ガンダムSEED 架空国家の憂鬱   作:zero3 ガイル

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少しセリフ集追加します。

もし原作世界と繋がったらの話はこれで終了です。

後は思いついたら短編集を書く予定です。


IF4 もし原作世界と繋がったら4

 

CE75年。『原作側』と『こちら側』との二つの世界と繋がって二年が経過したが、二つの世界の貧富の差は分かりやすい程に広まり続けていた。片方は二度の大戦による被害と、世界経済そのものと言えたロゴスがなくなった事もあって経済・政治・治安が世界規模で不安定となった事もあって地球連合からの脱退による独立運動が活発化して世界各地で紛争が激化した。

 

そうした動きに便乗したテロリストと化したブルーコスモスによるテロ活動の被害は日を追うごとに増加傾向になっていた。

 

逆に『こちら側』は第一次連合・プラント大戦以降は大規模な戦争が起きてない事と『原作側』との交流を最小限に留めていた事もあって復興は順調に進んで経済活動も活発化して比較的平和であった。まあ、それでもコーディネイター撲滅を目指すブルーコスモス系や旧ザフト兵を中心としたナチュラル撲滅を目指すザフト脱走兵のグループによるテロの問題は残っているが、それでも『原作側』と比べてナチュラルとコーディネイター(地球出身)の確執は比較的少ない事もあって『原作側』の世界と比べて『こちら側』はかなり平和であった。

 

当然の様に『原作側』は第二次連合・プラント大戦が終結した後にも紛争やテロが多発し、経済活動が停滞して貧困率が増加傾向にある現状に不満は高まっていき、どうして同じ様な世界なのに自分達が苦しまなければいけない、同じ様な世界の奴らは平和な暮らしている事に理不尽だと強く思い、地球各国やプラントのタカ派は『こちら側』に攻め入って占領するべきという声も日に日に増していた。

 

『原作側』の不満の圧力が日に日に増している事を感じた『こちら側』の地球連合は、イザという時に『原作側』と衝突しても即座に動ける様にと地球連合加盟国のエースを中心とした即応MS部隊を設立する事を決定した。

 

こうして『こちら側』地球連合加盟国のエースパイロットだけで編成された即応特殊MS部隊『ロンド・ベル』が設立された。表向きは『こちら側』のテロリストを排除する為の対テロ特殊部隊専用の部隊とされているが、実際には『原作側』に対する抑止力として編成された部隊である事は明らかであるため『原作側』のタカ派達の敵愾心を強め、それを宥める為に『原作側』の各国政府はタカ派達を抑えるのに四苦八苦した。

 

そんな政情が不安定な『原作側』で世界全体(原作側)を揺るがす事件が発生した。ユーラシア連邦から独立したファウンデーション王国が前大戦で猛威を奮った地球連合を代表し、前大戦で破壊された戦略兵器レクイエムを密かに修復していた事が発覚した。

 

その戦略兵器を占領し、世界各国に向けて脅迫したのだ。

 

脅迫内容はデスティニープランによる導入・実行を迫り、この要求を拒否すれば軍民問わずに無差別攻撃を実行すると宣言した。このファウンデーション王国の動きに密かに協力関係にあったプラントのタカ派のハリ・ジャガンナートもクーデターを引き起こしたのであった。

 

更にファウンデーション王国は女王アウラは『こちら側』の占領も視野に入れてる為に世界各国に向けて『こちら側』と戦う為の協力(脅迫)を要請した。

 

『原作側』のファウンデーション王国のレクイエム占領と脅迫に加えてプラントのクーデターの知らせを聞いた『こちら側』の地球連合は直ぐに厳戒態勢を引く。

 

そして『原作側』と密かに協力体制を敷いてコンパスに派遣していたロンドベルのメンバー達もファウンデーション王国を放っておくと『こちら側』にも脅威となるためアスラン・ザラによって救出されたコンパスの生き残りメンバーとオーブで合流したロンドベル隊のメンバー達もファウンデーション王国の脅威を排除する為にファウンデーション王国と戦う事を決定する。

 

ファウンデーション王国の王女アウラはレクイエムを手中に収め、目障りなコンパスも壊滅状態であるため自分に逆らい、対抗できる勢力はもはやいないと考えていた。

 

後はクロスゲート先の並行世界であるナチュラルが主体の地球連合が支配している『こちら側』の世界を征服するだけと楽観的に考えていた。ナチュラルは無論、並のコーディネイターでは歯が立たない自身の最高傑作であるアコードが率いる自分達の軍隊が負けるはずがないと絶対の自信を持っていたからである。

 

たが、その様なアウラの傲慢な考えは直ぐに破綻した。ファウンデーション王国の横暴を阻止するためにコンパスとロンドベル隊が決戦を挑んだ。

 

ファウンデーション王国との戦いはいくら『原作側』と『こちら側』を代表するエースで構成されているコンパスとロンドベル隊であっても数では圧倒的に劣り、戦略兵器を手中に収めているファウンデーション王国相手では勝率は限りなく低いと判断して『こちら側』の地球連合はいつでもファウンデーション王国が『こちら側』の世界に侵攻しても問題がない様にクロスゲート付近に宇宙艦隊を派遣し、最悪は『原作側』に侵攻してファウンデーション王国と戦う姿勢を強めたが、下手に地球各国の市民やファウンデーション王国を刺激したくない『原作側』のオーブは『こちら側』の地球連合と粘り強く交渉し『原作側』の世界に深く介入しない様に交渉を続けた。

 

しかし『原作側』と『こちら側』の世界各国の予想に反してファウンデーション王国とコンパスとロンドベル隊の戦いはコンパスとロンドベル隊が勝利し、プラントのクーデターも『原作側』のイザークとディアッカの活躍により制圧した。

 

この予想外の出来事に『こちら側』の地球連合は驚愕し、紙一重とはいえ、どうして歌姫の騎士団は前大戦の時からそうだが圧倒的な不利な状況を覆して勝利してしまうのかと、ある種の神話的な勝利に恐怖した。幸いな事はキラやラクスを筆頭とした人間達が野心家でないという点であったが、それでも政治的な常識が通用しない為に歌姫の騎士団の関係者は『こちら側』の地球連合の上層部達からすれば不気味な存在でしかなかった。

 

こうしてファウンデーション王国の女王アウラの世界征服の野心はコンパスを中心とした勢力によって打ち砕かれたが、それでも『原作側』と『こちら側』の貧富の格差は今だに解決されていない。今回のファウンデーション王国の反乱により、しばらく『原作側』の世界は『こちら側』に対して干渉する余裕はなくなったが、それでも『原作側』の政情が不安定である事には変わりないが、今回の様な事件がまた起きると判断して『こちら側』の地球連合は更に『原作側』に対する警戒心を強めていくのであった。

 

ーーー。

 

セリフ集4

 

「それ、本当ですかタケルさん!」

 

「ああ、本当だシン」

 

「ああ……マユ、父さんと母さんも……!」

 

『原作側』に派遣されたロンドベル隊所属の白銀武と『原作側』のシン・アスカとの会話。『こちら側』第一次連合・プラント大戦でアスカ家をザフトから助けた縁で交流する様になった武。『こちら側』のアスカ家が全員無事で今でもオーブで平和に暮らしてると知って、家族が全員無事である事を知って嬉しくなって涙を流す『原作側』のシン。

 

「なかなかやるな」

 

「つ、強い!」

 

シュミレーションで同じ機体で模擬戦で互角に戦う武と『原作側』のキラの会話。

 

「え、マジ」

 

「うそ、隊長と互角に戦うなんて……」

 

シュミレーションとはいえ、スーパーコーディネイターであるキラと互角に戦う事ができる武に驚愕する『原作側』のシンとルナマリア。更に武がコーディネイターではなくナチュラルという事もあって更に驚愕する。

 

「なあ、止めた方がよくないか」

 

「いや、でも……」

 

『こちら側』と秘密裏に協力する事もあって『こちら側』のMS技術を合法的に解析する事が出来る為に徹夜で分析するアルバート・ハイラインに対するコンパス職員達のセリフ。

 

「ふふふ、いずれは並行世界も妾のものじゃあ!」

 

ファウンデーション王国の女王アウラ。『こちら側』の世界がナチュラル主体の地球連合が覇権を握り、第一次連合・プラント大戦以降大した戦いも経験してない為に自分達の世界より劣っていると判断してのセリフ。

 

「警戒体制を厳に!」

 

「了解!」

 

『原作側』のアウラが自分達の要求を聞き入れなければレクイエムによる無差別攻撃を実行すると聞いた『こちら側』の地球連合艦隊司令官のセリフ。何れは『原作側』が『こちら側』に侵略しに来ると警戒を厳にする。

 

「大型MSの動きじゃない!」

 

『原作側』に秘密裏に派遣したグルンガスト改の火力と運動性に驚愕するファウンデーション王国艦隊のオペレーターのセリフ。

 

「うぁぁあああ!!!!」

 

武の思考を読み込んだグリフィンらアコード達の絶叫。何度もループして地獄を見てきた武の心の奥底の闇を感じ取ってしまい、恐怖心によって固まってシンと武によって撃墜されてしまう。

 

「しかし本当に……」

 

「我々の世界もあまり人の事は言えないが」

 

「簡単に大量破壊兵器を平然と使うとか」

 

「報復が怖くないのか」

 

普通に数年単位で戦略兵器を使用する『原作側』の世界の倫理観の無さに頭を抱え、マジでコイツら俺達と変わらない世界の出身なのかと認めたくない『こちら側』の地球連合の政治家達のセリフ。

 

それはそれとして、相変わらず『原作側』の怪奇現象の様な勝利にドン引きしており、更にラクス達がアウラの様な野心がなくても、政治の常識が通用しない『原作側』の世界に対して本当に何が引き鉄で戦争になるか分からない為に『こちら側』の地球連合の外交官は頭を痛めている。

 

「ナンツーか似合わネエデスーヨ」

 

「そうですわねキラには似合わないですわ」

 

「いや、僕も戸惑っているというか」

 

『こちら側』のキラ、ミア、ラクスのセリフ。『原作側』のキラがコンパスという組織で准将という高級将校となってMS部隊の隊長となって戦っている事に違う世界の自分とはいえ、困惑する『こちら側』のキラ。





コンパス

原作通りファウンデーション王国と戦う。ロンドベルの介入により原作以上に戦力強化。

ロンドベル

ファウンデーション王国を危険と判断してコンパスに協力。

白銀武

何度もループを繰り返した百戦錬磨のパイロット。CEの戦争が生温い地獄を経験した事もあって温室育ちのアコードのカウンターとなるパイロット。

『原作側』のシン。

『原作側』のキラの忠犬。『こちら側』から秘密裏に派遣された武から『こちら側』の世界はアスカ家が無事と聞いて嬉しくて号泣する。

ファウンデーション王国

原作以上にフルボッコされた。ロンドベルという規格外な勢力がコンパスに味方についたため。

アコード

武のせいで精神崩壊。

ロリババア

なぜじゃぁぁあああ!

『こちら側』の地球連合

やっぱり『原作側』の世界を「マジで倫理観ねえな」と、ドン引きする。数年単位で戦略兵器を普通に使用する原作世界がマジでおかしい。

『こちら側』のキラ

どうしてまだMSのパイロットをやめないで戦っているのだろうと『原作側』の自分に困惑。『原作側』の自分がメンタルが崩壊してることを『こちら側』のキラは知らない。

『原作側』のキラの仲間達

絶対に『こちら側』のキラと接触させない。ようやくマシになった『原作側』のキラのメンタルがまた崩壊する可能性が高いから。
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