説教したが、現在はラクスもミアも受け入れている。
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